連日35℃超えの猛暑日が続く福島市よりお送りします。
こんにちは「フクシマン土屋」です。
全国のニュースで最高気温の都市名が言われますが、
「福島市」よく見かけるよね~(汗)
暑いことで有名な京都や山梨、
そして福島に共通するのが
そう!ズバリ「盆地」だってこと。
温暖化の影響で日本中暑いんだけど、
この「盆地」という地形は厄介やで...
いわゆる「夏暑くて、冬寒い」!
(理屈はぼんやりとしかわからんが…)
まあでも寒暖差の大きいことで
「果物」なんて最高に美味しいし!
そうそう「桃」の収穫お手伝い、行ってまっせ!
昨年初めて「お手伝い」した作業は桃の「運搬係」。
これは木から「もぎ取った桃」を、
「仕分け作業をする場所」まで「運ぶ」のだが...
単純とは言え、気の抜けない作業なんだ!
第一に桃はとても傷つきやすくデリケートだからね。
外側からの圧力に非常に弱いんだ。
運ぶ時の「振動」や「衝撃」は大敵!
それらのないよう、慎重に行わなければならない。
収をもぎ取る係の人も複数だ。
ふたつずつチマチマと運んでいては間に合わない。
そこで登場するのが手押し車、一輪車の通称「ネコ」!
なにゆえ「ネコ」と呼ばれているのか?
農家さんも「昔からそう言っていたから…」
と理由はわからないそうだ。
でもなんか愛着がわくよね、かわいく見えてくる(笑)
(ここまで言っておいて写真がないことに気づきました汗、待て次号!)
「ネコ」に収穫袋を最大でよっつ積んで
畑の中を移動するのだが、そんなに簡単じゃあないのよ!
なにせフクシマン、一輪車など押したことがない!!
(いいとこのお坊ちゃんではありませんが)
商品を積んでフラフラと危なっかしいのを見かねて
「初めはふたつくらいでもいいよ」と...
一輪車は思いのほか不安定で、
収穫袋よっつ積むとかなりの重量だ。
さらに桃畑の足場は平らではない!
意外にデコボコしてる。
振動や衝撃に注意して暑い畑の中を何往復もする。
「運搬係」それは、
「体力・バランス感覚・集中力」を必要とする
立派なスポーツ、アスリート作業に他ならないのだ!
で、フクシマンやらかしました。
「ネコ」から「収穫袋」落っことしちゃいましたよ...
「あわてたわ~~だって商品をキズ物に・・・(ごめんなさい泣)」
最初はみんな「やらかす」んだって、
皆さんが言ってくれました。
(ありがとう泣)
そんなことがあった昨年1年目。
今年2年目は、「運搬係」+「選果係」!
なん~んと「係」が増えました(笑)
「選果係」は「運搬係」が運んできた桃を、主に
「贈答用」・「共選場用」・「ご自宅用」・「その他」
に仕分けする作業なんだ。
これは何と言っても「集中力が肝心」な作業だ。
次々と運ばれてくる大量の桃のプレッシャーに耐えつつ、
黙々と桃を仕分ける、そしてまた、仕分ける。
もちろん桃を見分けるために手に取るわけだけど、
これもそっと優しく触れる!
ただし仕事だから当然スピードも必要だ!
もたもたしていられない。
一瞬で見極め(フクシマンはできませんが)、
各コンテナへ並び入れてゆく。ただただひたすらに・・・。
コンテナがいっぱいになると、
それをトラックの荷台へ積んでいく。
ここでも桃をキズ付けないよう注意してね。
(荷台へ積む場所もコンテナごとに決まっていて整然と積むんだ)
「選果」はとても微妙な作業だ。
「キズ」・「形」・「色づき」・「大きさ」などなど。
仕分け判断の要素は複数で複合的に判断するからね。
人によって違いは出るし、
自分でも判断に迷うことがある。
もうほんのちょっとのキズとかで「贈答用」が「ご自宅用」に。
その差は紙一重なんだ!
そういう桃がご自宅用に入っていた人は
とて~も、ラッキーでしょう(笑)
フクシマンは自分が貰って
「うわっ!これ箱から出てきたらチョーうれしい!」
と感じた物は、迷わず「贈答用」へ入れることにしました。
収穫作業は桃を木からもぎ取る「収穫係」、
そして「運搬係」に「選果係」で行われるけど、
これは連携の取れた無駄のない
実に見事なチームプレーなのだ!!
今年、選果を初めて経験し、
運搬ではネコから落とさずになんとかやってきたフクシマン。
ちょっと気をよくしたわけじゃないけど、
「もぎ取る作業」をお願いして見せてもらった。
早い!
見て、少し触って瞬時に判断して・・・
もう、どんどん、どんどんと、もぎ取っていく。
しかも地上からだけじゃない!
脚立に上り高所の作業もお手の物だ。プロは違うぜ!
この脚立での作業は「摘果」の時に
すでに経験しているのだが・・・・
もいだ果実を地上へただ落とす摘果と違って、
もぎ取った果実を肩から下げた
「収穫袋」へ入れていくんだ。
当然だんだんと重たくなるし不安定にもなる。
ここで
「やってみるかい?」
来たぁ!待ってました!そのお言葉(笑)
というわけで「もぎ取り」初挑戦!
(もちろん地上からだが)
レクチャーを受け、いざっ!
「ボキッ!?」
やっちまいました...
枝から折れやした...(泣)
農家さん、きっと苦笑いされていたと思われます。
(申し訳なくて顔見れなかったんで想像です)
気を取り直しても一度。
「ポキッ!」
おおっ!
うまくいった!!
うまくいった時はホントに
「ポキッ!」と気持ちの良い音がするのだ!
取り頃のモノは余計な力はいらない。
もう摂られる準備ができているんだね。
農家さん「来年は収穫もやってもらうかね」
なんて冗談をおっしゃってました。
でも取り頃の「見極め」は「選果」以上に難しいのだ。
だって手に取ってしっかり見るわけにはいかないからね。
ただ、うまく取れた時の感触と音は
もう「クセになりそうな気持よさ」だった。
すばらしい貴重な体験を、ありがとうございました。
ところでみなさんは「桃の品種」どれくらいご存知かな?
福島の代表品種としては
「暁星(ぎょうせい)」
「あかつき」
「まどか」
「川中島白桃」
「黄金桃」
「ゆうぞら」
エトセトラ、エトセトラ…
まだあるけど実はフクシマンもよくは知らないのだ...
(正確にはわからないが20種くらいあるらしい)
これらは当然ながら品種ごとに特徴が異なり、
味わいも変わってくる。
ほら、コーヒーとかワインも品種で違うじゃない!
(同じ品種でも地区や畑で違ってくるのも一緒)
ぜひ福島へ来て「食べ比べ」をして、
好みの品種を見つけてほしい!
なんせ地元にしか流通しない品種もあるのだ!
ちなみに神奈川県藤沢市で生まれ育ったフクシマンは、
「桃はやわらかいもの!」
と思い込んでいたのだが・・・
どうやら福島では「固い桃」が普通に好まれるのだ!
これには驚いたよ。
だって「固い」=「甘くない」イメージだったからサ。
ところが
「固い」≠「甘くない」、「固くても」→「甘いんだ」!
知らないだけ、思い込んでいただけなんだね~。
もちろん「柔らかくて超あまい桃」もあるんで、
これも食べ比べてみてくれ!
で今回フクシマンが…あれ?!
けっこう書いちゃったな・・・
もう少し続きがあるんだが…
タイトルの「わらしべ長者」って意味不明だし!
「イイトコ探訪 福島県!」を読んでくれて
今回もありがとうございます。
編集長の許可なく次回に続きます!
(大丈夫なのか?)
続きは1か月後でなく、もっと早いタイミングで!
(大丈夫なのか?)
さあ原稿書き終わったし、
昼からビールもあけちゃうぞ!
(ハウリンメガネくん風に笑)
待て、次号!
《 「フクシマン土屋」筆 》