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「Jerry's Mash」のアナログ人で悪いか! ~夕刊 ハード・パンチBLUES~

「Jerry'sギター」代表&編集長「MASH & ハードパンチ編集部」が贈る毎日更新の「痛快!WEB誌」

毎週火曜日は『今週のハウリンメガネ』Vol,73 (2025年6月2日発行) 『エフェクター研究』は止まらない!

2025-06-03 09:28:16 | 『ハウリンメガネ』コラム集

毎週火曜日にご機嫌よう!『今週のハウリンメガネ』

今週はライブなし!故に『私の一口コラム』のみお届け!

先日の土曜、深江橋Ksに出ておりました時のお話。

転換タイムでの雑談中、共演者のKさんとエフェクターの話になったのであります。

Kさん「実はこの間、初めてエフェクターを買いまして」

メガネ「ほう!何をお買いに!?」

Kさん「コンプレッサーを」

メガネ「コンプレッサー!」

Kさん「ええ、コンプレッサーを」

メガネ「初めて買うペダルにしちゃシブいセレクトですな」

Kさん「アコギで使いたくて買いまして」

メガネ「そうだ!Kさんアコギ弾き!確かにそれなら納得のチョイス!コンプといやぁ……」

 

oh!コンプレッション!

なんたる偶然か、ちょうど私もコンプレッションについて考え込んでいた最中であり、思わず話に熱が入ってしまったハウリンメガネでございます。

なにゆえコンプレッションについて考え込んでいたのか。

それはいつもの如く自宅でラムズヘッドビッグマフ(正確にはラムズヘッドのクローン)を通してギターを弾いていた際のこと。

なーんでコイツをオンするとリードが弾きやすく感じるのか、ということに引っかかった私。

単純にサスティーンが延びているというのもあるが、どうもそれだけでは言葉が足りない。もっとこう、別の要素が噛んでいるのである。

うーん、分からんぞ、何が弾きやすさを感じさせているのだ……と、ピロピロとタッピングなんぞ織り交ぜて弾いている最中ふと気付いた。

タッピングとピッキングに音量差がない!

もっといえば、

コードと単音の音量差が少ない!

そう!ビッグマフ(ハイゲインディストーション)は深い歪みを得る構造上、強烈なコンプレッションを伴う!つまり、私が感じた弾きやすさの正体はコンプレッションに他ならなかったのだ!

通常、強すぎるコンプレッションは不自然な引っかかりが違和感をもたらしがちなのだが、このペダル(wren and cuffのgarbage face)のチューニングが良いのか、いい塩梅のコンプレッションに収まっているのである。

コンプレッションがあるとコード(複音)と単音の音量差が埋まり、バッキングとリードをスムーズに行き来出来る。そしてコンプレッションというものは何もファズやコンプレッサーを用いずとも、アンプやギターに備わっているものでもある。

……つまり、今まで私がクリーントーンやクランチでどこか足りないと感じていたのはコンプレッション……?と、考え出すともう止まらない。

インプットゲインはどう作用するんだ、そもそもギター側のボリュームとピッキングはどうなんだ、とまた今日も寝不足気味なのであります……

この話、もうちょっと深掘りすると面白そうなので、この続きは今週の土曜版で!乞うご期待!

【ハウリンメガネ・ライブスケジュール】

6/14(土)神戸・からすのはーもにか

6/22(日)大阪・Ks深江橋

6/28(土)大阪・八尾X1

7/12(土)守口・ぱんだ食堂

7/19(土)奈良・オーシャンブールバード

8/23(土)奈良・オーシャンブールバード

10/19(日)守口・ぱんだ食堂

12/21(日)守口・ぱんだ食堂

 

<ハウリンメガネ>筆

引っ越し先「New夕刊ハードパンチBlues」

https://note.com/hardp

ご意見・ご感想・記事投稿・ハウリンメガネや編集長の執筆、演奏、講演依頼などは『コメント欄』か『ハードパンチ編集部』までどうぞ!
https://hardp.crayonsite.com

編集長『MASH』が経営するギター専門店『Jerry's Guitar』公式サイトはコチラ

https://jgmp.crayonsite.com/


毎週火曜日は『今週のハウリンメガネ』Vol,72 (2025年5月27日発行) 今さらギターを基本から!

2025-05-27 08:58:19 | 『ハウリンメガネ』コラム集

毎週火曜日にご機嫌よう!『今週のハウリンメガネ』

毎週火曜は『私の一口コラム』と『その週のライブインフォ』をお届け!

やはりフィギュア!フィギュアが重要なのだ!

のっけからまた何を言い出したんだコイツは、なんだ、アニメにでもハマったか、と訝しがる読者諸賢、御機嫌よう。ハウリンメガネでございます。

そっちのフィギュアじゃございません。

ギターを弾く際の手の形(フィギュア)の話でございます(アニメのフィギュアも嫌いじゃないけどね〜)。

長年ギターを弾いていると、どうしてもよく弾くコードというのが決まってくる。

私の場合それはDM7やF#m7だったりするのだけど(開放弦混じりで弾ける7thの響きが好きなのです)、ここ最近、カントリー的なアプローチに頭がいっていることもあり、ストレートなトライアド(CやAmのような3音構成のコード)をちゃんとやり直さねばいかんな、とギターの基本中の基本であるCメジャーキーでのローコードを地道に弾いとるのですが……弾けてない!特にDmがパッと弾けてない!

私、何故か昔っからこのDmのローコードの形が苦手この上なく、Dmを弾く時はついついセーハした形(Bmの形)で弾いてしまうのだけど、これだと余計な横移動が増え、音が途切れてしまい、よろしくない。

これがローコードであれば、縦移動、というか指のポジションが変わるだけなので、開放弦混じりに音を伸ばしながらコードチェンジできるわけで、スムーズにコードチェンジを聴かせるにはどう考えてもそちらの方がよろしい。

故に躍起になってDmへのコードチェンジにチャレンジしているのだけど、如何せん長年放置してきた悪癖故、中々指がいうことを聞きやしない!

この歳になってようやく分かってきたが、やはり王道のフォーム、フィギュアには王道である理由があり、王道のフォームをきちんと押さえられると、そこからのコード崩しやクリシェなんかもスムーズに弾けることが多い。

ギタリスト御同輩諸賢、自己流も面白いものですが、王道もまた大事ですぞ(もっと早く気づけよ、って話ではありますが)。

といったところで、基礎練に勤しむハウリンメガネ。今週のライブインフォ!

【日時】

2025年5月31日(土)

OPEN12:00/START13:00

【会場】

深江橋Ks(大阪府大阪市東成区神路1-5-12 GALAXYビル7F、大阪メトロ中央線深江橋駅より徒歩3分)

https://maps.app.goo.gl/Dt5Yaf8Nr1muKzYU6

【チャージ】

¥2,000(別途ドリンク)

【出演(※出演順とは異なります)】

OA.マスター/しげっち/ホキタアキヒロ/大声やの/RUSK サリーさん/おっくん/ホーリー/Jimmy/kazuhiro/京MIYAKO/こんちゃん/ハウリンメガネ

ではまた来週!

 

【ハウリンメガネ・ライブスケジュール】

6/14(土)神戸・からすのはーもにか

6/22(日)大阪・Ks深江橋

7/12(土)守口・ぱんだ食堂

7/19(土)奈良・オーシャンブールバード

8/23(土)奈良・オーシャンブールバード

10/19(日)守口・ぱんだ食堂

12/21(日)守口・ぱんだ食堂 

 

<ハウリンメガネ>筆

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ハウリンメガネが縦横無尽に吠える「メガネの遠吠え!」(第51回) 諸君も大いに『e』のマークを使え!『エピフォン』のお話!

2025-05-24 10:21:01 | 『ハウリンメガネ』コラム集

土曜日に御機嫌よう!読者諸賢。ハウリンメガネでございます。

皆様当然もうお買い上げですな?

何が?

何が?じゃございません。今月のギター・マガジン!

よーやった!リットーミュージック!みんな大好きエピフォン特集号でございます!(拍手!)

もはやギブソンの下位ブランドとしての名前の方が世間には上書きされてしまったけれど、そもそもエピフォンはギブソンとタメを張った一流ブランド。諸々の事情でギブソン傘下に降りはしたものの、その歴史とリリースされた製品は現代に至るまできちんと残っておるわけです(このギター・マガジンもそんなエピフォン最初期のニューヨーク工房時代からギブソン傘下でのカラマズー工場時代、そして現代に至るまでのヒストリーが分かる必読号となっております)

私自身オールドエピフォンはフルアコ(ゼファー・デラックス・リージェント)、セミアコ(シェラトン)、ピックギター(ブラックストーン)の3本を抱えており、編集長とエピフォンの話をする都度、「やっぱり男はeのマークだよなぁ!」とわけの分からないやり取りをしてしまう程度にはエピフォンファンなのであります。ちなみに編集長日本を代表するエピフォン・コレクターでありますが・・・(あ、女性はエピフォンを弾くなとかそんな意図は全くございませんので。為念。昭和生まれ同士の阿呆なやり取りなので御勘弁ください)

そもそもなにゆえエピフォンが好きかと問われれば「ジョン・リー・フッカーが使ってたから!」の一言で終わってしまうのだけど、真面目な話、好きなギター弾きがエピフォンを使っていたから、というのはかなり大きな要因だ。

先述のジョン・リーは言うに及ばず、ジョー・パスはシグネチャーモデルのエンペラーをリリースしていたし(本人はあまり使ってなかったようだが)、リビエラはルー・リードが使っていたし、当然ビートルズのカジノは大変印象が強い。で、ビートルズに影響された人がまたエピフォンを使うわけだ(私はどちらかといえばコレにヤラれたクチで編集長は完全にコレです)

ポール・ウェラー、オアシスのノエル・ギャラガー、日本でいえば真心ブラザーズの倉持氏、グレイプバインの田中氏等々枚挙にいとまがない(みんなセミアコなのが如何にビートルズのカジノが印象的だったのかを物語ってますな)。

で、やはり、オールドエピフォン、音がいい。

先述の通りフルアコ、セミアコ、ピックギターと3本持っているが、ゼファー(略)は極太のボトムとアコースティックな響きが両立するパーフェクトなジャズギターだし(響きがアコースティックなのでジャズ以外でも勿論使える)、シェラトンの無骨な音はやはりジョン・リー的な、ゴツゴツとしたボトムリフと、突き刺さるようなフィルを織り交ぜたブギーを弾くのにぴったりだ(ミニハムバッカーなのが効いてるのかしらん)。そしてブラックストーンはメインのライブ写真で写っている通り、最近の私のメインアコースティック。ピックギターらしい音とラウンドホール的な音がないまぜになったサウンドで、ボブ(・ディラン)的なフォークもジャズブルース的な曲もやる私にはぴったりハマる

……これだけ素晴らしいギターを出してきたにも関わらず、エピフォン?ギブソンの下位ブランドでしょ?と言われてしまう世の無常……うーん、世知辛いですなぁ(なお、分かってる方は分かっているので、そういう人と「エピ、いいよね……」「いい……」という会話になるとにやりとしてしまうのだけど。まあ、私も所詮ただのマニアですな)

そんなエピフォンの歴史がきちんと書かれた今月号のギタマガ!エピフォンブランドの名誉回復の為にも是非!マストバーイ!(なおリットーさんの回し者ではないのでその辺りよろしく!)

ではまた火曜!

<ハウリンメガネ>筆

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毎週火曜日は『今週のハウリンメガネ』Vol,71 (2025年5月20日発行) 『note』への『引っ越し原稿』です!

2025-05-20 10:19:21 | 『ハウリンメガネ』コラム集

毎週火曜日にご機嫌よう!『今週のハウリンメガネ』

毎週火曜は『私の一口コラム』『その週のライブインフォ』をお届け!

お引っ越し〜お引っ越し〜noteにお引っ越し〜♪

    ↓

引っ越し先「New夕刊ハードパンチBlues」

https://note.com/hardp

はい!gooブログからお引っ越し!noteへの移行の隙間で、この原稿がgooブログに載るのかnoteに載るのか分かっていない。そんなハウリンメガネでございます(編集長、移行作業お疲れ様です)

どう書くかちょいと悩んでいたけれど、今回は敢えてnoteに掲載される体で書いてみましょう!

gooブログで御覧の方々は「ああ、ハウリンメガネはこういうやつなのね」という記事としてご笑覧頂ければ幸いでございます。

簡単に自己紹介しておくと、神奈川県出身、現在は関西在住のサラリーマン兼ミュージシャン!好きなものはギター音楽!好きな作家は北方謙三隆慶一郎

編集長とは私が高校生の頃からの付き合いで、当時初代ジェリーズギターを立ち上げた直後の編集長とサン・ハウス(ブルースマンの方)の話で意気投合したのを切っ掛けに音楽、文学、政治経済ひっくるめて喋り続けてはや20年超過(思〜えば〜遠くにぃ来たぁもんだ〜)

このコラムもそんな付き合いの中で「キミ、なんか書かない?書けるでしょ?」という編集長の一言から始まり、いつしか月1掲載が月2掲載になり、gooブログ掲載時の初回(18年頃)から数えて7年ほど続いた今となっては週1掲載+αという始末(初見の方にお伝えすると、私は毎週火曜掲載の当コラムと土曜版を月2回ほど担当しております)

音楽の話を中心にさんざっぱら書き続けてきて流石にネタも尽きようというものですが、私、その時その時に自分が面白がってる事について野放図に書いております故、「あれ?この話、前も読んだ気がするけど?」ということも多々あると存じますがまあご笑覧くだされ(似たような話でもちょっと違う視点で書いたりしておりますので)

こんなことばかり書いていると、なんだコイツは、只々野放図に話を拡げて人を煙に巻く詭弁屋か何かか、と思われてしまいそうだけれど、そんなこたぁない。これでもミュージシャンの端くれでございます。

関西のあちらこちらに出没しては己なりのブルースを唸り上げるそんな私、ハウリンメガネ。ひとつよしなにどうぞよろしく。

というわけで今週のライブインフォ!

今週は夜!神戸三宮!

【日時】

2025年5月24日(土)

OPEN18:30/START19:00

【会場】

からすのはーもにか(神戸市中央区中山手通2丁目12−10マンションリーベ1F)

https://www.karasu-bar.com/

【チャージ】

Charge ¥2200+1drink order

(1品目フード頼まれる場合はAll半額)

【出演】

19:00〜19:30 M.yu-

19:45〜20:15 歌魂卓郎

20:30〜21:00 Koji T

21:15〜21:45 ハウリンメガネ

22:00〜22:30 のりぴ

Close 24:00 (Last Order 23:00迄)

さぁ、今週は土曜版も私が担当!また土曜!

【ハウリンメガネ・ライブスケジュール】

5/31(土)大阪・Ks深江橋

6/14(土)神戸・からすのはーもにか

6/22(日)大阪・Ks深江橋

7/12(土)守口・ぱんだ食堂

7/19(土)奈良・オーシャンブールバード

8/23(土)奈良・オーシャンブールバード

10/19(日)守口・ぱんだ食堂

12/21(日)守口・ぱんだ食堂 

《「ハウリンメガネ」筆》

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毎週火曜日は『今週のハウリンメガネ』Vol,70 (2025年5月13日発行) 今さらながら『ギターの基本』が熱い!

2025-05-13 09:32:01 | 『ハウリンメガネ』コラム集

毎週火曜日にご機嫌よう!『今週のハウリンメガネ』

今週も『私の一口コラム』『その週のライブインフォ』をお届け!

平行調!(絶好調!の発音で是非)

はい、まいどまいど分かりにくい阿呆な書き出しで申し訳ございません。ハウリンメガネでございます。

いきなり「平行調!」と言われてもなんのこっちゃ、という方に簡単に申し上げれば、お互いに似た響きを持つ長調(メジャー)と短調(マイナー)のことを平行調と申すのであります。

例えばCのメジャーコードの平行調、これはAmになるのですが、CメジャーがC、E、Gの三音で構成されるのに対し、平行調であるAmはA、C、Eの三音で構成。この構成音を見ればお分かりの通り、AmはCの構成音であるCとEを含んでおるので、メジャーとマイナーの違いはあれど、似た響きをもったコードとして扱えるのであります。

土曜版で書いた通り、ロカビリー、ロックンロールのアプローチを試みている真っ最中の私。

ベタな曲のコードをあれやこれや弾いてると、この手の平行調を使った曲がまあ多いこと。

一般的なⅠ・Ⅳ・Ⅴ構成のスリーコードをベースにしていても、途中々々に平行調を上手く組み込むことでシンプルながらも耳を引きつけるコード進行を作り出している曲が大変多いのであります。

加えて、面白いことに、ソロを取るときにも平行調を意識してペンタトニックで弾くと、下手にドリアンだミクソリディアンだとスケールを意識するよりシンプルにスケールが捉えられ、普段出ないフレーズが出てきて……これは手ごわい!

なにぶん今まで薄ぼんやりと「ああ、CとAmは置き換え可能なんや」ぐらいにしか考えていなかったが、置き換えではなく連結のためのアプローチとして捉え直すといや、奥が深い。

今日も今日とて「今Dだから平行調は6度上……Bm?メジャーキーで置き換えると次に行けるのは……(プスプスプスプス……)」とギター片手に頭からケムリを出している私なのでありました。

ケムリを出そうが、知恵熱が出ようが、今週もライブはある!今週のライブインフォ!

【日時】

2025年5月17日(土)

OPEN12:00/START13:00

【会場】

深江橋Ks(大阪府大阪市東成区神路1-5-12 GALAXYビル7F、大阪メトロ中央線深江橋駅より徒歩3分)

https://maps.app.goo.gl/Dt5Yaf8Nr1muKzYU6

【チャージ】

¥2,000(別途飲食代)

【出演(※出演順とは異なります)】

chairman Yossy/ホーリー/安本テルオ/たいさ/アメ/マルコ/北谷ひろゆき/Mr.SIRK/ハウリンメガネ

また来週!


ハウリンメガネが縦横無尽に吠える「メガネの遠吠え!」(第50回) 諸君も大いに『ディレイ』を使いこなせ!

2025-05-10 09:13:30 | 『ハウリンメガネ』コラム集

土曜日に御機嫌よう、読者諸賢!ここ数日、ディレイの使い方という沼にズブズブハマっているハウリンメガネでございます。

火曜コラムで書いた通り、先日のライブでカントリー、ブルーグラスを演ってらっしゃる方とご一緒した私。

「あーいう音楽も面白いよなぁ。やっぱりロックンロールの親はブルースだけじゃないんだよなぁ」と酔った頭で独りごちながら帰途についたのであります。

一晩明けてギターを手に取り、慣らしプレイが終わり、さて今日は何を試みようか、とぼんやり思考を巡らせていると昨日のことが頭をよぎる。

「そうだ、今日はカントリー的なアプローチを試みてみよう」

私がよく練習でやるのが、「仮にあの人のバックで自分がギターを弾くならどう機能できるか?」というイメージトレーニング。つまり、今回のケースでいえば「仮にカントリーの歌モノのバックで弾くならどう弾けば良いのか?」ということを試みようと思ったのであります。

メジャーな曲のコードを爪弾きながらああだこうだと弾いてみるも「あー、結局俺って直球のカントリーじゃなくて、ジェフ(・ベック)がカバーしてたロカビリーとか、ジョン(・レノン)がカバーしてたロックンロールの文脈でしかカントリーっぽいフレーズ弾けないんだなぁ……」と己の手癖フレーズがロックから来ていることを改めて実感し、それならそれでしょうがない、そのスタイルをカントリーに適用するにはどうすりゃいいのか、と弾き続けているとやはり音が気になってくる。ロカビリーとかロックンロールらしい音ってなんじゃらほい……やっぱりスラップバックディレイか?

はい、ようやく本題。

ギター弾きなら一度は耳にしたことがある言葉でしょう、スラップバックディレイ。

ディレイの中でも50〜100ms程度にディレイタイムを設定して、フィードバックを一回程度にしたディレイをスラップバックディレイと呼ぶのだが、私、基本的にディレイを使うときにこの設定にすることがない。

何故か。

スラップバックディレイをかけた瞬間、一気に音がロカビリーやロックンロールに寄ってしまうからである。

スラップバックディレイというのはロカビリー、ロックンロールと紐づく大変印象的なエフェクトであり、使ってしまうとどうしてもロカビリー的なプレイに指が動いてしまうのであります……

が!それは逆をいえばスラップバックディレイをかけるだけで一気にあの手の雰囲気に近づくということ!

つまり、ロカビリー、ロックンロールを弾く、という前提であれば、スラップバックディレイほど便利なエフェクトもないのでありますな。

普段、ディレイは歪みペダルの後段に配置し、アンプはクリーンにしている私だが、このセッティングだとスラップバックディレイは面白くない(ディレイ音がクリーンだとそれっぽくないのだ)。

敢えてディレイは歪みペダルの前、もしくは少し歪んだ程度のアンプに接続(これでディレイ音もダーティーになり一気にそれらしい音になる)。

この状態でブリッジミュート気味にギャロッピング奏法を試みると……おう!これよ!この音が跳ねるスウィンギンな音!これがあったからこそロカビリーもロックンロールも一時代を築き上げたのだと納得してしまうこの音!やっぱりスラップバックディレイはいいなぁ!

……というわけで全く使ってこなかったスラップバックディレイの沼に足を突っ込んでしまい、今日に至っている私なのであります。

あ、「おい、ロカビリーもロックンロールもいいが、カントリーの練習の話はどこに行った」というツッコミはご勘弁を!

じゃ!ロックンロールが私を呼んでいるのでまた次回!


毎週火曜日は『今週のハウリンメガネ』Vol,69 (2025年5月6日発行) 『音楽ライブって面白い』のですよ!

2025-05-06 08:24:01 | 『ハウリンメガネ』コラム集

毎週火曜日にご機嫌よう!『今週のハウリンメガネ』

今週はライブなし!故に『私の一口コラム』だけお届け!

帰宅中なう!

はい、この原稿を書いている月曜は奈良県新大宮駅から歩いて5分、誉れ高きクラプトンの名盤をその名に冠するライブハウス、Ocean Boulvard(オーシャンブールバード)に出ておりましたハウリンメガネでございます(大変ステキな箱なので関西の方は是非一度足を運んで頂きたい)

ライブが月曜なら日曜に原稿を書き上げてしまおうか、とも思ったものの、どうせならライブ帰りのリアルタイム酔っ払い感をお届けしてみようということで帰宅中にリアルタイムで書いております(なにせ片道2時間近くかかります故。ま、ただの思いつきともいうけれど)

今日はビートリーな方、ガット弾きの方、J-POP寄りの方、カントリー・ブルーグラス界隈の方、ラグタイム寄りの方、とバリエーションに富んだ日でございました(コレぐらいジャンルがバラけている方が個人的にも聴いていて面白いので、大変ありがたいのであります)

ジャンルは違えど面白いことをやっている人のプレイはちゃんと耳がいくもので、今日も「おっ、このバッチバチのビート感はどこかジョン・リー的!」とか「うーん、ブルーグラスのカラリとした感じ、面白いなぁ。ブルースだとカントリー寄りでもどこかベタッとするんだよなぁ。どうして違うのか……」なんてことを考えながら、いち聴衆として楽しませて頂いていたのです(もちろん自分のステージはきっちりこなしましたが)

皆様ふらりと地元のライブハウスやライブバーに足を運ぶということは難しく感じるかもしれませんが、行ってみると意外といいプレイヤーが面白いことをやっているものです。試しに行ってみると面白い出会いもあるかも知れませんぞ(値段もバーに行くのと大差ない程度の所が多い。まあ、店によるのでご自身で調べては欲しいけど)

以上、一見さんから褒められて上機嫌に酔っているハウリンメガネでございました(なお、自惚れは寝て起きれば醒めるのでご心配なく)

さて、今週の土曜版は私の担当!ライブはなくても原稿は続く!また土曜!

<ハウリンメガネ筆>

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毎週火曜日は『今週のハウリンメガネ』Vol,68 (2025年4月28日発行) 『Boss』の名器『OD−3』の正しい使い方!

2025-04-29 09:50:17 | 『ハウリンメガネ』コラム集

毎週火曜日にご機嫌よう!『今週のハウリンメガネ』

今週も『私の一口コラム』『その週のライブインフォ』をお届け!

通ぅ!常っ!営ぃ!業ぅ!

はい、先週のコラムで書いた通り、部屋の掃除でもしてゴールデンウィークを過ごそうとしたはずがいつもの如くペダルの研究に多大な時間を割いてしまい、部屋の掃除が一向に進まないハウリンメガネでございます。

いや、全てOD−3が悪いんです。

日本が世界に誇るボスの黄色いオーバードライブ、OD-3が悪いのです。

何年か前に「あー、王道のペダルが欲し〜い。使うアテはないけどなんとな〜く欲っすぃ〜」と、妖怪・ペダル欲しいと化していた私が、どこぞに安値でベタなペダルが転がっとらんかいの、とあちこちをウゴウゴしとる時に現物のみ、箱なし特価で売られていたのを見つけ、購入したのが我が家に転がっているOD−3

SD-1やBD-2の陰に隠れているが、このOD-3も97年の発売以来、未だにディスコンにもならず販売が続いているロングセラー。

サウンド的にはローミッドに寄ってコンプレッションの効いた、張りのあるミドルゲインなオーバードライブ。チューブスクリーマー的な枯れ感やBD-2のような粗さはないが、「使いやすいオーバードライブが欲しい!」という人には、じゃあ、コレがいいんじゃない?と手渡したくなる、ちょうどいい塩梅の歪み感を提供してくれる名機であります。

が!こいつの真の良さはクリーン〜クランチ入りかけの範疇でプリアンプ的に使ったときにある!

コンプ感の強さとムチッとしたローミッドの太さが功を奏し、こいつをクリーンプリアンプ的にオンしてやると、下手なコンプレッサを挿すよりもちょうどいいコンプ感が得られるのであります(そもそも私が部屋に転がっていたこいつを引っ張り出したのも「クリーンにもうちょっとコンプ感が欲しいな」と感じたときにこいつが目に入ったからであります)

こいつを上記のようなセッティングでオンして5、6弦をミュート気味に弾くといい具合にキレの良さが加わり、JBやEW&Fのような小気味よい単音ミュートリフが気分良く弾けるのですな(その後ろに他の歪みを足してもそれらのニュアンスがあまり変わらないので、隠し味として使える利便性もOD-3のいいところ)

というような組み合わせであーだこーだやっているうちに日は暮れ、部屋は散らかり、あー明日はゴミを出すから早く起きねば、と途方に暮れながら原稿中のハウリンメガネでありました。

途方に暮れてもライブはある!今週のライブインフォ!

【日時】

2024年5月5日(月・祝)

OPEN16:30/START17:00

【会場】

Ocean Boulvard オーシャンブールバード

奈良市大宮町7丁目2-23 三和佐保川ビル1F104(近鉄新大宮駅より徒歩5分)

https://maps.app.goo.gl/6yanCAbetW4U64CA8

【チャージ】

¥1,500(要別途1ドリンク)

【出演】

17:00~17:30 花火

17:30~18:00 三丁目。

18:00~18:30 千葉ユキ

18:30~19:00 JUN

19:00~19:30 月野うさこ

19:30~20:00 ハウリンメガネ

また来週!

<ハウリンメガネ筆>

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毎週火曜日は『今週のハウリンメガネ』Vol,67 (2025年4月22日発行) 『GW』前に想う『我が生活』

2025-04-22 10:57:01 | 『ハウリンメガネ』コラム集

毎週火曜日にご機嫌よう!『今週のハウリンメガネ』!

今週も『私の一口コラム』『その週のライブインフォ』をお届け!

ゴォォォルデンッ!ウィィィィィィク!

はい、毎度毎度阿呆な出だしで申し訳ありません。ハウリンメガネでございます。

ですが、

ゴォォォルデンッ!ウィィィィィィク!

ですから!

多少浮かれポンチでもよろしいじゃございませんか!(なお、お前はいつも浮かれポンチだろうよ、というツッコミは断固受付拒否であります)

世間的にはやはり旅行だレジャーだという向きが多いのでしょうか、と問いたいところだけれど、こう荒れ模様のここ最近の世相ではそういう方も少ないのかもしれん(景気のいい話題がないのが哀しゅうございますな)

かくいう私も入っている予定といえば手前のライブが二本と、友人から飲みに誘われているぐらいで後はすこーんとスッカラカンのスケジュール。

こーいう時こそ普段後回しにしがちな機材の整理や、レコード棚、本棚の整理に注力したいところなのだけど、どーせやりだした途端に「あ、このペダル最近使ってなかったな、どんな音だっけ?」とギターに手を伸ばしたり、「おー!この盤こんなところに入れてたのか!せっかくだし回しておくかぁ」とターンテーブルの方へ向いてしまい、音楽が流れる中、本を片手に一日が暮れていくに決まっているのだ……結局いつもと変わらんやないかい!

ゴールデンウィークだろうがただの休日だろうがやることが大して変わらんのは我ながらどうかとも思うが、ある意味いつもゴールデンだと考えればまぁ……ものは言いようですな(といって己が生活の単純さを誤魔化してみる私)

ま、生活は単純でも長期休みは素直に嬉しいぞ!そんな休み中のライブ一発目!今週のライブインフォ!

【日時】

2025年4月26日(土)

OPEN12:00/START13:00

【会場】

深江橋Ks(大阪府大阪市東成区神路1-5-12 GALAXYビル7F、大阪メトロ中央線深江橋駅より徒歩3分)

https://maps.app.goo.gl/Dt5Yaf8Nr1muKzYU6

【チャージ】

¥2,000(別途ドリンク)

【出演(※出演順とは異なります)】

OA.マスター/こんちゃん/Ponウクレレ/Tac&Toshi/

タンクトップス/大声やの/きよたん/mahiro/岡田俊彦/chairman Yosshy/zukko/河合篤/ハウリンメガネ

ではまた来週!

<ハウリンメガネ筆>

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ハウリンメガネが縦横無尽に吠える「メガネの遠吠え!」(第49回) gooブログ閉鎖・・・その後の『本紙』は?

2025-04-19 13:52:01 | 『ハウリンメガネ』コラム集

つい先日のこと。

職場での休憩中、スマホを開くと編集長から「緊急!」とだけ表題が書かれたメールの着信が。

すわ何事か、事件でもあったか、まさか知人でも死んだかとメールを開くと当ブログのサービス提供元であるGooブログサービス終了に慌てている様子の編集長

ホッと胸を撫で下ろしつつ、(そんなに慌てることかい)と内心毒づきながらメールをしたためたのが先日編集長が書いた記事(https://blog.goo.ne.jp/12mash/e/6f7f0b821fe18771acf0fb5fbb34fc2a)の顛末であります。

さて、そうは毒づいたものの、慌てる気持ちも分からんではない。

何しろ編集長の個人ブログ時代(ジェリーズ時代とでも言おうか)から勘定すれば20年ほど続けてきたブログが引っ越しを余儀なくされるのだから、「こりゃ参った!」となるのは当然といえば当然(ここ最近、この手のWebサービス終了のニュースが増えてきた。5月5日にはIP通話アプリのSkypeが終了するし、FC2WEBも6月末で終了。gooはブログだけではなくニュースや質問掲示板も終了するとのことで、ポータルサイトというものの在り方自体を見直しに入ったといっていいだろう)

今回のようにWebサービスが終了すると問題になるのが、そこにあった情報の消滅だ。

何年か前にYahoo!ジオシティーズが終了した際も盛り上がった話題だが、Web上の情報というものはそれがどれだけ貴重な情報だろうが、珍しいデータだろうが、そこにアクセス出来なくなれば二度と見ることは出来ない(個人でバックアップを取っていれば別だが。音楽配信や電子書籍のサブスクライブサービスも同様であり(データ買い切り式のものは除く)、サービス提供元がそこへのアクセスを封じてしまえばそれは失われたも同然なのである。だからこそ私は盤を買ったり紙の本を買ったりしているのだが)

これらのデータの消失を問題視する人もいるだろう。Web上の情報というのは玉石混交といえど、そこに貴重な情報があるのは確かであり、それらに簡単に触れることができるというのは間違いなく有益なことだ(私自身、様々なサイトの情報を参考にさせてもらっている)

が、敢えて私の見解を述べるならば、消失したっていいのである。

石に刻まれた文字とて、風雨に曝されれば削れ消えゆくし、そもそもその文字が書かれた言語自体が失われてしまえばそれは文字ですらなく、ただの紋様と化す。

だが、それはそこに刻まれた言葉の消失を意味するのだろうか。

今や石に刻まれた文字は誰も読めず、ただの紋様となったとしても、過去、それがまだ読めた時代にそれを読んだ人がその言葉を誰かに伝えていたならば。その意味を新たな媒体に書き起こして伝えていたならばどうだろうか。

その石に自体に刻まれた文字は失われたとて、その石に刻まれた言葉と意味は残っているといえないか。

Web上に在り、消えてしまったデータは初めから失われていたわけではなく、そこに存在し、誰かがアクセスできたものの筈だ。

例えそのデータそのものは消え、アクセス出来なくなったとして、それを過去に読んだ人間がそれをまたどこかに書いたなら?誰かに伝えたなら?

重要なのはデータ自体ではない。

データをキャッチアップした人間がそれを己の血肉とし、また別の人間へと伝えていくことが重要なのだ。

永遠に残るものなどないが、延々と伝えられていくものはある。

そういうつもりで今日も私はあなた方にこの雑文をガチャガチャと書いているし、gooブログが終了したとて形を変えて伝え続ける所存なのであります。

さーて、どう動いたものか。

別のブログにお引っ越し?それとも違うシステムへ移行?

何に移ろうとやることは同じだ!お楽しみに!

<ハウリンメガネ筆>

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毎週火曜日は『今週のハウリンメガネ』Vol,66 (2025年4月15日発行) 『疲れ』から得るモノって?

2025-04-15 10:22:22 | 『ハウリンメガネ』コラム集

毎週火曜日にご機嫌よう!『今週のハウリンメガネ』

今週はライブなし!故に『私の一口コラム』だけお届け!

頭が……回らん!

毎度々々トンチキな書き出しであい申し訳ありません、ハウリンメガネでございます。

ちょいとここ数日イベントが詰まっておったせいで酒は飲み過ぎ、トークはし過ぎ、加えて仕事もドタバタ気味と、キャパシティが若干超過気味の脳ミソでこの原稿を書き連ねている月曜の夜であります。

頭が回ってないのならとっとと原稿を書き上げて寝てしまえばよいのだが、ここ数日のイベントがかなりパンチが効いていたこともあり、寝る前にちょっとだけ……とギターを手に取ってしまったり、久々にあの盤でも聴いてみようか、とレコード棚に目をやってしまったりと自ら首を絞めにかかってしまう悪循環(ホントに悪いかと問われると、いやぁ?と応えてしまうけど)

そしてそういう時に限って上手くギターが弾けたり、以前盤を回した時に気づかなかった音に気づいたりするんだからたちが悪い。

時折思うのだけど、どうも人間というのは多少疲れて脱力している時のほうが素直に身体(耳や目のような五感も含め)が動くようで、忙しさの中でフッと気が抜けた時に何かに気づくことが多いのではなかろうか(少なくとも私はそのケースが多い)

結局のところ忙しかろうが暇だろうがやることは音楽でしかないのだが、そんなことを考えてみると多少忙しくしてる方が人間いろいろ気づけるのかもなぁ、と思った月曜のハウリンメガネでありました。

さ〜て、今週はライブはないが土曜版担当が私だ。

今週は何に気づくことができるか……博打みたいなもんですな。

んじゃまた土曜に。お粗末!

<ハウリンメガネ筆>

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ハウリンメガネが縦横無尽に吠える「メガネの遠吠え!」(第48回) Tube Worksが出した幻の名エフェクター『SHRED』だ!

2025-04-05 10:33:32 | 『ハウリンメガネ』コラム集

つい先日のこと。

いつものようにいつもの如く、当ブログ編集長からメール。

「こんなん入ったけど、知ってる?」

メールを見た瞬間は「なんじゃこりゃ」と思ったものの、見つめていると頭の奥の奥からモヤリモヤリと記憶がおぼろげに立ち上がってくる。ちなみに知らない読者の為に書くと編集長はギターショップ『ジェリーズギター』を長年経営している人

ん〜……?見たことがあるような、なかったような……あ、これチューブワークスの売れなかったやつじゃん!

チューブワークス

その昔、B.K.バトラーというエンジニアが「チューブドライバー」という真空管入りオーバードライブペダルを生み出した。

このペダルはデヴィッド・ギルモアエリック・ジョンソン、J・マスキスといったギタリスト達に愛用され(後者ふたりは今も使っている)、人気を博したのだが、販売元を請け負っていたチャンドラー社とB.K.バトラーの仲が拗れてしまい訴訟合戦に突入。B.K.バトラーは自身のブランドとして新たにチューブワークスを立ち上げ、チューブドライバーを筆頭に真空管を載せたエフェクターやアンプをリリースし始めた……

そんな中でリリースされてきた中にこんなシリーズがあったなぁ、全然売れてなかったけど、と思い出した私。

編集長「知ってる、知ってる。売れなかったやつでしょ。」と返信すると「あ、そうなの?よかったら安く譲るよ。俺、エフェクターに興味ないからさぁ。ネットオークションに流すよりキミのネタになったほうが面白いし」との返事。

これ幸いと、んじゃ、送っておくんなまし、と返した結果、このペダルが我が家に届いたのであります。

TUBE WORKS SHRED

如何だろうか、このEVHのフランケンストラトのレッドストライプをどろりと溶かしたようなペイント。そしてこの逆三角形という、利便性もクソもないデザイン!(オマケにサイズも厚みもビッグマフ並みのデカ筐体!)

ツマミは左からボリューム、トーン、ゲインなのだが、名前がそれぞれ、DEATH、DR.EQ、RIPTIDEと、昔DODが出していたシリーズでコントロールの名称がpainやらthrustやらついていたものがあったのを思い出させる、おどろおどろしく中二病心をくすぐるネーミング!

名前も見た目もスラッシュメタルデスメタルのようなサウンドを出す為に作られたペダルとしか考えられない!

早速、ものは試し、とノブを全て12時方向に設定し、音出し。

ギターのボリュームを徐々に上げつつ……ん〜?……う〜ん……?

はい。このペダル、見た目に反して、大変真っ当なマーシャル、それもJCM800的な音しか出ないのであります。

ゲインを上げると結構歪むのだけど、スラッシュやデス的な攻撃的なサウンドというより、90年代UKギターロック的なサウンド(試しに初期オアシスやマイ・ブラッディ・ヴァレンタインのようなフレーズを弾いてみるとやたらめったら合う)

手もとのボリュームにもピッキングの強弱にも素直に反応するし(ただし、完全にクリーンまで落ちるタイプではなく、少し歪みが残るタイプ)、歪みの質感自体が柔らかく、ハードに弾くより柔らかく弾くほうが合う音

この見た目と名前でこの音だったらそりゃ売れねぇだろうな、いい音だけど、とミスマッチの無情を感じつつ、いろいろとツマミを弄くり回す私(ちなみに回すとクリック感があるタイプなのも面白い)

売れなかったのは残念だが、このペダル、音がよい。

単体で弾くとローエンドがかなり強く、ストラトのフロントやセンターだと手もとを下げても音が団子になってしまい、コードを織り交ぜて弾くにはどうにもリアでしか使い所がないという使い勝手の悪さなのだが、前段にチューブスクリーマーのようなローカットしてくれるペダルをつなげばきちんと落ちてくれるし、後段でリバーブを深くかけても違和感がない。

その上で先述のとおり、クリーンまでは落ちないが(ディストーションらしいともいえる)、ピッキングには大変リニアに反応してくれる、つまり、大変アンプライクなディストーションペダルなのである。

真空管を使っていても酷い音のペダルやアンプはあるし、トランジスタでもいい音のするアンプやペダルはいくらでもある。

が、真空管でしか得られない音というのは確かにある。

歪みを伴った透明感のある音というのは真空管特有のものだと私は思うが、このペダルは見事にそれを再現できており、誠に売れなかったのが残念……といわざるを得ない(念の為書いておくと、チューブワークスのエフェクターはデヴィッド・ギルモアやエリック・ジョンソンのネームバリューも手伝ってチューブドライバーに人気が集中していることもあり、このSHREDのようなチューブワークス製だけどチューブドライバーではない、というペダルはあまり見向きされなかったというのもある。ネームバリューというのも難しいもんだ)

少し調べてみたところ、今でもB.K.バトラー氏はチューブドライバーを筆頭に真空管オーディオ機器を作り続けているようだ。

素晴らしきエンジニア、B.K.バトラー氏に大きな拍手と感謝を!そして音はいいのに売れなかったSHREDにも拍手を!

では本日はここまで!また次回!


毎週火曜日は『今週のハウリンメガネ』Vol,64 (2025年4月1日発行) 『魅惑のブツが届いた』が・・・

2025-04-01 09:33:26 | 『ハウリンメガネ』コラム集

毎週火曜日にご機嫌よう!『今週のハウリンメガネ』

今週も『私の一口コラム』『その週のライブインフォ』をお届け!

ねむ〜い……

春眠暁を覚えずと申しますが……ねむ〜い……ハウリンメガネでございます……

『冬の寒さがぶり返してきたこの時になにを寝ぼけたことを抜かしておるのかコヤツは』とお思いの貴方、その通り!こんな冬の寒さがぶり返してきた中で『春はあけぼの〜』と呑気に眠くなるほど私もアホウではない!(別の意味でアホウであることは認める)

そう、眠さの理由は春の暖かさのせいに非ず!編集長から届いた荷物にその理由がある!

毎度毎度のことながら「こんなん入ったけどどう?」と私の興味を引くアイテムを出してくる編集長

先日もそんなメールに「あー、面白そうっすねぇ、送ってください」と軽い気持ちで返信した結果、土曜に荷物が届いたのだけど、これが予想外に興味深いアイテムだったため、いつものパターンであれはどうだこれはどうだと実験を繰り返してしまい、今日も今日とて寝不足なのであります(私がこんなこと書いてるってことはもう感の良い読者諸賢ならなにが届いたのかお察しでしょうが)

ここまで書いたんならそのブツについて早よ書けや!と突っ込まれそうだが、ちょいと長くなりそうなので今週の土曜版にて!きっちり書かせて頂きとうございます(まだ研究途中というのもあるので。中々に面白い話ができそうなので乞うご期待)

じゃ研究に戻りたいので今回はこんなところで、今週のライブインフォ!今週は日曜!大阪守口!

【日時】

4月6日(日)

OPEN12:00〜/START13:00

【会場】

ぱんだ食堂

大阪府守口市日吉町2丁目12−2

https://maps.app.goo.gl/wnzSRqMRY9EnVDop7

【チャージ】

¥1,000(おむすび付き)

【出演】

①13時~:感音堂withニューミー

②13時40分~:ハウリンメガネ

③14時20分~:え~ゆにっと桑田

④15時~:谷田一心

⑤15時40分~:NEUTRAL

⑥16時20分~:ボッサーサ

⑦17時~:キャノユキ米

⑧17時40分~:ショージとありす

じゃ、また土曜!

<ハウリンメガネ筆>

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毎週火曜日は『今週のハウリンメガネ』Vol,63 (2025年3月25日発行) 『誕生日』を迎え思うこと・・・

2025-03-25 11:14:42 | 『ハウリンメガネ』コラム集

毎週火曜日にご機嫌よう!『今週のハウリンメガネ』

今週も『私の一口コラム』『その週のライブインフォ』をお届け!

思〜えば〜遠〜くに〜来た〜も〜んだ〜

ハウリンメガネ……昨日3月24日にて齢41歳と相成りました!(祝え!)

友人や先輩らからプレゼントを頂いてしまったりと、人様の情が身に沁みるここ数日の私であります。

41歳と言ってみたところで特別、感慨があるわけでもないのだけど、冷静に考えるとよくまあ延々と音楽の事ばかり考えて生きてきたものである。

10代の頃は「40を超えたら流石に何か違うことをやっているのではなかろうか」と想像していたのだが、別段他の趣味が増えることもなく、音楽と本があれば人生は中々に上等々々と飽きもせず似たような日々を繰り返しているうちに40を超えて1年経ってしまった。

が、これが飽きないんですなぁ……

私の性分なのだろうが、特段イベントごとを好むわけでもなく、誘われればどこかに遊びに行くのもやぶさかではないものの、基本的には日々の中で緩やかに変わっていく変化に面白味を感じるタチであり、似たような日々でも退屈という感覚はあまりないのである(ライブであっちゃこっちゃ行っているからというのもあるだろうが)

ギターであれば年々、ちまちまと牛の歩みでも出来ることは増えていくし、本や盤も齢と共に初めて気づく趣きというものがある。

多少社会に揉まれてから世間を見回せば政治経済の勉強もちょっとはしたくなるし、仕事は仕事で色々とやれることもやらねばならんことも増え、ライブはライブで人との繋がりが増えれば本数も増していき……うむ、退屈してる暇がありませんな。

幾つになろうが、白髪が増えようが、結局のところ、己の本質はロックと文学にヤラれた、もさい中学生の小僧のまんまである、という「40超えた大人としてそれはそれでどうなんよ?」という身も蓋もない結論が出てしまったところで今週のライブインフォ!

【日時】

2025年3月30日(日)

OPEN12:30/START13:30

【会場】

八尾X1(大阪府八尾市西山本町6-6-15喜多ビル2F 近鉄大阪線河内山本駅より徒歩8分)

https://maps.app.goo.gl/iq4wjJm4BBjp7gZK8

【チャージ】

¥2,000(1ドリンク別)

【出演(※出演順とは異なります)】

OA. さとみん/スマイリーATSUSHI/ホーリー/チカビー/金尾/yass/あけみ/あさの/ハウリンメガネ

ま、また来週!

<ハウリンメガネ筆>

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毎週火曜日は『今週のハウリンメガネ』Vol,62 (2025年3月18日発行) 『歌手はつらいよ』この季節・・・

2025-03-18 10:14:37 | 『ハウリンメガネ』コラム集

毎週火曜日にご機嫌よう!『今週のハウリンメガネ』

今週も『私の一口コラム』『その週のライブインフォ』をお届け!

寒っ!

急に冷え込みすぎじゃございませんかね!三寒四温とはよく言うたものだ!

ここ数日の暖かさにボーっとしてモモヒキを履き忘れ、月曜日の寒さに震えていたハウリンメガネでございます。

花粉は散るわ、寒さはぶり返すわ、風は強いわ、なんだ今日は!厄日か!とぶつくさ言っても寒さが和らぐわけもなく、いまプルプル震えながら原稿を書いているのだけれど、実は少々困っている真っ最中。

先日のライブで一年ぶりに思い出したのだけど、私、この季節、喉の調子が安定しない。

花粉のせいなのか、黄砂のせいなのかは分からないが、喋っているときは別段なんともないのに、歌っている時に声を張ろうとするとどうも声がかすれるのである(というかこの季節はなんだか口の中が粉っぽく感じるというか……思い過ごしなのか、実際に花粉や黄砂を吸ってしまっているのか……どうなんでしょね?)

その場では歌い方をクルーナーな方向へ切り替え難を逃れたけれど、やはり「ハウリン」を名乗るからには張りたい時に声を張れないとウルフ師匠に申し訳が立たぬ。

トローチ?蜂蜜?いや、そもそもの体調管理?

春先のヴォーカリストは悩みが尽きませんなぁ(ギターの話ばかりしているけれど、一応私もヴォーカリストの端くれ。声の出し方のことも、結構考えているのですよぉ)

と、「お前、そんなんでライブは大丈夫なのか」と思われそうだが、大丈夫!なんとかする!今週のライブインフォ!今週は神戸三宮!

【日時】

2025年3月22日(土)

OPEN12:30/START13:30

【会場】

からすのはーもにか(神戸市中央区中山手通2丁目12−10マンションリーベ1F)

https://www.karasu-bar.com/

【チャージ】

¥2,800(ランチプレート付き※要予約)

【出演】

13:30〜14:00 松岡 亮

14:15〜14:45 ゆみちゃん

15:00〜15:30 ハウリンメガネ

15:45〜16:15 HIDEKI

16:30〜17:00 たいさ

Close 17:30(Last Order 16:30迄)

今回のお店はランチライブの場合、要予約制とのことなので、ご来場をお考えの方はご注意を!

また来週!

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