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「Jerry's Mash」のアナログ人で悪いか! ~夕刊 ハード・パンチBLUES~

「Jerry'sギター」代表&編集長「MASH & ハードパンチ編集部」が贈る毎日更新の「痛快!WEB誌」

毎週火曜日は『今週のハウリンメガネ』Vol,69 (2025年5月6日発行) 『音楽ライブって面白い』のですよ!

2025-05-06 08:24:01 | 『ハウリンメガネ』コラム集

毎週火曜日にご機嫌よう!『今週のハウリンメガネ』

今週はライブなし!故に『私の一口コラム』だけお届け!

帰宅中なう!

はい、この原稿を書いている月曜は奈良県新大宮駅から歩いて5分、誉れ高きクラプトンの名盤をその名に冠するライブハウス、Ocean Boulvard(オーシャンブールバード)に出ておりましたハウリンメガネでございます(大変ステキな箱なので関西の方は是非一度足を運んで頂きたい)

ライブが月曜なら日曜に原稿を書き上げてしまおうか、とも思ったものの、どうせならライブ帰りのリアルタイム酔っ払い感をお届けしてみようということで帰宅中にリアルタイムで書いております(なにせ片道2時間近くかかります故。ま、ただの思いつきともいうけれど)

今日はビートリーな方、ガット弾きの方、J-POP寄りの方、カントリー・ブルーグラス界隈の方、ラグタイム寄りの方、とバリエーションに富んだ日でございました(コレぐらいジャンルがバラけている方が個人的にも聴いていて面白いので、大変ありがたいのであります)

ジャンルは違えど面白いことをやっている人のプレイはちゃんと耳がいくもので、今日も「おっ、このバッチバチのビート感はどこかジョン・リー的!」とか「うーん、ブルーグラスのカラリとした感じ、面白いなぁ。ブルースだとカントリー寄りでもどこかベタッとするんだよなぁ。どうして違うのか……」なんてことを考えながら、いち聴衆として楽しませて頂いていたのです(もちろん自分のステージはきっちりこなしましたが)

皆様ふらりと地元のライブハウスやライブバーに足を運ぶということは難しく感じるかもしれませんが、行ってみると意外といいプレイヤーが面白いことをやっているものです。試しに行ってみると面白い出会いもあるかも知れませんぞ(値段もバーに行くのと大差ない程度の所が多い。まあ、店によるのでご自身で調べては欲しいけど)

以上、一見さんから褒められて上機嫌に酔っているハウリンメガネでございました(なお、自惚れは寝て起きれば醒めるのでご心配なく)

さて、今週の土曜版は私の担当!ライブはなくても原稿は続く!また土曜!

<ハウリンメガネ筆>

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毎週火曜日は『今週のハウリンメガネ』Vol,68 (2025年4月28日発行) 『Boss』の名器『OD−3』の正しい使い方!

2025-04-29 09:50:17 | 『ハウリンメガネ』コラム集

毎週火曜日にご機嫌よう!『今週のハウリンメガネ』

今週も『私の一口コラム』『その週のライブインフォ』をお届け!

通ぅ!常っ!営ぃ!業ぅ!

はい、先週のコラムで書いた通り、部屋の掃除でもしてゴールデンウィークを過ごそうとしたはずがいつもの如くペダルの研究に多大な時間を割いてしまい、部屋の掃除が一向に進まないハウリンメガネでございます。

いや、全てOD−3が悪いんです。

日本が世界に誇るボスの黄色いオーバードライブ、OD-3が悪いのです。

何年か前に「あー、王道のペダルが欲し〜い。使うアテはないけどなんとな〜く欲っすぃ〜」と、妖怪・ペダル欲しいと化していた私が、どこぞに安値でベタなペダルが転がっとらんかいの、とあちこちをウゴウゴしとる時に現物のみ、箱なし特価で売られていたのを見つけ、購入したのが我が家に転がっているOD−3

SD-1やBD-2の陰に隠れているが、このOD-3も97年の発売以来、未だにディスコンにもならず販売が続いているロングセラー。

サウンド的にはローミッドに寄ってコンプレッションの効いた、張りのあるミドルゲインなオーバードライブ。チューブスクリーマー的な枯れ感やBD-2のような粗さはないが、「使いやすいオーバードライブが欲しい!」という人には、じゃあ、コレがいいんじゃない?と手渡したくなる、ちょうどいい塩梅の歪み感を提供してくれる名機であります。

が!こいつの真の良さはクリーン〜クランチ入りかけの範疇でプリアンプ的に使ったときにある!

コンプ感の強さとムチッとしたローミッドの太さが功を奏し、こいつをクリーンプリアンプ的にオンしてやると、下手なコンプレッサを挿すよりもちょうどいいコンプ感が得られるのであります(そもそも私が部屋に転がっていたこいつを引っ張り出したのも「クリーンにもうちょっとコンプ感が欲しいな」と感じたときにこいつが目に入ったからであります)

こいつを上記のようなセッティングでオンして5、6弦をミュート気味に弾くといい具合にキレの良さが加わり、JBやEW&Fのような小気味よい単音ミュートリフが気分良く弾けるのですな(その後ろに他の歪みを足してもそれらのニュアンスがあまり変わらないので、隠し味として使える利便性もOD-3のいいところ)

というような組み合わせであーだこーだやっているうちに日は暮れ、部屋は散らかり、あー明日はゴミを出すから早く起きねば、と途方に暮れながら原稿中のハウリンメガネでありました。

途方に暮れてもライブはある!今週のライブインフォ!

【日時】

2024年5月5日(月・祝)

OPEN16:30/START17:00

【会場】

Ocean Boulvard オーシャンブールバード

奈良市大宮町7丁目2-23 三和佐保川ビル1F104(近鉄新大宮駅より徒歩5分)

https://maps.app.goo.gl/6yanCAbetW4U64CA8

【チャージ】

¥1,500(要別途1ドリンク)

【出演】

17:00~17:30 花火

17:30~18:00 三丁目。

18:00~18:30 千葉ユキ

18:30~19:00 JUN

19:00~19:30 月野うさこ

19:30~20:00 ハウリンメガネ

また来週!

<ハウリンメガネ筆>

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毎週火曜日は『今週のハウリンメガネ』Vol,67 (2025年4月22日発行) 『GW』前に想う『我が生活』

2025-04-22 10:57:01 | 『ハウリンメガネ』コラム集

毎週火曜日にご機嫌よう!『今週のハウリンメガネ』!

今週も『私の一口コラム』『その週のライブインフォ』をお届け!

ゴォォォルデンッ!ウィィィィィィク!

はい、毎度毎度阿呆な出だしで申し訳ありません。ハウリンメガネでございます。

ですが、

ゴォォォルデンッ!ウィィィィィィク!

ですから!

多少浮かれポンチでもよろしいじゃございませんか!(なお、お前はいつも浮かれポンチだろうよ、というツッコミは断固受付拒否であります)

世間的にはやはり旅行だレジャーだという向きが多いのでしょうか、と問いたいところだけれど、こう荒れ模様のここ最近の世相ではそういう方も少ないのかもしれん(景気のいい話題がないのが哀しゅうございますな)

かくいう私も入っている予定といえば手前のライブが二本と、友人から飲みに誘われているぐらいで後はすこーんとスッカラカンのスケジュール。

こーいう時こそ普段後回しにしがちな機材の整理や、レコード棚、本棚の整理に注力したいところなのだけど、どーせやりだした途端に「あ、このペダル最近使ってなかったな、どんな音だっけ?」とギターに手を伸ばしたり、「おー!この盤こんなところに入れてたのか!せっかくだし回しておくかぁ」とターンテーブルの方へ向いてしまい、音楽が流れる中、本を片手に一日が暮れていくに決まっているのだ……結局いつもと変わらんやないかい!

ゴールデンウィークだろうがただの休日だろうがやることが大して変わらんのは我ながらどうかとも思うが、ある意味いつもゴールデンだと考えればまぁ……ものは言いようですな(といって己が生活の単純さを誤魔化してみる私)

ま、生活は単純でも長期休みは素直に嬉しいぞ!そんな休み中のライブ一発目!今週のライブインフォ!

【日時】

2025年4月26日(土)

OPEN12:00/START13:00

【会場】

深江橋Ks(大阪府大阪市東成区神路1-5-12 GALAXYビル7F、大阪メトロ中央線深江橋駅より徒歩3分)

https://maps.app.goo.gl/Dt5Yaf8Nr1muKzYU6

【チャージ】

¥2,000(別途ドリンク)

【出演(※出演順とは異なります)】

OA.マスター/こんちゃん/Ponウクレレ/Tac&Toshi/

タンクトップス/大声やの/きよたん/mahiro/岡田俊彦/chairman Yosshy/zukko/河合篤/ハウリンメガネ

ではまた来週!

<ハウリンメガネ筆>

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ハウリンメガネが縦横無尽に吠える「メガネの遠吠え!」(第49回) gooブログ閉鎖・・・その後の『本紙』は?

2025-04-19 13:52:01 | 『ハウリンメガネ』コラム集

つい先日のこと。

職場での休憩中、スマホを開くと編集長から「緊急!」とだけ表題が書かれたメールの着信が。

すわ何事か、事件でもあったか、まさか知人でも死んだかとメールを開くと当ブログのサービス提供元であるGooブログサービス終了に慌てている様子の編集長

ホッと胸を撫で下ろしつつ、(そんなに慌てることかい)と内心毒づきながらメールをしたためたのが先日編集長が書いた記事(https://blog.goo.ne.jp/12mash/e/6f7f0b821fe18771acf0fb5fbb34fc2a)の顛末であります。

さて、そうは毒づいたものの、慌てる気持ちも分からんではない。

何しろ編集長の個人ブログ時代(ジェリーズ時代とでも言おうか)から勘定すれば20年ほど続けてきたブログが引っ越しを余儀なくされるのだから、「こりゃ参った!」となるのは当然といえば当然(ここ最近、この手のWebサービス終了のニュースが増えてきた。5月5日にはIP通話アプリのSkypeが終了するし、FC2WEBも6月末で終了。gooはブログだけではなくニュースや質問掲示板も終了するとのことで、ポータルサイトというものの在り方自体を見直しに入ったといっていいだろう)

今回のようにWebサービスが終了すると問題になるのが、そこにあった情報の消滅だ。

何年か前にYahoo!ジオシティーズが終了した際も盛り上がった話題だが、Web上の情報というものはそれがどれだけ貴重な情報だろうが、珍しいデータだろうが、そこにアクセス出来なくなれば二度と見ることは出来ない(個人でバックアップを取っていれば別だが。音楽配信や電子書籍のサブスクライブサービスも同様であり(データ買い切り式のものは除く)、サービス提供元がそこへのアクセスを封じてしまえばそれは失われたも同然なのである。だからこそ私は盤を買ったり紙の本を買ったりしているのだが)

これらのデータの消失を問題視する人もいるだろう。Web上の情報というのは玉石混交といえど、そこに貴重な情報があるのは確かであり、それらに簡単に触れることができるというのは間違いなく有益なことだ(私自身、様々なサイトの情報を参考にさせてもらっている)

が、敢えて私の見解を述べるならば、消失したっていいのである。

石に刻まれた文字とて、風雨に曝されれば削れ消えゆくし、そもそもその文字が書かれた言語自体が失われてしまえばそれは文字ですらなく、ただの紋様と化す。

だが、それはそこに刻まれた言葉の消失を意味するのだろうか。

今や石に刻まれた文字は誰も読めず、ただの紋様となったとしても、過去、それがまだ読めた時代にそれを読んだ人がその言葉を誰かに伝えていたならば。その意味を新たな媒体に書き起こして伝えていたならばどうだろうか。

その石に自体に刻まれた文字は失われたとて、その石に刻まれた言葉と意味は残っているといえないか。

Web上に在り、消えてしまったデータは初めから失われていたわけではなく、そこに存在し、誰かがアクセスできたものの筈だ。

例えそのデータそのものは消え、アクセス出来なくなったとして、それを過去に読んだ人間がそれをまたどこかに書いたなら?誰かに伝えたなら?

重要なのはデータ自体ではない。

データをキャッチアップした人間がそれを己の血肉とし、また別の人間へと伝えていくことが重要なのだ。

永遠に残るものなどないが、延々と伝えられていくものはある。

そういうつもりで今日も私はあなた方にこの雑文をガチャガチャと書いているし、gooブログが終了したとて形を変えて伝え続ける所存なのであります。

さーて、どう動いたものか。

別のブログにお引っ越し?それとも違うシステムへ移行?

何に移ろうとやることは同じだ!お楽しみに!

<ハウリンメガネ筆>

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毎週火曜日は『今週のハウリンメガネ』Vol,66 (2025年4月15日発行) 『疲れ』から得るモノって?

2025-04-15 10:22:22 | 『ハウリンメガネ』コラム集

毎週火曜日にご機嫌よう!『今週のハウリンメガネ』

今週はライブなし!故に『私の一口コラム』だけお届け!

頭が……回らん!

毎度々々トンチキな書き出しであい申し訳ありません、ハウリンメガネでございます。

ちょいとここ数日イベントが詰まっておったせいで酒は飲み過ぎ、トークはし過ぎ、加えて仕事もドタバタ気味と、キャパシティが若干超過気味の脳ミソでこの原稿を書き連ねている月曜の夜であります。

頭が回ってないのならとっとと原稿を書き上げて寝てしまえばよいのだが、ここ数日のイベントがかなりパンチが効いていたこともあり、寝る前にちょっとだけ……とギターを手に取ってしまったり、久々にあの盤でも聴いてみようか、とレコード棚に目をやってしまったりと自ら首を絞めにかかってしまう悪循環(ホントに悪いかと問われると、いやぁ?と応えてしまうけど)

そしてそういう時に限って上手くギターが弾けたり、以前盤を回した時に気づかなかった音に気づいたりするんだからたちが悪い。

時折思うのだけど、どうも人間というのは多少疲れて脱力している時のほうが素直に身体(耳や目のような五感も含め)が動くようで、忙しさの中でフッと気が抜けた時に何かに気づくことが多いのではなかろうか(少なくとも私はそのケースが多い)

結局のところ忙しかろうが暇だろうがやることは音楽でしかないのだが、そんなことを考えてみると多少忙しくしてる方が人間いろいろ気づけるのかもなぁ、と思った月曜のハウリンメガネでありました。

さ〜て、今週はライブはないが土曜版担当が私だ。

今週は何に気づくことができるか……博打みたいなもんですな。

んじゃまた土曜に。お粗末!

<ハウリンメガネ筆>

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ハウリンメガネが縦横無尽に吠える「メガネの遠吠え!」(第48回) Tube Worksが出した幻の名エフェクター『SHRED』だ!

2025-04-05 10:33:32 | 『ハウリンメガネ』コラム集

つい先日のこと。

いつものようにいつもの如く、当ブログ編集長からメール。

「こんなん入ったけど、知ってる?」

メールを見た瞬間は「なんじゃこりゃ」と思ったものの、見つめていると頭の奥の奥からモヤリモヤリと記憶がおぼろげに立ち上がってくる。ちなみに知らない読者の為に書くと編集長はギターショップ『ジェリーズギター』を長年経営している人

ん〜……?見たことがあるような、なかったような……あ、これチューブワークスの売れなかったやつじゃん!

チューブワークス

その昔、B.K.バトラーというエンジニアが「チューブドライバー」という真空管入りオーバードライブペダルを生み出した。

このペダルはデヴィッド・ギルモアエリック・ジョンソン、J・マスキスといったギタリスト達に愛用され(後者ふたりは今も使っている)、人気を博したのだが、販売元を請け負っていたチャンドラー社とB.K.バトラーの仲が拗れてしまい訴訟合戦に突入。B.K.バトラーは自身のブランドとして新たにチューブワークスを立ち上げ、チューブドライバーを筆頭に真空管を載せたエフェクターやアンプをリリースし始めた……

そんな中でリリースされてきた中にこんなシリーズがあったなぁ、全然売れてなかったけど、と思い出した私。

編集長「知ってる、知ってる。売れなかったやつでしょ。」と返信すると「あ、そうなの?よかったら安く譲るよ。俺、エフェクターに興味ないからさぁ。ネットオークションに流すよりキミのネタになったほうが面白いし」との返事。

これ幸いと、んじゃ、送っておくんなまし、と返した結果、このペダルが我が家に届いたのであります。

TUBE WORKS SHRED

如何だろうか、このEVHのフランケンストラトのレッドストライプをどろりと溶かしたようなペイント。そしてこの逆三角形という、利便性もクソもないデザイン!(オマケにサイズも厚みもビッグマフ並みのデカ筐体!)

ツマミは左からボリューム、トーン、ゲインなのだが、名前がそれぞれ、DEATH、DR.EQ、RIPTIDEと、昔DODが出していたシリーズでコントロールの名称がpainやらthrustやらついていたものがあったのを思い出させる、おどろおどろしく中二病心をくすぐるネーミング!

名前も見た目もスラッシュメタルデスメタルのようなサウンドを出す為に作られたペダルとしか考えられない!

早速、ものは試し、とノブを全て12時方向に設定し、音出し。

ギターのボリュームを徐々に上げつつ……ん〜?……う〜ん……?

はい。このペダル、見た目に反して、大変真っ当なマーシャル、それもJCM800的な音しか出ないのであります。

ゲインを上げると結構歪むのだけど、スラッシュやデス的な攻撃的なサウンドというより、90年代UKギターロック的なサウンド(試しに初期オアシスやマイ・ブラッディ・ヴァレンタインのようなフレーズを弾いてみるとやたらめったら合う)

手もとのボリュームにもピッキングの強弱にも素直に反応するし(ただし、完全にクリーンまで落ちるタイプではなく、少し歪みが残るタイプ)、歪みの質感自体が柔らかく、ハードに弾くより柔らかく弾くほうが合う音

この見た目と名前でこの音だったらそりゃ売れねぇだろうな、いい音だけど、とミスマッチの無情を感じつつ、いろいろとツマミを弄くり回す私(ちなみに回すとクリック感があるタイプなのも面白い)

売れなかったのは残念だが、このペダル、音がよい。

単体で弾くとローエンドがかなり強く、ストラトのフロントやセンターだと手もとを下げても音が団子になってしまい、コードを織り交ぜて弾くにはどうにもリアでしか使い所がないという使い勝手の悪さなのだが、前段にチューブスクリーマーのようなローカットしてくれるペダルをつなげばきちんと落ちてくれるし、後段でリバーブを深くかけても違和感がない。

その上で先述のとおり、クリーンまでは落ちないが(ディストーションらしいともいえる)、ピッキングには大変リニアに反応してくれる、つまり、大変アンプライクなディストーションペダルなのである。

真空管を使っていても酷い音のペダルやアンプはあるし、トランジスタでもいい音のするアンプやペダルはいくらでもある。

が、真空管でしか得られない音というのは確かにある。

歪みを伴った透明感のある音というのは真空管特有のものだと私は思うが、このペダルは見事にそれを再現できており、誠に売れなかったのが残念……といわざるを得ない(念の為書いておくと、チューブワークスのエフェクターはデヴィッド・ギルモアやエリック・ジョンソンのネームバリューも手伝ってチューブドライバーに人気が集中していることもあり、このSHREDのようなチューブワークス製だけどチューブドライバーではない、というペダルはあまり見向きされなかったというのもある。ネームバリューというのも難しいもんだ)

少し調べてみたところ、今でもB.K.バトラー氏はチューブドライバーを筆頭に真空管オーディオ機器を作り続けているようだ。

素晴らしきエンジニア、B.K.バトラー氏に大きな拍手と感謝を!そして音はいいのに売れなかったSHREDにも拍手を!

では本日はここまで!また次回!


毎週火曜日は『今週のハウリンメガネ』Vol,64 (2025年4月1日発行) 『魅惑のブツが届いた』が・・・

2025-04-01 09:33:26 | 『ハウリンメガネ』コラム集

毎週火曜日にご機嫌よう!『今週のハウリンメガネ』

今週も『私の一口コラム』『その週のライブインフォ』をお届け!

ねむ〜い……

春眠暁を覚えずと申しますが……ねむ〜い……ハウリンメガネでございます……

『冬の寒さがぶり返してきたこの時になにを寝ぼけたことを抜かしておるのかコヤツは』とお思いの貴方、その通り!こんな冬の寒さがぶり返してきた中で『春はあけぼの〜』と呑気に眠くなるほど私もアホウではない!(別の意味でアホウであることは認める)

そう、眠さの理由は春の暖かさのせいに非ず!編集長から届いた荷物にその理由がある!

毎度毎度のことながら「こんなん入ったけどどう?」と私の興味を引くアイテムを出してくる編集長

先日もそんなメールに「あー、面白そうっすねぇ、送ってください」と軽い気持ちで返信した結果、土曜に荷物が届いたのだけど、これが予想外に興味深いアイテムだったため、いつものパターンであれはどうだこれはどうだと実験を繰り返してしまい、今日も今日とて寝不足なのであります(私がこんなこと書いてるってことはもう感の良い読者諸賢ならなにが届いたのかお察しでしょうが)

ここまで書いたんならそのブツについて早よ書けや!と突っ込まれそうだが、ちょいと長くなりそうなので今週の土曜版にて!きっちり書かせて頂きとうございます(まだ研究途中というのもあるので。中々に面白い話ができそうなので乞うご期待)

じゃ研究に戻りたいので今回はこんなところで、今週のライブインフォ!今週は日曜!大阪守口!

【日時】

4月6日(日)

OPEN12:00〜/START13:00

【会場】

ぱんだ食堂

大阪府守口市日吉町2丁目12−2

https://maps.app.goo.gl/wnzSRqMRY9EnVDop7

【チャージ】

¥1,000(おむすび付き)

【出演】

①13時~:感音堂withニューミー

②13時40分~:ハウリンメガネ

③14時20分~:え~ゆにっと桑田

④15時~:谷田一心

⑤15時40分~:NEUTRAL

⑥16時20分~:ボッサーサ

⑦17時~:キャノユキ米

⑧17時40分~:ショージとありす

じゃ、また土曜!

<ハウリンメガネ筆>

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毎週火曜日は『今週のハウリンメガネ』Vol,63 (2025年3月25日発行) 『誕生日』を迎え思うこと・・・

2025-03-25 11:14:42 | 『ハウリンメガネ』コラム集

毎週火曜日にご機嫌よう!『今週のハウリンメガネ』

今週も『私の一口コラム』『その週のライブインフォ』をお届け!

思〜えば〜遠〜くに〜来た〜も〜んだ〜

ハウリンメガネ……昨日3月24日にて齢41歳と相成りました!(祝え!)

友人や先輩らからプレゼントを頂いてしまったりと、人様の情が身に沁みるここ数日の私であります。

41歳と言ってみたところで特別、感慨があるわけでもないのだけど、冷静に考えるとよくまあ延々と音楽の事ばかり考えて生きてきたものである。

10代の頃は「40を超えたら流石に何か違うことをやっているのではなかろうか」と想像していたのだが、別段他の趣味が増えることもなく、音楽と本があれば人生は中々に上等々々と飽きもせず似たような日々を繰り返しているうちに40を超えて1年経ってしまった。

が、これが飽きないんですなぁ……

私の性分なのだろうが、特段イベントごとを好むわけでもなく、誘われればどこかに遊びに行くのもやぶさかではないものの、基本的には日々の中で緩やかに変わっていく変化に面白味を感じるタチであり、似たような日々でも退屈という感覚はあまりないのである(ライブであっちゃこっちゃ行っているからというのもあるだろうが)

ギターであれば年々、ちまちまと牛の歩みでも出来ることは増えていくし、本や盤も齢と共に初めて気づく趣きというものがある。

多少社会に揉まれてから世間を見回せば政治経済の勉強もちょっとはしたくなるし、仕事は仕事で色々とやれることもやらねばならんことも増え、ライブはライブで人との繋がりが増えれば本数も増していき……うむ、退屈してる暇がありませんな。

幾つになろうが、白髪が増えようが、結局のところ、己の本質はロックと文学にヤラれた、もさい中学生の小僧のまんまである、という「40超えた大人としてそれはそれでどうなんよ?」という身も蓋もない結論が出てしまったところで今週のライブインフォ!

【日時】

2025年3月30日(日)

OPEN12:30/START13:30

【会場】

八尾X1(大阪府八尾市西山本町6-6-15喜多ビル2F 近鉄大阪線河内山本駅より徒歩8分)

https://maps.app.goo.gl/iq4wjJm4BBjp7gZK8

【チャージ】

¥2,000(1ドリンク別)

【出演(※出演順とは異なります)】

OA. さとみん/スマイリーATSUSHI/ホーリー/チカビー/金尾/yass/あけみ/あさの/ハウリンメガネ

ま、また来週!

<ハウリンメガネ筆>

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毎週火曜日は『今週のハウリンメガネ』Vol,62 (2025年3月18日発行) 『歌手はつらいよ』この季節・・・

2025-03-18 10:14:37 | 『ハウリンメガネ』コラム集

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寒っ!

急に冷え込みすぎじゃございませんかね!三寒四温とはよく言うたものだ!

ここ数日の暖かさにボーっとしてモモヒキを履き忘れ、月曜日の寒さに震えていたハウリンメガネでございます。

花粉は散るわ、寒さはぶり返すわ、風は強いわ、なんだ今日は!厄日か!とぶつくさ言っても寒さが和らぐわけもなく、いまプルプル震えながら原稿を書いているのだけれど、実は少々困っている真っ最中。

先日のライブで一年ぶりに思い出したのだけど、私、この季節、喉の調子が安定しない。

花粉のせいなのか、黄砂のせいなのかは分からないが、喋っているときは別段なんともないのに、歌っている時に声を張ろうとするとどうも声がかすれるのである(というかこの季節はなんだか口の中が粉っぽく感じるというか……思い過ごしなのか、実際に花粉や黄砂を吸ってしまっているのか……どうなんでしょね?)

その場では歌い方をクルーナーな方向へ切り替え難を逃れたけれど、やはり「ハウリン」を名乗るからには張りたい時に声を張れないとウルフ師匠に申し訳が立たぬ。

トローチ?蜂蜜?いや、そもそもの体調管理?

春先のヴォーカリストは悩みが尽きませんなぁ(ギターの話ばかりしているけれど、一応私もヴォーカリストの端くれ。声の出し方のことも、結構考えているのですよぉ)

と、「お前、そんなんでライブは大丈夫なのか」と思われそうだが、大丈夫!なんとかする!今週のライブインフォ!今週は神戸三宮!

【日時】

2025年3月22日(土)

OPEN12:30/START13:30

【会場】

からすのはーもにか(神戸市中央区中山手通2丁目12−10マンションリーベ1F)

https://www.karasu-bar.com/

【チャージ】

¥2,800(ランチプレート付き※要予約)

【出演】

13:30〜14:00 松岡 亮

14:15〜14:45 ゆみちゃん

15:00〜15:30 ハウリンメガネ

15:45〜16:15 HIDEKI

16:30〜17:00 たいさ

Close 17:30(Last Order 16:30迄)

今回のお店はランチライブの場合、要予約制とのことなので、ご来場をお考えの方はご注意を!

また来週!

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ハウリンメガネが縦横無尽に吠える「メガネの遠吠え!」(第47回) 大切なのは『AI』?『IQ』? いいえ『EQ』です!

2025-03-15 11:06:31 | 『ハウリンメガネ』コラム集

土曜日に御機嫌よう、読者諸賢!

ハウリンメガネでございます。

先日の火曜コラムにて書いた通り、筆者は現在花粉症真っ只中

薬のおかげで鼻やくしゃみは治まったものの、どうにも目の辺りはショボショボ、耳の通りもあまりよろしくなく、御機嫌よう!と呼びかけたは良いものの、書いている本人の御機嫌(というか調子)はあまりよろしくない、そんな土曜日なのであります。

元々大して回りもしない頭が、さらに回っていない状態でな〜にを書こうか頭を捻ったものの、思い浮かぶのはEQというキーワードばかり。

そう、先日の火曜コラムでも書いた「歪みの肝はEQ」という言葉。

あの時はエフェクターやアンプのEQを指してEQという言葉を使ったのだけど、あの時に書いていなかった「別のEQ」について頭がいっぱいになっているのである。

EQ、イコライザーとは特定の周波数をカット/ブーストして音の質感を変えるものである。

昔からちょっと気の利いたコンポやラジカセには載っていたし、皆さんのスマホに入っているオーディオプレイヤーにも多分ついているぐらい、ミュージシャンでなくとも身近にあるエフェクターである。

この場合のEQはスピーカーからアウトプットされる前の段階で音にフィルターをかけるわけだが、実際にはその後の段階にもEQはかかっている。

それは物理的なEQである。

例えばスピーカーから耳までの距離。

耳に近ければトレブル成分が直接飛び込んでくるので耳に痛い音に感じるはずだ。

例えば空間内の吸音要素の量。

同じ部屋であっても人が多い時と少ない時で音の響き方に差があることにお気づきだろうか。

あれは人(と服)という音を吸う要素が増えることで空間内の響きがデッドになっているのである。

他にもスピーカーの前の遮蔽物や、空間自体の広さ。壁の素材、スピーカーが地面に置かれているのか、吊るされているのか。共鳴しやすいもの(ガラスや金属のような硬いもの)がその場にあるかないか。

これら諸々の物理的要素が音に与える影響はあまりにも大きいのである(スピーカーのサイズやスピーカーボックスの大きさなんかも物理EQと言っていいだろう)

そんな事を考えていたら「電気的な処理より物理的な処理で音を変えるアプローチ……う〜ん、イーノみたいな話になってきたぞぅ……」とやや鼻づまり気味な、酸素の足りないオツムがそのことで一杯になってしまったのが今週の私だったのであります。

まあ、皆さんもちょいと試しに音楽を流しながらスピーカーの前に薄手の布の一枚でも垂らしてみて頂きたい。その布でスピーカーを塞いだり開けたりするだけで音が変化するのがわかるはずだ。

そんなことをしてるうちに「あ、扇風機の前で喋ると宇宙人みたいな声に聴こえるのは物理的にヴィブラートしてるのか」とか「あー、救急車のサイレンってレスリースピーカーだよなぁ」とか考え出し、「物理とは……エフェクトとは……うごごご!」と、またどツボにハマっていくのであります。

と、あまり回っていない頭で考えをひねくり出すとこうなる、という今回のお話でございました。

お粗末!

<ハウリンメガネ筆>

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毎週火曜日は『今週のハウリンメガネ』Vol,61 (2025年3月11日発行) 結論!『歪みサウンド』の肝!

2025-03-11 10:28:25 | 『ハウリンメガネ』コラム集

毎週火曜日にご機嫌よう!『今週のハウリンメガネ』

今週も『私の一口コラム』『その週のライブインフォ』をお届け!

あーッ!こりゃダメだ!ダメダメ!……ハークショォォォイイイ!!!

激歪みが、どうだのなんだの・・・言っていた件の続きを楽しみにしていた方が居られたら失敬。絶賛花粉症中!ハウリンメガネでございます。

日曜の昼辺りから妙に鼻がグズりだし、すわ風邪か!?と立て込んでいる仕事のスケジュールが脳裏を掠め戦々恐々としたものの、いくら待てども熱は出ず、ただただ出続ける鼻と連発するくしゃみ。

あ、そういえば花粉の時期か!と気づいたはいいがどうしようもなく、ひたすら鼻うがいを繰り返していた日曜の私であります(毎年花粉の出始めの時期はこうなるのだが、わりとすぐ治まるのが分からん。花粉症にも軽重あるのだろうけど、軽けりゃすぐ治まるものなのかしら?)

鼻はグズグズ、くしゃみは連発でもなんとか頭を回して日曜もハイゲインディストーションのサウンドメイクに勤しんでいたのだけど、なんとか一つの結論に辿り着きもうした。

とどのつまり、EQが全てであります。

こう書くと何を当たり前のことを、と思われるでしょうが、結果的にEQが全ての肝でありました。

例えばよく歪むアンプの前段にチューブスクリーマーを通す方、よく見かけますな。

あれ、EQでございます。

ハイとローがバッサリ切られるチューブスクリーマーを通した状態で歪むアンプに突っ込んでやると、耳に痛いハイやブーミーになりがちなローを最初からカットした状態になるので、ギャンギャンに歪ませても気持ちいい帯域だけがアンプから出てくるわけです。

他にも元祖よく歪むアンプとして名を馳せるメサブギーのマークシリーズに付ているグラフィックイコライザー。あれはモロにEQですが、あれがポスト段(つまりツマミのEQの後)にあることで、歪ませた後に帯域をカット/ブーストして、プリ段だけで追い込めないディストーションサウンドの構築に一役買っていたのは間違いないですな。

この「前のEQ」「後ろのEQ」(こう書くと前門の虎、後門の狼みたいだが)によって、歪ませる前の処理、歪ませた後の処理を組み合わせてよく歪みつつ歯切れの良い音や、歪んでいるけど耳に痛くない、超ロングサスティーンなど、様々なハイゲインディストーションを作ることができる訳です……疲れた!

いやあ、やはり歪みは歪みで奥が深い。

元々は手持ちのペダルが活かせるかな?とやり始めた春の自由研究でしたが、取りあえず一段落。これである程度の音の作り方には困らないぞ!

と、ハイゲインサウンドメイクの結論も出たところでハイゲインサウンドと一切無関係な今週のライブインフォ!

【日時】

2025年3月15日(土)

OPEN12:00/START13:00

【会場】

深江橋Ks(大阪府大阪市東成区神路1-5-12 GALAXYビル7F、大阪メトロ中央線深江橋駅より徒歩3分)

https://maps.app.goo.gl/Dt5Yaf8Nr1muKzYU6

【チャージ】

¥2,000(1ドリンク込み)

【出演(※出演順とは異なります)】

OA. マスター/ホーリー/シカダハッチング Mune/玉置哲也/ゴンザレス/与太郎/ハウリンメガネ

あー、土曜までに多少なりとも花粉症が治まるだろうか……ヘークチッッッ!……また来週!あ、土曜も私担当か!また土曜!……ハァァァクショォン!

<ハウリンメガネ筆>

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ハウリンメガネが縦横無尽に吠える「メガネの遠吠え!」(第46回) エレキギターはご近所迷惑?

2025-03-01 07:36:21 | 『ハウリンメガネ』コラム集

土曜に御機嫌よう!読者諸賢!

先日の火曜連載でも書いた通り、サウンドメイク泥沼継続中ハウリンメガネである。

どうにも私という男はディストーションサウンドが好きなようで、普段ライブではクリーンばかり、歪んでもせいぜいナチュラルクランチまで、というにも関わらず、家に帰ればやれエディだ、やれリッチーだ、J・マスシスだ、カート・コバーンだ、フリップ先生だ、エリック・ジョンソンだ、と歪ませることにばかり熱中してしまう(まあ、これについては普段クリーンばかり使っている反動のような気もするが)

毎日飽きもせず音作りに勤しんでいる私だが、家でサウンドメイクに熱を入れているとどうしても超えられない壁が発生する。

音量の問題である。

ハイゲインディストーションだろうが、ファットなクリーンだろうが、ルーズなクランチだろうが、音量次第で聴こえ方がガラッと変わってしまうのである。

以前書いた気がするが、アンプの音量をグッと上げてやるだけで音はファットになるし、ナチュナルなドライブ感が増していく。音というのは振動であり、そのエネルギー量によって音質が変わるのは自明の理と言ってよかろう。

で!ここで問題になるのが日本の住環境!

とてもではないが、家で弾ける音量では欲しい音質に届かないのである。

ヘッドホンすればいいじゃん、と仰る方もおられようが、キャビネットシミュレータやI.R.の進歩でどれだけマシになったとはいえ、ギターアンプのスピーカーから出る音とヘッドホンで聴く音とでは雲泥の差がある(よっぽど細かく設定すれば別なのかもしれないが、私が求めているのはパワーアンプやスピーカーがしっかり鳴ることで生まれるあの実振動を伴った音色なのだ)

どうにか家でも気持ちよく、かつ近所迷惑にならないような音で鳴らせないかと、ダンボールにアンプを突っ込んでみたり、布団でアンプをくるんでみたりと、いろいろ試行錯誤中の私なのである(ちなみにこのダンボールやら布団やらという手、意外と悪くない。考えてみればドラムのレコーディングでもスネアに布を被せたりシンバルにガムテープを貼ったり、物理的な対処が実振動を解決する例は枚挙にいとまがないのだ。……アンプのツマミ操作が面倒くさくなるけどな!ちなみに音量を上げたときの振動対策としては100円ショップで売っている洗濯機の振動対策グッズも有効ですぞ)

狭き島国のギタリスト同輩諸兄諸姉。きっと同じような悩みをお持ちでしょうが、今日も人に迷惑をかけずにいい音を出しましょう……難シイケドネ〜。

ってなところで今回はここまで!

また火曜!

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毎週火曜日は『今週のハウリンメガネ』Vol,59 (2025年2月25日発行) ビッグマフを喰らえ!

2025-02-25 10:56:24 | 『ハウリンメガネ』コラム集

毎週火曜日にご機嫌よう!『今週のハウリンメガネ』

今週はライブなし!故に『私の一口コラム』だけお届け!

あ〜!これで一週間終わっちまったぞ!でもまだ終わらねえぞこの野郎!

はい、冒頭からボヤいております、ハウリンメガネでございます。

参りました。先週はものの見事にファズトーンのサウンドメイクだけで一週間が過ぎてしまったのであります。

そもそもは月曜の朝、「そういえばあの人のペダルってどうなってるんだっけ?」と何の気なしに某ギタリストのことを調べていたのだけれど、その人と一緒にプレイしている別の某ギタリストのペダルボードの写真に私も持っているペダルが載っていたのが原因。

(おう、この人もこれを使ってるのか。仲間々々……ん?こんな極端なセッティングで使ってるのか……んん!?前段にビッグマフ!?)

はい、お好きな方はお好きですね。エレクトロハーモニクス社が世界に誇るディストーショナルなファズ、ビッグマフ

私もご多分に漏れず、Wren&Cuff製のJ・マスシス(ダイナソーJr.)シグネチャーであるGarbage Face(ラムズヘッド期のクローン)を一台持っているのだけど、ビッグマフというのはまあ使い方が難しい。

どクリーンなアンプで使わないとアンプの歪みと相殺されて音が潰れて抜けてこない。なのにジャズコのようなクリーンだとマフの歪みだけになってしまい、上手いビッグマフ使いのような音にならない(上手い人はチューブアンプのほんの少しの歪みといい具合に混ぜているケースが多い)し、そもそもめちゃくちゃ歪むので音抜けが悪く、音量を上げるとアンサンブルを簡単に破壊してしまう。

世のビッグマフ使いはみんなこの「音抜けの悪さ」に悩みつつ、「でもビッグマフ、カッコええよなぁ……」という夢と浪漫でどうにか使いこなせんかと苦戦しているわけです。

大抵の場合、前段、後段に何かしらのペダルを繋いでトーンを上手く調整するのがセオリーなのだけど、私の場合、こちらを立てればあちらが立たずという具合でその組み合わせが上手く成立しなかったのだけど、先述の某先達のセッティングを試したところ……おう!これだ!これは使えるぞ!ハイゲインディストーションからヴァイオリントーンまで自由自在ではないか!ワッハッハ!ワッハッハ!……と相成ったのでございます(細かいセッティングについては久々に企業秘密にしたいレベルで好みの音だったのでヒ・ミ・ツ!ヒントは……マフの後段にV社の赤いやつ!皆様、やはり日々研究と試行錯誤ですぞ!)

一つ「これだ!」というセッティングが見つかると今度はその音を基準に、他の歪みを足すとどうなる、ここから他のペダルでEQを変えるとどうなる、クリーンは、クランチは、と芋づる式に他のセッティングまで見直すことになり、この一週間、ものの見事に泥沼にハマっていたわけなのですなぁ……まだしばらく終わりそうにないのぅ……

といったところで今週はこんなところでお開き。

さてさて、今週は己のライブはないけれど、知人のライブを観に行くのだ。上手い人のプレイを間近で観ることで得られる経験値は全くもって馬鹿にならない。

日々研究!トライアンドエラー!音楽は続くよ、どこまでも!そして今週の土曜版も私の担当!

また土曜!

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毎週火曜日は『今週のハウリンメガネ』Vol,58 (2025年2月18日発行) 『マイクレスLive』の「面白さ」と「難しさ」

2025-02-18 10:09:32 | 『ハウリンメガネ』コラム集

毎週火曜日にご機嫌よう!『今週のハウリンメガネ』

今週も『私の一口コラム』『その週のライブインフォ』をお届け!

あ〜……疲れたぁ……楽しかったけどな!

先日の日曜は大阪・守口市にある『ぱんだ食堂』でライブがありました(仲良くして頂いているボーカリスト、『ありす』さんが営む、小さないい具合のダイナーなのだ)。

ここはデカい公園に面した住宅街の中にあり、あまり大きな音を出すわけにもいかんので、久々にエピフォン・ブラックストーン(モロVintageギター)を持ち出して生音、生歌での30分一本勝負でございました。

小さな店とはいえ、生音、生歌で30分きっちり聴こえるように演るとなるとそこはやはりフィジカルな世界。

マイクレス、アンプレスで音を通すためには体力が要る……が!面白いことにそれで変に力んで声を出したり、ギターを力いっぱい弾くと逆に音が通らない!

以前書いたように、アコースティックギターというのはお客さんの方に向かって音が飛ぶ楽器であり、自分の声もまたお客さんに向けて発するもの。

その匙加減を理解すると音量という力技ではなく、どの程度音を通すか、どう聴こえさせるか、という別の技術と集中力の問題になってくるのです。

幸いお客さんからはご好評頂き、ご一緒した先輩の谷田一心さんからも「結構アコギ、練習したやろ?」とのコメントも頂けたのでまあ、私のアコギプレイも多少はマシになったのであろう(と思いたい。思わせて!)

唯一しくじったのは、今回トライコーンのスクエアネックを持ってきたゴキゲンなスライドマンである『おきあがりコボシ』団長さん(普段はジャグバンド『激団モンゴイカ』で活躍中)から、「な〜んでリゾネーターじゃないの!」とツッコミを頂いてしまい、(あー!スタイルOにしとくべきだった!)と頭を抱えたことぐらい。

芸達者揃いの楽しい一日でありました(4月にまたぱんだ食堂に出るのでその時はリゾネーターで……!とフツフツと闘志を燃やす私であります)

さあ、ライブは続くよ今週も!今週のライブインフォ!

会場は先週に引き続き、大阪・守口!

【日時】

2025年2月24日(月・祝)

OPEN12:00/START13:00

【会場】

守口Ks 本店

守口市八雲中町1-2-13

大阪メトロ谷町線 守口市駅より徒歩5分

https://maps.app.goo.gl/bwnWByAVJMMmvZgu6

【チャージ】

¥2,000(1ドリンク込み)

【出演(※出演順とは異なります)】

OA.さとみん/こんちゃん/おっくん/Mchael/スロウモウ/yass/ハウリンメガネ

また来週!

<ハウリンメガネ筆>

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ハウリンメガネが縦横無尽に吠える「メガネの遠吠え!」(第45回) 相変わらず『エフェクター研究をする』私の冬生活

2025-02-15 13:17:27 | 『ハウリンメガネ』コラム集

再びの寒波近づく土曜日にごきげんよう!ハウリンメガネである。

ライブのため、えっちらおっちら阪急電車を乗り継ぎ、京都四条大宮へ向かう途中、車窓から見える雪景色に「おう、見ているだけで寒い寒い」と凍えていたのは先週の土曜日のこと。

またあれが来るのかと思うと少々気が萎えるが、こういう愛らしいモノに出会えることもある。

へんにょりと溶けかけている姿がキュートで思わず撮ってしまったこちらは、先日のライブ会場であるKs四条大宮店の脇路地で見つけたちび雪だるま(溶けかけの雪だるまというのも風情があってよろしいですな)

こういう点景も寒い冬の楽しみというわけで、プルプル震えつつ、来週も寒さに耐えていく所存。

ま、それはさておき……踏んでる?ブースター

(なに?急に話題を変えすぎ?まあまあ、お気になさらず)

最近も相変わらず、年明けから話題に出しているメイビス製ストラトをよく手に取っている私なのだけど、モダン&ファットな特性も相まって、ついついジェフ・ベックのようなプレイを試みる日々(勿論ジェフの様には弾けないが、弾いているとなんとなくそれっぽく聴こえる瞬間もあり、やり込んでしまう)

そこでふと気になったのが「そういやジェフの音ってなんであんなに抜けてくるんだ?」という点。

ジェフのプレイ、特にライブの音を聴くと、音質や歪み方は大きく変わらないのに、必要なタイミングで音の『抜け方』がちゃんと変わるのである。

最初は手元のコントロールだけでやっているのかとも思ったのだが、よく見てみると要所要所で足元のペダルを踏んでいる姿が見える。

(ああ、この人ペダルの使い方も上手いんだなぁ)と、改めて感心していたのだけれど、正直にいってこの「ギターソロ、ないしリードフレーズを弾く時にブースターを踏む」というのが長年ピンとこなかったのが私。

というのも、私がオーバードライブやディストーションの類をブースターとして踏む時というのは、全面的に音圧をガンッ!と上げたい時、つまり、カート・コバーン(ニルヴァーナ)がやっていたようにペダルをオンした瞬間にガツン!全体的に歪みや音圧を持ち上げたいときに踏むもの、として使ってきたのである。

この状態だと既にアンプは飽和しており、そこからさらに別途ブースターを踏んだとて、歪みこそ濃くなれど、音量はさして上がらず、これならばわざわざソロ向けにブースターを置かずとも手元で上げ下げすれば……という発想でこれまで生きてきた訳である(そもそも私のサウンドメイクが下手という問題点は脇に置け)

実際、昔気質のギタリストだと、手元ボリュームの上げ下げとピッキングコントロールでバッキングからリードまで弾くのが普通であり、それを好むプレイヤーも多いが、そういう人の足元にも大概一つ二つオーバードライブやブースターが転がっており(先述のジェフ・ベックもそうだ)、彼らのプレイを観察してみると、ブースターを踏んだ時、音圧や歪みは大きく変わらないのに何故かギターの音が前に出てきている。

何故あの人達の音は抜けてくるのか?

この疑問を解消すべく、ここ何日か手持ちのペダルをとっかえひっかえ試していたのだが、ようやく分かってきた。

彼らは歪みペダルをブースターではなく、イコライザーとして使っているのである。

一口に歪みペダルと言ってもそのサウンドはハイが強いもの、ボトムが締まるもの、ミッドにフォーカスされるものなど、千差万別。

この帯域の変化が実は重要なポイント

以前、ストラトのボリュームを8から10に上げたとき、音量や歪み感はさほど変わらないが、トレブルが抜けてくるから音抜けがよくなる、と書いた記憶があるが、この理屈と同じで、歪みペダルを歪みを得るもの、アンプをブーストするものとして捉えるのではなく、アンプへ入力する音の帯域を整理し、耳に届きやすくする、音の質感を変化させる、それが彼らがブースターを使う理由なのであろう、というのが今回の私の結論。

何を今更当たり前のことを、と思われる方も多かろうが、こうして改めて考えて試してみないと実感として理解できないのだから私もつくづく阿呆である。

よくよく考えてみればスティーヴィー・レイ・ヴォーンチューブスクリーマーを噛まして音をミドルに寄せていたり、ヌーノ・ベッテンコート「RATを歪ませずに通したボトムエンドが大好きなんだ」と発言していたり、もっといえば歪み以外でもエディ(・ヴァン・ヘイレン)フェイザーを噛ましていたのだってフレーズによって音抜けを変化させる為だったと考えれば腑に落ちるのである(まあ、前者二人は常時オンで使ってるからちょっと話が別な気もするが。さらにいえば、それこそファズフェイスを踏んで手元のボリュームをフルにした時のあのムー!ムー!とした暑苦しくトゥーファットなファズトーンもハイ上がりなマーシャルでファットにリードを弾く為のイコライザー(それも手元で細かく調整までできる!)と考えるとジミヘンがストラト+マーシャルというトレブリーになりがちなコンビネーションのブースターとしてファズフェイスをチョイスした理由もなんとなく頷けるのである)

そもそもイコライジングは音作りの基本中の基本なのだが、ペダル自体が持っている帯域変化、という点に着目すると、あれもEQ的に使える、これもEQ的に使える、と選択肢が拡がり、逆に「これのEQ感を活かせばこっちのペダルは外せるな」と、よりシンプルな方向にも考えられるのだから面白い。

ギタリスト諸兄諸姉の皆様、お手元のペダル、見直してみると新たな発見があるかもしれませんぞ?

以上、「ああいう音かっけーなあ〜、あのペダル買っちゃおっかなぁ〜」となりがちな己を反省するハウリンメガネでありました。お粗末!

<ハウリンメガネ筆>

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