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100% pure モノクロの故郷に、百彩の花が咲いて、朝に夕に、日に月に、涼やかな雨風が吹いて、彩り豊かな光景が甦る。

百々の選択。

2021年05月22日 | 百伝。

日本は、たとえアメリカとイギリスと戦争しても勝てない理由が分かるような昨今である。

日本の実行力の無さ、遅い決断力。

原因は、明治維新後の日本の所謂、上級国民と呼ばれる政治経済メディアを含めての官学の指導層にあるかもしれない。

欧米に比べて、何故日本はワクチン接種が遅いのか?

東京オリンピック、初めは東日本大震災の復興を高らかに宣言して、延期になった去年は新型コロナウィルスに勝利した証の開催を掲げたはずなのに、今は、安心安全な東京オリンピック開催を提言することによって、日本のプライドと意義があるのかな?

どういう事かな?

後戻りできない日本、これが世界平和、人類の未来に貢献しているという道標になるのかな?

堂々と東京オリンピック開催反対を唱える日本の大手メディアが一社も無いという事なかれ世論形成も悲しいね。

はじめにスポンサー企業ありきのメディア。

英国のドライブマップの一般道路には、ビューポイントという印があって、そこからの眺めや光景は美しいという人生の観光案内でもある。

アメリカもイギリスも、高速道路はほぼ無料。

翻って、日本の上級国民の人生道は、有料の高速道路を走っているような気がする。

彼らのほとんどが、一般人の一般道に降りようとせず、一般人の庶民感覚を知ろうとも共感しようとも知らぬ存ぜずの顔なのでは?

信号機もない、迷路もない、ひたすら終着点という人生のゴールを目指す安心安全な人生道を走っているわけだ。

満員の痛勤電車とも無縁、混雑を知らない、長い行列とは無関係な人種が上級国民かもしれない。

庶民、一般人の一般道には、百々の選択すべき道があり、どの道を選んでも失敗しても、近道、回り道と楽しい思い出になる事すら知らないかも知れない?

どうせ、終着点が、あっという間の死んでしまうゴールなのにね。

一般道の状況を知らず、降りたくない、結果を怖がる、責任逃れの上級国民の高速という人生道は危なく寂しいね。

日本の主権は、国民である。

立派な多くの勤勉な一般国民がいてこその日本なのである。

日本が開催する前代未聞のオリンピック成功例を期待します。



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