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100% pure モノクロの故郷に、百彩の花が咲いて、朝に夕に、日に月に、涼やかな雨風が吹いて、彩り豊かな光景が甦る。

百年後の空き家

2012年08月29日 | 百伝。
日本は、人類史上、例のない人口減という超高齢少子化社会を形成しつつあります。

その歴史の先頭を走っているのが、故郷の百島です。

30年ほど昔、百島では、空き家が増加するという不安が広がりました。

20年ほど昔、百島では、空き家の増加が、ほんとうに目につくようになりました。

10年ほど昔、地方の都市部にドーナツ現象が広がり、シャッター通りとか空き家が増加し始めました。

現在、日本中で、大都市圏を含めて、急速に空き家が増大しつつあります。

日本全体での空き家が、750万棟程度。

東京では、そのうちの10%の75万棟。

東京23区内の死亡者の30%超える割合で無縁・孤立死というかたちで直葬となっているとのこと。

現在、日本の要介護者は、約400万人・・そのうち認知症の方が、約300万人。

5年以内に、要介護者の人口は、約600万人。

2025年には、要介護者の人口は、約800万人。

現在の日本の生活保護受給者は、約210万人以上。

現在の日本のニート(15歳~34歳)の引きこもり人口は、推計約70万人(潜在人口は、推計で155万人)。

35歳以上のニートは無業者となり、未来の生活保護受給者の確定候補となります。

さて・・。

今年度、農林水産省が、農業への新規就業者への現金給付を始めたところ、応募者希望者が殺到したようです。

そのため、来年度から、林業、漁業の新規就業希望者に対しても、一定期間現金を給付する制度導入の検討を始めました。

「所得確保を通じて1次産業の後継者を確保する」・・農林水産省のコメントです。

加えて、夫婦での新規就業の子作り奨励政策も必要では?

さもないと・・日本という国は、空き家だらけの国家になります。

高層ビルも、未来の墓石というシンボルに映ります。

現在の日本の人口、約1億2千万人。

50年後の日本の人口、約8000万人(そのうち5割近くが65歳以上を占める)。

百年後の日本の人口、約4000万人という統計予測です。