百島百話 メルヘンと禅 百会倶楽部 百々物語

100% pure モノクロの故郷に、百彩の花が咲いて、朝に夕に、日に月に、涼やかな雨風が吹いて、彩り豊かな光景が甦る。

百島の陽射し

2012年06月02日 | 百伝。
福井県の関西電力の商用・大飯原子力発電所の再稼動の見通しがついたようです。

大規模停電となる怖れもあったのでしょう。

電力の大消費地、関西圏の首長からは、あくまでも暫定的、一時的な再稼動であるという主旨の容認ですが、なかなか難しい問題です。

日本の原子力問題は、さらに続く難しい問題を抱えています。

福井県敦賀市にある、日本原子力研究開発機構の夢の高速増殖原子炉「もんじゅ」が、今月中旬に完全復旧するとの事。

この「もんじゅ」・・トラブル続きで、現在までの累計経費は、1兆円以上となっています。

毎日の維持費だけで、約5500万円を要するとか・・。

その殆どが、電気代というから笑ってしまうようなお話です。

廃炉が、凍結か、研究開発促進か・・日本のエネルギー問題の根幹となる踏み台となりそうな深刻な原子力問題です。

こうした中、明るいニュースがありました。

百島の福田地区の塩田跡に大規模な太陽光発電所(メガソーラー)が建設される計画があるとのことです。

本年度内に着工予定だそうです。

島内全世帯への供給も計画しており、売電を目的とした離島でのメガソーラー設置は日本国内初となるとの事です。

ただ、建設運営する電力事業者を募るという異業界進出を促すビジネスです。

出資できる法人、個人がいないと・・ただの夢の話となるかもしれません。

段々畑や海岸を利用して、百島全体を太陽光やら潮力やら風力によるエネルギー供給地とするベンチャー型企業なり、起業家志望の若者が手をあげると面白いかもしれません。

商用として売電も可能な自家用発電機を開発すれば、尚の事、面白いかもしれません。

因みに、メガソーラーとは・・?

大規模な太陽光発電所は、ソーラーファーム(solar farm)やソーラーパーク(solar park)と言います。

出力が、1MW(メガワット=1000kW)以上の発電所を、一般的にメガソーラーと呼ぶそうです。

太陽に向かって、歩いていますか?

心地よい陽射しが、ありますように。