坐摩神社の真東、大阪のメインストリート御堂筋沿いにあるお寺が、
南御堂という名前の方が遥かに知られている真宗大谷派の難波別院です。
所在地:大阪府大阪市中央区久太郎町4丁目1-11
宗派:浄土真宗大谷派
御本尊:阿弥陀如来
創建:文禄4年(1595)
開基:教如
【縁起】
難波別院の創建は今から400年以上前の安土桃山時代の末、
本願寺第12代・教如上人が大坂渡辺の地に大谷本願寺を建立したことに始まります。
創建から2年後の慶長3年(1598)に、豊臣秀吉による大阪城の拡張と、
城下の町制改革でなどにより、大谷本願寺は現在の難波別院のある地へと移転します。
また慶長7年(1602)には、関ヶ原の合戦に勝った徳川家康によって
京都・烏丸七條の地が寄進され、教如上人は大坂から京都へと寺基を移されます。
教如上人は東本願寺(真宗大谷派の本山・真宗本廟)の建立と共に、
大阪の大谷本願寺の地を「難波御堂(難波別院)」とし、
大阪における念仏の中心的な道場とします。
その後も上人はたびたび大阪の地に赴き、お念仏の教えを説き広め、
上人亡き後も難波別院は、宗祖親鸞聖人のみ教えを伝えていく上において、
今日まで大きな役割を果たしてきました。
【御堂会館】
これは山門を兼ねているそうですが、
山門には見えません。
実は900人程度のキャパのホールなんです。
こちらで会議やコンサートが開かれており、
私も昔、競馬の予想会に参加したことがありました。(笑)
御堂筋から見るとお寺という雰囲気はほとんど感じられません。
この南御堂はお寺ということを知らない大阪の方々が、
結構いるんじゃないでしょうか。
【本堂】
さすがに立派な本堂です。
しかし、先の大戦で灰燼に帰し昭和36年に再建されたもの。
【御堂会館】
【堂内】
いかにも真宗系といった感じの広い堂内に豪華絢爛な内陣です。
【鐘楼堂】
【梵鐘】
教如上人が大谷本願寺を創建された際、
文禄5年(1596)に鋳造された大谷本願寺銘の梵鐘だそうです。
【松尾芭蕉句碑】
「旅に病で ゆめは枯野を かけまはる」
【獅子吼園】
御朱印はございませんが、
セルフで押す完全なる記念スタンプは本堂内にありました。(^^;
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