Gomaler's~神社仏閣巡り~癒しを求めて

主に関西の神社仏閣巡りと御朱印集めが趣味です。

長講堂(2012年1月21日参拝)

2012-02-11 | 仏閣
京の冬の旅の非公開文化財公開をチェックしていると長講堂というお寺が気になった。
地図を見てみるとよく酒を買いに行っているタキモト酒蔵館に近いではないか。

あ~、あのお寺かぁ。

タキモトに寄る時は毎回横を通るのですが、
後白河法皇の持仏堂で後白河法皇坐像(重文)、
本尊・阿弥陀三尊像(重文)、後白河法皇直筆の「過去現在牒」などの寺宝がある、
とても由緒あるお寺だとは。

単なる檀家寺と思ってた。(^^;


所在地:京都府京都市下京区富小路六条本塩窯町528
宗派:西山浄土宗
御本尊:阿弥陀如来、観音菩薩、勢至菩薩
創建:寿永2年(1183)
開基:後白河法皇(法名・行真)
正式名:法華長講弥陀三昧堂


【歴史】
後白河法皇の仙洞御所「六条殿」内の持仏堂として建立。
深く仏教に帰依した法皇が長講堂創建に合わせて制作を支持し、
念持仏として祀られた丈六の阿弥陀仏、観音菩薩、勢至菩薩の三尊が本尊である。
後白河法皇は永年の護持を願って「長講堂起講五か条」を定め、
莫大な寺領を寄進したが後に「長講堂領」と呼ばれて全国に広がり、
荘園史上最大の皇室御領として知られた。
建久3年(1192)法皇崩御の後には長講堂と寺領は皇女宣陽門院に譲られ、
菩提を弔う為に法皇の御真影を安置する御影殿が建立。
その後戦乱や天災により寺域が狭まり天正年間の豊臣秀吉天下統一による京洛整備の際に、
現在の位置に移転した。


【山門】



【境内】







まずは書院に上がり後白河法皇御真影(複製)や過去現在牒を拝見。

過去現在牒には神武天皇から安徳天皇に至る歴代天皇に始まり、
源義朝、平清盛、源義行(義経)などの武将から祗王、祗女らの白拍子など、
法皇と因縁のある人々の名前が親書されています。

係りの説明付き。
内部撮影禁止です。


【本堂】


こちらに祀られている阿弥陀三尊像が凄い。
正直このお寺にここまで素晴らしい仏様が拝めるとは思いませんでした。
感動すら覚えた。

本当に嬉しい誤算。

係りの説明付き。
写真撮影が出来ないのが本当に残念です。


【後白河法皇御影殿】






後白河法皇御尊像(重文)や後白河法皇御真影、位牌が祀られています。

後白河法皇御真影は法皇が画竜点睛したという勅封の自画像で、
五十年に一度の後白河法皇の大遠忌の時に宮内庁勅使立会いのもと開扉されます。
前回は平成3年の八百回大遠忌に開扉されました。

あと30年か。(遠い目)

係りの説明付き。
こちらも内陣撮影禁止です。


【御朱印】





書置きで1枚300円です。

最新の画像もっと見る

コメントを投稿