裏千家 今日庵（2013年3月2日）

宝鏡寺から妙顕寺へ向かう途中に着物を着た若い女性を10人ぐらい見た。
やはり女性は着物や浴衣を着ると可愛く見えるよねぇ。

普段の5割増しで可愛く見えるから不思議ですよ。（＾＾

そんなことを思いながら歩いていると素敵な門に目が惹かれた。

その門の名は裏千家今日庵のとてつもなく渋い兜門といいます。

なるほど～、
先ほど見た着物の女性達は裏千家のお弟子さん達だったのね。


【兜門】


裏千家の代表的な存在と言われるこの門は嘉永2年に建てられたもの。
これは龍光院の兜門を模したと言われているそうです。

その渋く侘びのある門にしばし見惚れていました。

素晴らしい。

中に入ってみたい欲求にかられますが残念ながら拝観不可なんですよね。

しかし、裏千家に入門すると今日庵訪問というものがあって、
拝観不可の場所に入れるそうです。

その中身が凄いんです。

まずは表千家、裏千家、武者小路千家の三千家の菩提寺である大徳寺聚光院にて
利休の墓を中心に三千家歴代の墓所をお参りし、国宝の狩野永徳の襖絵を見て、
重要文化財の閑隠席、桝床席という茶席が見れるという充実ぶり。

聚光院も一般拝観不可のお寺です。
（非公開文化財特別公開時のみ拝観可）


そして今日庵に行くと裏千家の教授以上になって初めて
入れることが出来る千利休と千宗旦を祀った「御祖堂」に
入門したての者が特別に入れるそうです。

また重要文化財で千利休の孫である宗旦が隠居所として建てた茶室今日庵をはじめ、
寒雲亭、又隠、梅の井、咄々斎、溜精軒の茶室を拝観。


いいなぁ、羨ましい。

思わず裏千家に入門しようと思ったよ。（＾＾；


さて、寄り道はこれぐらいにして妙顕寺へ。