Gomaler's~神社仏閣巡り~癒しを求めて

主に関西の神社仏閣巡りと御朱印集めが趣味です。

閑谷神社(2013年2月23日参拝)

2013-04-11 | 神社
前から行きたかった閑谷学校。

旧岡山藩直営の庶民教育のための学校で、
国宝の講堂が余りにも有名ですよね。

本当に楽しみです。



所在地:岡山県備前市閑谷784
御祭神:池田光政
創建:貞享三年(1687)
社格:県社



【由緒】
閑谷学校の創設者である岡山藩主池田光政を祀るために建てられたもので、
もとは光政の諡(おくりな)にちなんで芳烈祠または西の聖廟に対して東御堂といわれた。

明治8年(1875)に神社格付けされ閑谷神社と改称した。

本殿内に宝永元年(1704)に鋳造された光政の金銅製座像が安置されている。


【石門】






旧閑谷学校まであと1キロぐらいでしょうか、
県道261号線を走っていると石門というものを見つけた。

この宝珠を思わせる石は元禄10年(1697)に建てられた閑谷学校の校門だそうで、
高さが3.8メートルあって実は2/3は埋もれているという。

後の人間がこの周辺の土地を埋めたということですが、
何もこんな埋め方しなくても。

全くのやっつけ仕事ですね。(苦笑)


【泮池】




広い無料駐車場に車を停めて進むと見えてきました。

エメラルドグリーンの池に優がに鯉が泳いでいて、
とてもいいですね~。

この池は中国上代の諸候の学校である頖宮(はんきゅう)の制に擬してつくられたもので、
重要文化財だそうです。

重要文化財の池なんて初めてみた。(^^;

池に架かっている石橋も重要文化財とか。


【校門】




中国最古の詩集である「詩経」の中の詩に因んで鶴鳴門とも呼ばれ、
両脇に花頭窓のある付属屋を付けるなど中国の建築様式を模しており、
貞享三3年(1686)の造営された重要文化財。

素晴らしい。

建築物好きとしていきない凄い門を見せていただいた。


【石塀】




河内屋治兵衛を棟梁とする石工集団によって築かれたもので
「切り込み接ぎ式」の工法が用いられており元禄14年(1701)に完成。

凄い。

あのように石を切る加工技術もさることながら、
それをピッタリ組み合わせる技術は神業としかいいようがない。

あれが300年以上前に造られているなんて驚愕です。

重要文化財は当然ですね。


【公門】


藩主臨学の際に使用した門で御成門ともいう。
本柱の後ろに控柱二本を建てて切妻屋根をのせる薬医門様式の建物で、
石塀が築かれた元禄14年(1701)の時点で設置された。


【閑谷神社】




拝観料400円を支払い中へ入った。

国宝の講堂を見たい気持ちを抑えまずは神社へお参り。

神社全てが重要文化財。


【中門】



【拝殿】


瓦は全て備前焼。

高い備前焼を贅沢に使用されていますね。


【幣殿・本殿】




宝永元年(1704)に鋳造された光政の金銅製座像が安置されているそうです。


【神庫】



【繋牲石】



一通り参拝した後はいよいよ国宝の講堂へ。

それはまた明日。(笑)