無意識日記
宇多田光 word:i_
 



この話題続けるの私? 正直うんざりだけどもう少しだけ。リリース前の楽しい時間帯になんでこんな憂鬱な話をせにゃならんのか。読者様に於きましてはここでブラウザを閉じて貰って全く構わない。


さて。音源リークに出会った時の本来の最良の対処法は「無視」。これに尽きる。自分もそうしようか迷った。が、頼んでもいないのに勝手にダイレクトメッセージでリンクが送られてくるとあっては自衛をせねばならなくなった。自分はそんなものに関わりたくないと周りに強くアピールをする必要がある。

即ち、エゴだ。私が酷い目に遭いたくないという自己都合でこの話を続けている。繰り返すが本来なら徹底無視が最良なのだ。誰も話題として取り上げなければ広まらないからリーク自体の意味も無くなる。ならば誰もリークしなくなるだろう。それが最良の方法と結果である。しかし私は自分の身可愛さに最良ではなく次善の策を採ることにした訳である。

こういうワガママを通すときはそこには公共の利益も伴うと付言するのが往生際が悪くてよい。こほん、私がこうやって注意喚起することで音源リークの罪深さを周知できるのであればそれは少しは今後の業界の為に役に立つだろう?そうであろう?(できるだけウザく言うのがコツ)(何の話だよ)


音源リークは国際的に犯罪である。その昔マスターテープを盗んで身代金を要求してきた事件があったが、音源を盗むというのはそういった類の犯罪だ。人身の誘拐や拉致とそんなに変わりは無い。

更に、ここ日本国では、そういった違法な音源をインターネット等から取得することも犯罪であり刑事罰が科せられる事になっている。俗に言う「ダウンロード違法化」である。今回の場合配信開始日が明記され周知されている状況で『BADモード』関連の音源や映像や(場合によっては)写真や画像などをダウンロードした貴方は既に犯罪者なのだ。それで実際に立件されるかは別として、だが。交通違反でいえば信号無視とか飲酒運転みたいなものかな。警察のお世話になるかは運次第だが、いつしょっぴかれても仕方がない状態なのである。

もしかしてこの「ダウンロード違法化」が、周知徹底されていないのだろうか? ちょっと油断してる人が多そうな雰囲気だ。更に最近ではリツイートに関しても名誉毀損罪や侮辱罪を適用する判例が出てきた。それに対する賛否はさておき、庶民としては判例として現実に示されているという事実そのものを重視せねばなるまい。

このままでいけば、例えば音源リークの違法ダウンロードを案内するツイートをリツイートしただけで犯罪幇助として立件されるようになるかもしれない。私が判例を知らないだけか? 既にそうなっていても何らおかしくない所まで厳格化と厳罰化は進んでいる。ソフトパワーで突き進むしかない島国に於いて著作権意識の高まりを抑える術は無い。

自分に前科がついても構わない、という覚悟があるならそれはそれだが、特に若い人はそこらへんを軽視しない事が今後の人生のために重要だ。たとえ軽度な罰金刑などで済んだとしても、デジタル関連で前科のある人がコンピュータを使う職業に就けるとお思いで? 中高生の皆さんにはプログラマなどの職種が人気らしいが、競争の激しい業界で前科持ちなんて一発でアウトだろうよ。いやまぁ、過去が照会されるとは限らないけども、それでもね。

それこそ道交法でいえばスピード違反程度の認識なのかもしれないが、いやそれでも違法は違法、犯罪は犯罪である。そしてこの界隈は、いつも述べてるように法整備自体が日進月歩だ。匿名で活動してるから云々などももう通用しない。大体、最近は携帯電話で二段階認証してログインするサービスばかりなんだから投稿者の特定なんて簡単過ぎですよね。

兎に角こういった著作物関連のトラブルに関しては、やはり「徹底無視」、「触らぬ神に祟り無し」である。今後リーク音源などの情報を見かけたら即座にブロックして見なかったことにしよう。知らないうちにダウンロードさせられているかもしれない。勿論故意でなければ無罪放免なのだが、警察のご厄介になる時点でもう疲弊間違い無しですよ。兎に角そこから離れる事だ。『BADモード』に関しては、もうあと10日余りで音聴けるんだから、そんな所に自分の人生賭ける必要はないでしょ?


なお、追記になるが、あたしは他の国の法律は知らない。リークした方のみならずダウンロードした方もしょっぴかれる国がどこにどれくらいあるかも知らない。だが、サーバがどこにあろうと、日本で日本国内の著作権法に抵触する著作物を違法にダウンロードしたらそりゃやっぱり犯罪なのですよ。再度言う。皆様に於きましては、くれぐれも、お気をつけを。この件に関しては、気をつけすぎるなんてことは、徹頭徹尾、ありませんので。

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何度でもアピールしとこか。

また恒例の?アルバム発売直前リーグがあったようで。やれやれここに極まれりだが、アルバム発売時の昂揚感を阻害してまで人より先に聴いて楽しいのだろうか。メディアの古めかしい特ダネ至上主義に騙されてるだけな気がする。ほんとのとこどうなのかねぇ。

前回のアルバム名リークとは違って、今回は音源や映像の流出だそうだからデマカセやデマゴーグではないようなので私はアクセスしていない。誤報蔓延とかの心配も無いからね。歌モノなのでニセモノではないだろう。

大体、こんな日記を書いてる人間が人より先に音源を聴いて黙ってられる筈がなかろう? いや黙ってても「もう聴いた」感がそこかしこからダダ漏れまくるに決まっている。そうなったら我が身が危ない。

日本では法的整備が進んでいて、リーク音源はそれと知ってダウンロードした時点で刑事罰に問われる可能性が出てくることはかなり周知されているが、宇多田ヒカルは全世界数十ヶ国で、いや、もう100超えてるんだっけ?で配信される国際的なアーティストだ。中にはそういった法律が無い・未整備な国や地域もあるのかもしれない。インターネット上の犯罪はどこでどう裁かれるべきか2022年の現在もまだまだ混沌としている。

配信音源といっても、それぞれの国での「国内契約」があるアーティストはそれぞれの国で「国内盤」がリリースされる。サブスクで洋楽を聴いてるリスナーならお馴染みかと思うが、同じ作品でも曲名がアルファベットで書かれたものとカタカナで書かれたものの二種類に出会すことがあるだろう。そのうちカタカナで書かれた方が「日本国内盤」で、ボーナストラックが追加されていたり独自マスタリングが施されていたりする。即ち、それぞれの国で国内盤リリースの為に各国のレコード会社担当が音源を早めに受け取っている筈なのだ。

故に、国内法整備が拙く疎い国と地域のリリースについて、例えば梶さんや隈部くんが出来る事など殆どないだろう。相手を信用して音源を渡すしかない。そういう契約なんだもの。こればっかりは、日本のレコード会社を責めるのは酷というものだ。各国の著作権意識向上と各国内法整備に期待するしかないわね。

だが日本国内に関しては昨今最早議論の余地はない。アルバムタイトル名のリーク程度なら情報を受け取っても支障は無いが、種々の登録が終わっている作品としての著作物をそれと知ってダウンロードした場合レコード会社から訴えられるのは覚悟して貰わなければならない。自分みたいな端っこの人間が、などと思うと危ない。罰則なんて見せしめが本懐なのだから「地味な庶民でも初犯でしょっぴかれるよ?」ということを示すのが訴訟のやり方だろう。あくどいと思われるかもしれないが、音源をリークしたりその音源をダウンロードしたりする方がよっぽどあくどい。それがなくなれば訴訟や告発なんてする必要がなくなるのだから。

何より、リークはヒカルが悲しむ。心身を削り切って作り上げた創作物をあっさり剽窃された心中は察するに余り有り過ぎる。今頃怒り心頭でダヌパが怯えてるかもしれない。見せないか。兎に角、音源リークとその授受は日本ではすっかり犯罪として確立されているので、アカウントはおろか人生が凍結される危険があることを皆さんは肝に銘じておいてくださいね。

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