例年通りAnimatoで涼を得ようとするのだが、この曲の構成をよくよく眺めてみると実に諄く、コレ聴いてよく涼しくなるなと不思議になる程だ。如何に光の編曲能力が"コアなものをPopに聴かせる"点に於いて秀でているかが解る。過去に書いた通り、"氷笛"の旋律は確かに寒々としているがコレにマーチングドラム,ボーカルリフレイン,ヒューマンボイスシンセによるコーラス,更に左右に揺れ動くマリンバ音色のアルペジオと突風の如く斜め上に吹き昇るフレーズが絡み付く。ラスト100秒ではソレらが総て重なり合った上光の歌が二手に別れるというどこまでも重層なこの曲をサラリと聴かせているのは何とも凄い。
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