無意識日記
宇多田光 word:i_
 



したアーティストだ。彼女の最初の10年はCD衰退の10年でもあった訳で、01年のあゆとの"対決"辺りが最後の祭だったか。理屈としてはネット環境敷延による市場全体の沈下が原因で売上が落ちたといえてしまう為、光のPopミュージシャンとしてのパワーが実際どう発揮されてきたかは判り難く、ソレは好都合だったとも損だったともどちらとも解釈できる。が、次の宇多田ヒカル名義のアルバムはその市場の印象との混同融和性故に"衰退の10年"を締め括る象徴として語られる危険性が出てくる為、ファンとしては浮き足立たずに自分の耳で判断して光に率直な感想を届ける必要があるだろう。

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当欄では定番だが、少し長めのスパンでみてみるとミリオンセラーが連発されていたのは80末~00頭の間の話で実は90年代が88年のCDシングル登場以降暫くのニューメディアバブルに乗った特殊な時代だったと総括するのが実感にそぐう。皆CDが売れなくなったと嘆くが、CDメディアの優位性がなくなればそのバブルが弾けるのも当然か。当時アナログ盤はその使い勝手から音楽ファン限定のメディアだった。今はCDも似た様なものだろう。歌を聴く為、というよりコレクターズアイテムとしてアナログやCDが買われてきたと考えれば80年代と00年代がジャニーズを筆頭としたアイドル全盛だったのも合点がいく話かな。

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例年通りAnimatoで涼を得ようとするのだが、この曲の構成をよくよく眺めてみると実に諄く、コレ聴いてよく涼しくなるなと不思議になる程だ。如何に光の編曲能力が"コアなものをPopに聴かせる"点に於いて秀でているかが解る。過去に書いた通り、"氷笛"の旋律は確かに寒々としているがコレにマーチングドラム,ボーカルリフレイン,ヒューマンボイスシンセによるコーラス,更に左右に揺れ動くマリンバ音色のアルペジオと突風の如く斜め上に吹き昇るフレーズが絡み付く。ラスト100秒ではソレらが総て重なり合った上光の歌が二手に別れるというどこまでも重層なこの曲をサラリと聴かせているのは何とも凄い。

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アルバム契約は後何枚残っているのか。詰まる所1ッの作品としてのアルバムという形態が定着したのはビートルズの影響が大きく、ソレ以前はただシングル曲を集めて出していたに過ぎなかった。転機というべきか、昨今の流通事情の変化の中、日本市場でシングル盤やアルバムにとって代わる何らかの提供形態をインパクトづけれる数少ないアーティストの中にヒカルも含まれているとみるべきだろう。今迄も着うたの健闘ぶりは見事なものだったが、今後は寧ろCDアルバム世代の人間に時流を説得する役割を担うかもしれない。契約次第だけど。場合によっては閉塞感を打破するブレイクスルーになり得るか。

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「丁寧に編集してんじゃないですかね」「ワカラン、凝ろうと思えば幾らでも凝れるだろうが、そんな事ファンは望んじゃないだろう」「ん~ソレは言い過ぎとしても、どちらかといえば完成度よりリリースの速さの方が求められてるかもしれません」「正直、時期を逸すると売れないと思うぞ」「いっそ、DVDでなくライブCDとしてリリースしてはどうでしょう」「ん、ソレはまたどういう意図だ」「ズバリ、"TiTOの曲を売り直す"んですよ、プロモ途中で止まっちゃいましたからね、イイ作品なのに」「つまり、ライブ盤でもう1度全米でプロモする訳か…EMIの仕事もあるし、いつになるやらだな」

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勝手に決めている)悩むのは毎度乍"最初どこで聴くか"である。つい"最速"のタイミングを求めてしまう所だが、第1印象はその曲に対する"一生の態度"を決めてしまいかねない為注意が必要だ。特に、公式のサンプル音源は公式であるが故に過大に信頼してしまうが、アレは買うか否か悩む人へのガイドであって聴く前から買う事を決めている層向けではない。40秒で(買う)支度をする訳ではない僕らは、余裕をもって、初対面の人に会う時と同じ様に格好を調えて曲と出会えれば、と考える。苦しいのは、自分より先に聴いた人がいてはるとネットサーフィンし難くなる事なんですがね;

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されるらしい」「ん? 知ってるよ、20人の歌姫をフィーチャした"BeautifulWoman"だ、コンセプトは"元気になるCD"で日本限定発売なんだとか」「世界中のシンガー達に"元気になってくれJAPAN!"って励ましてもらう企画だな」「幾ら何でも皮肉が効き過ぎてると思うが、まぁそう云われても仕方がないか」「流石にUtaDAなら違和感ないけど、客寄せパンダにしては中途半端だ」「折角取り上げて貰ったのにそう云うか」「名前に未々力がある事の証明ではあるけどね」「いい助走になると思うよ、新曲発表に向けての」「出来ればその新曲を入れて欲しかったぜ☆」「…。」

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洋楽主体且つ流行に左右されない音楽を聴いてきたもんだから最近の邦楽の元気のなさは際立って目を引く。話題性に乏しいし、何より覇気がない。カテゴリーをより大きく取ってスポーツやらマンガやら映画等と較べてもココ迄元気のない業界は珍しい。ラジオを聴いていても、メタルは若手勢が小粒ながら元気で頼もしい(未来に希望が持てる)のに、JPopは、個々のアーティストはどれも"悪くない"のに俯瞰した時力の結集を感じないのだ。嘆いていても始まらないのだが、もし次にヒカルが新曲をヒットさせたとしてもノスタルジーに拍車が掛かるだけかも。いい曲が聴ければ何でもイイんだけどね。

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で描いたが、前者は完成後にその側面に気付いた無意識的な表現の結果の曲、後者はその自覚に基づいて意識的に歌詞を書き上げた曲である。奇しくも、といってイイかは判らないが"かあさんどうして"と母に問い掛けたBMLのプロモ(僕らの音楽2行定対談)時に光は『偶発のみに任せずあらゆる角度から楽曲を磨く』旨語っていた(勿論、もっと平易な言い方で)。煮詰める、と言い換えてもイイかもしれないが光にとって楽曲の醸す印象は出来るだけ自らの視野に収めたいという意識があって、ソレがこのBW~ステゴでの"無意識的側面の顕在化"に繋がっているのかもしれない。

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作品にメッセージを込める事の意味を考えたい。作る目的と手段の倒錯というか、「作品を通して"何か"を伝えたい」と言ってる時点で作品としては未完成、或いは未熟といえる。到達点は「その"何か"=作品そのもの」なんだと思う。作品が"何か"の代替物に留まらなくなった時、その"何か"は受け手にAutomaticに届く筈である。究極の理想論ではあるけれど。だが然し、宇多田光はその究極の理想すら超えて作品を創り出す。世に既存する"何か"の群れを遙かに圧倒する、音楽への動機そのものといえる体験をFINALDISTANCEやPrisonerOfLoveで提示してきたのだから。

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和製R&Bの代名詞だったが、今は"何でもアリだが結局Pops"な作風となっている。よってTiTOも"R&B風Pops"路線であってコアなR&B/ソウルではなかった。未知の新曲が今度はバンドスタイルのロックサウンドだとしても、やはり"ロック風Pops"になるだろう。ライブ感重視、という程度の意味合いになる気がする。意味合いといえば、R&B/ソウルもロックも元を辿ればリズム&ブルーズであって、ソコから洗練されたモノがソウル,五月蝿くなったのがロックというだけだ。ハイブリッドなPopsを後々目指すのであれば、ルーツから眺める風景が最もSimpleな筈だから、50's以前のリズム&ブルーズのカバーにチャレンジするのもアリかもよ。

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毎週期待しながらやってきたが、各所で流れる撮影目撃情報は流石に新情報が間近である事を実感させる。脳天気でいられるのも今週迄かなと思う反面、コレがミラクルひかるによる一大ドッキリプロジェクトだったら面白いのにとニヤニヤしたり。ヲタクとしてあらゆる事態を想定してしまうのは避けられないのです。ただ、そんなでも毎回コチラの予想していなかった活動展開にもっていってくれるから目が離せない。別にハデな事はしてくれなくてイイからまず光自身の健康を考えて欲しい、とは皆思う事なのだが毎回限界付近を行き過ぎたり踏み留まったり。よくよく面白い人だ貴女はw

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したインパクトから光にはリズムの申し子的なイメージが付き纏うが、作曲家としては意外と変拍子を使わないオーソドックスさが先に立つ。イヤソレ所か自分のツボにハマるパターンを踏襲する頑固なスタイルを貫いてるとすらいえる。シンプル且つ明快なパターンなので、例えば「OpeningとCrossoverInterlude、どっちがHikkiのアレンジかはクレジットを見ないと判らない」という場合でも他の光作曲のインストと聴き較べればすぐに判ると思う。幾ら何でも唐突に7拍子の曲を書いてみたりとかはないとしても、折角TiTOで強化された歌唱力をより活かす為にもリズムパターンを更に増やしてみてはどうだろうか。

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のか、昨日撮影中の光を目撃した話がWebのどこかに出ているらしい。メイキングでその風景が使われるかもしれないから昨日前後の日付と天気を覚えておこうかな。ていってもPV撮影と決まった訳ではないけれど。基本的に6月迄は新情報は出ないというし、未々マッタリ待つ事にする。要領を得ない書き方をしているが、ソースがドコであれ情報は話半分で聞いといてほしい。噂話はウソが基本なのだから、疑うも自由、信じて後でガッカリするも自由、だ。ハッキリしているのは、責任の所在は兎も角光が落胆する直接の原因は噂話を無批判に信じてしまうファンの存在の方だという点である。

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小さい頃から聴くのが憧れだった。今でもそうだが、ココは昔からミュージシャン本人による番組が非常に多いのだ。コッチに来てナック5でそのテの番組を気軽に聴ける身分になれて満足な私である。時々、番組の中に個人名義の会社(誰々法律事務所とか)がスポンサーになっててその誰々サンが番組に登場したりして吃驚する。果たしてドコかのお金持ちHikkiファンがスポンサーになってナック5でヒカル出演の番組企画を立てる事はあるのか、とも勿論考えたが、ココは寧ろU3がスポンサーになって光が「この人の番組が聴きたい」ってのを実現して貰うのがイイのではないかと思う…ってローカルな話題でスマソ。

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