無意識日記
宇多田光 word:i_
 



昨夜のエントリは何やら意味深な筆致だが
別に何か新しいことを始めるつもりはなく
寧ろ今やってることの精度をもっとあげよう、
散々になっていることの集中力をもっと高めよう、という話。
んだから、このblogも今迄通りにいきますよv


さて、昨晩utada.jpで着うた・PC配信のお報せがあったのだが、
これはちょっとびっくり。

http://utada.jp/news/index.html#090717
から引用。

(モバイル)
着うた(R)・着うたフル(R) 「Automatic Part II」:7月22日
着うた(R)・着うたフル(R) 「Sanctuary (Opening)」:7月22日
着うた(R)・着うたフル(R) 「Sanctuary (Ending)」:7月22日

(PC)
eSingle 「Sanctuary (Opening)」:7月22日
eSingle 「Sanctuary (Ending))」:7月22日


なんと! Automatic Part IIのみならず、
あのSanctuary二種まで配信開始とな!?

今は通販がかなり行き届いているからコアなファンは
アマゾンなりHMVなりタワレコなりで輸入盤を
もう買い求めてしまっているから忘れているかもしれないが(私の話だw)、
これは、Sanctuary日本初リリースなのだ。
結構な重要事である。

通販も配信も使わず店頭でCDを購入する層はまだ置いてきぼりだが
とりあえず購入できる人数が増えたことを今は評価したい。

何度も何度も繰り返してきたように、
携帯でUtaDAの音源が(たとえ高価でも)購入できるのは大きい。
未成年は通販にせよ配信にせよ“決済”という壁が聳える。
クレジットカードも使えない人が殆どだろう。
その中で携帯の“決済代行”は彼女達彼らにとって福音だ。
少々(いやかなりw)一曲当たりの単価が嵩張るのが難点だが、
ひとつひとつ吟味して、永く愛せる1曲を探し当ててほしい。
金持ってる人はCD買えよw

もちろん、Sanctuaryは人によっては「一生の宝もの」と
なりえる強力な、強力に神聖な楽曲であると私は捉えているから、
当blogを読んでいて万が一まだ買ってない人が居たら、、、、まぁ、
「Passionそんなに気に入ってないからなぁ」っていうんだったら
歌詞が英語になってサウンドがちょっと違うくらいだから
あんまり強弁できないかぁ。弱気な私w


勿論、PC配信は別マスタリングだろうから、
購入して聴き比べてみる予定ではおりますよw
発売直後じゃあないかもしれないけどね。

で、PVは作らないの?(^∇^;


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HSのときはアルバムを聴き終えるなり約1万字書いたのに
今回のTiTOではひとことふたことですませた。なぜか。
アタマに流れた文章が、書いたものばかりだったからだ。
なので、書く気を無くしてしまった。

ちょっと時間が経ったので、何か書く気が出てきた。
とはいえ、全部を書き下ろすまではいかない。そこで、
折衷案として、それらの“書いたもの”たちをつぎはぎしながら、
TiTOのレビューとしたい。


まず、決定版は、コレだろう。

***** *****

幾度もくどく書いた事又諄々と 天然啓語 / 2007-09-28 19:32:57

書きますが。UtaDA2ndに向けて参考になる曲はFlavorOfLifeだ。出来る所迄自分でやりきり光らしさ溢れさせた1stEXODUSはそのままFoLOVに対応する。いわば音にベッタリ光の指紋が付いたサウンドだ。翻って2ndは素材を人の手に渡して自らの個性がどう輝くか試してみたBVに対応すると予想出来る。そこでの収穫といえば、一旦ひとの手に渡った曲との新しい距離であった。ひとの手垢にも塗れる事でまるでカバー曲の様に対峙でき素直な感情移入促し歌唱面に進境見せる事となった。1stでは多彩なソングライティングが耳を引いたが、2ndではシンガーUtaDAの成長にも注目である。

***** *****

TiTOの発売17ヶ月前のエントリ。
時制を合わせれば、そのままTiTOのレビューになるような、
非常に簡潔な内容だ。EXODUSとTiTOの違いをFoLOVとFoLBVの差になぞらえてある。
また、FoLBVの成果から、EXODUSがソングライターUtaDAとしての側面が
強かったのに対し、TiTOではシンガーとしての成長が注目点であることも
述べてある。この限られた字数を考えると、非常によく要約してあるといえる。

自画自賛。、、、、、、、、、書いてて呆れるわ。(汗)

でも、当時までに集めた情報を元に考えれば、これは自然なことだった。
2008年3月4月の雑誌インタビュー等を総合すると、
UtaDA2ndで新しいトラックメイカー・プロデューサとコラボレーションするのは
ほぼ確実なことだったし、そうする動機の源流がFoLであったことも、
光の発言の中で示唆され続けてきた。
なのでタイトルが「幾度もくどく書いた事又諄々と」なのだ。
よって、実はi_の自画自賛なんてものではなく、
ただ光が有言実行を成し遂げただけなのである。
そう考えてくれれば、わかりやすいだろう。

また、TiTOについて「Distanceアルバムを思い出す」という意見も
2ちゃんやmixi等で見掛けたが、それについても同じ時期にこう書いている。

***** *****

同じ1人の人間が2 度2ndを作る妙。 天然啓語 / 2007-09-26 19:46:36

UtaDA2nd ときいてまず手にとった作品は1stのEXODUSでもなければ光の最近作UBでもない、Distanceだった。恐らく作風妄想するのに鍵となるのは英語な事や時代性よりも「2枚目の作品である事」だと思う。距離は"雑多な"作品だった。EXODUSやUBも多彩ではあったが、光が作品全体を強くコントロールしているという意味でアルバム全体にストーリーがあった(「額縁を選ぶのは他人」/"ThisIsMyStory")。距離は初恋成功後の模索の中で色々やってみた末の多様性でありジャケも確信や決意に満ちたDREXUBとは一線画する。UtaDA2ndで光は今度は"故意に模索状態に入る"のではとみる。

***** *****

こんな感じ。TiTOが「故意に模索状態に入った作品」であるかどうかについては、
追々このblogでも触れていくことになるかも、しれない。まだわかんない。

「UtaDA2ndときいて」とあるのは、ちょうどこのエントリの直前に、
光が英文メッセ(携帯PC)でIDJのひとたちとミーティングしたと書いていたからである。
(日本語訳はこちら)(そのときの私の反応はこちら
それが、2007年9月25日のこと。

で。この時期から半年経過した時点でi_はこう書いていたのだった。

***** *****

今年度はUtaDA2nd 祈願体勢でGO 天然啓語 / 2008-04-02 19:33:54

どんな作風になるか。予てから複数プロデュース・Ne-Yoクン的コラボ・歌重視と書いてきた。コレにHステALの存在が考慮に加わる。反動か延長か。童謡まで飛び出た作風の反動なら、アダルト&コンテンポラリィなR&B色が濃くなるか。目に映るのはフレディよりプリンスやMJ、ブラックだがPopsのスタンスを見失わないアジアンによる音楽。延長ならキーとなるのはPoLになる。日本語向け素材を英語でやろうとして結局日本語で名曲誕生、光の作曲と歌唱の"18番"とは何かを顕にした。このプロセスは今1度光に両言語の音楽的特性について考えさせる契機となった筈。その考察の成果が音に出てくる事に期待である。

***** *****

まさか、これを書いた時点で“今年度”中(2008.4~2009.3)に
UtaDA2ndが発売されるとは、実際思ってもみなかった。ごめん光。
Ne-Yoクン的コラボは結局日本盤アルバムでは為されなかった。
これは予想としてはハズれている。また、複数プロデュースは単に
光のインタビュー発言の引用であり予想ではない。歌重視に関しても、
半分は引用みたいなもんだ。しかし取り敢えず、
複数プロデュース&歌重視の作風はTiTOの大きな特徴となった。
勿論、その下に書いてある“アダルト&コンテンポラリィなR&B色が濃くなる”点も
当たっているといえなくもないが、i_はTiTOを聴いて、
「このアルバムにR&Bって単語使うのは控えめにしようっと」と
思っているので、自分の中では「予想をハズしたな」という心持ちだ。

PoLに関しては、この間一本エントリ(米欄も読んでくださいな)を
書いたところなので、まぁ確認のようなものだ。
前半5曲のマイナーキー哀愁の歌メロ重視路線のルーツを日本語曲PoLに求める。
このセンは、裏切られなかった。確かに、PoLそのものではないが、
その差異はいわば、光が日本語と英語をメロディに載せる際の必然的な差異だと
考えておけばいいだろう。

上記の2エントリをまとめて書いたのが、次の1文だ。

***** *****

自身の実力見定めつつあるのなら 天然啓語 / 2008-05-28 08:11:30

今後の光の成長は内面を研ぎ澄ますよりも外界や他者との相互作用を通じて為される事になる(以前指摘した様に)。具体的には新しい録音場所や共作者を探す事を指すのだが、一方で今迄築いてきた光の方法論…「自分の色で押す」を崩すのも得策でない。双方の両立は難しそうだが、FoLBV・PoLを思い出そう、演奏者を加える事で光当初の青写真を超えるものが達成された2曲を。光の外界・他者との相互作用とは、両者が融合して新たな展開を見せるというよりは、他者を己(の作品)の化学変化の助けとする=触媒として扱う様なものなのだ。コレなら両立は可能である。

***** *****

即ち、他者との相互作用を下支えするのは「自信の実力を見定めること」にある、
とそう説いているのであった。つまり、自信のようなものだな、と
まとめるのはちと我田引水が過ぎるかな。てへ。

こほん。それはさておき。

また、Ne-Yoクンとやったようなコラボレーションは結局叶わなかったが、
i_は、コラボについては次のようなエントリを書いている。

***** *****

無粋な仮定から未来を妄想する愚 天然啓語 / 2008-05-29 19:18:53

光がUtaDAでコラボ相手を択ぶ規準が「アルバム全体を聴けば光の音楽性の振り幅と中心が何処にあるか解る様なバランスを達成する為にその時点での光に技術的に足りない部分を補える人材」だと仮定しよう。Exodusではエレクトロ風味が前面に出たのとバランスを取るかの様に光元来の嗜好であるリアルなロックとブラックなR&B風味を加味せんとセオドアの生ドラムとティンバのリズムを採用した。2ndでも同様の傾向を見せるとすると、制作終盤に UtaDAは日本人アーティストと共演するのではと予想したい。その頃には光のUSA人としての面が出過ぎてんじゃないかな。宇多田やる余裕もないだろうしね。

***** *****

これは予想を大きくハズしてしまった。
しかし、“日本人アーティストの共演”は、
全く考えてもいなかった違う形でアルバムに収録されることとなった。
そう、“Merry Chirstmas Mr.Lawrence - FYI”である。
これは、坂本龍一とUtaDAとの共作曲といっていい。
(ブックレットのクレジットでは、作曲者としてUtaDAの名ではなく
 Ryuichi Sakamotoの名が、PublisherとしてBatonGirlではなく
 YanoMusicの名が書かれている為、
 正確には“Merry Chirstmas Mr.Lawrence - FYI”はカヴァー曲扱いである。
 曲名が当初の“FYI”のみから変更になった点も付記しておく。)

経緯も「日本人としてのバランス感覚から」でもなんでもなく、
「会った初日にStargateからの提案で」というものだった。
なにしろ、「宇多田をやる余裕があった」のである。ココもハズしたよ。
実際に作業に入る、というより話がきていた、という段階だったろうが。

然し、他に「日本人とのコラボレーション」についての予想や願望を
書いたコメントを見かけたことがなかったし、
“着眼点は悪くなかった”と自分を慰めておくことにする。なんか情けないけど。

ちな!みに、このエントリを書いた時点で、
坂本龍一氏とのコラボレーションの可能性はアタマから否定していた。
というのも、この時にも書いたが、以前光はこのように発言しているからである。

***** *****

FMFUJI「山本シュウのサタデー・ストーム」その5 文字起こし / 2005-12-17 19:40:00

(前略)
 ま趣味が合うかどうかわかりませんけどあの~、まぁ、僕がね、 ぅん、 あの~…ワガママ自由ないちリスナーとしては、 はい、 坂本龍一のピアノでこんな音数の少ない、ね、 はぁ、 ピアノで、Hikkiが歌ってんのは、「見たいなぁ」て思いましたねなんかw はぁ~ えぇ。 そんな畏れ多いって感じですけど。
交流は? 交流はっ・・・・・・ないっすねぇ(笑) あははははは(笑) あはは(笑) 「交流はっ・・・」って考えたあとに「ないっすねぇ」w ゃ、いちおうなんか娘さんとはぁ、まぁ、知り合いぃ~、、、ぅん、ですがぁ、、、 なんか俺の中では巨頭ですからね、アナタはね。 でも、ぃゃ、合わないんじゃないかな?ぇだってぇ、デュエット的な意識があれば出来るかもしれないけどぉ、 ぅん、 彼のピアノは伴奏にはならないんじゃないかな。 ぃやもちろんデュエットですよ?もちろん。 それもどうやるんだろう、っていうのがこう…なんか、なんかもうひとりの歌手とふたりで歌うって感じですねぇそうなるとねぇ、、、。 あぁ~。 そうなると伴奏が要るじゃん!みたいな。(笑) だはっどうなんだろう?w 誰かの伴奏が加わらなくてはいけないような気もするような・・・。 まぁでもアナタはねぇ、 ぅん、 結婚・・・・・・出来てますからねぇ。 ・・・? 大丈夫ですよ、 ・・・「結婚」?? 大丈夫ですよ。 ぇ、すいません、なんの? ・・・話の、飛びが、まったく見えないんですが。(笑) 大丈夫です。…次行きましょう。 あっはい。(笑) 行きましょうか。(笑)


***** *****

この発言がアタマにあったから「坂本龍一とのコラボはないな」と
決めつけていたのである。なので、FYIのことを聴いた時は心底ビックリした。
勿論、演奏上のコラボレーションではないが、この楽曲は結局、
歌も強けりゃピアノも強い、“まるでデュエット”のような格好になっている。
よくぞまとめきったもんだ、という思いが強い。光ならこの程度は
やってくれるだろうとは思っていたけどね。

FYIについては、アルバム発売直前にこんなことも書いている。

***** *****

Japan,USdomestic,International 天然啓語 / 2009-03-05 23:02:08

Exodus では"日本から米へ"というベクトルがハッキリしていた。TiTOは、CBtMにマンハッタンが出てくる事からも"米国内から"という雰囲気が強そうだ。そんな中FYIの存在は面白い。プロデューサの提案とはいえ国際的知名度のある日本人の音を引用するのだからコレは1stの"日本から"というベクトルに近いのではないか―そういう解釈も成り立ちそうだけど僕は寧ろこの曲が次作以降の日本も米も超えたInternationalな、イヤGlobalな UtaDAへの布石になるとみる。基本コンセプトは1stも2ndもコレからも"BetweenYou&Me"のままあり続けそうだけど。2nd もまだ出てないのに気の早い話だな私。

***** *****

この着眼点は(我ながら)面白い。というのは、
このときi_は、純粋にサウンド上の要請からFYIという楽曲を
「次作以降の日本も米も超えたInternationalな、イヤGlobalな UtaDAへの布石になる」
と書いた。然し、実際に聴いてみると、サウンドというより寧ろ、
歌詞の中に“スケールの大きなグローバル感覚”が見てとれるからだ。

まずは「NYC(ニュー・ヨーク・シティ)」と「Tokyo」の対比がベースにある。
この日米両都市を軸に、セニョリータ(スペイン語)、シャルドネ(フランス語)、
“オム・マニ・ペメ・フム”(チベット仏教の真言)と
どんどん地球規模で様々な単語が出てくるし、果てはピカード艦長で
宇宙に飛び出してしまう。最後には、
“The place where the grass is lime”という表現が出てくる。
ここがどこのことであるかは以後考察を要するがとにかく、
前作の“Exodus04”同様、非常にスケール感のある歌詞になっているとは
いえそうである。


他の曲に関しても、
例えば早くから曲名が出回っていた“Apple And Cinnamon”については
このように書いている。

***** *****

"Apple and Cinnamon" 天然啓語 / 2008-06-19 08:16:41

UtaDA の新曲かと話が出ている曲名(仮題?)。このキュートな名付けの由来を考えてみた。リンゴでまず浮かんだのは旧約聖書の創世記。YMMPVのテーマでもあるし、1stのタイトルも出エジプト記だからね。ならシナモンはその2記を含むモーセ5書と関係あるのかと調べたが、同じく旧約の「エゼキエル書」に記述がある、という位しかなかった。では"アップル&シナモン"を使う菓子の代表格"アップルパイ"はどうだと辞書(ヤフー!)を調べてみたら「非常にアメリカ的な」の意味があるらしい。ノルウェイの2人組Stargateがアジアンルックスな女子と結託し「純アメリカ風」について書いた曲に茶目っ気タップリでこう名付けたのなら面白い。

***** *****

まぁ、結局この題名についての考察と関係ない曲になっていた訳だが、
ここで注目するのはそこではなく、最後の

> 。ノルウェイの2人組Stargateがアジアンルックスな女子と結託し「純アメリカ風」について書いた曲に茶目っ気タップリでこう名付けたのなら面白い。

という一文である。
光は、UtaDAのビデオコメント@Sinternet.comにおいて、
次のように語っている。

Utada interview at Sinternet.com


3:06~
In the studio there were two Norwegian guys and a little Japanese girl, and we were making very like a pop main-stream US song like "Come Back to Me," and that was just hilarious. LoL

スタジオには(そういうスキージャンパーみたいな背の高い)ノルウェイ人2人と、ちっちゃな日本人の女の子が居て、一緒にアメリカのメインストリーム・ポップ・ソングを作ってたんだよね、“カム・バック・トゥ・ミー”みたいな。それってすっごくおかしかった!(笑)


と。
いや、予想が当たってなかったとかそういうことよりも、
光と笑いのツボ(?)がよく似ていたのが何より嬉しかったのでした。まる。
(はいはい。やれやれ(溜息))


更に他の曲となると、“Automatic Part2”かな。

***** *****

PersonaInterludeAutomaticPart2 天然啓語 / 2009-03-10 08:22:17

TiTO のボーカル重視路線は、考えてみれば本来日本語で実践する予定なのではなかったか。日米の活動を通じ日本のPopsは洋楽と比べて結局"うた"なんだと悟った。然し少なくともHステALは歌メロを強化しつつも"虹色バス"の名に相応しいカラフルなサウンドに彩られたものだった。このままi_の見立てのママTiTOが"うた"重視作品であるならば、「宇多田ヒカルとUtaDAは1ッ」宣言であるAutomaticPapt2は作中最もサウンド重視の楽曲となる筈だ。そうやってバランスを取るだろう。それにしても、曲と曲を繋ぐのみならず自らの2ッのペルソナを繋ぎ合わせる"インタールード"だなんて凄い発想だよね。

***** *****

「AutomaticPapt2は作中最もサウンド重視の楽曲となる」という予想である。
これは流石に意見が分かれるところだろうが、i_の耳には、
同曲がアルバム中“最もサウンドに遊び心がある”という印象はもった。
まぁ、これは人それぞれだなやっぱ。

字数がきたみたいなので今日はこの辺で!

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「横綱相撲」の4文字でいいか。
受け身でも余裕で勝つ的な。

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「シンガー・宇多田光のソロアルバム」
或いは、
「最初からリミックス・アルバム」
かな。
詳細は追々w まだ歌詞も読んでないので。

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アルバムと本2冊を目前に控え書くべきこと・書きたいこと・書くことが多過ぎるなぁ。
決算期なのはわかるけどねー。まぁ、嬉しい悲鳴ってことですわ。
私は、間の「ヒマな時期」に如何に確り更新するか、ってのを
いつもアタマの片隅に置いてます。どうなるかは昨夏を知ってる人ならわかるかと。
このblogは速報ページではなく、真逆の「じっくり宇多田光を聴く」場所なので
焦っても仕方がないな。

といいつつ、このタイミングでしか書けなそうな話題なので、書いておきます。

「This Is The One」は売れなくてはならない。

おさらいをしておきます。

元々世界でも稀有な契約です。日本語アルバムと英語アルバムを、
大メジャーとして別々の企業であるEMIとUMGそれぞれで出す、というのは。

英語アルバムが「インターナショナル向け」というより、
「アメリカ国内向け」の色合いが強かったことが大きい。
Teruzaneさんの意向が強いかどうかはわかりませんが、
目に見える理由としては、光の母国が日本と米国だ、というのがある。

英国に本社のあるEMIより、米国での実績があるUMGと契約した。
これは、過去から語られてきたことで、今もそんなに変わっていない。
それは、U3側の理屈。

UMG側の(商売上の)理屈としては、何より光には日本での突出した実績がある。
契約当初、制作費が「推定5億円」と報じられました。
Teruzaneさんは仄めかす言い方しかしませんでしたが、巨額の契約であろうことは
推察できます。それだけの期待をかけることができたのは、
光の実力から米国でも成功するだろう、という期待がもてたこともあるのですが、
何より、「英語アルバムであろうと、日本で売上が確実に見込める」
というのが大きかった。たとえ米国で売れなくても、日本がある。
UMG(或いはIDJレベルでもいいですが)は、国際的な企業なので、
世界のどこかでCDが売れればそれでいいわけです。
どこで売れようが1枚は1枚。特に日本は最も単価が高い国ですから、
そこで100万枚売れれば30億円、3000万ドルです。

本来なら、EXODUSのように、米国で5万5000枚、日本で107万枚、
といういびつな売上になった場合、米国では契約を切り、
日本は日本でユニヴァーサル・ミュージック・ジャパンがワンショットディール
(単国契約)を結べばよい、という理屈になるのですが、
ココでUtaDAというアーティストの特殊性を考慮に入れる必要が出てくるわけです。

なぜなら、理由は単純です、日本で売るのなら、それが英語であれ日本語であれ、
わざわざEMI以外の企業と契約する必要はない。EMIのほうが
気心の知れたスタッフが大勢いるし、あらゆることがスムーズに進みます。
あクマで、英語アルバムを作るのは、米国でのリリースが保証されている場合のみ。
光は、マーケットの特性を考慮に入れて(それに迎合するか反発するか無視するか
溶け込むかぶっ壊すか、といった判断も含めてですが)アルバムを作りますから、
米国でリリースしない≒英語アルバムは作らない、という理屈になります。
どのインタビューでも答えてるとおり、日本語アルバムを作った理由は、
EMIから作ってみないかとオファーがあったからであり、英語アルバムを
作ったのも、UMG他から、英語アルバムを作ってみないか、とオファーが
あったからです。その前提が崩れれば、いずれの作品も世に出なかった。

となると、UMGとしては日本で宇多田光の英語盤を出す契約を
維持するためには、米国(や欧州も、かな?)でのリリース契約を
破棄するわけにはいかなかった。勿論、痛くもかゆくもなかったでしょう。
エキソドスは日本で100万枚以上売れたのですから。当時の日本年間6位です。
あの規模の宣伝でここまで売れるコンテンツを手放すわけがない。

しかし、その前提が今回は崩れようとしています。
このままいけば、「This Is The One」が日本で大きく売り上げることは期待できない。
よくて累計20万枚台でしょう。あクマでも、このままいけば、ですが。
そうなると、UMGが日米でUtaDAと契約しているメリットは急激に薄れてきます。
やはり、米国でも一定の成果をあげないと、契約がなくなる心配が出てきます。


ならば、一体、どれくらいの売上をあげないと契約が切られるのか。

とりあえず、例としてはあまり適切ではないかもしれませんが、
僕が経緯をリアルタイムで見ていたアーティストを紹介しておきます。
昨年、日本語曲カヴァーで話題になってたアンドリューW.K.兄貴です☆

彼は、昔UtaDAと同じIslandDefJamGroupのIslandRecordsと契約していました。
1stアルバムが出たは2001年、ビルボード順位は、Wikipediaによりますと
http://en.wikipedia.org/wiki/Andrew_W.K.
> I Get Wet (2001, Island Records) #84 (US Billboard 2002) #1 (Heatseekers 2002); UK #71
、、、アルバムチャートで84位ですね。UtaDAの「EXODUS」より上だった。
ヒートシーカーズ(有望新人チャート)でもUtaDAの5位を上回る1位を獲得しています。

まだこのときは大丈夫でした。デビューアルバムですし、
UKではシングルチャートのTOP20に入るヒットを記録、彼の契約は安泰でした。

続いて、その勢いの余波を買って、2枚目のアルバムをリリースします。
> # The Wolf (2003, Island Records) #61 (US Billboard 2003); UK #152
アルバムチャート61位です。アメリカで。英国ではふるいませんでしたが、
少なくともビルボード最高位はこの2ndの方が1stよりも上だった。
しかし、累計ではその1stアルバムに及ばなかったようです。
(すんません、その点に関しては資料見つからなかった)

ほどなく、2004年にIslandとの契約終了が発表されます。
それが「クビ」だったのか、たとえばアンドリュー兄貴のマネージャがゴネて
契約更新をアーティスト側から断ったのか、その真相はわかりません。
ただ、当時の空気としては、雑誌にしろラジオにしろ、
「セカンドアルバムがコケちゃったから、契約切られたんだろうなぁ」
という空気が支配的だったのは印象的です。事実はどうであれ、
「これくらいの売上だったらIslandにクビ切られても仕方ないだろ」という
判断が、媒体から漂ってきた。ココが重要だと思います。
たとえビルボード61位を獲っても、それ以降踏ん張れないとクビを切られるのが
超一流アーティストを多数抱えるIslandレーベルのイメージなんです

UtaDAが今後どれくらいの規模での日米双方で成功を収めなくてはいけないか、
ぼんやりとではあるけれど、想像がつくのではないでしょうか。

アンドリュー兄貴の場合、2ndアルバムが英米でコケても、日本では
相変わらず人気が高かった為、3rdアルバム以降も彼の作品は
ユニバーサル・ミュージック・ジャパンから発売され続けています。今でもね。
http://www.universal-music.co.jp/u-pop/artist/andrew/disco.html
つまり、日本で人気があるアーティストは、国籍がどこであれ、
そして、米国を拠点としたインターナショナル契約が切られたとしても、
こうやって日本でワン・ショット・ディールを獲得して活動する道があるわけです。
(といっても、彼は3rdアルバムを契約と関係なく制作していたようですが)

が、UtaDAの場合、そうはならないことは先述のとおり。
2ndアルバムが日本米国双方でコケた場合、すなわち、制作費や宣伝費に
見合った枚数を売れなかった場合、契約が終了する可能性も十二分に考えられる訳です。
今回はスターゲイトやトリッキースチュワートといった超一流プロデューサを
迎えているわけですから、前作よりも大きく制作費がかかっている可能性も高い。
(スタジオワークの日数とか、他のファクターもありますから一概には言えないが)
5億円ってことは流石にないと思いますけどね。
それをペイするだけの成功を収めるかどうか、今後もUtaDAの英語作品を
聴きたいと思っている人は、気にしておいてもいいでしょう。
勿論、僕らの力でどうなることでもないですので、ほおっておいても構わないですが。

それに、もしUMGとの契約がなくなっても、すかさずEMI(本社)が
契約を申し込んでくるとは思います。宇多田ヒカル作品も含めて、
新しい英語アルバムを売り出していけるわけですからね。
現実には、宇多田光の英語曲が聴けなくなる日は、光のやる気が続く限り
やってこない、とは思います。


煽るだけのエントリでした。(苦笑) すんまそん。

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歌詞の話はまた今度(泣).某所に感想を読みにいったらBritneyっぽいとかPCD(誰の事かと思ったらPussyCatDollsだそうな)っぽいとかAceOfBaseっぽいとか書いてあった.どれも納得.それだけ普遍的なTop40Popsスタイルの曲だという事だ.光が直接意識したのはInterviewにもあった通りAceOfBaseなんだろう.で,かくいうi_が最初に思い出したのは"流石耳が古いなぁ自分"と思ったよ,ABBAのSOSだw 是非同意して下さい40歳以上の皆さん(笑).でも,Hな歌詞を直接的に歌ってる割にはどことなく上品なこの感じ,確かにABBAに通じると思うのだが如何だろうか.

参考:

Britney Spears - Womanizer (Director’s Cut)


The Pussycat Dolls - When I Grow Up


Ace Of Base - All That She Wants


ABBA - S.O.S.



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iTunesインストール済みのPCからこちらをクリックすると直接とべます。

クリック後、ダイアログボックスが出ますので「Storeの変更」を選択してください、、、って
iTunesStoreUSAで買い物してるひとたちはわかってるわな(笑)

そう!このPVは、日本のiTunesでは買えないのです。
日本から購入する方法については、検索してみてくださいね~。

試視聴には、まんなかの灰色の「PREVIEW」ボタンをクリックしてください。
30秒間、PVの一部が見れます。

Storeを元に戻す(“日本”に戻す)には、ホームの一番下中央に国選択欄がありますので、そちらでどうぞ。
(うちのiTunesでは日本は漢字表記で一番下にありましたよ)

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いい曲だ。しかし、どこから何を書いたらいいかわからない。
もうちょっと整理が必要なので、取りあえずイントロについてひとこと。

真っ先にアタマを過ぎったのは、
かの有名なグリーグピアノ協奏曲イ短調の冒頭。
↓これね。



ドラマティックでロマンティックな音楽を愛する者なら必ず聴かねばならない、
19世紀北欧屈指の超名曲だ。

でも、同じって言えるほどでもないんだよね。
Come Back To Me のソレは、なんか少しずつ音の並びが違う。
もしかしたらこの曲よりもっと近いのがあるのかもしれない。
誰か心当たりがあったら、教えて。


ところで、グリーグといえば19世紀~20世紀のノルウェイの人だが、
光と“Apple And Cinnamon”を書いたとされる
プロデューサ2人組のStargateも、ノルウェイ出身だ。
彼らのプロデュースなのかもしれない。わかんないけど。

日本人の感覚からすると、Jpopに“さくらさくら”のイントロを挟むようなもんか。

…そりゃBON JOVIのTokyoRoadだ。(<自分で自分に突っ込み)



また書きます。もっと聴いてからね。

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さっきやっと好き歌投稿してきた。
アレ、掲載されるんだろうか(笑)。

このエントリはiTunes使用中の方々限定です、すいませんm(_ _)m


***** ***** ※ 以降のハイパーリンクはiTunesが開きますのでご注意!


宇多田ヒカルがiTunesでキャリアの全曲(だよね?)を
EMI MUSIC JAPANから配信中なのは周知の通り。

一方、UniversalのUtaDAは検索しても引っかからない。
唯一購入できるのがこないだのNe-Yoクンとのコラボ曲“Do You”のみ。
1stアルバム「EXODUS」の曲は配信では買えないようだ。

でも、これは“日本国内”だけの話なのだ。
HOMEの“Storeを選ぶ”で“United States”を選択して検索すると、
ちゃんと「EXODUS」も出てくる。
レビューなんて115個もついてるぞ。大人気。

PVも“Easy Breezy”&“You Make Me Want To Be A Man”両方とも買えるぜ。
DVDシングルや輸入盤シングルを持ってないひともここで買えばOK、、、

、、、とはならないんだな。(泣)
iTunesStore USA でお買い物するには、米国内住所が必要になる。
だから、買えない。残念でした。(方法は、なくはないんだけどねぇ)

ところでところてん。

このiTunesStore USAには、英語のUtaDAのコンテンツだけではなく、
日本語のHikaru Utada(つまり、EMIの宇多田ヒカル)のコンテンツも幾つか揃ってるのだ。

Hikaru Utada Single Collection Vol.1
ULTRA BLUE
HEART STATION (Mastered By Tome Coyne)

Flavor Of Life - EP
Beautiful World / Kiss & Cry - EP
HEART STATION / Stay Gold - EP


まぁ、ご覧のようなラインナップ。
シンコレと4thと、5thのアルバムとシングル、だね。

だからどうということはないけれど、
もしUtaDAがUSでブレイクしたら、これらEMIのコンテンツにも
注目が集まるかもしれない、と妄想したらちょっと楽しくなった。(笑)
何語で歌われてようが、いい曲はいい曲だからねぇ。
売れて、気に入ってくれる人たちのところへ音楽が届いたら、いいな。


ちな!みに、今現在投稿時点で
Top Songs by 宇多田ヒカル」を見てみると、

1位 Passion
2位 Hikari(光)
3位 SAKURAドロップス

となっていた。キンハテーマ強し、は納得として、
なんで3位が桜なんだろう?? 何か理由が、あるのだろうか。
ご存知の方はご教授うただければ幸いです。

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「EXODUS」が全米で発売されたのが2004年10月5日だった。
まぁ、だからどうということもない。結果は最高位が初登場の160位。
チャートアクションを期待していた向きには物足りない結果。
現実問題として全米では「出しただけ」という雰囲気しか
こっちの日本には伝わってなかったので、致し方ないところ。

僕はといえば、「EXODUS」が素晴らしい作品だったのでそれで満足だった。
たとえ全米1位をとっていたとしても、自分が聴いて気に入らなければ…
ってこんな話は過去4年ずっとしてきていたな。

宇多田ヒカルがデビューしていた当時、2008年の今頃彼女が
どうしているか、ということを夢想していたとすれば、恐らく
「ニューアルバムを全米TOP20に送り込んで世界中をツアー中」
みたいなことを答える人が多かったのではないか。わからんけど。
9年前の空気は「やっとポップスの分野で世界で戦える人が現れた」的な
ものだったように記憶している、、、って、インターネットもう盛んだったんだから、
当時の過去ログでも読めばいいんだろうが、面倒だからいいや。

実際は、今の状況だ。まだ2枚目の英語アルバムも出していない、
というのはややスロウペースか。その代りといっちゃなんだが、
日本語盤は5枚も出ている。僕個人は何語で歌ってようが
(たとえフランス語だろうが中国語だろうが)そんなに気にしないので、
6枚オリジナルアルバムが出て、そろそろ7枚目というハイペースに
非常に満足している。本人の体力や気力を心配するのは容易い。
素直に、それだけの成果が出ていて、何よりも驚異的に
どの作品も、いや、どの楽曲もハイクォリティなことを評価したい。
そのことが、全米進出が必ずしも芳しくない、という状況を
「どうということはない」と思える地盤を形成している。

もし、光自身が米国で、或いはもっと多くの国で商業的成功を
収めたい、と昔から思っていたとしたら、今の状況にはならなかっただろう。
彼女は、そんな風には思っていなかった。というか、
そういうことは自分の手に負えない部分だし、コントロールしたいとも
思わなかったんだろう。いい作品をつくる、それだけに邁進してきた。
一方でポップ・ミュージックを作っている、という矜持も捨てずに来た。
つくづく、変わった立ち位置のコだと思う。

型がない。
これだけオリジナリティを感じさせる、今ココからメロディが
湧き出ている、という感覚が非常に強いのに、
ナブラチロワのサーヴ&ボレーのような、野茂英雄のトルネードのような、
「この型」というものがない。その「型のなさ」自体が
彼女のモチベーションの一部を形成しているのも真実なところがまた奇妙だが、
故に無節操なポップスとも相性がよく、こだわりのミュージシャンの多い
ヘヴィロックやヒップホップの領域の人間にも説得的であり続けられる。

その「定まらなさ」が土壌となっていたJpopでは、
比較的抵抗なく受け入れられた。何度か繰り返していることだが、
僕が最初彼女の音楽を聴いたときに思ったのは
「こんなに本格的なミュージシャンが日本で受け容れられているのか」
という驚きだった。日本人の無節操さは、本格派すら特別視しなかった、
というとレトリックが過ぎるかもしれないが、驚き自体は純粋だった。

UtaDAでも、そのまんまでいくのだろうか。
「EXODUS」は、ある種のひとたちにとってはつかみどころがなかったかもしれない。
一方で、僕のような人間には逆に“自然な”アルバムに思えた。
光が自分の趣味を出して作ればこうなる、というのを
そのまんま出してくれていたように思う。次はそうならないだろう。
どうなってもいいんだ。ただ、集中力の結晶が見れる。
その期待だけで私はこっちを向いている。
日本がどう米国がどう世界情勢がどう、というのは、ない。
宇多田光が居て、歌を作り歌っている。それで十分だ。十分過ぎる。

何か気の利いたことを言いたかったが、
なんだかいつも言ってきたことをまた言っただけになってしまった。
でも、シンプルに「光の歌が聴ける幸せ」を強調することは、
毎日だっていいはずだ。たまには、いいだろう、こういうことでも。


頑張れ光~~~これから、寒くなるけどね。

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あぁ、そうそう、“Hikaru Utada”という記述があるプレスリリース(フィナンシャル・レポートなんかな)の情報が
合衆国~NHW経由でやってきたので、備忘がてらココにも記しておくか。

http://www.businesswire.com/portal/site/google/?ndmViewId=news_view&newsId=20080831005059&newsLang=en

> UMG plans a strong release schedule for the second half of 2008 with new albums from Black Eyed Peas, Pussycat Dolls, Paulina Rubio, Akon, The Killers, Bon Jovi, Keane, Fall Out Boy, Ne-Yo, Tokio Hotel, Hikaru Utada, MylU+E8ne Farmer and Florent Pagny.

> ユニヴァーサル・ミュージック・グループには、2008年度下半期に、(略)、ヒカル・ウタダ、(略)などなどのニュー・アルバムを擁する強力なリリース・スケジュール計画がある。


、、、ということらしい。
“the second half of 2008”とは、恐らく2008年10月1日~2009年3月31日のことだと思われる。
日本でいう「2008年度後半」にあたるのではないか。あれ、9月1日からかな。わかんないや。
確か、4年前のEMIUKのプレスリリースでの(後にシンコレと判明する)Hikaru Utadaの新譜も2003年度扱いだった気が・・・忘れたw

まぁ、誤報であろうがカンチガイであろうが
手違いのリークであろうが、こういう情報がウェブで流れた、という事実は
こうやって記録しておかなくてはなるまいて。

「EXODUS」から実に4年。長かったぜぃ。<もうノリノリw

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昔は今日が祝日だったんだよなぁ、、、。

昨日の夜ラジオを聴いていたら、
メッセで話題になってた例のRAGE AGAINST THE MACHINEの「Guerilla Radio」が
流れてきた。再結成&8年ぶりの来日はNHKでも取り上げるほどの大ニュースなのかー
・・・なんてカンチガイもしてみたかったけど(謎)、
どうやら10月9日はかのチェ・ゲバラその人の命日(というのかな)なんだそうな。
RATM(レージはこう略すのが通例)がゲバラさんというひとを
信奉しているらしいことは知っていた。
別にこのバンドの特段ファンでもない私が知っていたわけなので、
結構有名なコトなんではないかと思う。
面倒なので、細かい話は各Wikipediaを参照しとくれ。(最近こればっかw)

チェ・ゲバラ
レイジ・アゲインスト・ザ・マシーン
マドンナ(Album「American Life」のジャケがゲバラさん風)

RATM再結成で8年ぶり来日発表~メッセでオリレージ(なにそれ)~ゲバラさん40周忌、
となんとも流れがよすぎるのを目の当たりにして、
ひょっとしたら今の光のアタマん中のキーワードは「革命」なのではないかな、と
妙な着想がアタマに沈殿し始めた。流れがよい、というだけでそういうことを
考えてしまうのは、宇多田ヒカルファンなら致し方なし、という無茶な自己正当化を
するのは不毛な気もするけど。取り敢えず光はもともと「革命好き」なひとである。

2000年10月06日(金)21時09分【不思議な朝・・・】

読んでくれればわかるとおり、7年前のユーゴの革命について
興奮した面持ち(見えないけど)で書き込んでくれている。
ミロチェビッチが退陣した頃の話だな。

唐突な余談だけど、
オリレージのメッセの日付が10月3日、
ユーゴの革命のメッセの日付が10月6日、
ゲバラさんの命日が10月9日だ。
いや、なんでもない。


UtaDAの2ndアルバムのタイトルが「Revolution」とかだったらかっこいいなぁ。


今夜も取り留めなく更けていきます。

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そういやウチもユニヴァーサルとの契約名は「UtaDA」って小文字挟みの表記に
しているな、ってことで、この表記を選んでる理由についてダラダラと。

ひとことでいえば、これは単なる執筆者の好みなんです。

確かにジャケットの表記に準じてはいるんだけど、
Hikki自身別に「Utada」でも「UTADA」でも構わない風。
そこにこだわりはない模様。なので、僕は自分の好きな書き方をしているだけ。

で、どうしてこう書くことを選んでいるのかというと。

まず、1文字め大文字あと小文字の「Utada」の表記は、穏当ではあるものの、
個人名だか何だかわからない。要は「Utada Hikaru」や「Hikaru Utada」の中の
Utadaなのか、アーティスト名としてのワンワードのUtadaなのか、
ぱっと見で区別がつかない。これは翻訳をやっている所為もある。
訳出文には関係ないんだけど、記事の中には「宇多田ヒカル」についての内容も
当然含まれていて(アジアで1000万枚売ったアーティストはUtadaじゃなくて
宇多田ヒカルだからね)、それの元は勿論英字で「Hikaru Utada」って書いてあって、
それとワンワードのアイランド所属のアーティスト「Utada」との区別が
(私の中で)つきにくいから「UtaDA」というやや特殊な表記を好んでいる、
という面もある。

2001~2002年当時のことを覚えてるひとならわかるかもしれないけど、
最初は東芝EMIと契約している方が「Utada Hikaru」で、
ユニヴァーサル/IDJ/アイランドと契約してる方が「Hikaru Utada」で行こう、
みたいなことも言ってた。最終的にリリース時には名字のみの
「Utada」の5文字で行こう、ということになっていた。

それとやや関連して、細かいことになるけれど、
Foxy Brownと歌った“Blow My Whiste”はHikaru Utada名義だ。
1曲とはいえHikaru Utada名義の作品がある以上、それと区別するためにも
「Utada」という書き方より「UtaDA」の方がいいな~と漠然と思った。

ではそれなら全部大文字の「UTADA」でもいいわけなんだけど、
どうにもこの全部大文字表記と言うのは、ソロ・アーティストに対しては
(僕自身が)あんまり使い慣れていない、という側面が強いのです。

わかりやすい例がBON JOVIで。
このバンドはリーダーのジョン・ボン・ジョヴィ(Jon Bon Jovi)の
ファミリー・ネームをバンド名にしてるんだけど、れっきとしたバンド名なのね。
彼は彼でソロ・アーティストとしてJon Bon Jovi名義でも活動してるし。
その際、彼の名前を呼ぶ場合とバンド名を指す場合とでの一番わかりやすい使い分けが、
バンド名の場合は大文字で、個人名の場合は最初大文字後小文字の表記で、
っていうやり方なのね。別にそれで全メディアが統一してるわけではなく、
ただ僕個人がその分け方に馴染んできてるだけ、ということであって。

そうなると、どうしても「UTADA」というふうに書くと、
なんとなくグループ名とか、まぁいってもプロジェクトとかユニットの名前っぽくて、
ほぼ完全に一個人として活動してる彼女の表記としては、やや大仰かな、という
ニュアンスがあって。まぁ昔の話だけど「T.M. Revolution」がデビューしたときに
「え?西川クンひとり??朝倉さん込みとかじゃなくてひとりなのにTMR?」
みたいな怪訝がわいたのとよく似た感情なわけです。

彼女自身は「UTADA」のことを「SONYとかHONDAみたいなブランド名っぽい」と
言ってるから、実はその意図を汲むと「UTADA」っていう全大文字表記が
一番イイんだけど、どうにも上記の理由から踏み込めない。
やっぱりソロ・アーティストとして、彼女個人が前面に出ているからね~
これでジャケットが抽象画とかだったらまだしも、いつものように
正面を見据えてる写真だからな~「人」が前に来る。

で、結局上記のうちどれでもない、
最も“事前に意味付けする文脈が少ない”「UtaDA」という表記を選んでいるわけです。
まぁもっと個人的な(勝手なw)理由もあるんだけど、そんな感じです。



ここ2日間ぐっと冷え込んでまいりました。
どなたさまもお風邪など召されませぬよう、あたたかくしてお過ごし下さい。
明日はもう、衣替えですね。


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最近はずっと東京のスタジオに居るようだし、
もしUtaDAの活動があるとしても随分先のことになるのかな~。

先日も紹介した上原ひろみのメッセージ(さしあたって最新分)にこんな記述があった。


日本に住んでる時は、私はいってみれば草食動物だった。
生えている草を食べ、周りと争う事のない、穏やかなウマ。
大体、人とケンカをした事など一度もなかった。
あまり怒らない性格だし、自分が悪くなくて謝るのも、全然苦痛ではなかった。
しかし、この国に来て、ウマは肉食動物に食べられてしまう、と知った。
アメリカでビジネスをするという事は、ライオンでない限り、
やっていけないのだ。
戦う事は常日頃。
どうぞどうぞ、と譲っていたり、悪くもないのに、すみませんと謝ったりと、
日本式なやり方をしていたら、私は毎日ピアノを弾けない。
何かがうまくいかなかったら、徹底的に誰かを糾弾しないとならない。
私は、そのやり方が好きだろうか?はっきり言って好きではない。
でも、それがアメリカで仕事をするという事なのだ。


これを読んで「あらら、じゃあHikkiにはあんまり向かない職場(国)だなぁ」と
思ってしまった。彼女は、プラスチックのアクセでもなければ(笑)
自分から欲していこう、という人間ではない。創作物に対する自信はあるだろうが
どちらかといえば控えめで奥床しい性格だ。(引っ込み思案というか引きこもり?)
ウマどころか羊である。ライオンにならなきゃいけない市場で働くのは、
結構精神的にツライんじゃないだろうか。

続いてこんな記述だ。


ライオンになるには、声はかなり低めに設定し、
電話でなく、直接交渉の時は、顔を見られると子供だと思われるので、
髪を貞子のように前に足らし、日本が誇るホラー映画キャラクターでの勝負だ。
ボクシングのチーンというベルが、頭の中で鳴り響く。
ライオン登場なのだ。


なるほど、そういえば2004年のUtaDAのアピアランスは、
どうにもHikkiの魅力をダイレクトに伝えるのとは掛け離れた、
妙に化粧の濃いものが多かった。(こういうやつね)
“子供だと思われる”のを防ぐ為の処方だったのかな。
音楽はアイドルポップとは一線を画すものだったしね、
ただでさえ子供っぽく見える日本人女性の見た目をなんとかしよう、という
意図だったのかもしれない。まぁ、いまとなっては、だけども。
(てゆーか上原ひろみのメッセージ面白いなぁおい(笑))


UtaDAとしての契約だろうから、プロデューサとして完全に黒幕に徹する、
ということはないだろう。一応自分で歌うことになるか。
そうなるとライヴ活動にどれくらい重点を置くのかに興味が向くが、
CDを売る事が動員に繋がる日本と動員を上げる事がCD売上に繋がる米国、
という二つの市場をどう股にかけるか、非常に難しい。
何度も繰り返しているように、アイランドレコーズが単に日本での
爆発的な売上をアテにしていて、米国での成功は眼中にないのであれば、
レコード会社からのツアーサポートは得られないだろう。(アメリカでの、かな)
結局UtaDAが2ndを出してもライヴは行われず、
そこからの楽曲が披露されるのは、またもや宇多田ヒカルのツアー待ちになるのかもしれない。

とはいえ、今年のシングルリリースペースを見ていると、
先に宇多田ヒカルのアルバムが出るのが自然なわけで、
そのあとに日本で宇多田ヒカルのツアーをする時間があるのだろうか。
これまでの作曲ペースであれば、年内一杯はかかるだろうから、
そうなるとUtaDA2ndがリリースされるのはひょっとすると2009年??

、、、随分気の長い話だなぁ(^^;


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え~究極のまったり連載(汗)「UtaDA今後の展望」も今回でおわりです。
その5からの続きです。どうぞ。

*****

 しかし一方で、そう、宇多田ヒカルは、“Keep Tryin’”のPVについて触れたときに「これを最後に夫とは映像の仕事は一段落」的な発言をしているのだ。確かに、筆者個人の印象としても“Passion”のPVの洗練された美しさは完成形に近いものだったと思うし、それに続く件(くだん)のキプトラPVは、完成形のあとのエンドロールのような、香港映画のNG集じゃないけれど(なんだそりゃ)、過去の作品へのオマージュとパロディに溢れた、その意味での“集大成的作品”であったから、これをもって彼とのコラボレーションは第一部完!と思っても何も不自然ではない。

 とはいえ、正直な感想をいわせてもらえれば、やっぱり筆者は彼とのコラボレーションを止める必要はない、と考える。YMMPVでのあの荒々しい、どぎついまでの感性のギラツキ加減を前回のリラートを書くにあたって何度も見返した身からすると、ここから先に進まないでどうする!というのが真っ当な感想なのだ。こういう作品を作り、ひとの心を喚起し、そのフィードバックを得てそれをまた増幅して蹴返すくらいの気概が、この2人のコラボレーションにはある。一方で確かに、“FINAL DISTANCE”~“traveling”、“SAKURAドロップス”のように、どうにも涅槃に片足突っ込んだような独自性が際立ち過ぎ浮世離れし過ぎる作風がこの2人の間にあることも確かだ。なんだか「2人の絆の間には誰も割って入れない」といういつもの悲しい結論が見えてしまうのだが、もしそうだというのなら、そのラブラブっぷりをもっともっと作品に反映してもらわないと、こちらとしても納得がいかない。そして、それを披露する相手は、この島国の中の人だけでなく、世界中の人であってほしい。それくらいのスケールが2人にはある。極端にいえば、将来宇宙人がやってきたときに2人には「地球人代表芸術家夫婦」として立っていてほしい、それくらいの期待はしているのだ。もしUtaDAの2ndアルバムを制作した際には、彼を今一度映像ディレクターとして起用してみてほしい。私はそんなことを願うのでした。(おわり)


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