無意識日記
宇多田光 word:i_
 



※ この記事の初出は2007-01-28 08:57:31です。

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UtaDA翻訳BBSの最初の趣旨って『長文も みんなで訳せば こわくない』だったんだけど、気がついてみたら9割がた管理人の私が翻訳してるのよね、、、私よりずっと英語得意な人たち沢山いると思ってたんだけど、アテが完全にハズれてます、、、(^^; 元々、掲示板だけ立ち上げて英語のできるウタダファンの翻訳を楽しもうと思ってたのになぁ。(苦笑)

というわけで、初心に還りまして。「あくまで私は管理人であって、翻訳執筆者じゃないよ」ということを明確にする為に、“i_個人の”ブログである当無意識日記に“i_が翻訳した分”を別掲することにしました。UtaDA翻訳BBS全体で掲載された分は、今まで通り「過去ログ倉庫」に掲載されます。暫くは実質同じ文章が3ヶ所にUPされる、という奇妙な状況になるかもしれませんが、、、一応、体裁だけでも繕いたい、と思いまして(^_^;;

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ということで、今回の翻訳は「過去記事発掘企画第4弾:2004年8月アリゾナFM局インタビューその1」です。続きはまた今度ね~。

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アリゾナFMラジオ局エナジー・ステーションでのインタビュー文字起こしの翻訳

Utada - エナジー アリゾナ FM ラジオ インタビュー (2004年8月)
書き起こし by Yuki Shiido
http://www.utadanet.com/modules/sections/index.php?op=viewarticle&artid=35


ラジオの人(以下R): ようこそっ!

Hikki: 呼んでくれてありがとう!

R : 最初に訊いとかなきゃいけないかな、キミの名前は何て読んだらいい?

Hikki(以下H) : ん~フルネームだと“Hikaru Utada”になるんだけどこれってさ、ほら、ライオンキングってあるじゃない、それの“Hakuna Matata”みたいに聞こえちゃうんだよね。

R : (笑) でもそれもキュートだと思うよ。

H : (笑)

R : 名前を変えちゃう、ってか短くしようと思った理由って何なの?

H : 最初の最初はぁ、みんなが“Hikaru”って言えないだろうなって思ったからだったの。そぃで次に思ったのが…ちょっと響きが女っぽ過ぎるかなって、、、いいんだけどね! だって私女の子なんだし!(笑) 短い名前にするってアイディア自体もイイと思ったしね。だってブランドみたいじゃん!“Honda!”,“Sony!”そして “Utada!”ってね(笑)。
R : “Madonna”みたいともいえるな。ところで、Utada、貴女の一日の始まりはどんな風?

H : 私の一日は…そうね、テキサスのダラスではちょっと二日酔いだったかな(笑)

R : 何か面白いエピソードでもあった?

H : (笑) いやいや、私の友達の友達がよく居るっていうクラブに行ってテキサスの女の子はホントかわいいなぁって思わされて(笑)…んで、そうそう、そこでラジオ局を幾つか廻ってフェニックスに飛行機に乗って…

R : フェニックスを楽しむ時間はあった?

H : ないなぁ。

R : ちょっとあたりを見て回った程度かな。

H : まぁね。

R : 貴方は日本では既にビッグでこれから米国でブレイクしようと…

H : そうなったらいいってだけのことよ(笑)、そうなったら、ね。

R : そうなったら、ね。(笑) えぇっと、じゃあ具体的にはどんな風にやるつもりだろう? どうやって貴方の日本のような、、、

H : んっと、最初の段階としてまずこのプロモツアーで色んな人たち…貴方方のようなラジオの人々と会って廻って…楽しい時間過ごしてます(笑)

R : ところでこれがキミの最初の英語詞アルバムなの?

H : うん、まぁね。オフィシャルにリリースされたのではこれが最初。

R : てことは非公式な英語作品が何枚か宙ぶらりんになってるってわけだね?

H : 確かにあるにはあるんだけど…私ホントにホントにちっちゃかったから、、、

R : なにをっ!(笑) キミは今でも若いぞ! まだ21だろうに?

H : 21だよ。(笑) 日本でデビューした時は確か15だっけかな…ほら、今よりずっと若いでしょう?(笑)

R : じゃあ、「エキソドス」について話そう。これがキミの新しいCDの名前なわけだけど、誰がこのタイトルを思いついたの?

H : 私。

R : そうなんだ、何から閃いたんだろう?

H : う~ん、このアルバムの為に作った最後の方の曲にティンバランドとやったのがあるのね、私が歌詞を書いてメロディをつけた“Exodus ‘04”ってタイトルの曲なんだけど。この言葉の響き方が好きでさ,それにこの言葉にはストーリーがあるじゃない? ドラマっていってもいいんだけど、ある場所から他の場所へ移る話ってのはいろんな事に当て嵌まるし、私の好きなエピソードも沢山あるんだ。響きも。xとかzとか、そういうのってちょっとセクシーに聞こえたりするじゃん。Arizona(アリゾナ)とかね。(笑)

R : キミに言わせれば今自分はセクシーな州にいるってわけだ(笑)

H : そのとおり!w

R : ところで、自分で音楽を書いてるらしいけど、毎日どうやってそれに取り組んでるの?

H : 私なりの秘訣みたいな話?

R : うん、今まで僕も人生の中で何度か曲作りに挑戦してみたんだけど、駄目だったんだよね。

H : 何ていうのかな、私達ってどうやって地面に立ってるかすらわかってないじゃない。一日中その為に微調整に集中してるわけでもない。だから、無理して曲を書こうとしないで…まずは耳を澄ませてみることかな。

R : それはどこから聞こえてくるんだぃ?

H : 内側からわいてくるともいえるし、降りてくるともいえる…天からね。

R : キミのネット上のファンサイト幾つか読んでたんだけど。Utada-online.netとか。

H : あぁ、うんうん。

R : そこで何人かの人に(ラジオでUtaDAをゲストに呼ぶから)質問してくれって頼んだんだ。

H : へぇ~OKOKw

R : でも、ビックリさせちゃうかもな~。オンラインファンの皆からの質問リストへの準備はいい?

H : OkOk…って、え?(汗)

(CM)

R : Utada-online.netのファンから質問だ。最初のはコチラ。「TVゲームはしますか? するんなら、どんなタイプですか?」

H : Dr.マリオとテトリスならやりこんだなぁ(笑) 定番中の定番だけどね。

R : あぁ、その話なら僕でもついていけるよ(笑)

H : RPGとかって、ロールプレイングゲームね、どうにも苦手なんだよね~ファイナルファンタジーとかさ…手に負えないっていうか、、、何でなんだろうなぁ?

R : 「たった今貴方のCDプレイヤーには何が入っていますか?」

H : 何だっけ…あぁ、ベルベット・リボルバーだな。

R : ベルベット・リボルバーって誰?

H : ちょwwwベルベット・リボルバー知らないの!? おぬし、恥を知れぃ恥を!!(笑)

R : スマヌ!(笑) 僕みたいな人間はベルベット・リボルバーのコト知っててアタリマエなんだね?

H : う~ん、えぇっとね、ボーカルがストーンテンプルパイロッツのスコット・ウィリアムズで、他のメンバーはガンズ&ローゼズの人達なの、スラッシュとか…えっと、あと誰だっけか(汗)

R : てことはハードなのも好きなわけだ?

H : えぇモチロン。大歓迎よw

その2へ)

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※ この記事の初出日時は2007-02-11 23:51:20です。

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掲載が一週間延期になってしまい申し訳ありませんでした。m(_ _)m お待たせ致しました、
その1からの続きです。これで完結。どうぞ。

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R : 「コレがなきゃ生きてけない、って音楽はある?」

H : メアリーJ.ブライジの2ndアルバム「マイ・ライフ」ね。コレがなきゃ生きていけないかも。

R : メアリーJ、彼女イイよね、凄くイイよね。かなり影響されてる?

H : このアルバムはいつも聴いてたな。今でも聴いてるよ。部屋で歌ってることもあったし…アルバムを丸ごと、3回連続でね。(笑) 毎日学校から帰ってきてからも。

R : 部屋で歌うこともあるって言ってたけど、シャワーのときにも歌ってたとか?

H : もちろん。今朝だってそうだったもの!(笑)

R : 何歌ってた?

H : ベルベット・リボルバー聴いてたはずだよ!w

R : もう1つ、とっても面白い質問が来てるよ。イージーブリージーのラストにShe’s got a new microphone.てトコあるじゃない? 録音止めるの忘れて誰かがあんなの歌ってるのが入ってしまったとかなのかなって理由を知りたがってる人がいるんだ。何か裏話ある?
 
H : いやね、実はね、その日ホントに新しいマイクを買ったのよ。自分のちっちゃなスタジオでソイツを試してみてたの。独りで録音して、感触をみながら色々考えてたな~―-私マイク買うの初めてだったから、コレだ!って決めるまで随分と時間が掛かったんだ。どのモデルにも個性があったから、私にピタッと合うヤツを見つけなきゃいけないと思ったの。ソレが見つかるまで2、3ヶ月位掛かっちゃって、やっと手に入れたんだ。ほぃで自分のちっちゃな部屋で、ちっちゃな道具とPC、それにちっちゃなキーボードとマウスを使って始めて、クリック!録音!ストップ!って。(笑) 何度も何度も歌ったわ。その時に “Hm… she’s got a new microphone…”ってくちをついて出てきたの。「ちょwww今のんギザカワユスwwwwww」って思って歌い始めたの。最初これスタッフに聴かせるの怖くってね。“う~ん、ちょっとヨレて聞こえるかな?”って。んで思い切って聴かせてみたら、「OK、クールじゃないか」って言ってくれたんだ。

R : 次はシンプルな質問。インタビューではいつものように訊かれるコトかもしれないな。好きな色は?

H : そうね、、、紫だな!

R : 僕達のロゴにも紫色があるよ!紫といってもラベンダーっぽいけど。好きな食べ物は?

H : ん~、チーズかな。

R : 好きなチーズの種類とかはあるの?

H : チーズならなんでも!w

R : 日本語で曲を書くのは英語で曲を書くのと違う思考過程があったりする?

H : 部分的にはね。英語の方がより音楽的といえるかも。歌うには英語の方がフィットする。でも(歌詞の)意味に光を当てると今度は日本語のよさが出てくるんだな―コッチでいえばカントリーみたいにね。日本語では言葉の意味が重視されるの。英語には音としてのカッコよさ、流れのよさがあって。歌の中の“You’re Easy Breezy and I’m Japaneesy”とか“She’s got a new microphone.”とかのフレーズ、クールでしょ?w キャッチーに聞こえると思うんだ。英語ってジョークっぽくしたい時ととかユーモアを入れたい時とか、遊び心を盛り込めるのがいいんだよ。

R : じゃあ次はDevil Insideの話をちょっと。2ツ程リミックスがあるよね、the Richard Vission mixとthe Scumfrog mixと。どうやって彼らに決めたの?

H : 私とレコード会社の何人かで。リミキサーの人達のサンプルを2、3送ってもらってその中から私が選ったんだ。「この人と…あ~コッチの人は違うな、あとこの人ね!」って言いながらね。(笑)

R : Scumfrogって人には会った?てかこれから会う?

H : うんにゃ。会えたらな、とは思うけどね。

R : でもチョット変な名前じゃね?(笑)

H : ンンン、、、Scum・Frog(液体の浮きカス・カエル)…いいんじゃない? オタマジャクシが泳いでくみたいなイメージで…

R : な、それって子宮にカエルって言いたいのかい?! あぁキミは何てことを!?(爆)

H : わ、私に何を言わせる気!?(涙爆) イメージが色褪せちゃうワ~っ(笑)

R : ところで。2~3ヶ月前キミの存在を知って以来、あらゆるコトをアタマに入れてきたよ! こうやってキミを目の前にしてる今日も含めてね!(笑) ここアメリカでUtaDAがコレだけ巨大なファン層を持ってるとは知らなかった…

H : 私も知らなかったよ!w

R : キミ自身も嬉しい驚きだったってわけだ!

H : 勿論。サイコーだよね、最初は私のことなんて誰も知らないんじゃねーの?って思ってたんだから!

R : 欧州はどう? これから向かう予定はある?

H : そうね、欧州についてはずっと考えてるんだ。でも米国の方がちょっとだけ気楽かな。

R : 世界中の、Energy Arizona FM dot comでこの放送を聴いてる皆へメッセージを。

H : おーらい。こほん。私は歌と曲作りをしてます。んで、、、そうね25歳になったら、そう、プロデューサになりたいんだ私、多分それが一番自分なりにうまく出来ることなんだと思ってる。

R : キミは伝説的なプロデューサ達と仕事してるよね。ジミー・ジャム、テリー・ルイス…

H : その前にはNeptunesともやったんだよ♪

R : 彼らとはどういう繋がりで出会ったんだい?

H : ソレはホントわかんないんだよね私! 何が何だか…気が付いたら一緒にやってたって感じだなぁ。

R : 近いうちにカリフォルニアに行くことはありそう?

H : LAには今晩行く予定だよ。

R : おっと!(笑) LAに居る間クラブに行くかな? どうだろう、どんな所をオススメしようかな。きっと明日の朝起きる時は…

H : 二日酔いってか!?(笑) あぁ、なんてミュージシャンらしいライフスタイルなんでしょ!…きっついわぁ。(苦笑) まぁそれも面白いけどね。今私バンドメンバーを集めてるんだ。TVとかそういうのの収録が東京であるから、、、んふふ、若くてキュートなギタリストをオーディションできるってんで興奮してるの!(笑)

R : そうだキミ結婚してるんだよね!(爆)

H : ななな何の事でしょう?(苦笑) オマエハナニヲイッテルンダ! 飽く迄仕事の話よ!!

R : ソレ僕がいつも使ってる言い訳だな。(笑) ところで、ウェブ応募の当選者ワイアット(Wyatt)とは会ったよね? 今彼は隅っこに座ってるんだけど、やけに物静かだな…

H : 何か私必要以上に緊張してきちゃってるかも!(汗)

R : さぁコチラへどうぞワイアット、UtaDAに挨拶を。

Wyatt : あ、あぅ、え、、、

R : あらら、それじゃ何言ってるかサッパリわかんないよ! 今ワイアット君は口籠もっちゃってます! 彼の心臓は今にも胸から飛び出しそうになってます!!

H : ん?どういうことなんだこれは!? 彼ったらすっごくイイ匂いするんだけど!(笑)

R : 彼が言うには自分はフェニックスで一番のUtaDAファンなんだって!

H : (慌てふためきながら)そ、そうなんだ、それはどうも!

R : UtaDAがキミ達ファンにしてきた事全て-彼女自身が気付いてないような事についてもお礼が言いたいんだって?

W : 素敵な音楽をありがとう。私の心にとてもよく響きます。

H : あぁ、、そう言ってくれただけで私これからも頑張っていけるわ! こちらこそありがとう!

R : UtaDAの音楽は、本当にみんなの心に届くよね。 素晴らしいことだ! 今日は僕らのスタジオに来てくれてありがとう!

H : えぇ、こちらこそ呼んでくれてありがとう。ここアリゾナで一番のファンに私を会わせてくれて、どうもありがとう!



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感想などは、また後日書ければいいなぁ、とほんわか思っておきます。(なんて書かなさそうな雰囲気なんだー!(自爆))

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