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ベンジャミン・ブリーグ;更なる進展
2006年7月26日
私のいとこであるベンジャミン・ブリーグについて情報を寄せようとこのウェブサイトにコンタクトをとってきてくれる人々の数に引き続き驚かされている。
彼の作品を見たという人も幾らかいたし、6年前という比較的最近に彼と出会ったという人も何人かいた。それを具体的に証明できる何かがあればと思う。私が彼の探索捜査を始めてからもう2年以上が経過しているが、まだまだ彼の所在に近付いているという感じはしない。生きているか死んでいるかすらわからない。皆さんが関心を寄せてくれていることに感謝すると同時にまた、ほとんどのやりとりを等閑に、蔑ろにせざるを得ないこの状況を大変申し訳なく感じている。Eメールの数は非常に多いが、それらはまもなくリリースされることになるレコードと関連付けられたものばかりだ。ただ、今の私は些か混乱し始めているように思う。なぜなら、彼についての何らかの情報を見い出す方法としてはこれまでの調査の方向性でいいはずだと依然として思っている一方で、この曲のタイトルに従兄弟の名が使われているのはやはり単なる偶然の一致に過ぎなかったのかもしれないという考えを私の心が受け容れ始めてしまってもいるからだ。
これから私は、彼等が如何にしてブリーグの名を知ることになったのかについて誰かに問い質そうという目論見の許、その曲を録音したグループのレコード会社を訪問してみるつもりだ。既に電話での問い合わせはしてみたのだが、そのレコード会社はこちらの要求をあっさりと拒絶してくれた。しかしもし私が実際に姿を現してしまえば、まさか彼らもそう安易に私を無視するわけにはいかなくなるだろう。
出来る限り多くのEメールへの返答をしようとしたが、その圧倒的な量のために、私は皆さんからの殆どの約束や要望に応えることが出来なくなっている。
今のところ、ルーマニアから来たメッセージの送り主とコンタクトしようとする私の試みは成功に至らずにいる。たったひとつのメールに含まれていたルーマニア語の翻訳については依然として待っている状態だ。願わくば、翻訳が完了した暁には行方不明の従兄弟の軌跡を追う私の助けとなる更なる情報を得られればと思う。
ところが、二つのとても興味深いEメールが出現した。ひとつはパリの個人的な芸術品蒐集家から、もうひとつはロンドンの稀覯本の商人からである。
蒐集家の人は、(他のスケッチや絵画とともに)破棄されたと考えられていた私の従兄弟による一枚の絵を見たことがあると言ってきた。残念ながらそのEメールには、彼が実際にその絵を保持しているのかどうかについては特に明らかにはされていなかった。しかし、たとえ彼がその絵を所持していないとしても、彼が私に、少なくともその絵がどこに存在するかについて教えてくれるのではないかと期待せずにはいられない。もし絵の実物を見ることが出来、それがベンジャミン・ブリーグによって描かれたものであると肯定的に判別できたならば私はこれに沿って調査を進めてゆくのが適切だと思う。
稀覯書商の人の方は、私の従兄弟の著した4つの書のうちの1つか、或いはそれ以上についての情報を持っているのではないかと想像している。(それはまた私の願望でもあるのだが) 彼は親切にもアドレスと電話番号をメールに書いてくれていたので、今日このあと彼にコンタクトをとってみる予定でいる。2人のうちのいずれか、できれば両人ともが、行方不明である私の従兄弟の追跡せんとするこの試みにおいて何か助けになってくれたらと切に願う。
A.ブリーグ
URL:http://benjaminbreeg.co.uk/
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