3年連続とは!
まあ、確かにすべてが中途半端。
これでしょ!
『茨城県が3年連続“魅力度ワースト”そのワケは… (夕刊フジ)
梅で有名な偕楽園。来年こそリベンジを=茨城県水戸市(写真提供 産経新聞社)
何と今年も最下位-。毎年恒例、47都道府県を対象にした「魅力度調査」が公表された。予想通り、北海道、京都などが上位に顔を連ねた一方で、埼玉、栃木、群馬、茨城の北関東4県が今年もそろって40位以下。なかでも茨城は3年連続最下位という不名誉な結果に終わった。茨城といえば、水戸黄門で知られ、日本三大名園の偕楽園もある。魅力いっぱいのはずなのに…。
都道府県の魅力度ランキングをまとめたのは、地域や企業のブランド研究を行う「ブランド総合研究所」(東京)。20-60代の男女3万537人を対象に、地域イメージや居住魅力度、愛着度など67項目の回答を数値化し、「地域ブランド調査2011」として公表した。
上位の結果も注目を集めるが、関係者や出身者がより気になるのが、やはり人気の低さ。茨城は、2年連続ワーストの汚名返上を期したが、まさかの3年連続になってしまった。
同研究所の轟木直希アナリストはこう解説する。
「茨城は首都圏に近接し、観光やビジネスで黙っていても人が訪れることから、これまで県のブランド化や魅力のアピールに積極的ではありませんでした。ここ数年は危機感を持ってアピールを強化していますが、1年や2年で総合的な魅力度を向上させるのは難しい。ただ、群馬や栃木、埼玉とともに食材が豊かなのはどこにも負けないコンテンツです」
確かに茨城の農業生産高は全国2位、水産物水揚げ量は5位で、メロンや鶏卵生産量は日本一。日本三大名園の偕楽園があれば、三大瀑布の袋田の滝も流れ、夏は「水戸黄門祭り」で盛り上がる。
このほか、ロック・イン・ジャパンが開かれる国営ひたち海浜公園や鉄道ファンに人気の、ひたちなか海浜鉄道…。「認知度」では26位(昨年30位)と決して低くはない。
昨年4月には、広報広聴課に「広報監」ポストを新設し、ピーアールのプロを民間から募ったことが奏功、「情報接触度」は14位(同31位)と急上昇した。
だが、効果が表れ出したまさにそのとき、東日本大震災と福島第1原発の爆発事故が起き、風評被害に襲われる不運が重なった。
9月末に『茨城の逆襲』(言視舎)を上梓するノンフィクション作家の岡村青氏は「山紫水明の自然と、おいしい旬の食材。県民の幸福度はどこにも負けないはずです。ただ、茨城県民は昔から『怒りっぽい』『理屈っぽい』『骨っぽい』の水戸っぽ気質で、昔から売り込み下手。食材を筆頭にさまざまな魅力を上手に伝えられない。地道に努力を続けていくしかない」と話す。
岡村氏は「まずは、いばら『ぎ』ではなく、いばら『き』と正しく発音する人が1人でも増えてほしい」とも。気骨さあふれる県民性で、来年こそリベンジを果たしてもらいたい。
※ブランド総合研究所調べ』
まあ、確かにすべてが中途半端。
これでしょ!
『茨城県が3年連続“魅力度ワースト”そのワケは… (夕刊フジ)
梅で有名な偕楽園。来年こそリベンジを=茨城県水戸市(写真提供 産経新聞社)
何と今年も最下位-。毎年恒例、47都道府県を対象にした「魅力度調査」が公表された。予想通り、北海道、京都などが上位に顔を連ねた一方で、埼玉、栃木、群馬、茨城の北関東4県が今年もそろって40位以下。なかでも茨城は3年連続最下位という不名誉な結果に終わった。茨城といえば、水戸黄門で知られ、日本三大名園の偕楽園もある。魅力いっぱいのはずなのに…。
都道府県の魅力度ランキングをまとめたのは、地域や企業のブランド研究を行う「ブランド総合研究所」(東京)。20-60代の男女3万537人を対象に、地域イメージや居住魅力度、愛着度など67項目の回答を数値化し、「地域ブランド調査2011」として公表した。
上位の結果も注目を集めるが、関係者や出身者がより気になるのが、やはり人気の低さ。茨城は、2年連続ワーストの汚名返上を期したが、まさかの3年連続になってしまった。
同研究所の轟木直希アナリストはこう解説する。
「茨城は首都圏に近接し、観光やビジネスで黙っていても人が訪れることから、これまで県のブランド化や魅力のアピールに積極的ではありませんでした。ここ数年は危機感を持ってアピールを強化していますが、1年や2年で総合的な魅力度を向上させるのは難しい。ただ、群馬や栃木、埼玉とともに食材が豊かなのはどこにも負けないコンテンツです」
確かに茨城の農業生産高は全国2位、水産物水揚げ量は5位で、メロンや鶏卵生産量は日本一。日本三大名園の偕楽園があれば、三大瀑布の袋田の滝も流れ、夏は「水戸黄門祭り」で盛り上がる。
このほか、ロック・イン・ジャパンが開かれる国営ひたち海浜公園や鉄道ファンに人気の、ひたちなか海浜鉄道…。「認知度」では26位(昨年30位)と決して低くはない。
昨年4月には、広報広聴課に「広報監」ポストを新設し、ピーアールのプロを民間から募ったことが奏功、「情報接触度」は14位(同31位)と急上昇した。
だが、効果が表れ出したまさにそのとき、東日本大震災と福島第1原発の爆発事故が起き、風評被害に襲われる不運が重なった。
9月末に『茨城の逆襲』(言視舎)を上梓するノンフィクション作家の岡村青氏は「山紫水明の自然と、おいしい旬の食材。県民の幸福度はどこにも負けないはずです。ただ、茨城県民は昔から『怒りっぽい』『理屈っぽい』『骨っぽい』の水戸っぽ気質で、昔から売り込み下手。食材を筆頭にさまざまな魅力を上手に伝えられない。地道に努力を続けていくしかない」と話す。
岡村氏は「まずは、いばら『ぎ』ではなく、いばら『き』と正しく発音する人が1人でも増えてほしい」とも。気骨さあふれる県民性で、来年こそリベンジを果たしてもらいたい。
※ブランド総合研究所調べ』