まちや小(ぐわあー)

その先を曲がったら何があるのだろう、どきどきしながら歩く。そして曲がってみて気がついたこと・感じたことを書く。

稲田防衛相

2017年07月31日 | Weblog

これが離任式の全文。

『防衛大臣を離任するにあたり、一言、ごあいさつを申し上げます。昨年8月3日に防衛大臣に着任してから1年間、防衛省・自衛隊の皆さんには大変、お世話になりました。この1年間さまざまな場面でふれ合い、言葉を交わした隊員の皆さん、今改めてその一人一人を心に浮かべ、そして、それぞれの厳しい現場で責任を果たそうとするその姿に思いをいたしております。

皆さんは国民の命と平和な暮らしを断固として守るという崇高な目的のもとで、それぞれ持ち場は異なっても、それぞれが担う重要な任務において、昼夜を分かたず、困難な時であっても、この国の防衛を支えてくれました。心より厚く感謝申し上げます。

この1年間、いっそう厳しさを増す安全保障環境等のもとで起こる、複雑な現実の諸課題に向き合ってまいりました。容易な解決策など存在しない問題に対して、ひとえにわが国の安全保障・防衛政策を前に進めるため、複雑・混とんとした状況の中で、あるべき答えを見いだそうと格闘する、そのような日々でありました。

言うまでもなく、北朝鮮の核・ミサイル能力の向上は昨年来、新たな段階の脅威になっています。また、中国は既存の国際秩序とはあいいれない独自の主張に基づき、自らの一方的な主張を、妥協なく実現しようとする姿勢を継続的に示すとともに、東シナ海や南シナ海をはじめとする海空域などにおいて、その活動を急速に拡大・活発化させています。

防衛省・自衛隊はこのような厳しい安全保障環境のもとで、わが国自身の努力、日米同盟の強化、諸外国との安全保障協力の推進という3つの柱を軸に防衛政策を推進してまいりました。私も防衛大臣としてこの3つの柱に即して、現下の安全保障環境にとって必要な喫緊の施策を進めてまいりました。安倍政権において策定された防衛大綱および中期防(中期防衛力整備計画)に基づき、弾道ミサイル防衛能力の強化に加え、南西地域の防衛態勢、さらには宇宙やサイバーといった新たな分野についても取り組みを進めてまいりました。また防衛関係費は厳しい国際情勢を踏まえ、過去5年連続で増額しており、今年度予算は過去最大の規模となりました。今後とも、わが国の防衛力を質・量の両面で強化し、自ら果たしうる役割の拡大を図るよう努めていただきたいと思います。

第2に、日米同盟の強化です。本年1月の米国新政権の発足後、非常に早い段階でマティス国防長官が訪日され、日米防衛相会談を行うことができました。

マティス長官からは、日米同盟は恒久的なものであり、アジア太平洋地域の平和と安全の礎であり続けること、そして新政権はアジア太平洋地域を重視し、日本を含めた同盟国を重視している、との発言がありました。この会談を通じて、新たな政権のもとにおいて、高い信頼関係のうえに、揺るぎない日米同盟の絆を、さらに確固たるものにすることができるとの確信を抱くことができたと考えています。今後とも、日米間の強固な信頼関係のうえに、同盟の強化に努めていただきたいと思います。

第3に、諸外国との安全保障協力の推進です。私の在任中、17カ国の国防大臣との会談を行い、協力関係を深めることができました。オーストラリア、フランス、ロシアとは2プラス2の枠組みで会談を行い、より広い視野からの両国間の関係強化を図りました。また、ASEAN(東南アジア諸国連合)全体への防衛協力の方向性を、わが国のイニシアチブで初めて示したビエンチャン・ビジョンを昨年11月の日・ASEAN防衛担当大臣会合において私から表明し、ASEANすべての国から歓迎されました。引き続き、諸外国との安全保障協力を進めていただければと思います。

これに加え、国際社会が直面する共通の課題に対処するため、わが国自身が汗を流すことも重要です。本年5月には、南スーダンPKO(国連平和協力活動)での活動を終了しましたが、施設隊の活動としては過去最長となるこの活動は、南スーダンのキール大統領や国連からも高く評価されました。私自身も現地を訪問し、隊員たちが規律正しく、まさに日本らしい国際平和協力活動に従事している姿を目にし、大変、誇りに思いました。また、ソマリア沖・アデン湾において海賊対処行動が継続されております。当該海域における航行の安全を守る自衛隊の活動は、国内外から高く評価されています。今後とも諸外国と手を携え、国際社会の平和と安定に貢献してほしいと思います。

また、これまで述べた3つの柱を推進していく中で、平和安全法制の整備は、これらの柱をさらに前に進めるための基盤を提供しました。私は、平和安全法制の施行後の自衛隊の活動を特に重視し、平和安全法制に基づく各種訓練を実施するとともに、昨年11月には南スーダンに派遣予定であった第11次隊に駆け付け警護等の新たな任務を付与いたしました。また、昨年12月には自衛隊と共同訓練を行うなどしている米軍の部隊の武器等防護の運用が開始されました。今後も平和安全法制を具現化し、あらゆる事態に万全に対応できる態勢の構築を推進いただければと思います。

今みてきたように、この1年間も、わが国の安全保障、防衛政策を前に進める安倍政権の取り組みは、たゆむことなく、着実に成果を挙げることができました。この事実を前にして、この1年間の防衛省・自衛隊の皆さんの貴い努力を、私は誇りに思います。ここにいる皆さん、また全国の隊員の皆さんとともに、この矜持(きょうじ)の念を共有したいと思います。

さて、今改めて防衛省を後にするにあたって、脳裏に浮かぶのは、他でもありません。日本全国、そして海外で、それぞれの持ち場、最前線において、高い使命感を抱きながら、実直に任務に汗を流す隊員の皆さん一人一人の姿です。この1年間、私がふれ合い、言葉を交わした皆さんについて、その中のごく一部ではありますが、心に浮かぶまま紹介してみたいと思います。

横須賀、佐世保、呉、さらには、護衛艦「いずも」や「ちょうかい」の皆さん。海自のよき伝統、米海軍との深い絆の一端を感じました。旭川、東千歳では、幻想的なほどのいてつく雪深い中、微動だにせず整列する第2師団、第7師団の皆さんには、精強性の一端を見ることができました。小松や三沢等においてスクランブル任務に従事する皆さん、待機からスクランブルまでの一連の動作は見事なものでありました。江田島、習志野、相浦のプロフェッショナルな高い技量と練度をもった皆さん、気の遠くなるような訓練量と精神力の強さに圧倒されました。

そして南スーダン派遣建設隊の皆さん、第10次隊の皆さんにはジュバにおいて、第11次隊の皆さんには派遣前に青森で、帰国後には市ケ谷でお会いいたしました。厳しい環境の中での任務の実情を、強い責任感をにじませながら語ってくれた中力(修・第10次隊)隊長、冷静沈着で論理的、隊旗返還式では万感の思いを込めて隊旗を手渡してくれた田中(仁朗・第11次隊)隊長、第1次隊からの派遣された全ての隊員さん、本当にご苦労さまでした。南スーダンPKOといえば、市ケ谷の大臣室で連日、南スーダン情勢を私にブリーフしてくれた統合幕僚監部と情報本部の皆さん、皆さんのおかげで的確な情勢判断ができました。そして、最後の視察となった福岡県朝倉市の被災地現場で捜索活動、生活支援に取り組む隊員の皆さん、握手をした一人一人が握り返す手の力、その感覚は今でも私の手のひらに残っております。

そして、どの一線の現場においても、女性自衛官の皆さんがはつらつと、自衛官であることに誇りを持って活動している姿に感銘を受けました。中には小さいお子さんを育てながら活躍する女性自衛官たちもいました。女性自衛官活躍推進イニシアティブにも、皆さんの声を反映することができました。 このように、それぞれの現場で汗を流す一人一人の隊員の姿、まなざしに触れたとき、まさに服務の宣誓、事に臨んでは危険を顧みず、身をもって責務の完遂に務め、もって国民の負託にこたえる。この言葉の意味を実感いたしました。防衛省・自衛隊の隊員1人1人は、日本の宝である。これは私が防衛大臣として学んだ最も大切なことであります。

さて、最後になりますが、もう1つ重要なことを申し上げます。南スーダンPKOの日報の問題は、情報公開への対応が不適切であったことにとどまらず、防衛省・自衛隊に対する国民の信頼を揺るがし、結果として国内外のそれぞれの現場で日々、任務にあたる隊員の士気を低下させかねないという点で、極めて重大かつ深刻なものでありました。

今般、問題になった点を徹底的に解明し、危機感をもって再発防止策をしっかり実施していかなければなりません。そして、国民の負託に応えるため、風通しのよい組織文化を醸成し、いっそうの連携強化をはかり、防衛省・自衛隊が一致団結して、いかなる困難な状況にも対応できるようにしてもらいたい。心からそう願っております。

防衛省・自衛隊においては10年前と比べて陸海空の統合が深化してきています。また自衛隊と事務官等、すなわちUC(UniformとCivilian)の協働も同様です。こうした流れを今後、さらに促進していくことが重要であり、これこそが防衛省・自衛隊の今後、進むべき方向です。より大きな視野で見れば、わが国政府レベルでも、国家安全保障会議(NSC)の場で、防衛、外務、警察、海保等の連携が著しく進展していますし、国際的にみても日米の協働や日米豪、日米韓の協力が目に見える形で深化しています。

 国内でも、国際的にも、既存の組織の垣根を越えた協力こそが、われわれの生きる、この複雑で厳しい時代において、国や地域、さらには国際的な安全保障を確保するために必須の要請になっています。防衛省・自衛隊はこうした統合・協働の先駆者にならなければならない。そして、きっとそうなれると私は信じております。

防衛省・自衛隊には、任務に誠実に取り組み、相手の立場に立った質の高い仕事を実直にやり遂げるという日本らしい伝統があります。他方で厳しい安全保障環境に的確に対応するため、また、仮に不十分な点や不適切な点があれば、強い決意と柔軟性をもってこれを正し、固定概念にとらわれることなく、大胆に改革していくという創造もまた非常に大切です。伝統と想像の精神をもって、わが国の防衛に遺漏なきを期し、万全を期していただきたい。そう強く願ってやみません。

私は防衛省を離れますが、今後とも立場は変わっても、一国会議員として皆さんの努力に思いをいたし、断固たる決意をもって皆さんの活動を応援し、わが国防衛政策を前に進めるためのサポートをさせていただきたいと考えています。改めて、1年の間、私を支えてくれた全国の隊員のみなさんに厚く御礼(おんれい)を申し上げると共に、皆さんとご家族のますますのご健勝を祈念いたしまして、お別れのあいさつとさせていただきます。本当にありがとうございました。

平成29年7月31日、稲田朋美。頑張りましょう!』

※「謝罪」はほとんどなし。で、その上に作ってもらったものを棒読み!


周知します。

2017年07月31日 | Weblog

制度はあるが、応募者、利用者はなし。

それで「どうなも、これ?」と突っ込むと「周知を徹底」「検討」という答えが。

これ、「今まで周知をしていませんでした!」の裏返しで、今まで、例えば5年とか10年とか、なにをしてきたのだろう?という、これぞ、獲得した予算を0(ゼロ)にしたくないという、そういうことなのだろうが、なんとも


検討します。

2017年07月31日 | Weblog

補助金等審議会の答申に対し、「検討します」という自治体(担当部署)からの回答。

これは「検討はしますが…」ということだけで、その先に進むものではない。

真に書くなら、「検討して、その結果、こうします!」というのが正しい。

ということで、担当部署からの回答は「逃げ(とりあえず「検討します」とかいておけばいい)」でしかない。


千葉科学大 その2

2017年07月30日 | Weblog

これが事実。

加計学園の木曽功千葉科学大学長「巨大な忖度の塊」 安倍晋三総理の意向文書も「違和感はない」

※ひどい話!


千葉科学大

2017年07月30日 | Weblog

こういうことか。

『安倍総理が加計の新学部を自ら発案していたとの証言。2004年に新設された「危機管理学部」(リテラ・文藝春秋)

安倍首相「加計理事長からいままで学部つくる話を聞いたことない」は真っ赤な嘘! 加計の大学新学部を自ら発案。

しかも、安倍首相は「加計理事長がつくろうとしている新しい学部・学科の話は一切していない」というが、この発言自体を覆す証言がある。「文藝春秋」8月号に掲載されている森功氏のルポルタージュによれば、千葉科学大学の元教員が、同校が2004年に新設した危機管理学部そのものが、〈安倍の発案で設置された〉と証言しているのだ。

じつはこの元教員も「安倍さんから、『教授として名前だけ貸してくれないか』と頼まれました」と言い、同校で客員教授を務める萩生田光一官房副長官についても「萩生田さんも安倍枠のはずです。安倍さん自身が『萩生田は浪人(落選)して金が大変なので、加計に面倒見てもらうよう俺が頼んだんだ』と言っていました」と語っている。

実際、この話を裏付けるように、安倍首相の人脈は千葉科学大に大量に流れ込んでいる。たとえば、第2次安倍内閣で内閣参与となった木曽功氏は、在任中の2016年4月に千葉科学大の学長および加計学園理事に就任。また、第1次安倍内閣で首相秘書官に選ばれた井上義行参院議員も同大で客員教授を務め、「週刊朝日」(朝日新聞出版)の取材に対し「危機管理学部で授業を持っていた」とその事実を認めている。さらに、やはり加計学園が運営する倉敷芸術大学では、安倍家と深い仲である地元・下関市の元市長である江島潔参院議員が客員教授を務めていた。

安倍首相の息がかかった人物がこれほど加計学園に投入されていることが「たんなる偶然」なわけがない。ここまでそうした関係を築いてきた上、獣医学部新設に執念を燃やしてきた加計理事長が、国家戦略特区の議長である安倍首相に、何の相談もしなかったことなど考えられないだろう。』

※「ズブズブ」!


盆踊り

2017年07月30日 | Weblog

8月15日の夜にするのが盆踊りだが、盆にやるとこばかりではなく、ということで、7月末にしているところ、結構ある。
これでは本来の意味(※)が失われ、年中行事(イベント)の1つになってしまう。

※盆踊りはお盆に帰って来たご先祖様の霊を慰める霊鎮め(たましずめ)
と言われる行事です。...
そして、ご先祖様の霊を供養し、再びあの世へ送りだすための行事だったのですね。なので、15日の晩に盆踊りをし16日に精霊送りをします。


今治市

2017年07月29日 | Weblog

こういう記事が。これはひどい!

『今治市が上物(校舎建設など)費用の半分を負担する加計学園獣医学部。文科省が定める大学設置基準の6倍もの建設費を計上していたことが...わかった。

「今治加計獣医学部問題を考える会」の黒川敦彦さんが、野党議員を通じて文科省に問い合わせ、判明した。

加計学園は上物(校舎、設備)費用に192億円を要するとしている。ところが、文科省の認可基準によると、定員160名の場合、最低基準価格は34億1000万円(校舎16億6500万円、設備17億4500万円)。

つまり加計学園は最低基準価格の5・6倍もの費用を計上しているのだ。

文科省高等教育局・専門教育課の松永賢誕課長によると最低価格は定められているが、上限はない。

公金であるため出す方も痛みを感じない。要求する方はナンボでもふっかける。「上限なし」は不正の温床となる。

今治市は加計学園に求められるままに192億円の半分にあたる96億円を交付する。3月、加計学園から申請があると、今治市は即日決定し即日加計学園に通知した。

民間企業同士のお金のやりとりであれば、これほど拙速でズサンなことはしないはずだ。

坪あたりの建築単価は約150万円。これを見ても加計学園獣医学部はべらぼうに高いことがわかる。

同じ医学系で特区事業の国際医療福祉大学(成田市)の坪単価は88万円だ。

今治市民が情報公開請求しても、市役所は獣医学部の設計図と見積もりを出さない。理由はこの辺にありそうだ。

ぼったくる方も悪党だが、いわれるままに出す方も間抜けである。原資は市民の血税なのだから。』

※これこそ、税金の無駄遣い!