やっと春らしい陽気になってきた。ウオ―キングコースの両側には田んぼが広がる。いよいよ田植えの季節を迎えて動き始めたようだ。農家のビニールハウスをのぞくと育成中の苗が青々としてまぶしい。
ウオーキングでは携帯ラジオでFMを聞きながら歩いている。iTunesではなくラジオというのが見るからにじじむさくていい。春の陽気にぴったりの曲が流れてきた。ロビー・ウィリアムス「beyond the sea」。思わずスキップしたくなった。
わが菜園ではまもなく新キャベツすなわち春キャベツがとれそうだ。タネは昨年10月中旬にまいた。それ以来寒冷紗をかぶせて育ててきた。 キャベツは好きということも嫌いということもない。「とりあえず作っておく」という野菜だ。虫に注意さえしていればよく、ほかにはあまり手をかけなくとも育ってくれるから都合がいい。
キャベツも苗づくりがうまくできるとほかの野菜と同じくすべて植えつけてしまうからいつもつくり過ぎになる。
春キャベツだけはうまいと思う。冬キャベツと比べると形は丸い。葉の巻きぐあいはゆるく、葉の中まで緑色している。まるで玉レタスのようだ。そのみずみずしさといったらない。見るからに春の気分をあらわしている。
今年の2月下旬にもポットにタネをまいたものを畑に定植した。昨年10月にまいたものと比べるとまだこんなにも小さい。かみさんはキャベツを重宝するようなので、できるだけ畑にあるようにしておきたいと思っている。