↑収穫したサトイモは穴の中に貯蔵、土垂(左)とヤツガシラ(右)
↓収穫後の仮貯蔵
<10月5日のサトイモの試し掘り
サトイモを収穫した。ことしはこれまでにない最高の出来になった。
サトイモは土垂、ヤツガシラ、タケノコイモ、エビイモ、愛知早生の5種で、全部で約120株を育てた。生育は順調で試し掘りをするまでもなく結果は目に見えていたのだが、質量ともに大豊作であった。すごい!
それだけに収穫は心弾むのだが、予想したとおり掘り出しから貯蔵保存まで量が多いだけに体力的にきつい作業となった。家庭菜園で120株も作るなんて無茶だと知っていながら、やってしまったのだからしょうがない。
生育がいいものは一株だけでもずしりと重い。一気に収穫をすると体力が持たない。徐々に始めることにした。15日と17日は土垂と愛知早生を、18日はヤツガシラとエビイモを掘り出した。まだタケノコイモが畑に残っている。いま少し放置する。
貯蔵保存するための穴は畑の隅に深く掘って用意した。いつもの年ならひとつで足りるのだが、ことしは量が多いだけに2カ所に穴を掘って準備した。
掘り出したサトイモは一輪車で運ぶ。なんども往復する。辛抱のいる地味な作業をやっているなと思いながら。腰が痛くなる。ここでやめては男が廃ると我慢して続行だ。
12月初旬までが仮貯蔵で、とりあえず穴の中に掘りあげた状態のまま積み上げていく。土垂、愛知早生、エビイモはこの段階では親イモ、子イモ、孫イモを別々に切り離さないでそのまま貯蔵する。切り離すとそこから傷むからである。
穴の中に積み上げたら上からブルーシートをかぶせる。これで仮貯蔵の作業は一段落。18日は朝から晩まで一日中この作業に精を出した。よく働く。
厳寒期を迎える12月に入ったら、この中から食べる分と来年の種イモに分けて本格的に保存する。とくに種イモは大事に扱う。寒さに遭って腐らせないよう、防寒のため深いところに置き、土をかぶせて、さらにブルーシートで覆う。これまでの経験からこれで無事に冬を越せるはずだ。
試し掘りをしてから毎晩、土垂と愛知早生を交替に食べている。土垂は粘りがあり、愛知早生はさっぱりと食感が違うから、いまどちらを食べているかはすぐにわかる。イモの煮っころがしはお手のもので手早くできるようになった。好物だから手間を惜しまずにそれができる。