11日にソラマメの初収穫ができた。昨年、一昨年に比べるとよくない。ことしはやや不良といったところか。
そのわけはアブラムシの逆襲?に遭ったからだ。前回記事で順調だからといってゆめゆめ油断してはいけない、なんて書いたのだが、やはり油断してしまった。さらに一部がウィルス病にかかってしまい、収量がその分減るということでやや不良である。
ソラマメは、収穫して食べる株と自家採種する株とを別々の場所で作っている。自家採種するのをつい忘れてすべて食べてしまうことがあるからだ。
アブラムシが発生し、ウィルス病で被害が出たのは食べる株のほうの畑。つい最近まで順調に育っていた。極めて順調に。それが5月に入ると急に変わった。
収穫まであと1週間ぐらいで思わぬ事態になってきたのだが、見回っていると、すでに莢が下を向いてきたものが多くある。あれっ、もう収穫できるぞ。それだけアブラムシの駆除に追われていた。
ソラマメは、皮をむく派とむかない派にわかれる。わたくしはもともと皮をむかないで食べる。よほど硬いときは別だが。そのために早どりする。莢が完全にぶらりと下をむいたまま収穫しないでおくと皮は硬くなる。横向きからやや下がったあたりでとってしまうと、とれ立ては柔らかく皮をむくことなくそのまま食べられる。そのためソラマメは次々と早めにとる。
初物の豆の甘さに感嘆しながら酒を飲む。今年もソラマメが食べられた、その小さな幸せを味わう。ソラマメは食べ続けると少し飽きるところがあるんだな、こんなことが言えるのも満足のあかしである。