年を取ったものである。そんなあたりまえのことを今回の登山であらためて思い知らされた。登山の後遺症が長引いた。すっかり疲れてしまい、筋肉痛が3日たってやっと治ったというのだから自分でも驚く。いつもとちがった。こんなにばてるなんて、久しぶりなだけに心配してしまう。今回が特別だと思いたいが、しょせんは老い先短い身。次回をみるしかない。
昨日は台風7号。菜園に被害はなかったか。見回りした帰り道、強風のため知り合いの農家のイガグリがいっぱい落ちていた。靴で踏んづけて取り出した。まだ熟していないのでは思ったがそうではなく、なかなかの味だった。秋が近づいている。
菜園は盆を過ぎると、夏野菜の活気がしだいに失せてくる。秋冬野菜の準備計画をする時期でもある。そんななか、8月に入って盛んに実をつけているのがニガウリ。ツルがどんどん伸びて生育旺盛である。この時期になるとほかの野菜の収穫は少なくなってきているから重宝する。
ニガウリは好き。もちろんその苦味を味わう。かみさんは手っ取り早く作る。薄く刻んで炒め、これに鰹節をかけ醤油を落として食べる。極めてシンプルなだけに苦味を味わえる。これは酒のさかな。ビールにも清酒にも合う。
次々と実がなる。豊産だ。これが困る。実がなりすぎて、ちょっとばかり収穫をさぼると、黄色く熟したのが割れて中から赤いタネをだしているのが、あちこちから顔を出す。収穫は今月いっぱいまで。ニガウリのネットを取り除くころ、畑の夏も終わる。