30坪+20坪の菜園

BIG FARMの農事日誌です。

冬が来る前にユズジャムづくり

2013-11-16 | ジャム

 

私の好きなジャムづくり。今回はユズジャムである。ジャムにするとたいがいの果実は香りが消えてしまうのだが、ユズはいつまでも香り高い。好きなジャムである。

わが家のユズの木は2010年12月に家の建て替えを行ったときに切り倒してしまった。もったいないことをしたのだがこればかりがしょうがない。それ以来ユズは菜園近くの農家からいただいている。

その農家の前をウオーキングで通るたびに大きなユズの木を見上げては色づき具合を見る。急に黄色くなってきた。ことしはいつもより早い気がする。この農家には大きなユズの木が2本あるのだが、湯豆腐にも冬至湯にもいっさい使うことなく、すべて腐らせてしまうのだという。

ジャムづくりの好きなわたしからすればなんとももったいない話だ。宝の山である。「すべて持っていっていいよ」。ありがたい言葉だが、ユズの利用には限りがある。この農家ばかりでなく、どの家でもユズが生っても少し使うだけでほとんど利用することなく腐らせてしまうようだ。それでもなくてはならないのがユズだ。



昨日15日、ユズをもぎってきた。大きな木だから三脚と高枝切りバサミを使わなければならない。傷が少ないものを選びながら100個ほどもいだ。えっ、100個も? 私がジャムに使うのは30個ほどだが、残りは近所に分ける。

すぐにジャムづくりに取りかかる。ユズジャムは完成までに手間とヒマがかかる。私が作るジャムの中でも一番手間がいる。途中で投げ出したくならないよう、その気構えが必要だ。いくらジャムづくりが好きだといってもユズジャムとなると少しばかり面倒になる。

作り方は初回以来変わらない。たまには違う作り方をしてみようかなと思うときもあるのだが、慣れた作り方のほうが無難だろうといつも同じになる。

ポイントは、皮の苦みが気になる人は2度,3度と煮こぼすことだ。私は苦みを嫌いではないからそれほど気にならないが、今回はそうした。さらにたっぷりの水に一晩つけることにした。

きょう16日の午前中に煮詰めてジャムの完成である。今年はどうしたんだろう。煮詰め具合を見ながら火を止めるタイミングに神経を使うのだが、もう少し待て、もう少し待てといいながらつい煮詰めすぎるきらいがある。今回もそんな感じだ。
 
中くらいの大きさのユズ30個で、容量250mlのジャム瓶に5本とちょっとできた。

近所にユズを分けてきた。まだ残っている。もったいない。またジャムづくりでもないだろうと、こんどは「ユズ酒」に作ることにした。さっそく氷砂糖とホワイトリカーの買い出しに行かなければならない。


    


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