30坪+20坪の菜園

BIG FARMの農事日誌です。

越冬にはじめて成功した種ショウガ

2012-04-11 | ショウガ

種ショウガの越冬にはじめて成功した。これまでは毎年ずっと腐らせて失敗してきた。今年も失敗だろうなと、地中に保存した種ショウガを掘り出してみた。なんと、みずみずしいショウガがあらわれたのである。てっきり今年も寒さで腐ってしまっているものとばかり思っていただけに、これには驚いた。

なぜ今年にかぎってうまくいったのか。そのわけをいうのがなんとも恥ずかしい。というのは、いつもの年より深く掘って保存した、ただそれだけのことだからである。ほかにいまくいった要因は考えられない。それにこの冬は平年以上に厳しかったのだから、いつもの深さならとうに腐っていたに違いない。

翌年に使う種ショウガは、前年11月に収穫した中から選んで、地中に埋めて冬を越す。毎年そうしているが毎年寒さで腐ってしまう。いろいろ試行錯誤したのだが、ことごとくうまくいかなかった。農家の人に聞くと、保存するには温かくしてやらなければならい。そのためには地中深く掘って保存する必要があるという。

このことはなんどもきいてきた。頭の中に入っている。わかっているのだが、種ショウガの保存のための穴掘りは、サトイモの「種トイモ」と同じ時期になる。穴を掘ってサトイモとつい同じ深さに埋めてしまってきた。

結果はサトイモはいつも無事だが、ショウガは腐ってしまう。そこで昨年は種イモとは別にもっと深い穴を掘って埋めた。これが功を奏した、と思う。そんな単純な理由なら、なんで今までやらなかったんだと言われてしまう。昨年といわず、もっとずっと以前に、農家のいうとおりに、もっと深く掘って保存すれば簡単に解決していたはずだ、そんなことに気がつかないできたのか、と。

たしかにそうだ。そういわれても仕方ない。自分でもよくわかっている。わかっていても、毎年同じことを繰り返してきた。なんでだろう。やっぱり深く穴を掘るのが面倒だったから、という理由しかない。わかっちゃいるけどいつまでもできないことってよくある。これもそのひとつなんだろうなと、自分にあきれながらも、この成功で今年は種ショウガを買わないで済むことになった。


         


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