30坪+20坪の菜園

BIG FARMの農事日誌です。

腐心するタマネギの苗づくり

2010-09-16 | タマネギ

9月中旬はタマネギのタネまきシーズンだ。タネまきの時期が限られているから逃さないように注意しないといけない。タネをまいてから2カ月、苗を育てて11月上中旬に植えつける。

タマネギの苗づくりはむずかしい。前々回に取り上げたハクサイの苗づくより私にはずっとむずかしい。例年300本の苗を植えつける。これだけの数の苗を育てなければならない。毎年確実にそれだけの苗を育てられるかといえば、成功の確率はかなり低い。うまく行く年とそうでない年がある。何年やってもうまくいかない。

予定した数の苗が育てられないときは、植えつけ時の11月上中旬に苗が出回るから補充分を買って間に合わせる。苗づくりが失敗しても、あとで苗を買うことができるから安心だ。

「腐心して苗なんか作るよりも買ってしまったほうが楽じゃないの」。たしかにそのほうが手っ取り早い。しかし、タマネギの栽培は、苗づくりを除けば、植えつけた後はまったく手間がかからないから面白くもなんともない。収穫の喜びはあっても栽培の楽しみはない。それだけにタマネギの栽培の楽しみは苗づくりにあると思っている。

9日にタネをまいた。条まきして、たっぷりと水をやる。芽が出るまで土を乾かさないように黒の寒冷紗をかぶせている。ネギのタネはまいてから1週間前後で芽が出てくる。そろそろかなと寒冷紗の下をのぞくと芽が出てきた。

これで安心してはいけない。苗を植えつけるまでに2つのハードルがある。まず芽が出そろうこと。これで予定の300本が得られるかどうかがわかる。つぎに植えつけ時に鉛筆の太さ程度に育っていなければならない。小さな苗でも大きな苗でも駄目だ。何年やっていてもこの塩梅が難しい。

この先、植えつけるまで苦心の2カ月になる。芽が出そろうかどうかは週末にはわかるだろう。今年はどうかな。


 


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