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大相撲名古屋場所中盤戦

2019-07-14 21:50:07 | 他スポーツ
大相撲名古屋場所は中日8日目を終えて、横綱白鵬と横綱鶴竜が8戦全勝でトップを走っています。休場明けの白鵬の状態はどうかと思われましたが、この横綱は決して中途半端な状態では出てこない信頼感は確立しています。引き落としで勝つ相撲もありますが、それでも解説の舞の海によれば「相手が見えている引き」で状態が悪いのではないとのことです。

横綱鶴竜も、場所前は腰痛を発症し不安視されていましたが、しっかりと相手をよく見て技を出しています。突き押しにも対応でき、組んでも強い柔軟性が武器の横綱ですが、今のところ不安な相撲は出ておらず下位相手には力の違いを見せています。先場所11勝ながら、朝乃山に平幕優勝を許した悔しさはあるはずで、それが今後の相撲で出れば期待できます。

大関陣は高安以外は崩壊状態です。怪我が治らず全休を余儀なくされ、来場所は大関を陥落する貴景勝にとどまらず、栃ノ心が初日から5連敗で途中休場に追い込まれ、今日は豪栄道も途中休場となりました。唯一1敗をキープして位置的にはいい高安も、今日の相撲で玉鷲の小手投げで左腕を痛め、状態こそ支度部屋では公言しなかったものの、おそらく今夜必死の治療が行われていると思います。

今場所は先場所の朝乃山のように平幕で全勝をキープするような存在は出ておらず、白鵬と鶴竜のマッチレースになる公算が高くなりました。これから、両横綱は関脇と当てられるので、そこからが正念場になってきます。もっとも、大関陣の相次ぐ休場で上位戦が減ったので、横綱の対戦相手は平幕が繰り上がることになります。これまで上位戦のない前頭4枚目の逸ノ城あたりが横綱と当てられたときに何かできるかも注目です。

もちろん、白鵬と鶴竜の直接対決は千秋楽に組まれるので、それまでに負けると苦しくなります。すんなりと全勝対決になるほど、両横綱の力が抜けているようには見えないので、生きのいい若手がこの横綱から金星を得る可能性もあるのではと思っています。

下位では、元横綱琴桜の孫の新十両琴ノ若に期待していましたが、今場所は黒星が先行する苦しい展開です。師匠の佐渡ヶ嶽親方は「今場所は勉強の場所」と長い目で見るつもりのようですが、十両の強さを知ることで自らの稽古内容を見直せば、将来幕内なども目指していける逸材ではと思っています。
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