昨年までのライオンズでは、遊撃のポジションは課題でした。いろんな選手が入れ替わり出場しましたが、永江は打率が1割台、呉念庭は守備が課題と、これといって決め手のある選手がいなかったポジションでした。中島がアメリカに移籍して以来、なかなか後進が育たないで苦しみました。
今回、話題にする源田壮亮選手は、社会人野球のトヨタ自動車からドラフト3位で入団したルーキーです。走攻守三拍子揃った選手が理想としても、ドラフトの際に源田の評価は「走と守は持っている」と打撃は課題としても、即戦力という評価で入団してきます。事実、社会人野球でも9番打者で、その打力がどこまで通用するかが鍵でした。
ライオンズのキャンプで、源田は同じように社会人野球から入団した辻監督に、打球を強く叩く練習を仕込まれます。それまでの社会人時代は足を生かそうとするあまり、当てて走る「走り打ち」だった打撃を、強く打って引っ張ることができるようになります。左打者の源田の場合、チームバッティングの右方向の打球を飛ばすには、強く引っ張って打つことが必要だったので理に適っていました。
源田はその指導の成果もあってオープン戦で3割近い打率を残し、開幕戦は9番遊撃でスタメン出場を勝ち取ります。開幕戦で2番に入った田代の打撃の調子が上がらないこともあって、源田が2番に抜擢されるのに時間はかかりませんでした。負け試合の終盤でも、源田にはあえて代打を出さず、相手の抑え投手の球筋をできるだけ見て欲しいという首脳陣の親心もありました。
本人は打撃に関しては「まだまだです」とあまり乗ってきませんが、守備の話を振ると嬉しそうに答えてくれます。その守備は、地肩の強さを最大限に生かしている印象で、少し深いポジションから速いボールを1塁に放れます。相手打者が俊足でなければ、三遊間の深い位置で取ってもアウトにできるほどです。
失策数こそ多く、ヤクルト戦では9回2死から遊ゴロを悪送球して同点にされるタイムリーエラーも経験していますが、それでも安打をアウトにした回数を考えれば源田の価値は大きいです。社会人野球出身で2000本安打を打った、元ヤクルトの宮本慎也さんをお手本に頑張って欲しい逸材です。
今回、話題にする源田壮亮選手は、社会人野球のトヨタ自動車からドラフト3位で入団したルーキーです。走攻守三拍子揃った選手が理想としても、ドラフトの際に源田の評価は「走と守は持っている」と打撃は課題としても、即戦力という評価で入団してきます。事実、社会人野球でも9番打者で、その打力がどこまで通用するかが鍵でした。
ライオンズのキャンプで、源田は同じように社会人野球から入団した辻監督に、打球を強く叩く練習を仕込まれます。それまでの社会人時代は足を生かそうとするあまり、当てて走る「走り打ち」だった打撃を、強く打って引っ張ることができるようになります。左打者の源田の場合、チームバッティングの右方向の打球を飛ばすには、強く引っ張って打つことが必要だったので理に適っていました。
源田はその指導の成果もあってオープン戦で3割近い打率を残し、開幕戦は9番遊撃でスタメン出場を勝ち取ります。開幕戦で2番に入った田代の打撃の調子が上がらないこともあって、源田が2番に抜擢されるのに時間はかかりませんでした。負け試合の終盤でも、源田にはあえて代打を出さず、相手の抑え投手の球筋をできるだけ見て欲しいという首脳陣の親心もありました。
本人は打撃に関しては「まだまだです」とあまり乗ってきませんが、守備の話を振ると嬉しそうに答えてくれます。その守備は、地肩の強さを最大限に生かしている印象で、少し深いポジションから速いボールを1塁に放れます。相手打者が俊足でなければ、三遊間の深い位置で取ってもアウトにできるほどです。
失策数こそ多く、ヤクルト戦では9回2死から遊ゴロを悪送球して同点にされるタイムリーエラーも経験していますが、それでも安打をアウトにした回数を考えれば源田の価値は大きいです。社会人野球出身で2000本安打を打った、元ヤクルトの宮本慎也さんをお手本に頑張って欲しい逸材です。