MOVIE KINGDOM Ⅱ

映画に関する話題やライブ&イベント、ローカルなグルメ情報など色々話題を広げて行きます
ポイントは★~★★★★★★

No.058 「ストレンジャーズ/戦慄の訪問者」 (2008年 85分 シネスコ)

2009-05-31 00:08:54 | 2009年劇場鑑賞
監督 ブライアン・ベルティノ
出演 リヴ・タイラー
   スコット・スピードマン
   ジェマ・ウォード



この日の2本目の映画を見るためになんばパークスシネマからすぐ近くの千日前敷島シネポップへ移動。
途中時間があったのでペッパーランチステーキで980円ステーキ食べて腹ごしらえ・・・この後まだ2本見るのでね~
これまたいつ上映が終わっても不思議でない「ストレンジャーズ/戦慄の訪問者」の鑑賞です。
結構期待しての鑑賞でございます

(あらすじ)

ジェームズ(スコット・スピードマン)は友人の結婚式の後、恋人のクリスティン(リヴ・タイラー)とともに過ごす。
二人は車で別荘まで戻り、シャンパンやバラの花びらの用意された部屋で一夜を明かすことに。
暖炉に火を入れ、ようやく一息ついた朝の4時ごろ、唐突に何者かが玄関のドアをノックする・・・



別荘と言う限定された空間と夜明け前と言う短い時間の中で起こる一組のカップルと謎の不法侵入者の三人組との攻防戦を描いたシチューエーションムービー・・・でもこれ実話だそうです。
「悪魔のいけにえ」のような異常犯罪を扱った物語ですが、短じかに起こりそうな所が怖いですね。
特に目的がさっぱり分らない侵入者たちが不気味です。
特に変な仮面を被ってるのがかえって恐怖感が出ています。

シネマスコープの画面を一杯に使った部屋の中のシーンのアングルなど秀逸なとこもあり、さりげなく主人公の後ろの方にヌ~と立ってる侵入者の姿など、ガバッと突然出てくる以上に怖いですね。



でも・・・期待ハズレでしたこの映画。
どこまで実話ベースなのか分からないけど、多少なりとも映画的のアレンジがあるとするんなら話を引っ張りすぎ!
そのくせ終わってみればイマイチ盛り上げにかけた印象は否めないね。
これが実話に忠実な映画なら仕方ないけど・・・
とにかく侵入者たちの執拗な怪行動も最初は不気味に感じるけど、話が進むにつれだんだんイライラしてきます。
同じイライラでも「ファニーゲームUSA」のイライラ感とは全然違いますがね・・・

侵入者たちの目的の無い犯罪はある意味恐ろしいですね。
どこから現われて、何故このカップルに狙いを付けたとか一切不明。
侵入者たちにいいようにいたぶられ、反撃すら出来ない2人のカップルたちの悲壮なこと・・・ある意味リアルな映画かも知れないけど、映画としては山場のない単調なものになってしまった。
長い85分だったよ・・・短く感じた「チョコレート・ファイター」と大違いだ。



★★ 20098.5.28(木) 敷島シネポップ3 19:00 F-5

No.057 「チョコレート・ファイター」 (2008年 93分 ビスタ)

2009-05-29 23:37:33 | 2009年劇場鑑賞
監督 プラッチャヤー・ピンゲーオ
出演 ジージャー
   阿部寛
   ポンパット・ワチラバンジョン



今日は寒いです・・・まるで春先にもどったような感じですね。
今日はなんばパークスで熱くなるようなタイ発のアクション映画の鑑賞からスタート!
女の子が主役って事で「チョコレートファイター」と言う何となく気合い抜けしそうなタイトルですが監督があの「マッハ!!!」の監督ってことで微かに期待しての鑑賞です。

(あらすじ)

アクションの映像を観ただけで、同じ技を習得できる人並外れた能力を持っている美少女ゼン(ジージャー)は、最愛の母が末期の白血病に侵されていることを知る。
ゼンは母からすべてを奪ったマフィアに復讐(ふくしゅう)するため、自ら体を張って抗争に身を投じるが、そこで生き別れになっていた父マサシ(阿部寛)と再会を果たし…



この映画はまったくのノーマークの映画でした・・・しかし少ない上映館数が残念なぐらい気合いの入った格闘映画でした。
セガールにジージャー姫の爪の垢でも飲ませてやりたい!(笑)
ノースタントで見せる生傷度数全開の壮絶アクションは、トニー・ジャーのような神業級のアクロバティックさはないが、女の子とは思えない切れのあるキックやパンチの重さと、当たった時の痛みが画面から伝わってくる!
ムエタイらしく時折見せる飛びひざ蹴りの破壊力と、一直線に飛ぶ姿はまさにシャイニングウィザートのごとく華麗でもあります。

主人公の女の子が知的障害者という設定も意表をつくし、それだけに台詞はほとんどなく感情表現は無表情かまたは喜怒哀楽をストレートな態度で表したりしている。(でも笑顔なんてほとんど無かったな)
彼女が戦うのは愛する母親のため・・・不治の病の母を助けるべく、健気に行動するがやがて血みどろの戦いの渦に巻き込まれたいく・・・すべては不治の病に倒れた母の為に戦いに身を投じて行く・・・それだけに余計彼女の戦うときの表情はどこか悲しげで切ない。
最近はこんなアクション映画はあまりありません!

また敵にも障害者ファイターが居たりして、この2人の対決は一種独特の間合いと雰囲気がありアクション映画史上異色の対決となっています。
またやたらオカマが出てくるのも特長!(笑)
またピストルで撃たれ、刀で切られてるのにしぶとく生きていてまだ戦ってるタフな悪役はまるで劇画見たい・・・



「ドラゴン危機一発」を思わすような製氷工場の決闘や精肉工場での肉切り包丁飛び交う大立ち回り、そしてクライマックスのアパートの壁を自在に上り下りしながらのジャッキーばりのスタント・・・見どころが多くテンポもよくアッと言う間に時間が過ぎていきました。

ポスト志保美悦子(長淵嫁ね)、アンジェラ・マオ(70年代の香港映画で活躍した「女活殺拳」の人)がやっと現れたね~
最後にNGシーンがあったけど、ジージャーより彼女と対するスタントマンの壮絶な姿が印象的。



★★★★ 2009.3.28(木) なんばパークスシネマ シネマ2 16;30 E-13

No.056 「消されたヘッドライン」(2009年 127分 シネスコ)

2009-05-27 00:30:47 | 2009年劇場鑑賞
監督 ケヴィン・マクドナルド
出演 ラッセル・クロウ 
   ベン・アフレック
   レイチェル・マクアダムス



日曜の布施ラインシネマ10での映画観賞2本目は公開したての話題作「消されたヘッドライン」です。
昨日土曜からの上映で、しかも日曜ということもあり、場内はなかなかの入りでは?と思ったら意外と少なかったね~
ま、活劇ムービーでもないしね・・・

(あらすじ)

ワシントン・グローブ紙は国会議員と亡くなったある女性のスキャンダルとは別に、同じ日に起きたもう一つの殺人事件との奇妙な関連性を発見する。
敏腕記者カル(ラッセル・クロウ)は、編集長(ヘレン・ミレン)に渦中のコリンズ議員(ベン・アフレック)と接触するよう言われる。
やがて彼の調査は思わぬ事件の真相に迫っていき・・・



主演のラッセル・クロウが前作「ワールド・オブ・ライズ」に続いてメタボな体系で新聞記者を演じておりますが、まさに体当たりな記者で軍事産業と国家の癒着を暴こうとします。
実際ありそうな話だけにテーマとしては現実的で、今の時代にあった物語って感じがします。
あるラジオ番組で、この映画の引きあいにロバート・レッドフォードとダスティン・ホフマン主演の「大統領の陰謀」を出してたけど、映画としてはあちらに方が随分上だと思いますが・・・
だがそれぞれの時代を描いた作品という意味では70年代の「大統領の陰謀」と21世紀のこの時代の作品である今作とは通じるものがありそうですがね。

一人の女性の死からドラマはどんどん発展していくんだけど、派手さを極力抑えた演出がやや重苦しい雰囲気を出していて少々疲れる。
デートムービーには似合わない映画でもあります。
ある意味玄人ウケする作品かも知れないですね。
元々はイギリスのTVシリーズだそうですが、アメリカ風のアレンジされてるんでしょうね。
特に軍事産業と国家の不正なつながりなどは戦争さえビジネスになっているアメリカにふさわしいテーマですね。



ただ社会派サスペンスの様相を見せながら後半は意外な展開になっていき、この辺は少し賛否あるかも知れませんね。
ネタばれになる危険があるので詳しくは書けませんがね・・・個人的にはやや不満かな?
しかし見終わったら邦題の意味がイマイチ・・・ピンと来ないな~

余談ですが鑑賞中、この映画に似つかしくない音楽が聞こえてきたと思ったら、数少ない観客の携帯の着信音だった・・・すぐ切るかと思ったら「もしもし、今映画見てんの・・・」と話やがんの!
まだまだこう言う人はゴロゴロ居るんですね~



★★★ 2009.5.24(日) 布施ラインシネマ10 南館 シネマ8 16:40 G-8

No.055 「GOEMON」 (2008年 128分 シネスコ)

2009-05-25 23:44:10 | 2009年劇場鑑賞
監督 紀里谷和明
出演 江口洋介
   大沢たかお
   広末涼子



珍しく日曜の布施ラインシネマ10にやってきました。
いつも平日だからガラガラだけど、さすがにチケット売り場は賑わっております。
今日は「GOEMON」を布施ラインシネマ10 南館での鑑賞ですが・・・満員とはいかないけど平日よりはやはり人は多いですね。

(あらすじ)

織田信長(中村橋之助)を暗殺した明智光秀が討伐され、豊臣秀吉(奥田瑛二)が天下を取った時代。
超人的な身体能力を武器に金持ちから金品を盗み、貧しき者に分け与える盗賊・石川五右衛門(江口洋介)がすい星のごとく現れ、庶民を熱狂させる。
そんな中、五右衛門は盗み出した財宝の中に重大な秘密が隠されている南蛮製の箱を見つけるが…



この映画の監督である紀里谷和明は前作「CASSHERN」(今は亡き、千日前弥生座で見たな~)で独特の映像でアニメを実写化したけど、内容よりCGフル活用のような映像の方が印象的でした。
今回の「GOEMON」も独特の映像美だけど、前作よりずっと面白かったです。
内容のハチャメチャな部分は賛否あるだろうけど、時代考証無視の時代劇オールスターたち(演じる俳優も何気にオールスターでけど)が次から次に出てきて、まるで玉手箱のような映画。
深く考えてはいけないですよこの映画は・・・頭を空っぽにして見れば予想以上に楽しめるエンターティメントな時代劇ファンタジー!

石川五右衛門演じる江口洋介、そして霧隠才蔵役のやっぱり出てる大沢たかお・・・この2人が実質の主役だが、私としては印象的なのは豊臣秀吉役の奥田瑛二!
憎々しいまでの芝居はさすがですね~
「レッドクリフ」の曹操を演じたチャンフォーイーもよかったけど、悪役が良いと映画自体もホント締まっていいですね。
また千利休を演じる平幹二朗のちょい気持ち悪~い芝居・・・これがまたいいんですよね。
この2人にはどの主要キャストたちもかなわないですね。



作品としてはテンポも良いし、カッコよく決めすぎな殺陣が時折り鼻に付くけど、迫力とスピード感がある。
まるで時代劇らしくないノーちょんまげな登場人物たちが着る衣装が、中世のヨーロッパ調で、まるであちらのコスチューム劇を見てるかのような華やかさ。
CGのアクションがやや安っぽく見える(飛びまくる五右衛門とか)のはマイナスポイントとはいえ、ここまでエンターティメントに徹してくれたら、かえって潔くていいですね。
この映画を楽しむの唯一つ・・・深く突っこまないこと・・・



★★★★ 2009.5.24(日)布施ラインシネマ10 南館 シネマ9 14:00 I-3

No.054 「チェイサー」 (2008年 125分 シネスコ)

2009-05-22 00:23:40 | 2009年劇場鑑賞
監督 ナ・ホンジン
出演 キム・ユンソク
   ハ・ジョンウ
   ソ・ヨンヒ



今日は久々の韓国映画の鑑賞です。
甘いラブストーリーなんか連想してしまう韓国映画なんですが、今回は衝撃的なクライムサスペンス・・・という猟奇サスペンス、またはサイコサスペンスと言った方がいいかな~
10か月に21人を殺害した疑いで逮捕された、韓国で“殺人機械”と言われた連続殺人鬼ユ・ヨンチョルの事件をモデルに作られた映画だそうだが、実録モノではなくフィクションとしてのオリジナルストーリーです。

(あらすじ)

デリヘルを経営する元刑事ジュンホ(キム・ユンソク)のところから女たちが相次いで失踪(しっそう)して、ときを同じくして街では連続猟奇殺人事件が発生する。
ジュンホは女たちが残した携帯電話の番号から客の一人ヨンミン(ハ・ジョンウ)にたどり着く。
ヨンミンはあっけなく逮捕されて自供するが、証拠不十分で再び街に放たれてしまい…



またまた日本映画が真似できないような映画が出てきましたね。
内容の過激さもさる事ながら、ストーリー展開の運び方の上手さは、昨今の日本の刑事映画と比べるとレベルも高いと思います。
デリヘル嬢殺人事件を追うのが元刑事で今はデリヘル店の店長と言う設定も面白いですね。

残虐な事件をテーマにしてるだけに暗い陰湿な作風は避けれないところなんだけど、前半は警察側の何とも気の抜けたユルイ描写がチョイとコミカルにさえ感じてしまい結果的の陰湿な感じを薄めてる効果になってます(このユルイ感じがドラマの中では問題になってくところなんだろうけど・・・)

監禁したデリヘル嬢を手足を後ろで縛り上げ、ノミと金づちで頭を打ち抜く殺し方は生々しくショッキングですね。
しかも手際よく行かず、何度も打ちミスを繰り返し、自分の手さえも傷つけてしまう・・・そんな細かい描写が怖いです。
でもこういう細かさがこの事件の狂気性を現してるし、観客に視覚的に痛みを共有させることで映画の中に引き込んでると思います。
日本映画にはここまでの勇気な無いだろうね~



また事件を追う元刑事でデルヘルの店長を演じるキム・ユンソクがよかったです。
決して2枚目でないないこのオッサンが、最初は自分とこの店のデリヘル嬢がどこかに売り飛ばされたと思って、カンカンになりながら足取りを追うんだが、いつしかこの猟奇殺人の渦中に巻き込まれ、事件を憎むというより“犯人を憎む”というまさしくチェイサー=追撃者となり警察の捜査無視の“私闘”を展開していく。
いつしかこのヤクザな店長がこの映画唯一のヒーロー的な役割となっていきます。

しかしこの映画展開が進めば進むほど混迷を極め、容疑者が殺人を認めてるにも拘らず釈放されたり、また尾行されてるのに殺人を成し遂げたり、振り下ろされる金づちをスローで捉えた描写の絶望感(なぜ絶望かは書けないけど)・・・ますます観客のフラストレーションが溜まる。
それを払拭すべくクライマックスの血みどろの死闘が展開されるけど、これはまさにリアルファイト!
しかし暗い影を見る側に落としたまま劇場を後にさせる映画でもあります。



★★★★ 2009.5.21(木)布施ラインシネマ10 北館 シネマ3 19:45 k-5

No.053 「セブンティーン・アゲイン」 (2009年 102分 シネスコ)

2009-05-19 00:18:40 | 2009年劇場鑑賞
監督 バー・スティアーズ
出演 ザック・エフロン
   レスリー・マン
   マシュー・ペリー



MOVIX堺のレイトショーに久々出かけてまいりました。
巨大なパーキングはいつになく深夜にもかかわらず多いです。
いつもは映画館の近くに止めるけど、空を探してたらドンドンと離れていってしまった・・・人多いね~
今日は「天使と悪魔」が昨日から始まってるし、「GOEMON」も相変わらず当たってる、そして「余命1ヶ月の花嫁」・・・どのスクリーンもこの時間帯にしてはかなりの人出!
でも私が見るのは本日封切りの青春コメディ「セブンティーン・アゲイン」!
誰が見るこの映画・・・案の定ガラガラですわ。

(あらすじ)

高校バスケット・ボール部のスター選手して活躍するも、恋人の妊娠を機にすべてを投げだしたマイク・オドネル(マシュー・ペリー)は、過去の栄光の日々とはほど遠い生活を送っていた。
そんなある日、ひょんなことから突然17歳の姿に戻ったマイク(ザック・エフロン)は、これでまでの人生を取り戻そうと高校生活を再び始める。



昔懐かしい80年代の青春コメディを見てるような錯覚に陥りましたね。
好きですよ、こんな展開の映画は・・・まぁいつものパターンのような作品だけど、この映画の目玉は「ハイスクール・ミュージカル」のイケメン俳優ザック・エフロンの存在でしょう。
彼目当てで若い女の子たちが見にくるんでしょうね~
80年代の男子がフィービー・ケイツなんかを見に行ったように・・・

マシュー・ペリーの若いころ(17歳)の役なんだが、マシュー・ペリーが17歳に戻ってしまうと言うストーリーながら、映画の大半は彼の出番なので実質、最初と最後にしか出ないマシュー・ペリーより彼が主役と言っていいでしょう。
個人的には男前のザック・エフロンより、そのなれの果てであるマシュー・ペリーの冴えないオヤジぶりがいいですけどね~



17歳に戻るからと言っても決してその時代にタイムスリップする訳でなく、現実のままで、そこで主人公が過去を取り戻そうと再び高校生活を送る(何も知らない自分の娘と同級生になったりする)
誰しも過去に戻って、あの時こうすれば良かったとか、こっちの道を選択すればよかったのに・・・と思いがちだけど実際果たして今と違う方向へ進んだのか?
今、現在ある自分がやっぱりベストなのでないのか?
そんな事を感じさせてくれる映画ですね。



★★★ 2009.5.16(土) MOVIX堺 シアター6 23:00 H-19

No.052 「グラン・トリノ」 (2008年 117分 シネスコ)

2009-05-18 00:50:26 | 2009年劇場鑑賞
監督 クリント・イーストウッド
出演 クリント・イーストウッド
   ビー・ヴァン
   アーニー・ハー



「スラムドッグ$ミリオネア」に続いてハシゴで見たのが、「スラムドッグ$ミリオネア」と同じく評判のよいクリント・イーストウッド監督、主演作「グラン・トリノ」です。
この作品でクリント・イーストウッドが俳優を引退するとか・・・?
いずれにしても俳優クリント・イーストウッドの集大成のような作品になるかもね。

(あらすじ)

妻に先立たれ、息子たちとも疎遠な元軍人のウォルト(クリント・イーストウッド)は、自動車工の仕事を引退して以来単調な生活を送っていた。
そんなある日、愛車グラン・トリノが盗まれそうになったことをきっかけに、アジア系移民の少年タオ(ビー・ヴァン)と知り合う。
やがて二人の間に芽生えた友情は、それぞれの人生を大きく変えていく・・・



この映画が終わってエンドロールが流れていた時に二つ横に座っていた男性客から鼻をすする声が聞こえてきた。
たぶん泣いているのかな?
そんな男泣きを誘うこの映画は評判通りジーンと余韻の残る映画です。
そんな大傑作でもないし、何年も語り継がれるような作品ではないと思います。
ただクリント・イーストウッドという俳優がウォルトという男を演じて、タオ少年に示したメッセージはスクリーンの向こうに居る我々観客、または世界中の人々に向けられてるように感じます。
無益な争いにはただ悲しみや悲劇が付いて回るだけ・・・体を張ってそれを示してくれたウォルトの姿に感銘を受けます。

でもこの映画でクリント・イーストウッドが演じる頑固じいさんは、どことなく「ダーティ・ハリー」のハリー・キャラハン刑事を連想する。
ポツリとつぶやくようなセリフや、困ったときのめんどくさそうな表情はダーディ・ハリーシリーズのどれかで見たような場面を思わすね。
上着の下からピストルを抜く仕草をするけど、そこにはマグナム44のようなピストルではなく、ピストルの形を真似た指・・・それで相手を撃つ仕草をするけど、まさにダーティ・ハリーを真似たつもりであり、ハリーのパロディのような仕草は俳優としての最後の仕事というのを感じさせられました。



この映画はギャングたちが街中をのさばり、散々タオ少年に嫌がらせやその家族にまで魔の手が忍びよるんだけど、この主人公はハリーのように眼には眼をで対抗するのではなく、反暴力で対抗しようとする。
そこにこの映画のメッセージを私は感じました。
気弱なタオ少年を強い男に叩き上げようとするウォルトの姿はまさに彼が少年に、そんな思い託してるように感じれた。



★★★★ 2009.5.14(木)なんばパークスシネマ シアター11 20:30 E-3

No.051 「スラムドッグ$ミリオネア」(2008年 120分 シネスコ)

2009-05-16 00:26:39 | 2009年劇場鑑賞
監督 ダニー・ボイル
出演 デヴ・パテル
   マドゥル・ミッタル
   フリーダ・ピント



公開してしばらく経つこの映画ですが、やっと見る機会がきました。
アカデミー賞を受賞してから世間から何かと注目を集めてたけど、最近はあまり評判を聞かなくなってきました。
無名のインド人俳優、もしくは素人を使ってダニー・ボイル監督が撮った異色の映画というイメージですが、見た人の評判を聞くとなかなか良さそうですね。

(あらすじ)

テレビ番組「クイズ$ミリオネア」に出演し、賞金を獲得したジャマール(デヴ・パテル)だったが、インドのスラム街で育った少年が正解を知るはずがないと不正を疑われ逮捕される。
ジャマールになぜこれほどの知識があり、この番組に出演するに至ったのか。警察の尋問によって、真実が明らかになっていく・・・



鑑賞後の感想はとにかくお見事~と拍手して上げたくなりました。
ホントにダニー・ボイルが監督したんかいな?と思うほどインドのスラム街の貧困層が描かれたオープニングのスピーディーな幕開けから一気にこの映画は観客を画面に引き込みます。

ミリオネアのクイズ番組でクイズに答える主人公、警察で取り調べられる主人公、そして貧困な生活の幼少時代から現在のクイズに挑戦するまでの回想シーンでの主人公・・・ジャマール少年のそれぞれの姿が一つに集約されていく展開が上手いと思います。
そしてみのもんたでおなじみのミリオネアでのクイズのシーンが大きなウェイトを占めるんだが、問題をクリアしていくたびに司会者が疑心暗鬼に陥り、何と警察に突き出されるという信じられない事になる。
たまたま出せれた問題が全て知ってただけなのに・・・それにしても何てツイてる奴・・・と思ったらこの映画は、それらは運ではなく運命だったという回答を我々に突き付けてくる。
これがまた何とも言えない爽快感となり後味の良い気分で劇場を後に出来る。

貧困な少年がクイズで大金を手にしていくサクセスストーリーと思わせながら、実はこの映画は一途に想い続ける純愛の物語。
とにかくそこまでに持っていく展開が上手いんですよね。
インドを舞台にアメリカンドリーム的なものをを見せてくれ、ハリウッドがオスカーを何部門も与えたのが納得できたよ。



最後にマサラムービーを思わす華麗なダンスがまた妙に懐かしい(?)くていいね~
音楽もA・R・ラーマンだし・・・
音楽と言えばあのミリオネアの音楽は世界共通なんですね。
しかし司会者がやたら嫌味っぽくて、何かと「茶くみが・・・」と見下ろした態度がマンガっぽいけど、実際インドのTV番組ってあんな感じなのかな?



★★★★★ 2009.5.14(木) なんばパークスシネマ シアター5 18:10 D-12

グルメスポットvol .21 「満腹花子」(ラーメン)

2009-05-15 01:13:03 | グルメ


東部市場駅付近国道25号線沿いにあるラーメン店
見た感じ居酒屋風にも見える店構えだが、店の中はこじんまりとカウンターどテーブルがいくつかある。

メインは看板にもある支那そばだが 濃いめの醤油に厚切りのチャーシューが乗る。
支那そばのイメージはアッサリした味という感覚があんだが、ここのはパンチの効いた濃厚な醤油味でこってり好きでも行けるかもよ


↑支那そば


ただやたらスープが熱々だったのでしっかり味わえなかったが・・・塩ラーメンや背油ラーメンなどもあり好みによって選べる。
何故かもつ鍋に力を入れてたりする・・・

住所:大阪市東住吉区杭全6丁目5-1
電話:06-6713-7751
営業:昼12:00~14:00
   夜18:00~2:00(日・祝1:00まで)
定休:木曜

劇団四季「オペラ座の怪人」を見た・・・

2009-05-14 00:24:05 | ライヴ&イベント


前々から見て見たいと思っていた劇団四季の「オペラ座の怪人」を見てまいりました。
いよいよ17日で千秋楽とのことで慌てての鑑賞です。
ガストン・ルルーの怪奇小説が原作の「オペラ座の怪人」ですが、映画でも何度か映画化もされて有名です。
数年前にこの舞台を映画化された作品が公開され、この舞台版をより見たくなりました。
劇団四季の舞台は初めてです・・・ま、元々演劇やミュージカルの舞台見る機会はあまりないですけどね~



初めて大阪四季劇場に足を踏み入れましたが、次から次へお客さんが入場していきます。
なかなかゴージャスな雰囲気の劇場ですね~学生の団体も入場していきます。
グッズ売り場もまるで指輪や宝石でも売ってるかのような洒落た感じです。
客層はやはり20代後半かお年寄りまでの女性が多いように思いますが、その中でひと際目立つド派手なおばさん・・・あれは吉本新喜劇の末成由美さんではないか・・・サングラスかけてるけど、そのサイケで派出なファッションは目立ちすぎでっせ・・・



館内に入ると思ってたよりステージは狭いように感じましたね。
舞台の上には幕は開いていて、色々なものにカバーをかぶせたような物が置かれている。ステージ上にもカバーをかけられています。
映画同様に朽ち果てたオペラ座のオークションの場面からスタートです。



巨大なシャンデリアのカバーを外されると絶妙なタイミングであのお馴染みのテーマ曲が流れる!
そして曲に合わせてシャンデリアに明かりが灯されドンドン客席の上に上昇していきます。
大阪四季劇場じたいがオペラ座となり舞台がスタートです。

細かい内容については書かないけど、セリフよりも歌の部分が多くミュージカル慣れしてない人はキツイかも知れないけど、豪華絢爛な舞台や衣装には釘づけになりますね。
当然だが皆さん歌上手い・・・・
オペラ座の怪人の歌を歌いながら怪人がクリスティーヌを地下に連れていく時の場面転換の見事さ!
ステージ一杯を使って地下の闇の世界へ降りて行くの表現しています
ただ見どころのシャンデリアが落下する場面は客席上からゆっくり降りて来て、一気に舞台に向けて落下しますが、意外と迫力がなかったな~
また地下でクリスティーヌが怪人の背後から仮面を取る名場面もキッチリ出てきましたね。



終演後のカーテンコールも何度もあり場内はスタンドオーべーションです。
途中千秋楽が近いってことで、ラウル侯爵役の方からのご挨拶もありひと際大きな拍手が送られました。

休憩20分挟んで160分ほどのショーだけど、私は結構楽しめました。



★★★★★ 2009.5.12(火) 大阪四季劇場 S-1 K-33