MOVIE KINGDOM Ⅱ

映画に関する話題やライブ&イベント、ローカルなグルメ情報など色々話題を広げて行きます
ポイントは★~★★★★★★

「 書籍&DVD発売記念 北野誠の怪談ライブツアー「おまえら行くな。2011」」

2011-06-29 00:17:04 | ライヴ&イベント



北野誠の怪談ライブを見に来ました
場所は新世界は通天閣のすぐ下にある通天閣劇場(STUDIO210)
今回は書籍とDVDの発売記念のイベントで「おまえら行くな!」と言うタイトル通りいわくつきの心霊スポットを北野誠らB級グラドルなどのタレントらが探検する作品



↑通天閣前は早くもたくさんのホラーマニア?が集結

通天閣劇場(STUDIO210)に始めてきたけど階段下りたら行きなり広い空間が目に飛び込んできた
思ってたより広いね~ 広いワンフロアの奥に低めの舞台がありその前にパイプ椅子が多数置かれていた
部分的にカーテンで仕切れるようになってようですね
自由席なんで早速着席するや、見る見るうちに座席が埋まり開演まで15分以上あるけどすでに満席状態!
北野人気恐るべき・・・または心霊人気恐るべきってとこか・・・


↑大型モニターと椅子だけのシンプルなステージ構成

定刻通り始まったライブはまず舞台中央に置かれたモニターであの奈良のKホテルの幽霊動画からスタート!
その後から北野誠が「ど~も~」て感じで舞台そでから芸人らしい登場の仕方で現れる
ゲストの中山市朗氏とシンデレラエキスプレス渡辺の紹介に続いてそれぞれの体験や聞いた怪談話しがスタートするんだが、この日の昼の部で謎の女の笑い声が客席の端から聞こえたらしい(そこの位置には女性は居なかったらしい)
昼の部のアンケートにも聞こえたって言う意見があったらしけど、こう言うハプニングはライブ感あっていいよね~怖いけど

で、この夜の部でも誠が突然「足元の下に誰かおるんか?」と言いだし場内騒然!
舞台の下から誰かが足元を叩いて来ると言うのだが舞台の高さはせいぜい数十センチほど・・・人間が入り込める余地はありません
出演者の心霊話しの後は心霊写真のコーナーでDVDの取材で撮影されたスチールに写ったものが披露されたが、特に怖かったのは大阪高槻市の首吊りの木の取材で問題の木の枝から北野誠の首にかけてロープのような謎の線が写った写真
まるで首を吊ってるように見える不気味な構図になった写真は怖いね
誠に何かエライもんがついてるらしいけど、幽霊がついてると何かとネタになるのでお祓いしてないらしい(笑)


↑意外と広い通天閣劇場は満員

後半は北野誠と中山市朗氏の二人で恐ろしく嫌な話しをするという
それは心霊と言うよりは呪詛 呪いの話しなんですが、犬神つきや呪い返しなど実話ベースの中山市朗氏の著書の話しから誠の知人の現在進行形の話しに繋がるそれはそれは嫌な話し・・・気持ち悪いから内容は書けないけど、現在進行形のためオチがないだけに先がどうなるか知りたいな~

中山市朗氏はこの後ミナミで明け方まで怪談イベントするらしいがそちらも気になるね~
リリースされる商品の広告的なイベント色が強いかと思ったが、意外と普通に怪談イベントらしいイベントで面白かった
なお8月はまた恒例の稲川淳二も行きますよ



★★★★ 2011.6.25(土) 通天閣劇場(STUDIO210) 18:30 全席自由 整理番号48番(チケットぴあ)

No.043 「127時間」 (2010年 94分 ビスタ)

2011-06-27 00:16:10 | 2011年劇場鑑賞
監督 ダニー・ボイル
出演 ジェームズ・フランコ
   アンバー・タンブリン
   ケイト・マーラ



公開して結構日にちがたつ「パイレーツオブカリビアン」や始まったばかりの「スカイライン」など見たい作品があるものの、続けて見たのは公開間もないながらも、早々と公開も終わりそうな作品を選びました
それがこの作品「127時間」です(「パイレーツオブカリビアン」も「スカイライン」もまだまだ当分上映してそうやしね)

(あらすじ)

アメリカ・ユタ州のブルージョン・キャニオン。ロッククライミングをしていた登山家のアーロン・ラルストン(ジェームズ・フランコ)は落石事故に見舞われ、右腕を断崖に挟まれたまま身動きが取れなくなってしまう。
助けを呼ぶ術もなく5日間が過ぎ、命も尽き果てようというとき、アーロンは自身にある決断を下す。



一言で言えば久しぶりに力の入る映画でしたね~
冒頭から主人公の登山家のアーロン・ラルストンが落石事故に遭い、右腕を挟まれるまでの間を映画は圧倒的な大自然の描写を見せてくれます
ブルージョン・キャニオンの雄大な風景の中にアーロン・ラルストンが自転車で走り、または走りまわる姿を引いた映像で時折見せ、大きな自然の中に小さな人間を配置していかに広大な場所に彼がひとりで居るかと言うのを感じさせてくれます
これが後に起こる事故の絶望的な状況を我々見る側に実感させるのに効果的だったと思います

ワンシュチュエーションムービーとしては実によく出来てるし、それがまた実話という事実がなおさらこの映画のリアリティな部分を高めてます
絶望的な状況の中、ジェームズ・フランコ扮する登山家のもがき苦しむ姿をひとり芝居的な演出で見せてくれます
不思議とそんな状況ながら悲壮感のような暗いものがあまり感じさせられないのはダニーボイル監督らしい演出とスピーディーなテンポのなせる技!
断崖に落ちて身動き取れない話ながらテンポのいい展開ってどんなや!?て感じですが、主人公の夢想た回想などがコマーシャル的な映像で見せてくれるので何故か明るい雰囲気の映画。



でもいよいよ最後の決断する時のリアルなシーンは見ていて思わず顔をしかめたくなるほどの痛い描写!
残酷シーン・・・というよりホント痛いシーンと表現した方がピッタリくる
生きる事の執念と希望をこれをほど力強くかつポップに描いた作品は本年度のベストに入る力作でした



★★★★ 2011.6.23 TOHOシネマズなんば 本館」スクリーン7 19:00 D-9

No.042 「プリンセス トヨトミ」(2011年 119分 ビスタ)

2011-06-25 23:15:20 | 2011年劇場鑑賞
監督 鈴木雅之
出演 堤真一
   綾瀬はるか
   岡田将生



久しぶりに映画を見に来ました
夏休み前に結構見たい作品が出揃っていて苦戦しそうですね
まずは公開してから少し日にちの立つ大阪が舞台の話題作「プリンセストヨトミ」
昨年大規模にエキストラを集めてクライマックスの場面のロケーションをしてました(事前にしってたら行ったのに)

(あらすじ)

会計検査院の調査官である松平元(堤真一)、鳥居忠子(綾瀬はるか)、旭ゲーンズブール(岡田将生)の3人が、府庁など団体の実地調査のため東京から大阪にやってきた。
順調に調査を進める中、不審な財団法人を見つけ徹底的に調査するが、変わった様子もなく引き上げようとしたとき、大阪国総理大臣と名乗る男が現れる。
そして、大阪中を巻き込む思いも寄らぬ事態へと発展していき……



大阪でも割と全国的にはマイナーな空堀商店街が頻繁に出てきてましたが、そこを綾瀬はるかクンがバストを揺らしながら走り回るオープニングが嬉しい(笑)
佐藤江梨子が「キューティハニー」で下着姿で商店街を疾走するカットにつぐね
でも内容としては大阪が市民全員がある事を元に一致団結しているのを関東から来た調査員がその謎に迫るミステリーです

でもスリルがある訳でもなければサスペンスな展開もない
終わって見れば何かいい話し見たいな作品で、少しそう言う意味では個人的に肩透かし見たいだった
堤真一がまさに和製ラングトン教授ばりに大阪市内の名所を走り回って謎に迫るような「タビンチコード」テイストな作品では無かったね

大阪人目線で見ると色んな大阪の町が出て来ると不自然に場所が繋がってるのが気になりましたが(空堀商店街から移動したら大阪湾べりを歩いてたり・・・何処まで歩いてんねん!)
ま~東京なんかでも気が付かないだけでそんな編集は普通にあるんでしょうけどね



父から子供に受け継がれていく町の秘密は現代ではいろんな意味で薄れつつある親と子の関係を見つめ直すようなテーマを感じます
時間の都合で今回は字幕版での鑑賞でした
耳の不自由な人の為のバージョンですが、セリフのみならず町の喧騒や動物の鳴き声なども字幕で表されて好印象ですね
でも始めて邦画を字幕版で見たけど、無意識に洋画見たいに字幕読んで見ている自分がいました・・・


★★★ 2011.6.23(木) TOHOシネマズなんば 本館 スクリーン1 15:40 K-28





「RUSH BALL☆R」

2011-06-22 22:25:23 | ライヴ&イベント



長期の出張で見たい映画が貯まってる中、早々にいってきました野外フェス!
5月の東日本大震災チャリティイベントに続いての野外フェスだけど今回は初参戦のラッシュボールR
夏フェスとしては恒例のサマソニに先立っての参戦になります

本番は夏の泉大津フェニックスでのラッシュボール2011ですが、毎年開催されてるプレイベントがこのラッシュボールRです
チケット代が828円と言う驚きの低価格もあり知ってるアーティストはほとんどゼロながらいってきました
場所は大阪城野外音楽堂!大阪に長いこと住んでますが、大阪城野外音楽堂は初めて目にします
こんな場所にあったんやね


↑入場ゲート

ちょうど開場したところで大勢の人が行列を作っております
見渡す限り若者たちがいっぱいデ、見た目では20歳前後の男女が多いです
チケット代が安いこともあり若い人が極端に多いです
座席は前方自由席と後方フリーエリアで後方は簡単に言えば立見見たいなものですね
会場に入りまったり見れそうな最後列の通路側を押さえてました
初めての大阪城野外音楽堂は横に広くて奥行きは短い印象です
後方フリーエリアの一角にグッズ売り場ありましたので覗いて見ると公式グッズよりアーティストグッズの方が人気ある見たいです
それでもそんな長い行列は出来てないですね

そして本日の天気予報では雨!今のところは曇り空で何とかもちそう・・・一度雨の野外フェスはサマソニ09で懲りてるので何とか持ってほしいものです
一応コーナンでヤッケ買ってきたがね
FM802の大抜 卓人のMCの後いよいよスタートしました初ラッシュボールR!
正直J-POPやロックの若手バンドなんてまったく知らないけど新たな音楽との出会いはあるかな?


↑MCはFM802の大抜 卓人

しかし意外にもトップに出てきた真空ホロウと言うバンドがなかなか良い感じではないか!
特に気に入ったのはと言う曲デ、ノリノリで前方は総立ちながらも地蔵状態の棒立ちのオーディエンスからも手を挙げてリズムを取る人達がチラホラ出てきてました
また金髪のボーカルの兄ちゃんがちょっとクールな雰囲気でボソッと歌い終わりに「真空ホロウへようこそ」とつぶやくように言う雰囲気はナルシストキャラ見たいな感じ
対照的にMCを務めたギターの茨木弁でのトークは実にほのぼのとした雰囲気を出してくれる・・・人の良さが伝わるようなMC
でも曲はどことなく独特の世界観のような物があってよかったね~
トップバッターからアタリだった・・・

秀吉、The SALOVERS、another sunnydayとアーティストが続いたけど特に個人的にはまったりと何となく見てた感じだったけどanother sunnydayは人気がそれまでのバンドよりあるのかしてオーディエンスの反応がよかったですね
ただ・・・彼らアタリから本格的に雨が降り出してきた・・・MCが「名前負けしそうだったよ~雨降んなくてよかったね」と言ったのか悪かったのか途端に降り出した!
瞬く間に場内はカッパなどの雨具で埋め尽くされた!
私もコーナンで買ったヤッケを着ての観賞だけど買っといてよかったよ・・・

途中にセットチェンジの時間を利用して、ステージ横のテントでサカモト教授というアーティストがユニークなパフォーマンスを見せてくれます
頭にのせたファミコンにソフトのカセットを入れるとそのファミコンの曲を演奏するというものですが、スーパーマリオの曲やロックマンなどの曲に妙に大うけの場内・・・私はその頃のファミコンはよく知らないんで、正直何がいいのかわからない・・・

SpecialThanksを挟んで私の唯一知ってるバンドSawagiの登場!
2年前のサマーソニック大阪2009でガーデンステージに登場していたSawagiだけど、HMV阿部野橋店でPVが流れていたのを見て、これは面白そう・・・サマソニで見ようっと!と思ってたら発表されたタイムテーブルによれば同時間帯のダンスステージに谷村奈南ちゃんが出る・・・ってことで急きょそちらを見に行ってしまったので幻に終わってたのでありました

奇抜な?眼鏡をかけてスティクスの『ミスター・ロボット』のSEで出てきた4人組。
いきなりノリのいい曲で濡れ濡れのオーディエンスを踊らせます
ここまでのバンドと比べるとタイプの全然違う異質なバンドですが、ダンスミュージックという事でついつい自然と体が動いてしまう
ボーカルが入らないインストバンドってとこがまた今までと違っていいやね~
ほとんどのオーディエンスが総立ちで現在本日最高の盛り上がりを見せてます
♪ibizaのイントロをバックにMCが「今日は攻めるよ、攻めるよ!おおさか~」と煽るやいなや「騒げ~!」の合図とともに♪ibiza の強烈なダンスビートに場内はお祭り騒ぎ!
やっぱりSawagiカッコええやん!
ギターを弾きながら右へ左へステップしたりジャンプしたりと激しく動き回る!
この時ばかりは雨を気にせず水しぶきを上げながら皆さんノリノリ~
最後はみんなでジャンピング!本日初めての一体感!Sawagiさまさまなショーです

後方グッズ売り場ではそれぞれ出番終えたアーティストたちが自分のグッズコーナーで販売のお手伝い
ファンと話したりサインに応じたりとコミュニケーションの場となってます
真空ホロウのボーカルの人もいたけどステージの時とのクールな感じては違い普通の兄ちゃんだった


↑グッズ売り場はこじんまり

さてたまに止んだりするけど以前雨はふってます
次に登場するバンドのセットチェンジを見てると今までとは違い、ステージ中央にDJセットらしきものかポツンとあるだけ・・・group_inouと言う二人組のユニットの登場
次も今までとは毛色の違うヒップホップですが、これまたノリノリのオーディエンスたち!
後方の通路ではついに裸足になって水溜まりをもろともせず踊りまくる兄ちゃんたちも登場
バンドによるロックはアーティストによって反応の温度差はあったが先程のSawagiやこのgroup_inouなどのダンスミュージック系のサウンドはノリやすいし誰でも自然に体が動いてしまうね
これも初めて知るユニットだけど雨も気にせず楽しめました
途中タオルの宣伝もキッチリしてましたな


↑カッパだらけになった雨の野音

続いてのavengers in sci-fiもバンドスタイルだけどどこと無く今までと雰囲気の違うユニークな音楽でした
そしていよいよトリはBIGMAMAです!
サウンドチェックにメンバー出てきただけで歓声が沸いてます
名前ぐらいしか知らないバンドですがどうやらメンバーに女性がいてバイオリンを演奏するようです
いよいよ19時過ぎヘッドライナーのスタートです!

暗転の中メンバーが登場し(今まで暗転でも日中だからまる見えだったがさすがにこの時間は暗い)演奏が始まるやステージの照明が点灯されるや 大粒の雨がガァ~と降り注ぐステージが浮かび上がる!本日1番の大雨です
もはや幻想的ですらあります
やるほうも大変だろうけど(曲が終わるたびに楽器を拭いていた)見る方はもっと大変(笑)

でもクラシックの曲を取り入れた曲調はなかなかいい感じですね 「こんな状況の中最後まで残ってくれてる皆さんは僕の一生の宝だとおもってます」とボーカルのMC「一緒に最高のトリにしましょう!」と大歓声が雨の野音に響き渡ります
若干帰った人も居るけど大多数は残ってますね
さすがにトリだけあって盛り上がったステージです
曲知らないから細かい事かけないけど・・・「こんな状況で音楽を聞こうとする人が沢山居るんだからミュージシャンはもっと頑張らなきゃ行けない」とやや優等生的な発言にも聞こえるがでも私はこの人の人柄が出ていて好感持てます
最後はみんなで「ラララ~」と大合唱でラッシュボールRの幕が閉じるのであります

我ながら知らんバンドばかりなのにまさにこんな状況で良く完走したもんだ
9月のラッシュボール本編の追加バンドがステージ上で発表され、どよめきの中会場を後にするのでした
どよめかれても・・・またしても私の知らんバンドばかりやん(今回出演のBIGMAMAとavengers in sci-fiも出るようです)
一応休みが取れたらラッシュボール2011も一度参戦してみようかな~
次のフェスはいよいよ本場所サマーソニック大阪2011・・・年々しょぼくなってきたサマソニ大阪ですが、ついに3ステージのスケールダウンの今年はどうなるかな?(この記事書いてる途中に二―ヨの出演キャンセルの知らせが・・・)


NEXT SHOW Level 42 (7.29 ビルボードライブ大阪)



★★★★ 2011.6.18 大阪城野外音楽堂 前方自由席 整理番号886 (イープラス)

No.041 「アウェイク」(2007年 85分 シネスコ)

2011-06-13 00:01:06 | 2011年劇場鑑賞
監督 ジョビー・ハロルド
出演 ヘイデン・クリステンセン
   ジェシカ・アルバ
   テレンス・ハワード



久しぶりに来ました天六シネ5ビル
でも実質営業してるのはユウラク座とエロ専門館2館の3館だけ・・・ 今だに残り2館のホクテン座1.2は休館(閉館?)中 よって公開される一般作品、特に洋画の新作は激減しております
そんな中で久々に公開された洋画新作がこの作品です

(あらすじ)

富豪の青年クレイトン(ヘイデン・クリステンセン)は何不自由なく暮らしていたが、心臓疾患を抱え移植手術が必要だった。
ある日、ドナーの見つかった彼は愛する秘書サム(ジェシカ・アルバ)と2人だけで結婚式を挙げ、満ち足りた気分で手術室へ向かう。
しかし、全身麻酔から意識が目覚める“術中覚醒”に陥り、手術の激痛を味わうとともに驚くべき事実を知ってしまう。



「スターウォーズ3部作」以降パッとぜず冴えないヘイデン・クリステンセンが主演という天六テイストな作品です
どうしても冴えないイケメンより可愛いお色気を毎回振りまいてくれるジェシカ・アルバの方に目がいってしまうのは仕方ないところ・・・
今回もタンクトップでバスタブに入ったりしていちゃつくシーンなどあり、サービスカットの怠りない所を見せてくれます

手術のときに全身麻酔をしていても“術中覚醒”という身体は動かないけど意識はあり痛みも感じるという地獄のような状態が実際に起こりうるという事を題材にした作品。
この題材だけでも恐ろしいや・・・
この映画の中でも主人公がもがき苦しむシーンも出てきて(ヘイデン・クリステンセンのナレーションでその辺を処理)メスを胸に入れられ体を開かれるという卒倒もの体験をする。
これ実際に体験した人居るんなら考えただけでもゾッとするね~
そういう想像しただけでも恐ろしい映画です



でもこの映画は途中から幽体離脱(?)のような状態になったヘイデン・クリステンセンがこの手術に関する真実に迫っていくというサスペンスタッチの展開になっていきます
斬新な設定とアイディアな作品ですが、内容より“術中覚醒”の方が私としてはインパクトが強かった・・・



★★★ 2011.6.11 天六ユウラク座 22:40




No.040 「ファースター 怒りの銃弾」(2010年 98分 シネスコ)

2011-06-06 00:09:07 | 2011年劇場鑑賞
監督 ジョージ・ティルマン・Jr
出演 ドウェイン・ジョンソン
   ビリー・ボブ・ソーントン
   オリヴァー・ジャクソン=コーエン



心斎橋からまた移動して千日前に戻ってきて今度はこれまた先日新設されたTOHOシネマズなんば別館にての鑑賞
ここは元は敷島シネポップと言う3スクリーンのミニシネコンだったんですが、系列のTOHOシネマズに吸収合併されたようですね
名前変わってから初めて来ましたが、ほとんど以前の敷島シネポップ時代と変わりません(ついでに客少ないのも変わらず)

(あらすじ)

兄と自分を陥れた者たちを全員抹殺しようと心に誓う男ドライバー(ドウェイン・ジョンソン)は、10年の刑期を終えて出所し、1人目のターゲットを射殺。
あと少しで定年を迎える初老の刑事コップ(ビリー・ボブ・ソーントン)と同僚の女性刑事シセロ(カーラ・グギーノ)が、この射殺事件を担当することになるが……



WWEでザ・ロックとして人気者だったドウェイン・ジョンソンの久々の作品
今回は邦題の通りピストル片手に復讐をしていくリベンジムービー
でもこの人は銃弾を撃ち込むより肉体で勝負するほうが似合ってるような気がしますがね

冒頭刑務所から釈放されるシーンから始まりますが、刑務所から一歩出たとたん全力疾走で走って行く姿はまさに野獣が解き放たれたって感じで笑ろてもた・・・
復讐するには当然理由がある訳ですが、一人また一人と標的を抹殺していくに従い過去に何があったかをフラッシュバックで徐々に観客に分かるようになっていきます
それに従い意外な黒幕も明らかになる(だいたい察しは付きますが)



でも標的を順番に抹殺していくのがピストルで一撃って言う方法が主で、せっかくロック様が出てんならボコボコに叩きのめすアクションが見たいね~ピストルだけなら肉体派俳優でなくても出来るからね
ビリー・ボブ・ソーントンが最近日本公開作品が少ないように思うけど、こう言うB級アクション映画でもイマイチ冴えない感じ・・・
ただ本作品に関してはくたびれた刑事らしい雰囲気がそのまま出てるから上手い具合にはまってます
それに輪をかけて冴えないのがゲスト出演的なトム・べレンジャー!
下手したらトム・べレンジャーと気が付かない人が結構居るんではないかな?
それほどのメタボ体型+オーラのかけらもありません



★★★ 2011.6.2(木) TOHOシネマズなんば 別館 スクリーン11 21:00 J-12

No.039 「処刑剣」 (2010年 113分 シネスコ)

2011-06-05 00:04:27 | 2011年劇場鑑賞
監督 ダニエル・リー
出演 ドニー・イェン
   ヴィッキー・チャオ
   ウーズン



シネマート心斎橋に場所を移動して今日の2本目はこれまた好調のドニー・イェン主演の「処刑剣」と言う作品
こちらも今年に入って「イップ・マン 葉問」「孫文の義士団」など主演作品が連続上映されてます
ジャッキー・チェンやジェットリーに比べて人気もアクション地味だけど格闘アクションにかけては妥協なきストロングスタイルを毎回見せてくれます

(あらすじ)

中国・明王朝期、国内初の特殊組織「錦衣衛」は、皇帝直属の近衛兵として命令を忠実にこなし、反体制派を抹殺する暗殺集団。そんな彼らの指揮官には、青龍の称号が与えられた。
最強の武器14本の剣を授けられ絶対的な力を持つ青龍(ドニー・イェン)は、大臣の罪証を奪う任務中に、ある陰謀を知ったことで仲間から追われる立場となってしまう。
自身の潔白と誇りを取り戻すべく、青龍は強大な敵への反撃を決意し……



今回も中国の時代物と言う事で60年代の中国映画のようなワイヤーアクションを使った(と言っても今はCG処理されてますが)アクションを中心 よって見る世代や人に寄れば思わず失笑してしまう場面がチョコチョコ出てきます
でも「こう言う映画はこのパターンでないと・・・」と思うカンフー映画ファンには昨今の欧米スタイルのアクションと違いので結構楽しめると思います

いつもながら無骨な雰囲気を漂わせ途中から仲間に加わるイケメンのウーズンと対象的にブサイクな顔立ちだけど、だたならぬ強さを漂わすオーラはまさに最後のストロングスタイルらしい雰囲気です
サモハンも出てますが今回はアクション無しでドニーイェンとの対決はありませんが、さすがに年齢を重ねてる重厚さが出ておりますね
ドニーと対するのがサモハンの娘という設定で出てくる女殺し屋トゥオトゥオ!
その変幻自在で残像を駆使した妖術のような技で久々にこいつどうしたら倒せるねん?的な凄腕ヒットマン!
クライマックスのドニーとの一騎打ちはアクロバチックかつ周りのものを破壊しながら戦うスペクタクルな戦いとなります
しかも壮絶な戦いに相応しい哀愁までも感じさす名勝負となります



また主人公の青龍が使う14本の剣がもう一つの見どころで、その場に応じて色々と使い方があるという事だが、それ以上に剣を収納してるツールボックスに様々な仕掛けが施されてるいてそちらのほうが見ていて面白い。
(どことなく「続 荒野の用心棒」のジャンゴの棺桶見たいで、ややマカロニテイストかな)
でもあの箱を背中に担いで闘うのは大変だと思うんだが・・・



★★★ 2011.6.2(木) シネマート心斎橋 スクリーン1 18:25

No.038 「アジャストメント」 (2011年 106分 ビスタ)

2011-06-03 23:25:11 | 2011年劇場鑑賞
監督 ジョージ・ノルフィ
出演 マット・デイモン
   エミリー・ブラント
   アンソニー・マッキー



恒例の長期出張の季節になりここらで映画鑑賞爆発しとこうかい!とこの日は難波にて映画三本続けて鑑賞することにします
その最初の作品が先月から「TOHOシネマズなんば 本館」と名前も新たになったシネコンでの鑑賞です
「アジャストメント」と言う作品からの鑑賞で主演が好調マットデーモン!
「ヒア アフター」「トゥルー・グリット」と最近は立て続けて公開されてますね

(あらすじ)

政治家のデヴィッド(マット・デイモン)は、ある日、バレリーナのエリース(エミリー・ブラント)と恋に落ちる。
しかし、突如現れた男たち、“アジャストメント・ビューロー(運命調整局)”によって拉致されてしまうデヴィッド。
彼らの目的は、本来愛し合う予定ではなかったデヴィッドとエリースの運命を操作することだった・・・



ハッキリ内容把握しないまま見たけど、こんな映画だったんですね~
他人が個人の人生に介入して運命が決まって行くと言うストーリーは知ってたけど、国家機密に関わるような事柄をまるでジェイソンボーンシリーズ見たいな活躍で見せるサスペンスアクションと思ったら何とか一目惚れした女を運命に逆らって強引に運命の女にしてしまう話だった(笑)

とにかく執念で運命を管理する組織の裏をかき、あの手この手で女に近づこうとするマットデーモン君はまさに必死のパッチ!
涙ぐましいまでの執念で運命を引き寄せていく
そんな彼を阻止しようと組織が“どこでもドア“を駆除して追い掛ける追跡シーンはなかなかスリリングで面白いです 組織にも役割分担的なセクションがあったりしてまるで人間界と変わらないし、伝説の××見たいなその部門のスペシャリスト見たいなんがいたりして楽しいね 



なかなかユニークな発想で国家を揺るがすような大事でなく、一個人の恋愛がテーマになってるとこが面白い
エミリー・ブラントさんの美形で色白なとこが個人的にはナイスですが、悪役の人たちは一応神様の使い、
または天使見たいな存在て事でよかったんですかね?
愛は運命をも凌駕すると言う究極のラブストーリーです



★★★ 2011.6.2(木) TOHOシネマズなんば 本館 スクリーン3 15:35 A-8

No.037 「八日目の蝉」(2011年 147分 ビスタ)

2011-06-02 00:43:14 | 2011年劇場鑑賞
監督 成島出
出演 井上真央
   永作博美
   小池栄子



大雨の中の久々の日曜のお昼の映画鑑賞です
場所は布施ラインシネマで、ここは平日に良く来る東大阪随一のシネコンであります
平日はいつもスカスカなんですが、さすが雨の日曜!
フロアはお客さんで溢れかえっております
今まで私が見た布施ラインシネマでは一番賑わってるような気がします
公開から割と経つこの作品なら平日並みくらいの入りかと思ったら、結構そこそこ入っております

(あらすじ)

子どもを身ごもるも、相手が結婚していたために出産をあきらめるしかない希和子(永作博美)は、ちょうど同じころに生まれた男の妻の赤ん坊を誘拐して逃亡する。
しかし、二人の母娘としての幸せな暮らしは4年で終わる。
さらに数年後、本当の両親にわだかまりを感じながら成長した恵理菜(井上真央)は大学生になり、家庭を持つ男の子どもを妊娠してしまう。



評判の作品ですが、何より出演してる俳優・・・特に女優陣の演技がどれも素晴らしいです
主役の2人の井上真央、永作博美も素晴らしいし、敵役?的な位置になってしまってる森口瑤子も鬼気迫る芝居を見せてくれるし、そして何より小池栄子はやっぱり上手い!
「20世紀少年」でもそう感じたが、この映画でのフリーライター役はちょっと変わり者な雰囲気はまさに絶品の芝居!
前半で恵理菜に付きまとう姿がどこか変な態度で、記者として恵理菜に接するというよりある種同性愛的な危うささえ感じさせて行くその芝居は彼女しか出せないような味がありました

誘拐されて赤の他人に娘として4年間育てられた恵理菜が実の母に馴染めないまま成長した姿を井上真央が演じてますが、どこか悲壮感漂う永作博美扮する野々宮希和子の姿とクロスオーバーする
でもこの2人は実の親子ではなく赤の他人・・・でも親子以上のある種の縁のような絆で結ばれていたような気がします
野々宮希和子と同じように不倫相手の子を身ごもると言うのも何か因縁めいた関係のようなものを感じさす
親子2代で同じような境遇か・・・と思ったものの実は全然血のつながりなんてありはしない・・・これは2人の女性のクロスオーバーする運命のドラマですね



実の母との過ごした思い出より、誘拐犯に母として育てられた幼少期の4年間が恵理菜に取ってかけがえのない日々。
ある意味それは悲しい事なのかもしれないですね
でも心の奥に封じ込めたていたその日々を希和子と過ごした過去を辿る旅により、自分にとって大切な何かを見つけていく・・・それは切ないまでの悲しみの中に希和子からの無償の愛を改めて大人として感じた事であり、彼女が一人の母として大きく一歩踏み出した事でもあるのかも知れない・・・
ただラスト終わり方がチョイ呆気なかった・・・想像してたベタなお涙頂戴な展開ではなかったのがやや拍子抜けでした(例えが違うかも知れないが昔のデビットクローネンバーグ監督の映画見たいな終わり方やった)



★★★★ 2011.5.29(日) 布施ラインシネマ シネマ3 12:20 K-2

No.036 「沈黙の復讐 」(2010年 96分 ビスタ)

2011-06-01 00:14:23 | 2011年劇場鑑賞
監督 ラウロ・チャートランド
出演 スティーヴン・セガール
   ダーレン・シャラヴィ
   D・ニール・マーク



引き続き2本目の作品が久しぶりに見るような気がするスティーヴン・セガールの新作(?)
ま どうせビデオムービーでしょうけど・・・
年頭に見逃していた作品で敷島シネポップで上映していた作品です
見逃していた結果ロードショー公開時より安く見れました(今回は先ほどの「デイブレイカー」と2本で¥1200-)


(あらすじ)

国際麻薬捜査部隊のボビー(スティーヴン・セガール)は、同じ隊のアクセル(ダーレン・シャラヴィ)と共に、バルカン半島諸国で不正取引されている銃と麻薬の特別捜査班に配属される。
やがて任務中にチームの一員がギャングの抗争に巻き込まれて命を落としてしまい、怒りに打ち震えるボビーは壮絶な復讐(ふくしゅう)を開始する。



今回もプロデューサーも兼ねてしかも脚本も書いてるスティーヴン・セガールですが、映画の内容とか雰囲気はいつもの沈黙シリーズと同じです
正直作品のシーンだけ見て沈黙シリーズのどれかを当てるのは困難なぐらい全て同じような映画
国際麻薬捜査部隊の体長という役柄のスティーヴン・セガールですが、部下を叱ったりして上司らしいシーンも出てくるのは、チョイ珍しいか・・・?

相棒が殺されてその復讐をするという設定で、まぁこのタイトル付いてるんでしょうが相棒が殺されるシーンもある訳でなく(後にもう一人の相棒が殺されるシーンはあるけど)過去のそうだったと語られるだけでイマイチにそういう復讐の怒りってのが伝わってきません
彼の作品でそこまで気にしては行けないのかも知れませんが・・・



また手ぶれ映像やスローモーションと行ったスタイリッシュな映像表現を頻繁に使ってるけど、この映画の関してはなんか目ざわりだったね~
最大の見せ場である格闘アクションはいつもながら早回しと素早いカット割で衰えたセガール拳をごまかして見せる手法はお馴染みですがね
ただクライマックスの1対1の対決は相手に攻め込ませない一方的な強さはやや全盛期を思わせた・・・でもスタントマン相変わらず駆使してるのが寂しいね



★★ 2011.5.28(土) タナベキネマ 23:50