MOVIE KINGDOM Ⅱ

映画に関する話題やライブ&イベント、ローカルなグルメ情報など色々話題を広げて行きます
ポイントは★~★★★★★★

No.12 「OLD」

2021-09-24 21:25:00 | 2021年劇場鑑賞





久々に映画館に来た!
仕事が直帰になったため時間出来たのでmovix堺へM・ナイト・シャラマン監督の最新作を見に行ってきました
毎回いろんなマジックを見せてくれるシャラマン監督ですが、こちらの期待大き過ぎてかして、スカ気味なパターンが多いけど新作公開される度に気になってしまいます
今回はさて?

バカンスで訪れた島で1組の家族が不可思議な海岸に案内されてから突然老化現象が猛スピードで始まってしまうが、その海岸からは脱出不能となる「トワイライトゾーン」のネタとかになりそうなストーリー

4人家族なんですが6歳の息子と11歳の娘が居て一見幸せそうだが、実は夫婦は離婚を決意していると言う家庭崩壊の状態
そんな最悪の家族がホテルからのオススメで案内された海岸で恐ろしい目に遭います
他にも何人か同じようにここに案内された家族も居てバカンス気分の雰囲気からガラリと最初に脱出を試みた女性の水死体が上がってからドラマは一気に怒涛の展開に加速して行きます

これ結構面白かったですね
息子達が突然年取り出し数時間で青年になり、よその家族の娘をはらます(笑)
娘も成熟していき、しまいには誰やらわからんぐらいの女性になっていく
大人も急激に変化は目立たないが、時間とともに耳が遠くなったり、目が霞んだり老化を実感したりする
また脱出を試みると何故か意識を無くしたりしてしまう
何故そこの海岸は老化現象が起こり、脱出不可能なのかは終盤に簡単に語られますが、この作品はラストでハイ、ここはこう言うとこでした、怖いですね〜とだけで終わらずキッチリと"実は"…と言った明確な事実とキッチリ落とし前を付ける結末まで行くんですね
これはシャラマンマジックのようなどんでん返しと言うよりは普通のオチ?的な終わり方で、それが逆に良かったと思います
良質なサスペンススリラーを見た感じで、シャラマン作品でそう感じるのが逆に意外な結末?(笑)



★★★ 2021.9.23(木) MOVIX堺 シアター9 16:35 H-15

名曲100選017「少女」by村下孝蔵

2021-09-23 10:28:21 | 私の名曲100選
少女『村下孝蔵さん』歌詞ありフォークソング、想い出の歌


村下孝蔵さんは昔から好きなんですよね
情緒ある昭和の日本の風景を思わせる懐かしい世界感のある歌詞やメロディが私の憧憬心をくすぐる訳なのです
有名な「初恋」を差し置いて今回はこの「少女」を取り上げます
この曲の好きなとこは純和風とも言える歌詞とアップテンポなポップなメロディのアンバランスが主人公の少女の不安を表してるような所です

切れた鼻緒、帰り道の少女が一人明かりが恋しくて震えていた

かすりの着物おさげ髪には、飾りなどありません

青いホタル今も甘い水を探して見つけられず迷い込んだ

遠くへ飛ばそうと紙風船叩いたら割れました

大人になっても夕立に降られてばかりいます

切れた鼻緒、飾りなどありません、割れた、などなどとことなく寂しさを感じさせるワードが出てくる歌詞
この歌詞の中に「僕」と「少女」が出てきますが、私はこの曲に感じられるのは侘び寂びの世界と言うか、「僕」の視点から一人の「少女」を通して「儚さ」と言うのを感じさせてくれる名曲だと思います
もしかして村下孝蔵さんの理想の少女観がこう言った歌詞を産み出したのか?
日本ならではの懐かしい風景の中に溶け込んだ、夕闇の中に見た美しい幻想のような世界を感じるんですよね

私の名曲100選 016 「普通のラブ・ソング」by水谷豊

2021-09-17 10:26:46 | 私の名曲100選
あんちゃんエンディング曲



水谷豊主演のドラマのエンディング主題歌
水谷豊さんと言えば今や「相棒」シリーズでおなじみですが、元々若い頃はやんちゃな役柄が多く、不良っぽいイメージがあったんですね
それをガラリと変えたのがドラマ「熱中時代」の小学校教師北野先生役
以後「熱中時代 刑事編」「熱中時代シーズン2」と一気に親しみある役柄でちょっと怖い不良からいい人というイメージに変わって行きお茶の間の人気者になりました
まさにそのいい人のイメージそのままがこの1982年放送のドラマ「あんちゃん」の田野中一徹役ですね
女子プロレスのマネージャーから家業の温泉町のお寺の住職に転身し、毎回温泉町を舞台にドタバタ騒動が巻き起こるホームドラマでした

エンディングに流れるこの「普通のラブソング」が普通の男の優しさを表現した主題歌でドラマの主人公のイメージにぴったりです
この曲聞くと土曜日の夜を思い出します
あの頃のドラマはなんか良かったなーとつくづく思う

この作品で後の奥様の伊藤蘭さんと共演しています

映画音楽100選 076「シンドラーのリストのテーマ」 「シンドラーのリスト」より

2021-09-05 15:11:58 | 映画音楽100選
映画「シンドラーのリスト」 シンドラーのリストのテーマ



聞いただけで涙腺緩みそうな曲です
ジョン・ウィリアムス作曲の曲ですが、壮大な「スターウォーズ」の曲や「ジョーズ」のスリリングな曲、「ジュラシックパーク」「レイダース」のような勇壮なスコアなど
ジョン・ウィリアムス節と言えそうな代表的な楽曲群ですが、この曲はガラッと変わってバイオリンの奏でる悲しい調べ...
映画の内容にそった素晴らしい名曲です

「妖怪大戦争」

2021-09-04 18:26:00 | DVD&ビデオ&テレビ(地上波/CS)




現在「妖怪大戦争 ガーディアンズ」が公開中、平成にも「妖怪大戦争」のタイトルの作品が作られました
いずれも未見です
それらの原点がこの1968年の大映作品です

西洋の吸血妖怪ダイモンが江戸時代の日本にやってきて殿様の姿を借りて悪の限りを尽くそうとする、そこで立ち上がるかっぱ、油すまし、ろくろ首、二面女、から傘小僧、ぬらりひょんなどの日本代表の妖怪アベンジャーズ!
妖怪バトルが展開される

これ子供の頃よくテレビで放送されてましたな
劇場でもおぼろげな記憶ながら見たような…生野パークか生野電気館か…
「妖怪百物語」と「東海道お化け道中」との間に挟まれた妖怪三部作と言われてますが「東海道お化け道中」は未見ですが、「妖怪百物語」より私はこの作品の方が好きです

コメディタッチではあるが、今の時代の子供が見たらちょい怖いかも?
関西弁をしゃべる油すましやチャキチャキ江戸っ子弁のカッパ、土佐弁のろくろ首と妖怪達の中で方言が飛び交うのが面白い
日本全国を代表した妖怪が集まってるかのような設定?が微笑ましい
いかつい顔のダイモンと妖怪達の戦いを見てこれって「アベンジャーズ エンドゲーム」の元ネタはこれ?と思ってしまう(笑)

ちょっと面白くて、でもなんか怖そう…そんな幼少期の鑑賞時を思い起こさせてくれました
ワンシーンだけに登場する若井はんじけんじの息のあったベタな小芝居が笑わせてくれます


私の名曲100選 015「カ ワ チ ア ン サ マ ー」by大西ゆかりと新世界

2021-09-01 09:44:00 | 私の名曲100選
06 カ ワ チ ア ン サ マ ー



一時期は大阪ではライブのチケットの取れないアーティストとなっていた大西ゆかりと新世界
一度だけなんばハッチにライブ行きましたが、大バコのなんばハッチがパンパンの満員
もちろんチケットは即完でした

そんな彼女達の初期のアルバムに収録されてるのがこの曲
夏の終わりに相応しい昭和歌謡調の曲
夏の花火大会をイメージした情景の歌詞がどことなくノスタルジックに感じさせてくれる

♪この町のこの香り楽しくて空しくて...
1日だけの玉手箱また来年の夏のその日まで...

この曲の一年一度のお楽しみのイベントが終わる寂しさを感じさす歌詞が、どことなく私が毎年行っていた夏フェスのサマーソニックを思わせてくれるんです

サマソニの帰りの車から見る舞洲の情景を見るとこの曲が頭に浮かぶんですね
余韻で楽しそうにしてる笑顔、寂しく帰路に着く人達、名残惜しそうにしてサマソニ会場付近でウロウロしてる面々...この曲がぴったりハマります
聞く人それぞれの夏の思い出に置き換えて浸れる名曲だと思います