MOVIE KINGDOM Ⅱ

映画に関する話題やライブ&イベント、ローカルなグルメ情報など色々話題を広げて行きます
ポイントは★~★★★★★★

No.081 「終の信託」(2012年 144分 ビスタ)

2012-11-29 14:39:22 | 2012年劇場鑑賞
監督 周防正行
出演 草刈民代
   役所広司
   大沢たかお



アポロシネマでのレイトショー
今週一杯で上映が終了でギリギリでの鑑賞です
アポロシネマはいつの間にか自動発券機が登場していて、最近はこう言うのが増えてきましたね
でもサポートの店員が居ないので皆さん苦戦してます

(あらすじ)

同じ職場の医師・高井(浅野忠信)との不倫に傷つき、自殺未遂を図った呼吸器内科医の折井綾乃(草刈民代)。
沈んだ日々を送っていた彼女は、重度のぜんそくで入退院を繰り返す江木秦三(役所広司)の優しさに触れて癒やされる。
だんだんと距離が近づき、お互いに思いを寄せるようになる二人だったが、江木の症状は悪くなる一方。
死期を悟った彼は、もしもの時は延命治療をせずに楽に死なせてほしいと綾乃に強く訴える。
それから2か月後、心肺停止状態に陥った江木を前にして、綾乃は彼との約束か、医師としての努めを果たすか、激しく葛藤する。



この映画の展開は私が思ってた展開とは違ってた
大沢たかお扮する検事とのやりとりからフラッシュバックして行く手法だと思いこんでたら、中盤くらいまで草刈民代と役所広司とのエピソードが描かれ、後半1時間近くは検事との取り調べシーンが描かれる
なかなか上手い手法だと思いました

2部構成のような演出だが、この後半のシーンで役所広司が死亡した経緯についての検証する所は看護師や遺族との証言の相違は
前半のシーンを良く見て覚えてないと、あれっと思ったりする
でもこの辺の部分が我々観客それぞれに委ねるような感じになってます



延命治療や尊厳死などの問題は社会的にいろいろ言われるし、それぞれの立場や環境、家庭の事情そして宗教観により考え方が違うでしょう
この映画では草刈民代と役所広司とが医師と患者の関係から恋愛のような感情が芽生えた事が、その時を迎えた草刈民代の行動に医師としての行動だけでない、ある種の感情が突き動かした行動・・・それが管を抜いた後の彼女の行動が大きなカギとなる
死なす事で役所広司との2人だけの約束を果たす・・・それはそれぞれ終わりと言うものにそれぞれ直面した事がある
ある種の2人だけの共有出来た感情から恋愛へと昇華していった最終の形だったのでしょう
でも直接恋愛を思わすシーンは無かったけど、その一つ一つの仕草や会話、目線の動きで表現した2人の芝居は良かった(草刈民代のやや棒読み感がまたその雰囲気が出ていて結果良かった)




★★★ 2012.11.28(木) アポロシネマ8 スクリーン2 20:45 N-13

No.080 「悪の教典」(2012年 129分 シネスコ)

2012-11-24 21:43:40 | 2012年劇場鑑賞
監督 三池崇史
出演 伊藤英明
   二階堂ふみ
   染谷将太


続いてこの布施ラインシネマで見た作品が今、話題のこの映画
あのAKBのセンターが逃げ出した問題作!
その話題性もあってか先ほどの映画とは打って変わって座席も結構うまってます

(あらすじ)

ハスミンというニックネームで呼ばれ、生徒たちから圧倒的な人気と支持を集める高校教師・蓮実聖司(伊藤英明)。
生徒だけでなく、ほかの教師や保護者も一目を置く模範的な教師だったが、その正体は他人への共感や良心を持っていない反社会性人格障害者であった。
学校と自身に降り掛かったトラブルや障害を取り除くために、平然と殺人を犯しては校内での地位を強固なものにしていく蓮実。しかし、ささいなミスから自身の凶行が知られそうになってしまう。
それを隠そうと悩んだ彼が導き出した答えは、クラスの生徒全員を殺すことだった。



日本映画では今までなかったような映画ですね
あの「バトルロワイヤル」は中学生が殺し合いする作品だったが、そこに殺し合い=対決という図式がありエンタメ的な様相もあるが、これは1人の大人が少年少女を一方的に惨殺していくという陰湿かつ残忍な作品・・・また違うような気がするんですね
まさに三池崇史監督でないと撮れない映画ですね
予告編では直接殺人シーンは公開されてなかったから、内容を知っていて予備知識あっても後半永遠と続く殺人シーンには、ショックを受けた人も多いかも?
まさかあの「海猿」で人を助けまくった仙崎が・・・こんな事を・・・

無表情で時には目を爛々と輝かせながら、惨殺しまくる伊藤英明のサイコな芝居は凄いです
いろいろリサーチしたらしいけど、超ベビーフェースの「海猿」のイメージがある分、そのギャップが余計このハスミンという男の残忍性を際立たせる芝居になっています
容赦なく高校生を散弾銃でぶっ飛ばし、校舎を血の海と化してしまうハイスクール散弾銃マサカ―!
ともすれば少し遠慮がちになりそうな描写も行けるとこまでイってしまう・・・それを伊藤英明がハスミンになりきってやってくれます



昨今よく耳にする無差別殺人・・・
そういう犯人はだいたい精神的に問題があったり、幼き頃に何らかのトラウマがあったりする
結局に普通じゃない奴が犯した罪は普通に裁かれず、病気で片づけられたりする場合も多い
まさにこの映画もそんな一人の好青年の奥に潜ませた悪魔と言う本性が次々と人を殺していく・・・
その過去のバックボーンはあまり深くこの映画では堀下げていない分、このハスミンの残忍な行動をただ何の感情移入も出来ずに、見せつけられる観客はある意味また犠牲者のようなものか・・・
こいつは本当に人を殺すのが単に好きだけなのか?
それともこの男をそう言う風にさせるような事柄が、過去にあったのだろうか・・・
この辺のバックボーンがイマイチ不明なところが、ある意味この映画の上手いところかもね
原作読んでないので何とも言えませんが・・・



★★★★ 2012.11.22(木) 布施ラインシネマ シネマ2 19:45 E-2


No.079 「黄金を抱いて翔べ」(2012年 129分 シネスコ)

2012-11-23 00:40:50 | 2012年劇場鑑賞
監督 井筒和幸
出演 妻夫木聡
   浅野忠信
   桐谷健太



久しぶりに東大阪のシネコンである
布施ラインシネマに行ってきました
メンバーシステムが新しくなってから何故かあまり行かなくなってたんだが、上手く本日見る作品の時間が合ったので出かけました
サービスポイントが今だ溜まってたので、使っての無料鑑賞です・・・給料前だから助かる(笑)

(あらすじ)

裏社会の住人相手の調達屋として生きる幸田(妻夫木聡)は、大学の同級生だった北川(浅野忠信)からある計画を持ち掛けられる。
それは大阪市の銀行が誇る、コンピュータを駆使した完璧な防犯システムが施された金庫から240億円相当の金塊を強奪するというものだった。
システムエンジニアの野田(桐谷健太)、北川の弟・春樹(溝端淳平)、爆破のプロでスパイでもあるモモ(チャンミン)、元エレベーター技師のジイちゃん(西田敏行)というメンバーで金庫に挑む幸田たちだったが、彼らの意外な過去や裏切りが浮上し……



井筒和幸監督の最新作
しかも銀行強盗モノのクライムサスぺンス!
これはやってくれそうだな~と大きな期待をしての鑑賞でした
でも少し期待が多きすぎたか・・・?

舞台が地元である大阪という事で見たことある場所が出てきて、いつもと一味違った感じです
その大阪にある巨大銀行に眠る金塊を強奪しようとする男たちのクライムサスペンス
後半の銀行強盗を決行するシーンからなかなか盛り上がって面白いんだが、そこまでの展開が少々
期待ハズレ・・・
モモや春樹などのサイドストーリー的な事柄が絡んでくるんだが、たしかにこの展開が後半の強盗シーンに大きな影響を及ぼすけど、複雑な展開が少し流れを悪くしてるように感じた
もっとシンプルな強盗計画の話の方が個人的に良かったですね



それにしても強引な力技ですな~しかも日本の警備システムがあまりにも簡単に破られて、しかもガードマンや警察も呆気なく突破を許してしまう所が変に面白かった
でもなかなか豪華なキャスティングはそれぞれの役者が持ち味を出していて良かったですね



★★★ 2012.11.22(木) 布施ラインシネマ シネマ3 17:05 J-7 

No.078 「アルゴ」(2012年 120分 シネスコ)

2012-11-20 00:34:10 | 2012年劇場鑑賞
監督 ベン・アフレック
出演 ベン・アフレック
   アラン・アーキン
   ジョン・グッドマン



久しぶりの地元アポロシネマ8での鑑賞です
ここは会員システムが変わり会員は平日は1000円で見れるというありがたいサービスが・・・
でも無料鑑賞ポイントが無くなったのはやや微妙?

(あらすじ)

1979年11月4日、テヘラン。
イラン革命が激しさを募らせ、その果てにアメリカ大使館を過激派グループが占拠し、52人もの人質を取るという事件が起きる。
パニックの中、アメリカ人6名が大使館から逃げ出してカナダ大使の自宅に潜伏。
救出作戦のエキスパートとして名をはせるCIAエージェントのトニー・メンデス(ベン・アフレック)は、6名が過激派たちに発見され、殺害されるのも時間の問題だと判断。
彼らを混乱するテヘランから救出する作戦を立案する。
しかし、それは前代未聞で大胆不敵、そして無数の危険が伴うものだった……



実際の事件の映画化ですが、事実を長きに渡り隠されていた事がこんな映画的な作戦だったとは・・・
それをベン・アフレックが主演しながら監督もしている
この人は監督としても前作「ザ・タウン」で見事な演出を見せてくれしたが、今回もやってくれましたね
特にクライマックスの空港脱出シーンのドキドキ感は上手いですね



またアラン・アーキンとジョン・グッドマンのこの2人の存在感がまた良くて、スリリングなドラマの中にちょっとした
ユーモアを取り入れた感じで良かったですね~
画面の雰囲気も70年代の感じが出ていて、本人に似せた登場人物たちもリアルに再現されていて
監督のリアリティへのこだわりが感じられた



★★★ 2012.11.16(金) アポロシネマ8 スクリーン5 21:05 G-4

「CLASSIC LOUDNESS SERIES SINGLE COLLECTION TOUR 2012」

2012-11-19 23:34:14 | ライヴ&イベント



思い立ってゼップなんばへ見に行ったんですが、おりしも雨!
開演30分前の入場なんだが、どうも入場に手間取っていて雨の中随分またされてイライラしてきました
前回ここに来たのが初夏のアニメタルUSAの時だが、その時も雨だった・・・
やはり1時間前くらいに入れてもらった方が良いと思うが・・・
何とかギリギリ開演に間に合った感じでした

今回はシングルコレクションツアーという事で結構古い曲を演奏されるようです
♪Crazy Nightから始まったライブさすがにノリノリ!
しかしいつもにましてオッサン率高し!
間髪いれず♪Burning Loveと初期の曲の連発とオールドファン中心のオーディエンスは大喜びです

まだライブツアーは続くようなので、細部は書かないけど♪Road Racer、♪RISKY WOMAN、♪Bad Newsなど懐かしい曲が次々演奏される貴重なショーでした
哀切のバラード♪Ares' Lamentでは場内一体となっての合唱となっていました
♪In The Mirrorはイントロだけで盛り上がりましたね
アンコールはここ最近のアルバムの代表曲で締められた濃厚な2時間のライブでした



★★★★ 2012.11.11(土) ZEEPNAMBA 1階 R列28版(CNプレイガイド)


「ワイルドに吠えるぜ!ナイト」

2012-11-15 13:19:16 | ライヴ&イベント



「劇場版 TIGER&BUNNY -The Beginning-」のこのイベントは先ほどの映画の感想の中で書いたが、
とにかく単に映画を見るだけでなく、コスプレやサイリウムの持ち込み・使用OKやスクリーンにツッコミの野次OKなどいわゆる「ロッキーホラーショー」の上映会ようなイベントなんです

シネコンの入り口付近ではコスプレしたファンが多数居て、写真を撮ったりの撮影会やお気に入りの品々を見せあったりして、ある種異様な賑わいを見せておりました
コスプレの意味がこの時わからなかった・・・例えばウェディングドレスとか(後にも先にもウェディングドレスで映画見とる奴は初めて見たぞ!)
また自分でキャラのぬいぐるみ作ってる人も居たりして、このタイバニファンの人たち気合いの入れ方は相当だ!

またスクリーンに入ると、これまたこの場を仕切ってる人らしき人からタイバニのぷっちょを貰った
「まだ貰ってない人居ないですか?」と大きな声で呼びかけ、ついでにサイリウムも配っていた
私はタイバニファンの知人からサイリウムを渡されていたので不要(渡されてなかっても不要なんだけどな(笑))でした
もう場内はタイバニファン一色!
また初対面だろうがなんだろうが互いに声掛け合って話しかけてます
また顔なじみなんかもあるようです
何回も見に来た人ばかりです
でも2回目の人はまだ普通の人の域らしい・・・(笑)
まして何もわからず初めて来た私は一体なんなんだろう?
まさに完全アウェー・・・と言うより完全場違いとも言うべき存在となった私キングさん
座席に着くと隣に座ってた女性2人組が私を指さして「アッ!」とかすかに声を挙げる・・・はい、きっと人違いです!

まさにタイバニファン完全包囲網の中、私が1人来た為に入場出来なかったであろう1名のタイバニファンの方ごめんなさい・・・と言う後ろめたい気持ちの中始まった映画は、予告もそこそこに(本当にそこそこだった)始まり暗転の中2人の主人公のこのイベント上映用の前説からスタート!
この時点で乱舞されるサイリウムの中「イェ~!」と早くも場内盛り上がります!

ここから上映中は常に誰か何か言ってるような騒々しい上映となる
お気に入りのヒーローが出れば声援が飛ぶし、主人公の娘が出てればため息と「かわいい!」と声援が飛ぶ!
バーナビーの携帯電話が鳴れば「出たげて~」と声が飛ぶ!
「そのカード欲しい!」「メガネになりたい」「斎藤さ~ん」etcヒーローの1人スカイハイの決めポーズを一緒にする観客たち・・・黙って普通で見てる私は何なのよ・・・と思ってしまう
興奮した隣の女性グループは勢いあまって座席下に小銭ばらまきよった!

まぁ~こんな雰囲気なんですね~でも不思議と映画同様この雰囲気は面白く感じられました
ラストのUNISON SQUARE GARDEN の曲に合わせてみんな控えめながらの大合唱!乱舞するサイリウム!
雰囲気に慣れるとは恐ろしいもんで・・・気がつけばサイリウムを一緒に振っておりました(笑)

ちなみに翌日の昼ごはんはファミマで太麺堂々を買って食べておりました
はい、分かる人は分かる?

No.077 「劇場版 TIGER&BUNNY -The Beginning-」(2012年 93分 ビスタ)

2012-11-14 01:47:20 | 2012年劇場鑑賞
監督 米たにヨシトモ
出演 平田広明
   森田成一 
   寿美菜子



人との出会いは時に思わぬ事が起きたりする
ある人と出会い、またその繋がりからまた新たな出会いがある・・・そしてその繋がりが無ければ正直この映画(アニメ)の存在すら知らなかったであろう・・・ましてその劇場版を見に行き、しかも「ワイルドに吠えるぜ!ナイト」なんて言うイベントに参加するなんて思いもよろなかった(ついでにMOVIXココエあまがさきと言うシネコンに行く事になるとは夢にも思わなった)

そのある人のお誘いにより実現したこの映画鑑賞・・・しかも「ワイルドに吠えるぜ!ナイト」と言うイベント付きの上映
これは観客が単に映画を見るだけでなく、スクリーンに向かって声援を送ったり、チャチャ入れたり野次ったり、そしてコスプレ、サイリウムの持ち込み・使用OKと言う場内が一体となった上映会なのです
あちらこちらでこのイベント上映は開催されてるようです
このイベントの模様はイベント部門で書くとして、ここでは映画の感想を書きます


(あらすじ)

巨大都市“シュテルンビルト”には、様々な人種や民族が暮らしていた。
かつては迫害された“NEXT”と呼ばれる特殊能力者も、いまでは平和に共存し、中にはそのNEXT能力を使いヒーローとして街の平和を守る活動に従事する者も存在した。
彼らは各企業のヒーロー事業部に所属し、スポンサーロゴの入ったヒーロースーツをまとって活動していた。
その活躍の様子は人気番組「HERO TV」で中継され、働きに応じたヒーローポイントで年間ランキングも競っていた。
そんなシュテルンビルトで活躍する7人のヒーローの一人、ワイルドタイガーは、昔気質の熱血ベテランヒーロー。
しかし人気低迷の彼は、会社の指示で鼻持ちならない新人ヒーロー、バーナビー・ブルックスJr.とコンビを組まされ、ヒーローコンビ“TIGER & BUNNY”として活動することを余儀なくされるのだが…



ヒーローもののアニメです
でも最近のアニメはややこしくって、オッサンには難しい!
まして劇場版とくれば最低限TV版見てないとストーリーに付いて行けない・・・
でもそんな心配は無用だったようです
もちろん完璧に理解した訳でないが大体の話はわかったし、何よりも予想以上に面白かった!
ちなみにTV版の1,2話のダイジェストらしいですが・・・



スポンサーロゴを背負い企業の援助を受けて平和を守るための活動を行うと言う設定が面白いし、昔気質のベテランのヒーローだが、どことなくボンクラ親父な主人公の鏑木・T・虎徹=ワイルドタイガーとキザでイヤ味な新人だが仕事が出来ると言う新人ヒーローのバーナビー・ブルックスJr.この2人のコンビがサラリーマン社会の一端を覗いてるような関係で面白い
でも主人公の鏑木・T・虎徹はかつて美しい妻が居て、そしてその妻を病気で亡くすと言う辛い過去を背負って、忘れ形見の娘と母親と暮らしている・・・でも妻との思い出を事あるごとに思いだしてしまう所はオッサン心には男泣きのツボです(「リーサルウェポン」のメル・ギブソン見たいな)

ワイルドタイガーがバーナビー・ブルックスJrに良い所を持って行かれ、会社の方針で引き立て役に回される・・・そんな姿に哀愁を感じてしまうんですが、時折見せるベテランらしい輝き・・・この映画に限って言えばラストに取る行動。
そんな時バーナビーが一瞬だかタイガーを一目置いてしまう瞬間こそオッサンらが一種のカタルシスを感じる瞬間!
でも個人的にはワイルドタイガーはもっと三枚目でブサイクなオッサンだった方がより共鳴出来たかな?
でもそれなら人気出ないしな・・・

またそれ以外のヒーローキャラも個性があって面白いし、スピンオフを作れるくらいです
中にはへタレキャラやおねぇキャラも居る・・・まるで「アベンジャーズ」見たい
またこの映画版では出ないけどあるキャラが「ファントム・オブ・パラダイス」の怪人になったウィンスロー・リーチのマスクそっくりなんが出てきたりする
察するところこの製作者たちはもしかしたら多分私と年代の近い40代後半の人たちでは?
そして70~80年代あたりのB級映画とか好きなんかも?
どことなくその世界観やキャラ見てると感じずに入られない・・・スカイハイて言う名前とかね



またオープニングの事件のシーンも巧みにそれぞれのヒーローを紹介するような活躍を見せ、特にワイルドタイガーの登場場面のカット割りによるもったい付けた(笑)登場シーンは後の新生ワイルドタイガーの登場シーンともリンクしている
アニメと思ってナメてたら(別にナメテなかったけど)思わぬ傑作に出会ってしまったと言う次第です

本編最後に人気ランキングの発表とかあって、これ毎週違うらしい・・・
良く考えてますね~



★★★★ 2012.11.10(土) MOVIXココエあまがさきと 18:50 シアター8 I-14




No.076 「リンカーン/秘密の書」(2012年 105分 シネスコ)

2012-11-13 00:06:55 | 2012年劇場鑑賞
監督 ティムール・ベクマンベトフ
出演 ベンジャミン・ウォーカー
   ドミニク・クーパー
   アンソニー・マッキー



続いて見たこの映画
最近こういう映画が多いですね~何かと言うとバンパイアもの、またはバンパイアハンターが主人公とか・・・
映画始まる前の予告編で来年公開のスピルバーグ監督作の「エイブラハム・リンカーン」が流れてた
こちらは真面目にリンカーンの伝記を映画にしたようだ・・・この映画と併せて見たらどんな感じなのかな?

(あらすじ)

母親が人々を襲うヴァンパイア集団に殺されたことを知ったエイブラハム・リンカーン(ベンジャミン・ウォーカー)は、リベンジを果たそうとおのを駆使した戦闘術をマスターしていく。
やがて、黒人奴隷の売買によって食料となる人間をヴァンパイアたちが確保し、それを悪用して政治家が富を得ている事実を知る。
個人の力だけでは彼らに太刀打ちできないと感じたリンカーンは、政治の道へと進んで大統領に。
昼は大統領として責務を果たし、夜はハンターとしてヴァンパイアを倒していくが……



実際に大統領となるリンカーンとバンパイアハンターとなるオリジナルストーリーを上手く合わせた展開ですが、正直あまり目新しい感じもなく面白くなかったな~
「ヴァンヘルシング」の時はなるほど、あのブラムストーカーの「吸血ドラキュラ」に出てくるヘルシング教授を上手くアレンジしたな~と思ったけど、今回はよりによって元大統領をバンパイアハンターにすると言うのは、ちょっとハリウッドとはいえ無茶やな~
ハリウッドのネタ切れ具合を象徴するようなアイディアですね・・・



これで面白かったら言うことないんだろうけどね
今後カーターやレーガンがゾンビハンターとかで復活するかわからんぞ!(笑)



★★ 2012.11.8(木) TOHOシネマズなんば 本館 スクリーン7 21:30 K-25


No.075 「ザ・レイド」(2011年 102分 ビスタ)

2012-11-12 00:22:29 | 2012年劇場鑑賞
監督 ギャレス・エヴァンス
出演 イコ・ウワイス
   ヤヤン・ルヒアン
   ジョー・タスリム



この日2本目はまったくノーマーク・・・と言いたいが実際は一部で話題になってた作品
インドネシアの作品のアクション映画ってことで実際は期待半分だったけど、予想を遥かに上回る爽快な作品だった
何年かに一回にこう言う映画にお目にかかるけど、今回もスゲェ~えいがだった

(あらすじ)

ジャカルタの麻薬王が支配する30階建ての高層ビル。
ギャングに殺し屋、ドラッグの売人たちのアジトとなっているそのビルに、20人の精鋭からなるSWATチームが強制捜査に入る。
しかし作戦の情報が漏えいしており、激しい銃撃戦が勃発。
そんな中隊員たちは、己の肉体やさまざまな武器を駆使しながら、次から次へと襲撃してくるギャングたちと死闘を繰り広げ、麻薬王を捕獲すべく進んでいく。



高層ビルの中でSWATとギャングたちが死闘を上映時間ほぼ全編見せるワンシュチュエーションムービーですね
でもそのアクションは凄い限り!
無数に弾が飛び交う銃撃戦や至近距離の肉弾戦など画面から痛みが伝わってくる
またギャングたちに追いつめられた主人公たちが部屋の床をぶち抜いて下に降りて行こうとする必至な描写が突拍子もなくリアル!

弾が尽きれば肉弾相撃つ壮絶な格闘技の応酬!
倒しても倒しても続々と部屋からや廊下の角からやってくる悪党たち!
それを全員なぎ倒していく主人公の強さは本年度最強アクション俳優と言ってもよいでしょう



格闘シーンだけでなく途中に「実は~」と言った部分もあり、ストーリー的にも楽しめる(まあ、予想つくレベルだが)
また襲ってくる悪党たちもゾンビのように集団で襲いかかるたちの悪さ
どれもこれもその辺に居そうなガラの悪そうな連中で、それをシラットという格闘技で倒していく!
もう骨が砕けるんではないかと思うぐらいの痛みが伝わる

ラストのマッドドックとの死闘はこの映画最高のベストバウトです
とにかくこのボスキャラが強くてしぶとい!
またその顔立ちも悪役らしい良いツラしてるんですね~
とにかく全編ハイテンションで見せる大当たりな一篇です



★★★★★ 2012.11.8(木)TOHOシネマズなんば 別館シアター12 19:15 E-6



No.074 「危険なメソッド」(2011年 99分 ビスタ)

2012-11-11 22:52:45 | 2012年劇場鑑賞
監督 デヴィッド・クローネンバーグ
出演 キーラ・ナイトレイ
   ヴィゴ・モーテンセン
   マイケル・ファスベンダー



久しぶりに映画3本立てに挑戦・・・
なかなか夕方から3本見れる時間が合う映画って最近無かったですが、今回は時間短い目のB級映画を混ぜる事で実現!
2時間越えの作品が多くなるなかなか難しいですからね

(あらすじ)

1904年、若き精神科医ユング(マイケル・ファスベンダー)は高名な精神分析医フロイト(ヴィゴ・モーテンセン)が提唱する画期的な治療法を、新しく受け持った患者ザビーナ(キーラ・ナイトレイ)に実践する。
そしてユングは彼女が抱えるトラウマの原因を突き止めるが、二人は医師と患者の一線を越え禁断の関係に。
やがてザビーナの存在は、ユングとフロイトとの関係に確執をもたらしていき……



デビットクローネンバーグ監督の久しぶりの最新作の公開です
でも今回はちょっといつもと違う感じの題材でちょっといまひとつ見る気がなかったんですが
たまたま時間が合ったので・・・
なんだかんだとこの監督の映画「ステレオ」からほとんど見ています
どうしても初期の「スキャナーズ」「ビデオドローム」「ザ・フライ」などのホラー作品の方が好きなんですが、ここ数年の一般作(?)は昔から見てるものとしてはある種物足りなさを感じています
まぁどこに価値観を持ってくるかにも寄りますがね

今回は2人の有名な精神科医の人間ドラマ・・・これまたクローネンバーグの映画と違うやん!
と予告の段階で思ってしまった
いざ見て見るとハワードショアの音楽とともにどこかクローネンバーグ映画の雰囲気のあるオープニング
そして精神患者のザビーナが病院にかつぎこまれる・・・何となく何か起こりそうな雰囲気はどことなく良い感じ!

でもこの後ビックリの光景!
精神患者のザビーナを演じるキーラ・ナイトレイの凄い芝居にただただ圧倒!
この壊れ具合と言うか成り切りぶり見物です・・・笑ってしまうほど凄い芝居を見せてくれる
でも終わって見ればこの映画の中ではこの芝居が一番印象に残るってのもね~



会話シーンが多く(それも難しい会話が多し)疲れるのも事実です
何とかクローネンバーグらしいところ見つけようと思ったら、何か変な形のイスの造形が一瞬チラッと写り込んだ
あの・・・形に見えたけど・・・一番オッと思わせてくれシーンだった



★★ 2012.11.8(木) TOHOシネマズなんば 別館 シアター12 I-12