MOVIE KINGDOM Ⅱ

映画に関する話題やライブ&イベント、ローカルなグルメ情報など色々話題を広げて行きます
ポイントは★~★★★★★★

センダイガールズプロレスリング 「ZOOM UP ~仙女2012~」

2012-02-27 22:44:08 | ライヴ&イベント



最近プロレスづいてます
この日は女子プロレスを見にいきました
センダイガールズプロレスリング(仙女)という仙台に拠点を置いた団体です
女子プロレスを見るのは何年ぶりですか・・・長与千種VSダンプ松本の髪切りマッチが行われた全日本女子プロレスの大阪城ホール以来ですかね
今回は2大シングルマッチがメインという事で、タッグマッチが多い各インディ団体の大阪大会の中でシングルがメインというのに惹かれてきました



会場は松下IMPホールです
ロビーでは仙女グッズ売り場に行列が!
どうやら仙台幸子選手がサイン会をしてるようです
う~ん申し訳ないけど知りません・・・
観客はかなり濃い客層です・・・マニア度高し
男性が多い場内は予想に反して超満員で立ち見まで出ています
こんなにセンダイガールズって人気あったんですね~


↑愛想の良い仙台幸子選手

試合前にこれまでの仙女のあゆみがビジョンで紹介されます
これを見てるとこの団体は挫折の繰り返しだったんですね
その後の入場式は5人だけの寂しいものでしたが、何となく悲壮感のようなものが感じました


↑入場式マイクを持ったのはメインを急遽務めることになった花月選手

しかし試合はそんな寂しいムードはみじんもなく、女子プロレスらしい明るく楽しいプロレスが展開されました
レスラーの掛け声にあうんの呼吸で観客が反応したり、大技の応酬ではため息や歓声が起こっていました
またまるでコント?と思わせるような笑いの絶えない試合もあり、大人から子供で楽しめそうな試合が前半続きました
下手な男子プロレスの前座よりは遥かに面白かった



途中の休憩ではDASH・チサコ選手のサイン会があり、これまた濃い~兄さんたちが行列を作っておりました
そしてこの休憩後はいよいよ2大シングルマッチです
まずは里村明衣子 VS 浜田文子の一騎打ち!
至宝対決というサブタイトルのついた試合ですが、5年ぶりのシングル戦でしかも前回は里村は破れてるようです
時間無制限一本勝負・・・この響きはいいですね~


↑里村明衣子 VS 浜田文子

さてその試合ですが、一言で言えば・・・凄かった・・・の一語に尽きますね
それまでのユルイ感じの3試合とは様相が一変したようなバチバチの女バトル!
浜田文子というレスラーの凄さが、団体を背負い挫折続きのエース里村明衣子と言うレスラーのこれまた凄さを引き出した好勝負でした
特に浜田文子の凄まじいまでの攻撃の凄さのエグイこと!
前蹴りの同士討ちで両者同時に倒れたりするプロレス的な展開はもちろん、里村の顔面が吹っ飛んだんと違うか?と思ってしまう強烈な飛び膝蹴りにどよめきと悲鳴が交差し、ポスト最上段から場外に向けて浜田の巨体が大きく空中で一回転したラ・ケブラーダに大喝采が送られた
2人が繰り出すその一発一発の技の重みが凄まじい迫力となって観客に伝わってきます
鋭い蹴りで何度も立ち上がる里村も浜田の攻撃が凄まじい分彼女の強さが引き出されて行ってるかのようでした
最後は里村が変形のスリーパーで見事5年前の雪辱を果たすんですが、いやはや凄い迫力ある試合でこれは大満足です

時間無制限一本勝負
○里村明衣子 vs ×浜田文子
(12分55秒、変形スリーパーホールド)


そしてメインは花月と外敵である
華名のシングルマッチ
これもリベンジマッチというサブタイトルがついてるけど、どうやら花月は一度も華名に勝ったことがなく、これが正念場と言った試合のようです
何と花月の入場テーマがハロウィンの♪フューチャーワールドやんけ!
一方の華名は青いガウンの前がはだけて、仮面をかぶった貫禄ある入場。

この試合はまた先ほどとは趣の違った試合になってます
かつてのUWFを思うわせるようなキックと関節技の攻防が中心となる格闘プロレスな展開です
試合は寝技の攻守が激しく入れ変わるスリリングな攻防で大味な技の攻防という女子プロレスのイメージを覆す試合です
特に10日ほどまえ世界館で見た華名とは別人のようなスタイルです
あの時は乳をGAMIに揉み倒されて悲鳴を上げるという、力を抜いて見れる楽しいプロレスでしたが、そんな試合も出来ればこういう試合スタイル(こちらが本来のスタイル)もできるんですね



↑花月 VS 華名

試合じたいは華名がコントロールしてるような感じで、全体的には華名が押し気味です
特に後半は逆十字固めを徹底的に決めてくる容赦ない華名の攻撃に花月が歯を食いしばって耐えて逃げるが、またまたつかまってしまうという展開
その度に「もっと絞れ!」「ロープに逃げろ!」とあちらこちらから声援が飛び交う!
ギブアップ寸前と思われた花月が最後は大逆転のデスパレーボムで見事華名からピンフォールを奪うという試合でしたが、仙女ファンからは暑い声援と大歓声が起こっておりました

     60分一本勝負
   ○花月 vs ×華名
(11分23秒、デスバレーボム→体固め)


試合終了後ロビーのグッズコーナーではインディ団体で恒例?の選手自ら売り場に出て物販に精を出しております
メインを務めた花月と里村明衣子がサイン会に精を出しております
良く見るとつい先ほどノックアウトされてフォール負けした華名もサインしとるやんけ(腕は青たんだらけ)
昔ならレスラーがこんなにファンの近くまできてサインや写真も撮って、なおかつ話もできるってありえなかったね
ファンと距離を置く事でレスラーの神秘性が保たれてきたような風潮でしたからね
そういう意味ではマイナージャンルになってしまってショー的要素を堂々と展開する今のプロレスは、逆にこのファンとの近い距離が今度は互いの割り切りとなって良い関係となってるようです



↑華名さんピン写いただきました!

だから5分前にダメージを負った選手がサインしていても誰も違和感なく見てられるんですね
そんな事をやっと理解しまじめたキングさんは華名選手に堂々とサインをねだるのでした・・・
でもその横のJWPコーナーで物販を売ってるマスクマンがとても美人ではないかと思われるのです
マスクしてるから素顔は見えないけどそのマスクから覗く目や口元から想像するにきっとベッピンさんやで・・・と思ってしまった


↑おいおいマスクの中はめっちゃ綺麗なんちゃうのん! Ray選手(アイスリボン所属)

ロビーはまだまだ人波が絶えません
そんな中にいると自分もよそから見ればきっと「濃い~奴おるぞ~」と思われてることなんでしょうね~



★★★★★ 2012.2.26(土) 松下IMPホール 自由席 


「キリンチャレンジカップ 日本代表対アイスランド代表」

2012-02-26 01:37:57 | ライヴ&イベント



サッカー日本代表の試合を見てきました
仕事終わりで行ったのでスタジアム着いたらアイスランド国歌斉唱の時でした
その後の日本国国歌斉唱は島谷ひとみさんが務めていて名前を紹介された時はスタジアムがドッと湧いてました

今日は会場入口でサムライブルー肩掛けフリーズが配られてました 
寒いこの時期の開催にはタイムリーなグッズです
前回はシートだったしその前のベトナム戦はリストバンドだったらしい
グッズで販売してもおかしくないような品物なのに入場者全員に配布とは日本サッカー協会の気前の良さに脱帽です
それも大会名に日付もキッチリと入ってるプレミアム感ありの商品!
決して使い廻しではない 日本プロ野球協会も頑張って欲しいですな~



続々とスタジアムに人が詰めかけてきますが、そう言えばスタジアムの外では皆さん駆け足でしたな
試合は前半早々に前田選手のゴールが飛びだし こりゃタジキスタン戦のようなゴールラッシュかな?と思ったがそこからは得点は入らず逆にアイスランドの攻めこまれる場面も出てきたりして、さすが前回のような訳には行かないようです
でも後半は選手と槙野選手のゴールで3点もぎ取り見事勝利となりました

でも意外と沸いたのがアイスランド選手の前転してのスローイン!
アクロバティックな動きに場内がどよめき、この選手がスローインするたびに拍手喝采でした
ボールを持っただけけで期待の歓声が起こってました

今回国内組のみのメンバーで若手も結構使ってたので来たるべき最終予選に向けてテストもあったかも知れませが、さすがいつものフルメンバーと比べると力の差がまだあるのかな?
また後半ロスタイムにPKを許してしまったのは勿体なかったね
人混みの中スタジアムを後にするとみんな一様に満足げに帰路着く方々が多い
サッカーはよくわからないけどJリーグ戦も一度見に来ようかな



★★★ 2012.2.24(金) 大阪長居スタジアム メインスタンド カテゴリー3 北側 A37列3番

「Lamb Of God  Japan Tour 2012」

2012-02-25 00:57:21 | ライヴ&イベント




今年初のメタルライブがこのラム・オブ・ゴッド!
場所はBIG CATですが、早くからオーディエンスが多数詰め掛けてます
結構女性の姿も見受けられますが、全体的に若い人が多そう・・・
こういうライブは真ん中から前方エリアはモッシュピットになるのは目に見てるので常に後方での観戦に限りますね
現にいかにも暴れたんで~って感じの人たちはどんどんと前に行きます


↑CHTHONIC

さてオープニングアクトはCHTHONICのライブです
でも個人的に全然知りません。
台湾のメタルバンドですが、序盤は結構盛り上がってど中盤はややオーディエンスは大人しくなってましたね~
でも胡弓を取り入れたりしてオリエンタルなイメージを出してましたよ

セットチェンジをじらしにじらして30分後の20時11分、ラム・オブ・ゴッドコールの中暗転!
割れんばかりの歓声とメロイックサインが乱れる中ライブがスタート!
♪Desolationの強烈なリズムにもう前方は大暴れ!
吠えまくるランディー!それに応えてオーディエンスたちも「ディソレーション!」と大声でほえる!
♪Ghost Walkingでもその勢いはさらに加速していく

CDで聞いていて感じたがとにかく音に迫力があり、暴虐という言葉が似合いそうなほどアグレッシブなサウンドが凄まじい!
♪Walk With Me In Hellあたりではジャンピングを強要するランディ。
前方から後方エリアまでみんな飛びまくりです
♪Set To Failで大歓声!♪Now You’ve Got Something To Die Forではみんな大合唱です
音圧の凄さはハンパじゃないですね
満員のオーディエンスを力でねじ伏せようとしてるかのような轟音の洪水!

ステージ左右に動きながらランディが煽ります!
前方では次々おみこしえおされていくもたちがが頻発。
私が居る後方エリアはそれを一歩引いた目線で見守る・・・
どれもこれも迫力ある演奏で一発目のライブから凄いもん見たって感じです

そしてアンコールでモッシュピットでグルグルと回り走りだすオーディエンスたち!
そのたんびに後方エリアのオーディンスは後ずさり・・・(笑)
アンコール2曲目♪Redneckでは敢えてフロアの中央に大きなスペースを作り、曲に合わせてその空間にモッシャ―たちがワァ~と殺到!
押し合いへしあいタックルをぶちかます!という凄いことになってます
そのたんびに後方エリアのオーディンスはまたしても後ずさり・・・(笑)
まさに興奮は沸点に達してアメ村の轟音祭りは壮絶なフィナーレを迎えるのでありました・・・


「Lamb Of God  Japan Tour 2012」大阪公演セットリスト


1.Desolation
2.Ghost Walking
3.Walk With Me In Hell
4.Set To Fail
5.Now You’ve Got Something To Die For
6.Ruin
7.Hourglass
8.The Undertow
9.Descending
10.Contractor
11.The Number Six
12.Laid To Rest
———————————-
13.The Passing
14.In Your Words
15.Redneck
16.Black Label


NEXT SHOW IL DIVO (2012.3.8 大阪城ホール)



★★★★ 2012.2.23(木) BIGCAT オールスタンディング 整理番号472(ローソンチケット)

「小さな巨人 グラン浜田40周年記念大会OSAKA3DAYS 第2戦」

2012-02-22 21:55:35 | ライヴ&イベント



グラン浜田40周年記念試合に行ってきました
場所が今やインディーズ団体の大阪のメッカとも言うべき弁天町にある世界館
会場入り口でグッズ販売されてますがグラン浜田さんは売り場に座ってたけど何とドスカラス選手まで居るではないか!
思えば80年代に府立体育会館に足を運んでた時代はこんなメインイベント級が目の前に現れるんて考えられませんでしたね
パンフレットにサインと2ショットの写真も撮れたよ
本物試合用マスクも売ってたりコスチュームやシャツやタオルなど多数のグッズが売られてます
実はマスクは後で本人が売ってるんなら買えば良かったと少し後悔・・・


↑世界館 今や大阪のプロレスのメッカ!?

会場に入るとこじんまりした空間に窮屈そうにリングがあります
通常は演劇など行われてるようで舞台があり 我々の席は舞台の上です リングのマットと同じ高さで見る格好でなんか新鮮
しかも選手は我々の後ろを通り出てきます



↑記念パンフレットに主役の2人グラン浜田&ドスカラスにサインを入れて貰った・・・おっさんが中学生に戻ったひと時

試合は全部で7試合ほどあったんですが、前半4試合は正直イマイチな感じがあるんですが、5試合目の3WAYマッチのスペルデルフィンとホモキャラの男盛と女子レスラーのアップルみゆきの試合
さすがにベテランのデルフィンが登場するとコミカルな試合でも締まりますね
女子レスラーとホモレスラーの絡みなど面白いシチュエーションですね

セミファイナル女子プロレスのタッグマッチですが、最近CSのサムライTVを見るようになってから、結構名前を覚えたんですが、その中でも最近知った女子レスラーで気を惹かれたのが華名選手!
一昔前では考えられないような美貌のレスラーなんです
気の強そうなキャラで関西弁というのがいいね!
また骨太なムッチリボディも・・・
スタイルはキックとサブミッション(関節技)を中心とした総合格闘技のスタイルの選手


↑左が女子レスラーとしては普通の顔立ちの下野佐和子、右が美しすぎるレスラー華名ちゃん

浜田文子&GAMI対華名&下野佐和子という試合だが、お目当ての華名選手はTVで見るのと少し試合スタイルが違う
今回は対照的なおっさんのような容姿のGAMI選手に再三に渡り乳を掴まれて悲鳴を上げると言うコミカルな試合!
シリアスな試合しか見たことないだけに、この人こういうのもやりはんねんや・・・と変に感心。

そしてメインはグラン浜田とドスカラスの登場!
8人タッグマッチでグラン浜田&ドスカラス&泉州力&内田祥一VSマグネチュード岸和田&ディアブロ&黒影&X
このXの正体が当日まで分からないと言う事だったんですが、これが金村キンタローって事でがっかり・・・


↑おいおい金村キンタローかいな・・・

試合はスピーディな展開で、悪役軍の方が動きもキレもよさそう。
特にマグネチュード岸和田の素晴らしい体格は、やっとプロレスラーらしい身体が出てきたぞって言う感じです
グラン浜田も頑張って頭突きや雪崩式フランケンシュタイナーなど繰り出して頑張ってるが、さすがに往年のマリポ―サ殺法と言われた変幻自在な技はありません。
スタイルが変わってしまったかのような感じです
またドスカラスに至っては出番はたしか1回だけだったような気がします
お約束であるはずのフライングクロスチョップは出ずしまい・・・
こちらも空中戦が完全封印のような状態で期待ハズレ

試合は腕ひしぎ逆十字固めで浜田選手の勝利!
そそくさと帰る勝利チームに対してマグネチュード岸和田が「おいおい!締めがないとはどう言うこっちゃ!」とお怒り!
最近のプロレスは最後に締めのパフォーマンスが付き物なんですね~猪木の1.2.3.ダ―からの影響だと思われます
でも今回の締めが金村キンタローのあのフリプラダンスとは・・・




まぁ年齢の割にはよく頑張ってるとは思いますが、良い時を知ってるだけに期待してしまう
きっとやってくれるはず・・・ってね
それでも前回のプロレスの記事でも書いたように一歩引いて楽しもうという気持ちで見ると結構面白いもんです
今年は何度かこういうインディーズ系の試合をチャンスあれば見ていこうと思います



★★★ 2012.2.18(土) 世界館 指定A席 北E列11番(チケットぴあ)


No.015 「キツツキと雨」(2011年 129分 ビスタ)

2012-02-20 23:03:43 | 2012年劇場鑑賞
監督 沖田修一
出演 役所広司
   小栗旬
   高良健吾



この日の二本目の作品は同じく邦画の作品
でもこの映画は完全にノーマークでした
ラジオの映画紹介のコーナーで紹介してたのを聞いてみて興味が湧いてきた作品
主演が役所広司と小栗旬でしかも何とゾンビ映画!? そらぁ興味そそられんで~

(あらすじ)

小さな山あいの村にやって来たゾンビ映画の撮影隊。
なぜだか手伝うことになった木こりの克彦(役所広司)は、プレッシャーに弱く使えない新人監督の幸一(小栗旬)にイライラする。
しかし、幸一は克彦との交流で自分を取り戻していき、二人のいい関係がイマイチかみ合わなかった撮影現場にも不思議な影響を与え始め……



役所広司が今までと違ったキャラを見せてくれて新鮮でした
キコリの役ですがそれ以上に不器用な男でどことなく憎めない・・・そんなキャラを山本五十六を演じたばかりの役所広司が演じてる
しかもゾンビメイクでゾンビのエキストラもでやってのける・・・この意外性の面白さだけでも十分楽しい!

で、この映画はゾンビ映画の撮影現場が舞台となった作品で、ロケ地で住民と撮影隊がひょんな事から一つになりゾンビ映画を完成さす物語・・・
でも役所広司扮する克彦とダメ映画監督の小栗旬の2人の互いに不器用な男同士のやりとりがとても面白い
どちらも意外性のある役柄で、この取り合わせだけでも楽しめる

このプレッシャーに弱いダメ監督はこのゾンビ映画の脚本も書いてるようだが、多分周りからはツマラナイと思われてると思っていてイマイチ自身がないんでしょうね
撮影にいざ入っていてもプレッシャーに押しつぶされ逃げ出してく思ってる(事実夜逃げを敢行するも未遂に終わる)
でもそこで木こりの克彦と出会い、互いに刺激されていく過程が面白い!
彼との出会いで、ダメ監督が少しづつ自身を付けて行き、やがて村中が映画撮影で盛り上がり、多数のエキストラを使いゾンビ皆殺しのクライマックス撮影のシーンでの彼の嬉しそうな姿は、まさに好きな事を一生懸命する大切さ、素晴らしさを感じさす
それはダメ監督だけでなく、木こりの克彦にも言える。



ノーマークの作品だったが、力を貰える意外な伏兵のような作品に出会えた
このダメ監督はきっと低予算のB級監督なんでしょうね・・・それは次回作のネタをチラッ見ただけでも分かる
まさに愛すべき監督なのです
早くも本年度邦画ナンバーワン候補です



★★★★ 2012.2.16(木) なんばパークスシネマ シアター5 20:35 E-12


No.014 「はやぶさ 遥かなる帰還」(2012年 136分 シネスコ)

2012-02-17 22:10:17 | 2012年劇場鑑賞
監督 瀧本智行
出演 渡辺謙
   江口洋介
   夏川結衣



はやぶさ3社共同製作の第二弾です
関西では渡辺謙さんが関西弁丸出しのPRを展開してました(阪神タイガース評も併せて語る(笑))晴れての劇場公開早々見てまいりました
その割には年配者中心にガラガラでしたがね ~来月は藤原竜也版も3Dで公開
はやぶさでどれだけ興収を得るでしょうかね~

(あらすじ)

2003年5月9日、鹿児島内之浦宇宙空間観測所。
小惑星探査機「はやぶさ」を搭載したM-Vロケットが発射された。
緊張の面持ちで見守っていたプロジェクトマネージャーの山口教授(渡辺謙)は、さまざまな思いを巡らせながら、これからスタートする壮大なプロジェクトに対し、決意を新たにしていた。
そして2005年、小惑星「イトカワ」の姿をとらえたはやぶさはタッチ・ダウンに成功するも、化学エンジンの不良、姿勢制御が不能に陥るなどのトラブルに見舞われてしまう・・・



この作品は昨年公開された「はやぶさ/HAYABUSA」よりは、はやぶさのサンプルリターンを中心に描かれた作品
「はやぶさ/HAYABUSA」ははやぶさ計画のシーンからスタートするけど、こちらは早々にはやぶさ打ち上げから始まります
その分はやぶさに起こる様々なトラブルから奇跡の帰還までをそれに携わる人々のドラマを中心に描かれた感じです
NHKの「プロジェクトX」的な実写ドラマ見たいで、やや実話の中にファンタジックな要素が入った「はやぶさ/HAYABUSA」よりシリアスな作りと言えるかもしれません

渡辺謙は山口教授役に相当なりきっていたのではないでしょうか?
それはいつもの渡辺謙とは違った演技にも感じられる
プロジェクトチームの責任者として、指揮をする姿は一見は非情にも見える時があるほど、妥協なくプロジェクトメンバーに指示を与える。
でも数々のトラブルが見舞われる度に彼の人間味ある姿がだんだんと映し出せてくる・・・そんな部分を渡辺謙が見事に演じてた
と思います



色々な部門のスタッフが苦労しながらも最後まで諦めない姿は日本人として頼もしいし、日本の技術力も捨てたものではないと思わせてくれる
時折、はやぶさのカメラが眼のような描き方をされるが、まさにはやぶさが日本人を代表して宇宙に挑んでるかのようですね
通信が回復した時や帰還したシーンなんかはアメリカ映画ならみんな大歓声でガッツポーズが乱れ飛びそうだが、この作品は決して過剰に派手でなく、小さくガッツポーズが出るような感じの日本的な姿がいいね



★★★★ 2012.2.16(木) なんばパークスシネマ シアター10 17:20 E-15

「グランド・クロス ドゥームズデイ・プロフェシー 」

2012-02-15 00:10:14 | DVD&ビデオ&テレビ(地上波/CS)



“未公開映画十番勝負“シーズン8 第8弾



惑星が並ぶ現象をグランドクロスと呼ばれます
それが起こると良くない事が起きるとか言われますが、この作品も惑星直列により宇宙には巨大ブラックホールが発生し、その影響で地殻変動や火山爆発が起こり大地震が頻繁!
ニューヨークを始め大都市が壊滅していく・・・だが壊滅シーンがガラスに写りこんだものだったりして直接見せることなく迫力不足!

人類滅亡の預言をした老人に予言の原稿を取りにきた編集者と女性考古学者が今回の主人公で、取り分け非常時に関わらず状況を読めずに我を通そうとする考古学者の欝としいこと!
怪死した老人から受け取った先々の出来事が見れるステッキで地球を救う方法を限らた時間で模索するが、ステッキ目当ての軍部に付け狙われるというアクション映画の要素もある・・・ストレートにパニック路線で行って欲しかったね
パニックシーンが陳腐な分アクションを入れてごまかしてるんだろうがね

ラストはステッキの予言通りに地中の石版にステッキを刺すと、核ミサイルならのモアイ像が突然土から出てきて起動してブラックホールを木っ端みじんにすっ飛ばすと言う理屈抜きの何でもありな映画(笑)



★★

「ディープインパクト2008」

2012-02-14 00:41:13 | DVD&ビデオ&テレビ(地上波/CS)



“未公開映画十番勝負“シーズン8 第7弾


「アルマゲドン」と並ぶ隕石映画が「ディープインパクト」
その2008なんだが、当然本家とは関係ありません!
今回はある田舎町が舞台で例によって隕石が雨のように降ってくるんだが、パニックシーンよりも人間ドラマ中心
オープニングからこういうB級パニックムービーにしてはなかなか隕石が出てこない

主要人物のそれぞれの人間関係が冒頭に描かれ、やがて唐突に隕石が落下!
女性町長アナを中心にドラマが進行していくが、人類の危機に陥った時大切な人との絆が試される・・・
巨大隕石は地球に迫るにも関わらず今回は恒例の核攻撃は出てこない!
ただ家族と愛する人とその最後の日を過ごし祈りを捧げるのみ・・・
そしたらまさかの隕石が大気圏で燃え尽きてめでたし!めでたし!
人類は今回は何もせず諦めの境地になったら救われたという何となく拍子抜けな映画でした



★★

No.013 「ペントハウス」 (2011年 104分 シネスコ)

2012-02-13 00:27:43 | 2012年劇場鑑賞
監督 ブレット・ラトナー
出演 ベン・スティラー
   エディ・マーフィ
   ケイシー・アフレック



この日の二本目は最近よくテレビスポットで予告を見かける「ペントハウス」
ベン・スティラーと久々のエディ・マーフィ共演の作品
エディ・マーフィはアカデミー賞の司会が決まってたようですがいつの間にかビリークリスタルに変わっていた
何があったんかな?

(あらすじ)

マンハッタンの一等地に建つ超高級マンション「ザ・タワー」の最上階に暮らす大富豪ショウ(アラン・アルダ)が、ある日20億ドルの詐欺容疑で逮捕される。
それを機に、管理人ジョシュ(ベン・スティラー)をはじめタワーの使用人たちの全財産もだまし取られていたことが発覚。
自分たちの財産を取り戻すべく、ジョシュはペントハウスに忍び込んでショウの隠し財産を奪う計画を練るが……



この映画の鑑賞前に思ってたのはこれは出てるメンツからしてコメディなのか?それともシリアスなサスペンスなのか・・・いざ見てみるとコメディにしては笑いは少ないし、サスペンスて言う訳でもないジャンル的に中途半端な作品
それだけに全体の印象としても中途半端な作品と思えました

エディマーフィは久々にスクリーンで見ましたがさすがに歳を取ったな~と言う印象です
マシンガントークは建材でしたがやはりエディマーフィは「ビバリーヒルズコップ」あたりのヤンチャなキャラが良いですね
今回は年齢も年齢だけにそう言う感じはなかったけどね



ザタワーと言う超高級マンションになるとドアマンは当然ながら案内人や万全の警備体制や朝食の注文取りなどまさに一流ホテル並にビックリ!そんな場面など見てる分には楽しいです
ただ肝心のストーリーは設定は面白いけど無理矢理な感じが否めない
それもドタバタコメディに仕上がってればもっと面白いと思うんだが、いかんせんどちらつかずの印象の為に無茶な設定が無茶なままで終わったような印象...良いメンツが揃ってるだけに残念



★★★ 2012.2.9(木) MOVIX八尾 シアター7 21:40 I-2

「ソーラーストライク2012」

2012-02-12 00:15:53 | DVD&ビデオ&テレビ(地上波/CS)


“未公開映画十番勝負“シーズン8 第6弾



200年前に宇宙で起こった恒星爆発で膨大なエネルギー波が地球に向かい、2012年の地球を直撃する!
壮大なパニック映画と思いきや、隕石がミサイルのように落下してくるシーンがそれっぽいシーンぐらいのこれまた期待ハズレ!
宇宙ステーションに核ミサイルを積んで、そこからミサイルを撃ち込む戦法なんだが、まず宇宙ステーション行くのにシャトル打ち上げが失敗してしまう

謎の組織が主人公を狙い作戦を妨害するし、主人公の家族は隕石の雨をかいくぐり車でシャトルへ向かう
この手の映画は「アルマゲドン」や「ディープインパクト」の影響かして、どうしても主人公と家族との絆のドラマを入れてしまうんですね
これだけこう言う映画を続けて見てたらパターンが似通ってて飽きてきたぞ!

しかしポンポンとスペースシャトルを飛ばすわ、核ミサイルもなんかお手軽に出てくるし、もう少しその辺キッチリとしてほしいもんです・・・まぁそれをしたらこう言うツマラナイ作品を2時間以上見せられる事になるか・・・