MOVIE KINGDOM Ⅱ

映画に関する話題やライブ&イベント、ローカルなグルメ情報など色々話題を広げて行きます
ポイントは★~★★★★★★

No.132 「アンヴィル!夢を諦めきれない男たち」(2009年 81分 ビスタ)

2009-12-31 00:00:13 | 2009年劇場鑑賞
監督 サーシャ・ガヴァシ
   スティーヴ・“リップス”・クドロー
   ロブ・ライナー
   ラーズ・ウルリッヒ



いよいよ2009年最後の映画観賞となりました。
めったに行かない梅田での映画観賞で、場所がこれまためったに行かないシネリーブル梅田。
上映されてる映画がヘビメタバンドのドキュメンタリー映画ってことで男性客が多いですね。
それもライブ同様に年齢層が全体的に高いです。

(あらすじ)

1973年に結成されたヘヴィメタルバンド、アンヴィルが1982年に発表したアルバム「メタル・オン・メタル」は、後にビッグになる数多くのメタルバンドに影響を与えた。
しかし、当の彼らはスターダムにのし上がることなく、現在は地元でしがない仕事をしながらバンド活動に精を出している。
そんな彼らにヨーロッパ・ツアーの話が舞い込むが…



冒頭に元ガンズのスラッシュやモーターヘッドのレミー、スレイヤーのトム・アラヤなどメタル界の大物たちがいかにアンヴィルというバンドが自分たちに影響を与え、リスペクトしているかと言うことを語ってるインタビューから始まるこの映画。
ドキュメンタリーでありながらリアルな人間ドラマを見てるような感銘を受けました。
30年のキャリアで13枚のアルバムを出していてもバンドとしては今だ成功
せず・・・それでも50歳を超えてもまだまだ夢を諦めない気持ちは、とても前向きだが決してカッコ良くないところがカッコいい・・・

ヨーロッパツアーに出ればろくに客は入らないし、1万人収容のアリーナのロックフェスに出れば観衆はわずか170人ほど・・・道に迷ったせいでライブの2時間遅れて演奏すれば大半客は帰った後で、しかもライブハウスのオーナーはギャラを払わないと言いだし掴み合いのケンカに!
またロックフェスで一緒になったビッグアーティストらに昔のことの思い出を話しかけると、誰も憶えてないというイタイ状況に・・・

そんな悲惨なツアーでも当人たちは何か楽しそうに見えてくる。
好きなことをしてると言う充実感があるのかも知れないが、やはり彼らにも家族がいるのでそればかりしていられない現実がある。
普段は給食の配送の仕事をしてる現実をもカメラは追い、家族へのインタビューを交えながらアンヴィルというバンドのストーリーを綴る。
でもサクセスストーリーではないのが妙に共感が持てますね。
家族の見方も様々で妻は理解してくれて応援してくれてるが、実姉は「もう終わってる・・・」とつれないコメント(笑)



見ていてイタイことばかりのこの2人の姿だが、時には落ち込み、また時にケンカをしてしまう・・・でも気がつけばそこにはやはりアンヴィルが存在する。
そんな彼らを見てると応援したくなるし、見てる側も力をもらえる作品です。

だからこそラストの幕張メッセでのラウドパーク06での場面は感動的なシーンとなってきます。
久々の日本からのビッグショーのオファーで勇んで日本へ行けば出番が昼の11時35分というオープニングアクト的な出番に不安を募らせる。
本国でさえ100人くらいでしか客が来ないのにステージに出て客が5人ぐらいだったらどうしょう・・・と真剣に悩む姿は実に人間的で、見てる側もほんと不安になってしまうぐらいです。
それだけにいざ幕張のステージに立った時の満員のオーディエンスたちのアンヴィルコールは鳥肌が立つぐらいの感動的でした。

おそらくアンヴィルはこのままブレイクする事はないように思うけど、現在14枚目のアルバムを制作中というエンドロールのテロップはまだまだ夢を諦めないオヤジたちの心意気が伝わって参りました。
2009年締めくくりにいいのん見たわ~

1年間ありがとうございました。
どうぞ良いお年をお迎えくださいませ。



☆☆☆☆☆ 2009.12.29(火) シネリーブル梅田 シアター2 15:40 B-10

No.131 「アバター 」(3D版) (2009年 162分 シネスコ)

2009-12-30 00:05:41 | 2009年劇場鑑賞
監督 ジェームズ・キャメロン
出演 サム・ワーシントン
   ゾーイ・サルダナ
   シガーニー・ウィーヴァー



引き続きなんばパークスシネマでの鑑賞・・・なんか最近ここ多いな~
合いも変わらずとどまる勢い知らずの「ONE PIECE FILM ワンピースフィルム STRONG WORLD」!
またしてもロビーは大混雑ですね~ほとんどは「ONE PIECE FILM ワンピースフィルム STRONG WORLD」目当てです。
またコミック0巻をもらう行列が出来ております・・・そんな行列を尻目に私が向かったのは話題作「アバター」の3D版を上映してるスクリーンです。

(あらすじ)

下半身不随になり、車いす生活を送るジェイク(サム・ワーシントン)は、衛星パンドラにやって来る。
彼は人間とナヴィ族のハイブリッドであるアバターに変化を遂げ、不自由な体で単身惑星の奥深くに分け入って行く。
慣れない土地で野犬に似たクリーチャーに襲われていた彼は、ナヴィ族の王女(ゾーイ・サルダナ)に助けられる。



予告を初めて見たとき、たしかに凄いと思ったが正直ほとんどCGアニメーションなんだから何だって出来るがな・・・と、それほど期待もしなかったんです。
でも公開が近づくにしたがって色んな映像も公開され少し期待が高まり、どうせなら3D版で見ようと思いました。
そして見た「アバター」3D版は・・・凄い映像でした。

ジェームズ・キャメロン監督が元々3Dの積もりで撮影してるだけに、まさに3Dを想定した画面構成は白々しい3Dを意識した演出もなく、自然と3D映像と違和感なく一場面一場面が3Dと合致しています。
この作品は2Dより3Dで見ることを絶対お勧めしますね(IMAX3Dはもっと凄いようだが)
公開されてるのは2Dがメインで3Dは限られた劇場のみのようだが、正直本来は逆であるべきなんでしょうね~
2Dではここまでの感動は無いかも知れないと思います。



森の中のシーンの奥行き感や森の妖精のような発光体の浮遊感は3Dならではの効果が出てるし、クライマックスのバトルはまさにライド感溢れる”鑑賞”というより”体験”に近い気分になります。
最近みた「カールじいさんの空飛ぶ家」の3D版とはまったく異なった感覚でした。

ストーリーもSFでありながら環境破壊と先住民族への侵略が連想され、まるで今の現代を現してるかのような重いテーマとなってます。
一番愚かなのが人間・・・それに気づいた主人公ジェイクがアバターとしてナヴィ族側に付いて戦おうとする気持ちもわからないでもない。
でもそんなテーマを二の次にしてしまう3Dによる革命的な映像を是非見ていただきたいです。
今後もしかしたら過去の作品(「スター・ウォーズ」「エイリアン」「ジュラシックパークなど」)が3Dに変換され上映される日が来るかも・・・?
そんな予感をさせるほどの可能性に満ちた映像でした。



☆☆☆☆ 12.28(月) なんばパークスシネマ シアター6 20:10 C-17


No.130 「パブリック・エネミーズ」 (2009年 141分 シネスコ)

2009-12-29 23:15:38 | 2009年劇場鑑賞
監督 マイケル・マン
出演 ジョニー・デップ
   クリスチャン・ベイル
   マリオン・コティヤール


冬休みも始まりだし繁華街は賑わいを見せています。
これで一般的な正月休みが始まればますます混雑が予想されます
しかしここなんばパークスシネマはそんな事お構いなしの大賑わい!
「ONE PIECE FILM ワンピースフィルム STRONG WORLD」の勢いがさらに加速の一途をたどっております
上映されるスクリーンの前はコミック0巻を貰うのに沢山の人が列んでおりますね。
それを尻目に私が向かったスクリーンで上映されてるのがジョニー・デップ主演の「パプリックエネミーズ」です。

(あらすじ)

1933年、大恐慌時代のアメリカで、ジョン(ジョニー・デップ)は紳士的な態度と鮮やかな手腕の銀行強盗として注目を集めていた。
ある日、彼はクラブのクローク係として働く美しいビリー(マリオン・コティヤール)に目を奪われる。
二人はダンスを楽しみ、共に食事を堪能するが、いつの間にかビリーは彼の前から姿を消す。



ジョニーデップ演じるは伝声のギャング ジョン・デリンジャー!
かつて何度か映画も作られた事の大物ギャングですが(ウォーレン・ウォーツ主演の「デリンジャー」がありましたね)
そんなデリンジャーを甘いマスクのジョニーデップが演じてどうなるかと思ったら、さすが演技はたいしたもんでオープニングの脱獄シーンでへまをした手下に車内で凄むシーンの迫力のあること。
そこにはとぼけたC調(古っ!)野郎なキャラのジャック・スパロウや緩~いウォンカさんのような感じは感じさせず、凄みのあるギャング像を見せてくれてこれは期待持てると思いました

また監督がマイケル・マンと言う事もありラブストーリー的な要素を取り入れながらも男気溢れるドラマとなってます。
相対するのがここんとこ好調のクリスチャンベールですが、これまたいい味を出してます。
ま、実録物なので無理だけど「ヒート」のアル・パチーノとデ・ニーロのような関係として描かれてたとしたらジョニーデップとクリスチャンベールのコラボは結構いい味が出たんではないでしょうか?

さすがマイケルマン監督の映画らしく銃撃戦のシーンの火力ははんぱでなく、花火のようにマシンガンの銃口から火を吹きます!まさにド迫力のアクションシーンとなってます。
クライマックスの映画館のシーンもスリリングだし、最後の残した言葉も粋なデリンジャー半生記!



私は気がつかなかったが格闘家兼プロレスラーのドン・フライが何気なく出ております。
またなんで・・・? あちらではどのような知名度なんかな?役者してるのでしょうかね~かのアントニオ猪木の引退試合の相手なんですがね。
そう言えは日本でゴジラ映画で出てたね。



☆☆☆☆ 2009.12.28(月)なんばパークスシネマ シアター3 17:20 C-10

No.129 「2012」 (2009年 158分 シネスコ)

2009-12-28 00:10:21 | 2009年劇場鑑賞
監督 ローランド・エメリッヒ
出演 ジョン・キューザック
   キウェテル・イジョフォー
   アマンダ・ピート



いよいよ年末休みに入りました・・・と、言っても正月から私は仕事なので、つかの間の休みですが後何本映画を年行けるでしょうか?
遅ればせながら「2012」を鑑賞です。
今年あたりから雑誌やテレビでマヤ文明の予言である2012年地球滅亡説が取り上げられるようになりました。
あの終わったと思われてたノストラダムスでさえ、2012年問題に絡めてクローズアップされてきたりして、これから2年間は何かとこの話題がどんどん出てきそうです。

(あらすじ)

2009年、リムジン運転手のジャクソン・カーティス(ジョン・キューザック)は、子どもたちとの旅行を楽しんでいた。
ところが、偶然湖底に沈む巨大な研究施設を発見し、地球が滅亡に向かっていることを知る。
この危機から逃れる手はないものかと模索するジャクソンだったが、すでに天災は地球上の至るところで起こり始め…



まさに驚異の映像とも言うべき災害シーンは劇場での鑑賞が正しい見方ですね。
大地震、火山の噴火、巨大津波に大洪水・・・まさにパニック映画の集大成のような映画ですが、そこにお約束の親子や家族の愛などの描写が描かれる。
訳あってそれぞれ距離を置いていた2組の親子がストーリーの中心で、1組はジョン・キューザック扮する小説家と別れた妻子と、もう1組はアメリカ大統領とその娘・・・未曾有の災害を前にしてその絆が再び結ばれようとするのだが・・・と、あまりこの辺は目新しさが無い。

でも最近のパニック映画では地球規模の災害であっても描かれるのその一部の主人公たちの行動だけというスケール感にイマイチかけてるように感じてたが、今回は世界中でいろいろな事が頻繁に起こり見せてくれるので終末感があってよかったです。

クライマックスに出てくる方舟はスターシップに見えて実はホントに船なのもよかったね。
あれであてもなく地球外に脱出となると相当無理があるからね~
でも氷山のように見えてるのが実はエベレストの山頂だったり北極の場所が地殻変動で変わってたりと尋常じゃない設定や描写も風呂敷が大きくてよろしい!
巨大津波がホワイトハウスを飲み込む時に空母が一緒に津波とともに流されてるが、やけに空母がデカいように感じたのと、それとヴァチカンでのシーンのサン・ピエトロ大聖堂が崩壊する場面もやはり人間に対して崩壊する建物がデカいように感じた・・・派手なのはいいけどその辺キッチリしていただきたいね~



また意外だったのが主人公のジョン・キューザックの別れた妻の再婚の相手が結構活躍すること・・・こう言う人って早々に死にそうなのが定番だけどね~
でも卑しくズルイ奴はやはり天罰下るのは今も昔も同じですな~

70年代ならオールスターキャストで作られたであろうパニック超大作だが、そういう豪華な映画が最近見当たらないので、久々にオールスターによる大パニック映画が見て見たくなった・・・



☆☆☆☆ 2009.12.27(日) アポロシネマ8 スクリーン7 19:00 F-4

No.128 「サバイバルフィールド」(2008年 90分 シネスコ)

2009-12-27 01:05:16 | 2009年劇場鑑賞
監督 ダニエル・ベンマヨール
出演 ブレンダン・マッキー
   ジェニファー・マター
   パトリック・レジス



先日に続いて天六シネ5ビルにてオールナイト興行での鑑賞です。
本日から今後は毎週土曜のみオールナイトということで、今まで見たいに金曜の夜とか、祝日の前にオールナイトを見にいくことができなくなるので、スケジュールが合わなかったから見逃す可能性も出てきそう・・・
そして館内に貼られたポスターを見ると「サブウェイ123」「トランスポーター3」「笑う警官」・・・完全に2番館のようなラインアップにもう新作は当分ないんかいな?と寂しい気分になったきました。
見逃した作品としては「パイレーツロック」が公開されるようだが、何と来年3月・・・そのころはDVD出てるん違うんかいな?!

(あらすじ)

森を走るトラックには、目隠しをされた男女8名の乗客たちが乗っている。
彼らはスリリングなサバイバルゲームに参加するため、大金を払って都会からこの山中にやって来たのだ。
やがて目隠しを外したデビッド(ブレンダン・マッキー)やアンナ(ジェニファー・マター)らは指令通り、チームを組んでゴールを目指すことになるのだが…



サバイバルゲームの最中、本物の殺人鬼が紛れ込み次々と実弾で参加者を血祭りに挙げていくという分かりやすいホラー映画。
森の中を姿なきハンターから逃げ惑う参加者たちを手持ちカメラが追う!
まさに観客までがゲームに参加してるかのような臨場感・・・と言いたいが、これがまたブレにブレて臨場感というよりはもう嫌がらせのようなもの!
見てて気分悪くなりますね~あの「ブレアウィッチ・プロジェクト」ですら何とも思わなかった手ぶれ画面だけど、これは参った!

しかもスリリングにドキドキさせてくれたらまだ良いんだが、やたら逃げ惑ってる場面が多く、だんだん嫌気がさしてきます。
もっとドキッとさせられる映画だと思ったが、キャーキャー言ってるだけが印象にしか残らないし、殺人鬼=ハンターがイマイチにインパクトが弱いのもマイナスポイント。



まぁ、期待が少し多きかった分落胆も大きいね~
サバイバルゲーム自体が一種のゲーム的な感覚で実地されていて、その辺は本物の殺し合いを生観戦するという恐ろしい行為が近未来でなく、この現代でも何ら違和感なく行われていても不思議でないということが一番怖いと思った。



☆ 2009.12.26(土) ホクテンザ2 22:00

No.127 「THE 4TH KIND フォース・カインド」(2009年 99分 シネスコ)

2009-12-26 00:19:20 | 2009年劇場鑑賞
監督 オラントゥンデ・オスサンミ
出演 ミラ・ジョヴォヴィッチ
   ウィル・パットン
   イライアス・コティーズ



この日はクリスマスイヴ 夕暮れの天王寺界隈もカップルが目立ちだしてきました 天王寺MIOにあるクリスマスツリーにモニターがあり、そこにはかねてから公募してたと思われるクリスマスメッセージが次々と写しだされ、その周りを沢山のカップルたちが囲んで見ております
「来年は家族としてクリスマスを迎えよう」・・・と言ったお熱いメッセージを横目で見ながら急ぎ足のオッサンが一人・・・
向かう先はアポロシネマ8と言うシネコン。
そんなイヴの夕方見る映画が「フォースカインド」と言う恐ろしい映画です。
意外にも結構平日にしてはお客さんが居てます。

(あらすじ)

アラスカ州ノーム。何者かに夫を殺害された心理学者のタイラー博士(ミラ・ジョヴォヴィッチ)は、夫の遺志を継ぐべくこの町特有の原因不明の不眠に苦しむ住民たちのカウンセリングに当たる。患者たちが一様に同じ症例を訴えることを不審に感じた彼女だったが、ある患者が謎の言語を発するとともに妻子を殺して自殺してしまい…



フォースカインド=第四種接近遭遇(UFOに拉致される)を描いた作品だが、普通の劇映画でなく実際にアラスカで起こった事件を元に再現映像と言う名のドラマ部分と実際の記録映像を織り交ぜて見せるセミドキュメントな映画です
画面を分割して実際の映像と再現映像を同時に見せる手法は斬新です。
再現映像だけならどこまで忠実が判らないし、実際の映像だけではそれはそれで何かと疑惑をつつきそうだし・・・再現映像と実際の映像二つ画面を比較することで信憑性が高まると思いました。
再現部分も劇映画のような演出なのでメリハリがあってダラけない。
これがそのまま再現ドラマならやや退屈かもね。

もちろん肝心な所はノイズが入りあやふやだったりするとこなどツッコミどころはあるにせよ、もし本当にエイリアンやUFOがあるなら、これはやはり怖い衝撃映像と言えるでしょうね。
少なくとも先日テレビでしてた牢獄でストレッチするエイリアンよりかは遥かに真実味あり(笑)

またミラ・ジョヴォヴィッチが最初に自ら名乗りながらこの作品の説明するオープニングからして妙に説得力あります。
テレビのバラエティーショーでもわかるようにこの問題は肯定派と否定派に分かれと思いますが、最後まで信用しないウィル・パットン扮する保安官のような人が大半でしょうね~
否定派は必ず証拠を出せって言うんだが、確実な証拠がないからこそやはり不気味で怖い・・・人は怖いものは廃除しようとするものです。



この作品の映像を見たところでやはりエイリアンやUFOが居るとはならないし、仮にエイリアンの映像や写真がどれだけ公開されてもトリックだと言う・・・年間あれだけUFOの目撃例があっても否定派が大多数(宇宙人遺体解剖がヤラセだったようにトリック映像が多いのも事実)
SF映画の枠ではなくホラーに近い位置にあるこの作品はホントに人間の怖いもの見たさという心理をくすぐる映画ですね

この映画も結局はあやふやな終わり方をする。
と言うよりまだ事件が続くような予感さえさせ、結末はまだないんでしょうね。 作品の中で盛んにでる言葉で「それを実際に見ないとわからない」とはまさにその通りで、映像でなく実際に見ないと信じられない・・・当たり前の事だけどシンプルでもっとも納得行く言葉ですね。映画の冒頭でミラ・ジョヴォヴィッチが言うように、この映画を信じる信じないはまさに見た人に委ねられている・・・私は信じたいけどね~



☆☆☆ 2009.12.24(木) アポロシネマ8 スクリーン8 16:00 J-24








No.126 「バタフライ・エフェクト3/最後の選択」 (2009年 90分 シネスコ)

2009-12-24 23:27:19 | 2009年劇場鑑賞
監督 セス・グロスマン
出演 クリス・カーマック
   レイチェル・マイナー
   ミア・セラフィノ



天六ユウラク座へ映画鑑賞に行きましたが、本日見る「バタフライ・エフェクト3/最後の選択」がすでにDVDがリリースされてる事を知りちょいと見る気が失せた・・・
でもこのシリーズ全て劇場で見てるし、またそこそこ面白いので予定通りに鑑賞することに。
いざユウラク座に入ると貼り紙があり、何と来年からは連日オールナイト興業だったのが、オールナイトは土曜日のみ!
まぁ、何と寂しい・・・と言ってもほとんど土曜のオールナイトしかいきませんが・・・でも金曜とか祝日前の深夜とかも行ってたから、ますます天六シネ5ビルへ足を運ぶ日が限られてきたな~
さすがに採算とれないいでしょうね~
閉館になるよりはいいですが・・・と、思って館内に入ると客は2人しかいない(しかも寝てる)のに気持ち悪いぐらい暖房がガンガン効いております・・・

(あらすじ)

過去と現在を行き来する特殊能力を持っているサム(クリス・カーマック)は、過去に戻って殺人現場を目撃して警察の捜査に協力する私立探偵をしていた。
ある日、サムの昔の恋人レベッカ(ミア・セラフィノ)の姉リズ(サラ・ハーベル)が現われて、10年前にレベッカを殺した真犯人を捕まえてほしいとサムに懇願するが……



このシリーズの1作目が実に切ないタイムスリップサスペンスだったけど、シリーズが進むに連れパワーが落ちてきますね~
ますます派手になっていく「ファイナル・デスティネーション」シリーズとは対照的です。
この映画も過去に亡くなった恋人を救うために過去を変えうとするんだが、例によって過去を変えれば変えるほど事態が捻じれていく・・・ここらは面白いんですが、今回は途中でオチが分かってしまいました。

ハズレることを祈りながら見てましたが、キッチリ合ってました。
登場人物が少ないし、過去の出来事を考えるとどうしてもどんでん返しにふさわしい結末となると・・・これしかないね。



ただ過去のシリーズとは違ったのは今回連続殺人事件が絡むんだが、その殺人シーンの描写が結構エグイこと。
スプラッターシーンが多いので、スラッシャームービー的な要素もあり、チェーンソー(?)のような凶器で殺人を繰り返す場面は意外と迫力あり!



☆☆☆ 2009.12.23(水) 天六ユウラク座 22:00



No.125 「ニュームーン/トワイライト・サーガ」(2009年 シネスコ)

2009-12-22 00:19:02 | 2009年劇場鑑賞
監督 クリス・ワイツ
出演 クリステン・スチュワート
   ロバート・パティンソン
   テイラー・ロートナー



続いてこのなんばパークスシネマで映画を見るんですが、チケット売り場に着くや何と驚き!
先ほどとは打って変ってチケットカウンターの前はとぐろを巻いたような人、人、人の行列が・・・「ONE PIECE FILM ワンピースフィルム STRONG WORLD」が空前の大ヒット中で、そのチケットを求めての大行列なんです。
コミックの0巻がもらえるなどの付加価値があるだけでなく、原作者が今回携わったてたりでファンの人にとっては堪らないようです。
でも、それには興味の無い私には困った状況でして、お目当ての「ニュームーン/トワイライト・サーガ」はもう5分ほどで始まるけど、この行列に並べば30分はかかりそう・・・大半の「ONE PIECE FILM・・・」目当ての方々は今日のチケットでなく先々のチケットが目的なのに・・・と思ってたら係員が「他の映画をご希望の方はこちらへ・・・」と案内していた。
その人に着いていくとチケット売り場の一つが本日の映画用に開放されていた・・・気がきくね~本来こちらがメインのハズなのにね~

(あらすじ)

18歳の誕生パーティーでのある事件がきっかけとなり、愛するバンパイアのエドワード(ロバート・パティンソン)と離ればなれになってしまう人間の女子高生ベラ(クリステン・スチュワート)。
傷つくベラを励ますジェイコブ(テイラー・ロートナー)だったが、彼はバンパイアの宿敵、狼一族の末裔(まつえい)だった…



相変わらず女の子の胸キュンもののラブストーリーだけど、今回は女子のお目当て?のロバート・パティンソン=ロブ様の出番は少ないね~
エドワードが街を去り、その間べラがエドワードを思い続けながらも彼に会えないという辛い日々をジェイコブという少年と関わり合うことで傷を癒していく姿が中盤までのドラマとなってます。
またジェイコブが彼女に秘かな想いを寄せてるもんだから話がもつれてきます。

でもジェイコブには秘密があり、実は狼族の末裔で、エドワードら吸血族とは宿敵だった・・・という展開からドラマは動きだす。
まるで「アンダーワールド」やがな(笑)
エドワードが途中から再び登場してから吸血鬼と狼男、女子高生の三角関係の図式で話が進行しだしてから何か面白くなってきた・・・しかしジェイコブ君は…いかれこれやね~べラに振り回されてるやんけ。



この映画はサーガというだけあってまるで連続ドラマのように続いていくようで、早くも次回作の告知が出ておりましたね。
ホラー映画的な構成でありながら全然怖くもないラブストーリーに仕上がった、連ドラ風トレンディ路線は女子たちの胸をときめかせ、まだまだ続きそう。
ちなみに見てるお客は私意外はほとんど女性ばかりだった。



☆☆☆ 2009.12.17(木) なんばパークスシネマ シアター6 19:25 G-17

No.124 「カールじいさんの空飛ぶ家 3D 吹き替え版」 (2009年 103分 ビスタ)

2009-12-21 00:15:58 | 2009年劇場鑑賞
監督 ピート・ドクター
出演 エドワード・アズナー
   ジョーダン・ナガイ
   ボブ・ピーターソン



正月映画も「アバター」を残すのみでほぼ出そろいましたね。
特に今年は3D映画が数多く公開されましたが、この正月作品も「アバター」を筆頭」の「クリスマス・キャロル」にこの「カールじいさんの空飛ぶ家」と3Dバージョンが公開される作品があります。
ただこの3D作品は2000円と料金が高く設定されてるのが残念です。
来年もっと増えるだろうから、もう少し料金を下げてほしいのが正直なところ・・・

(あらすじ)

いつか世界を旅して回りたいと思っていたカールも、今や78歳。最愛の妻は亡くなってしまい、夢をかなえるには年を取り過ぎている。
しかし、何と数千の風船を家に結びつけ、空高く飛び立つことに成功。カールは8歳の少年ラッセルとともに冒険の旅へと出発する。



最近の3Dは本当に進化しましたね。
「ファイナルデッドコースター3D」の時も凄いと思ったけども、この作品では3D効果が自然にかつ効果的に使用されてます
もちろん2Dのノーマルバージョンでも十分楽しめると思いますがね。

オープニングのおじいさんが子供の頃に冒険好きの彼女に出会い、そして恋に落ちて大人になって結婚し、その後歳老いていくまでの生活がセリフが一切無しで音楽のみで描かれていく場面はなかなか秀逸で、ここでウルウル泣く方々もいるようです。

最初の予告で見た時のイメージと違い意外と次から次に見せ場の連続で見せるジェットコースターアクションムービー!
カールじいさんの頑固な裏に亡き妻への変わらぬ愛情が見え隠れし、だんだん好感を持ててくるね。

空飛ぶ家で旅するんだけど、実際はほとんど地上の場面が多いのが意外だったけど、主人公たちに対してのデカイ鳥やしゃべる犬などキャラたちの配置や悪役の使い方等さすがは上手いですね。
また少年と老人の間柄は「グラントリノ」のような雰囲気が感じられる。
かたくなに妻の死後は殻に閉じこもってた頑固しいさんの心を動かすのが、最初はけ嫌いしていた少年てのも共通してますね。



少年の姿の向こうにきっと自分の子供の頃の姿を見ていたと思います。
カールじいさんの旅は少年と旅することで、幼少のころの自分と旅をしているようなものだったではないでしょうか?
嫌味なく押しつけがましくもなく自然にジーンとさせられる作品でした。



☆☆☆☆ 2009.12.17(木) なんばパークスシネマ シアター6 17:10 J-17

「GUNS N’ ROSES ‘Chinese Democracy World Tour」

2009-12-19 02:12:18 | ライヴ&イベント
今年最後のライヴ納めのライヴです。
京セラドーム大阪でGuns N'' Rosesのライヴですが、なんでもグランド中央にステージがセットされ、客席との距離が近くなるってのがチケット発売以後に決まったって事はチケットが売れてないって事やん!
たしかにドーム周辺あまり人がいないし、グッズ売り場も入場規制するわけでもなく、すぐ買えるような状況。
しかも開演前にも関わらずダフ屋は割引して売ってます!


↑今日なんかありましたっけ? 寂しいな


↑私の座席から見たステージ

私はアリーナの34列目で当初はドームなら前の方のエリアだと思ってたが、何のことない後ろから2番目やんけ。
アリーナはステージと客席が内野エリアのみで使用されてるようです。
そしてスタンドは何とバックネットを真ん中にして一塁ベンチから三塁ベンチまでの間だけの下段エリアのみ開放と言う実にこじんまりとしたドーム公演となりました。
しかもそれでもスタンドはガラガラやんか・・・まったくドームでする意味が無いし、これほど無駄なドームの使い方はちょっと珍しいね
男性が目立って多いし、やはり年齢層もやや高めです。
私の周りは単独で来てる男性が多く皆無言で座ってます。
何となくシラーっとした感じで、寒いです・・・実際ほんとに寒くコートやオーバーを着たまま座ってます。


↑オリックス戦並みの入りやな・・・すまんオリックス


↑ムック

さていよいよ開演19時です・・・オープニングアクトに日本のヴィジュアル系バンドのムックが登場するんですが一向に出てこない。
ガンズの遅刻はお馴染みだけどムックが出てこないとは・・・
結局30分遅れでムックが登場し、演奏が始まりました。
初めて聞いたけどなかなか良いではないですか!
一部ムックファンも居るのかしてスタンドから黄色い声援が聞こえます。
でもアリーナのほぼ全てのオーディエンスが座って大人しく聞いております。
曲が終わるとパラパラとまばらな拍手・・・やりにくいやろな~
でも結構私は気にいりましたよ。
5曲で25分のムックのステージが終わり、いよいよガンズのステージにチェンジです。
さていつ出てくるんだろう・・・


↑豪華なステージセット(台湾公演より)

トイレを済まし座席に着くと場内アナウンスで「機材トラブルのため開始時間が遅れてることお詫びします」との事・・・絶対ウソや!(笑)
そんなことを思いながら待つこと30分・・・40分・・・出てくる気配なし。
この休憩2度目のトイレにたった時にまもなく開演のアナウンスが!
そしてそれからさらに数分後いよいよはじまりますGuns N'' Roses!
ムックがおわってから65分後、時間にして21時きっかり暗転の中♪Chinese Democracyのイントロが流れてきて出てきましたアクセル・ローズ!
ニューアルバムのタイトルナンバーの幕くあけです。
少しお太りになった?ポチャっとした感じのアクセルが歌いだすと、う~ん声でてないん違う?それとも音声が悪いのか?
いずれにしてもやや聞き取りにくいな~
それでも場内は総立ちの大盛り上がりです。



2曲目ははやくもお馴染みのイントロで場内は騒然!
♪Welcome to the Jungleが早くも炸裂です。
いつもオープニングはこの曲が定番のようですが、今回は別の曲がオープニングだったこと思えばもう少し後に引っ張ってもよいのでは?と個人的には思ったけど、まさかとっととやるものだけやって早々に引っ込むん違うやろな・・・と余計なことを考えてしまう。
「ウェルカムトゥジャング~ル!」とみんな歌ってます。
さすがこの曲は盛り上がりますね~
♪It's So Easy、♪Mr. Brownstoneとファーストからの代表曲が続いたあと、新譜からノリのいいナンバー♪Shackler's Revengeが演奏されます。
私の隣のお兄さんはノリノリで「アクセル~」と声援送りながら盛り上がってますが、反対側の強面風の方々はジッとしたまま地蔵さんようになってます。
対照的な人が左右に来たもんだ・・・ま、私もサマソニとか行くようになる前はジッとして見るタイプでしたが・・・

そしてアクセルが何やら次の曲の説明をしてるようですが、例によって英語はわからないので私はわかりません。
でもジェームスボンドがどうのこうのと言ってるようです。
演奏されたのは♪If the world・・・これも新譜からのミディアムテンポな曲で、ガンズの曲らしからぬ曲です。
でもニューアルバムからの曲が多く演奏されそうでこのアルバムのワールドツアーだけあってChinese Democracyの世界観が味わえるステージになってきております。
この曲の後はアクセルはステージ袖に引っ込んでしばし休憩で、ギターのパフォーマンスコーナーです。
演奏されたのがジェームス・ボンドのテーマ!
個人的には思いっきりツボですな~ダンダカダッター~とお馴染みのフレーズを演奏しながらステージを動き周ります。
それもほぼ1曲フル演奏で・・・007のテーマを生演奏で聞けるとは!
そしてこの曲が次の曲の布石となっております・・・スローなメロディにアクセルのボーカルがかぶさって来る・・・「007/死ぬのは奴らだ」の主題歌ポール・マッカートニーアンドウィングスのカバー♪Live and Let Dieです。
「×××ダ~イ!」と盛り上がりどころではステージに火柱が10本ほど吹きあがると同時にアリーナのオーディエンスたちが一斉にメタルサインを突き上げます!
いや~壮観やないの~



この後も♪sorryの後♪Rocket Queenを挟んで♪Prostitute♪Street Of Dreams ♪Scrapedとニューアルバムからの曲が連続します。
しかし予想以上に二ユーアルバムからの曲が演奏されますね~しかも過去の曲もまんべんなく間に入れて・・・「ターミネーター2」のサントラからの♪You Could Be Mineではこれまた大盛り上がりでサビの部分は合唱です。

そしてアクセルがピアノに座るとやおらピアノを弾き始め、それが壮大なバラード♪November Rainへと繋がっていきます。
ピアノの弾き語りでこの名曲を歌いますが、ドームをしばしの静寂が包みます。
そして次々と代表曲と新作からの曲が交互に演奏されもうお腹いっぱいのライブが展開され、♪Knockin' On Heaven's Doorではオーディエンスと見事に調和したパフォーマンスを見せてくれます。
「ノーノーロッキオンヘブンズドア~」とアクセルと掛け合いです。

さてさてここらで時間が気になってきたのですが、すでの23時を過ぎてるやんけ!
相当長いライブになってきました。
それでも場内のテンションは落ちません!
スローな哀愁バラード♪This I Loveの後はお馴染み♪Nightrainでひと騒ぎ!
ここでどうやらいったん終了!時間は23時38分だ~でもアンコールの拍手は当然わき起こります

意外とアッサリ出てきたアクセル。
♪Madagascar、♪Betterと新作からの連続で演奏がスタート!
しかもその後一旦ステージそでに引っ込んでベースのパフォーマンスコーナーに・・・アンコールではあまり見かけない光景だ・・・まだまだやる気やぞアクセル!ロングランマッチの様相を呈してきました。
そしてアコースティックな名曲♪Patienceが演奏されます。
長いライブの疲れをしばし忘れさすような優しい雰囲気のナンバーで癒されます・・・いやホントに・・・
そして♪Don’t Cryのフレーズから♪Paradise Cityへ!
アクセルの笛の合図とともに最後の力を振り絞ってドームが揺れます。
曲のクライマックスでは桜吹雪がステージとアリーナに降り注ぎます!
まさに京セラドーム大阪がパラダイスシティになっております。
いよいよこの曲で最後です・・・テークミ~ホ~ムとみんな歌っております。


↑フイナーレ

最後はメンバー並んでお辞儀をしてライブ終了!
なんと時計を見れば0時15分!
日付またぎの195分のロングランライブにまたまた伝説を作りやがった・・・
でもあまりの長さに途中で帰った人がいるのも事実です。
遠方の人は電車の都合あるしね~予定どうりに始まっておればこんな事態も避けられたんだろうけど・・・

そういいいながら私もJR大正駅めざしとっとと会場を後にしたんだが、無情にも途中の交差点で交通整理のガードマンが「全ての電車は終了しております」のアナウンスに途方に暮れるのでありました・・・あ~寒ぅ~

GUNS N’ ROSES ‘Chinese Democracy World Tour’大阪公演 3時間15分の超絶ライブセットリスト

01.Chinese Democracy
02.Welcome to the Jungle
03.It's So Easy
04.Mr. Brownstone
05.Shackler's Revenge
06.If The World
07.James Bond Theme(Guitar performance)
08.Live and Let Die
09.Sorry
10.Rocket Queen
11.Prostitute
12.(keyboard performance)
13.Street Of Dreams
14.Scraped
15.(drum performance)
16.You Could Be Mine
17.November Rain
18.I.R.S
19.(Guitar performance) 
20.Sweet Child O' Mine
21.Catcher In The Rye
22.Out Ta Get Me
23.Pink Panther Theme (Guitar performance)
24.Knockin' On Heaven's Door
25.Whole Lotta Rosier
26.This I Love
27.Nightrain
(Encore)
28.Madagascar
29.Better
30.Sonic Reducer(Guitar performance)
31.Patience
32.Don’t Cry(サビのみ)
33.Paradise City



☆☆☆☆ 2009.12.16(木) 京セラドーム大阪 アリーナ34列93番(イープラス)