MOVIE KINGDOM Ⅱ

映画に関する話題やライブ&イベント、ローカルなグルメ情報など色々話題を広げて行きます
ポイントは★~★★★★★★

「アイス・オブ・ザ・デッド」

2011-01-31 23:33:08 | DVD&ビデオ&テレビ(地上波/CS)



“未公開映画十番勝負“シーズン7 第1弾



今年初の未公開映画DVDは何とゾンビ映画十番勝負!
一気に10本って訳ではないけど新作、準新作、旧作問わず(TSUTAYA阿部野橋店基準)自爆覚悟の生きる屍=リビングデッド未公開映画を連続ガン見!
さぁ地獄の門の扉が開いたぞ~

雪山の山荘に若い男女6人が週末を過ごそうと訪れるんだが、そこはいわくつきの土地
やがて彼らの周りを何かが徘徊しうごめく・・・
よくあるホラー映画のパターンの語り口だが、残念ながらパッケージのイメージとは印象の違う映画

そもそもゾンビが出てこない!
たしかに山荘の周りをうろつくゾンビもどきや、肉を貪る場面も一瞬出てくるが全て若者たちが悪霊に悩まされて見る幻覚や夢だったりする
後半は悪霊に取り付かれた男が銃を持って仲間を殺し暴れるぐらいで全くゾンビが人を襲う場面なんてありません

タイトルに「~デッド」なんて付くとついついゾンビ映画と結び付けてしまいがちだが、よくよくパッケージを見るとどこにもゾンビのゾの字も出てないやんけ!(ヤラレタ~!)
ノーコンテスト級の不覚の一本! だがゾンビを差し引いてもおもろないぞ!






No.007 「ウッドストックがやってくる!」 (2009年 121分 ビスタ)

2011-01-29 00:01:04 | 2011年劇場鑑賞
監督 アン・リー
出演 ディミトリ・マーティン
   ダン・フォグラー
   ヘンリー・グッドマン



久しぶりに昼下がりの梅田にて映画鑑賞です
昨年末の「キックアス」に続いてテアトル梅田に現れました。
その時の予告編を見て興味を持った作品ですが、平日の昼間ながら結構多数の方々が集まってます。

(あらすじ)

1969年夏、エリオット(ディミトリ・マーティン)はニューヨーク州ホワイトレイクの実家に戻る。かんしゃく持ちの母(イメルダ・スタウントン)と父(ヘンリー・グッドマン)が経営するモーテルが火の車だったのだ。
借金返済に悩む彼はある日、ウッドストック・フェスティバルの開催許可が取り下げられたという記事を目にし……



伝説のロックフェスであるウッドストックロックフェスティバルの裏話ですが、静かな町に住むある青年が近隣の地域で頓挫したロックフェスを町興しの一環で誘致するところから始まる作品です。
地元のイベントの会議といっても年寄りが数人集まる程度のような、のどかな町がロックフェス誘致によりテンヤワンヤになる所は実話とはいえ中々楽しいですね
とにかく静かな町が故に今まで見た事もないような人の数が集まる懸念と、また逆にそれにより町が潤う経済効果への期待など賛否別れる地元民の姿などはリアルに人間味溢れて描かれてます

メイン会場となる広大な牧場を提供するオッサンが使用料を当初5000ドルと言っておいて、後で開催期間が迫ってる所を盾に75000ドルに吊り上げたり、モーテルを経営してる主人公の母親は部屋をカーテンで仕切り分割して無理矢理部屋数を増やそうとしたり、普通の水を販売したり・・・とこの時とばかりに金に貪欲になる人間模様が面白いです



金に成るものや人が集まるものには色んな人間たちが鷹ってくるんですね~実際日本でも恒例のフジロックやサマーソニック、ロックインジャパンなど大小様々なフェスがあるけど、舞台裏では似たような事があるんだろうな~と興味津々で見させて貰いました

ヒッピーたちが全国から集まり、あらゆる所でやりたい放題をして地元民を困らせたりするが、アメリカ人監督でなく中国人のアン・リー監督だけに不思議と微笑ましく見える。
アメリカ人監督ならまた違った描写かも知れないですね。
アメリカ人監督だったらその当時の世相など1969年の現実的な描写がもっと描かれたドキュメンタリー風な作風になったかも?(ドラッグや性描写など少しはこの映画でも出てくるけど)
この映画がどこと無く小さな街の奇跡の逸話のようなファンタジックな雰囲気に見えるのはその辺の部分があるのかも?
一切実際の映像は使わずライヴシーンも見せる事なくウッドストックロックフェスティバルの狂騒ぶりを描かいたアンリー監督の力量もさすがです。



単に実録物で終わらず主人公の青年の意識が変わって行く成長のドラマにもなっていて、ちょっとした青春映画としも見れる。
フェスティバルが終わりまさに“祭の残骸“となった牧場一杯に広がるゴミや撤収されるステージを見て「美しい!」と呟いた青年の一言が“宇宙の中心“を体験した、彼の心の中の意識が変わったのを物語るセリフとなって現れる。
伝説の三日間は音楽界だけでなく街の夢と希望と青年の自立を叶えたまさにラブ&ピースなイベントだったんですね。



★★★★ 2011.1.27(木) テアトル梅田2 14:10 C-3


No.006 「デッドクリフ」(2009年 87分 シネスコ)

2011-01-25 00:08:15 | 2011年劇場鑑賞
監督 アベル・フェリー
出演 ファニー・ヴァレット
   ジョアン・リベロー
   ラファエル・ラングレ



久々に天六に来ましたよ
今やユウラク座とポルノ館のみの営業となったシネ5ビルなんですが、以前のように二週間ごとに新作が次々公開されるのは少なくなりました
東映系列の新作邦画は一応上映されてますが、洋画の新作はめっきり減りました
ロビーに並んでるポスターの掲示板も空白だらけで寂しいです

(あらすじ)

久々に再会し、気軽なロッククライミングを楽しもうとクロアチアの山にやって来た男女5人。
「立ち入り禁止」の看板を無視してがけを登り始めるが、つり橋が落下して退路を断たれると全員不安に陥ってしまう。
やむなく断崖(だんがい)絶壁を登って山から出ようと考えた彼らだったが、一人、また一人とえたいの知れぬ謎の影に追い詰められていき……



久々の洋画の新作ですがフランスの山岳ホラーと言う映画です
何の予備知識もなく見たので期待もしてませんが・・・そう思ってみるとハズレが多いこの劇場にしてはまずまず面白かったです 男女5人(2組のカップルと男)なんだが一人で居る男が片方のカップルの女性側の元彼だったり、その元彼と現在の彼とかいがみ合うと行った人間模様などもあり最初からこの登山は危険含み!

またその現在の彼が登山は未経験でしかもヘタレ野郎!(高所恐怖症かして登山中はチビリそうなぐらいビビりまくり)
対して元彼はマッチョな屈強な男って言う対比が面白い
またその間に揺れる実質主人公的な女性がこれまた魅力的なんだが、でも男の好みに一貫性がないね(笑)



それに微妙に5人それぞれ仲良さそうには感じないんだがね・・・
途中登山の場面は色んな角度から登山する彼らを捉えるカメラワークが実に不安定な構図でドキドキさせてくれます
山に登るにつれ色んな苦難が押し寄せて来るんだが、後半はガラリと趣向が変わりスプラッターホラー風になります

ただこの後半の展開は目新しさはなく「ヒルズ・ハブ・アイズ」や「クライモリ」などのようなフリークス殺人鬼監禁ホラーの要素になります
山小屋の地下室に死体の山を築いて暮らしていた怪人なんだが、主人公の女の子と現在と元の彼が怪人に捕われ、さて誰が生き残るか?と言うサバイバルなクライマックス。



だが現在の彼のヘタレ野郎度満点となる場面は思わず吹き出したぞ!(ま、いざという時は人間あないなるかもね)でもこのヘタレ野郎一旦汚名挽回のチャンスあったんだが・・・惜しかったね~
前半と後半は雰囲気違うけど怪人が出てくる後半より壊滅しそうな吊橋のシーンを渡る場面が一番怖かった。
ユウラク座次回は「ゲゲゲの女房」と韓国版「男たちの挽歌」 さていつまでこの劇場は持つやら・・・



★★★ 2011.1.22(土) 天六ユウラクザ 22:40

No.005 「アンストッパブル」(2010年 99分 シネスコ)

2011-01-23 23:00:19 | 2011年劇場鑑賞
監督 トニー・スコット
出演 デンゼル・ワシントン
   クリス・パイン
   ロザリオ・ドーソン


この日2本目の作品は同じく布施ラインシネマでの鑑賞。
なんとポイントカードのハンコが溜まりに溜まって押す所が無くカードが2枚目になった
3本ほど無料で見れそうです・・・
この映画はトニースコット監督と言うほとんどハズレのない監督なんで期待しての鑑賞です

(あらすじ)

操車場に停車中の最新式貨物列車777号が、整備ミスによって走り出す。
大量の化学薬品とディーゼル燃料を搭載した777号を止めるべく、鉄道会社と警察は手を尽くすが、列車はさらに加速していく。
事態を察知したベテラン機関士フランク(デンゼル・ワシントン)は、この日初めてコンビを組んだウィル(クリス・パイン)と共に、決死の覚悟で暴走列車に立ち向かう。



20年以上前にジョン・ボイトとエリック・ロバーツが出演した「暴走機関車」と言う映画ありましたが、今回は無人の列車が危険物質を貨物に積んだまま都会に向かって暴走すると言う実話ベースの話。

暴走する列車とその対策に追われる鉄道局や鉄道会社の様子が描かれながら、主人公のデンゼル・ワシントンとクリス・パインの二人のまったく暴走列車とは最初は関係のない動向が話に進むにつれ一つになって行く
ただ主人公2人が暴走列車に関わりだすのが終盤のため大きな見せ場は後半に集約されてます
その為見せ場は後半に集約されていて前半は若干後半に比べておとなしい・・・まぁ実話ベースの話だからその辺が仕方ないかな

でもロザリオ・ドーソンが指揮する指令室側と本社側のやり取りは面白かった
住宅密集地帯に列車が達する前に脱線させる案を会社側が損害を理由に反対する場面など現場と背広組の違いを見せられて面白い
後半の主人公の活躍がより爽快感を感じさせる前フリにもなってる



またデンゼル・ワシントンの叩き上げの頑固なベテラン運転士とコネで仕事についたクリス・パインとの関係も人間味がありますね
最初は互いに鬱陶しい存在だったが協力していくうちに認め合っていく(互いに家庭がややこしく事故を通じてそれぞれが修復されていくパターンもあり)
〔めちゃ面白い〕と思って見たら 〔まずまずこんなところやな〕と言う期待値より低いもののそこそこ楽しめました。



★★★ 2011.1.20(木) 布施ラインシネマ シネマ4 20:00 F-9

No.004 「ソーシャル・ネットワーク」 (2010年 120分 シネスコ)

2011-01-22 00:28:10 | 2011年劇場鑑賞
監督 デヴィッド・フィンチャー
出演 ジェシー・アイゼンバーグ
   アンドリュー・ガーフィールド
   ジャスティン・ティンバーレイク



一週間丸々映画を見に行くのが飛んでしまいました
新年早々不調ですね~
正月第二弾の新作が公開されはじめ、見たい映画が続々と公開されました。
今日はそんな中から布施ラインシネマにて連続鑑賞です。
正月早々ここに来たらフロアに行列が出来ていましたが、さすがに今はいつもの平日のラインシネマの風景に戻っていますね~観客も僅か6~7人と淋しいです。

(あらすじ)

2003年、ハーバード大学の学生マーク・ザッカーバーグ(ジェシー・アイゼンバーグ)は、学内で友人を増やすためのサイトを親友のエドゥアルド・サヴェリン(アンドリュー・ガーフィールド)と共に立ち上げる。
サイトは瞬く間に学生たちの間に広がり、ナップスター創設者ショーン・パーカー(ジャスティン・ティンバーレイク)との出会いを経て、社会現象を巻き起こすほど巨大に成長していくが……



ゴールデングローブを4部門受賞し、アカデミー賞も最有力候補に上げられる作品です
デビットフィンチャー監督の最新作ではありますが前作の「ベンジャミン・バトン 数奇な人生」のように出だしの頃の「セブン」や「ゲーム」のようなサスペンス路線ではありません

アカデミー賞などの賞レースの常連になってきたデビットフィンチャー監督だけど演出力などはますますレベルアップしてますね
今回は会話シーンがとても多いのが印象的だけど リズミカルにテンポよく登場人物たちに喋らす演出はなかなか非凡なものだと思います
実話ベースでしかも時代物でなく、ほんの数年前の話って事で話にリアル感がある上にフェイスブックと言う日本ではまだmixiより浸透性や利用者は少ないものの現実に世界中で広がってる現在進行形のサイトの話なんで何かと興味津々と見せて貰いました



主人公を中心に彼を取り巻く様々な人間たちの裏切りや失望、妬みと行った成功談でありながらも人間の持つイヤ~な部分が目立つストーリーはまさに成功者、または金になるが故の事でありますね
また主人公が天才的なプログラマーながら結構嫌な奴(笑)恋人に学歴差別をしたりするんだが、本人が嫌がらせとかでなく悪気なく普通の感覚でしてるってのがタチ悪いな(笑)

そんな主人公をジェシー・アイゼンバーグがオタクの雰囲気全開で演じています 会話シーンが多く正直疲れましたね 寝不足で見ると記憶が飛ぶ危険があるかも?



★★★ 2011.1.20(木) 布施ラインシネマ シネマ1 16:20 L-9

「HURTS」

2011-01-14 23:42:39 | ライヴ&イベント
今年最初のライブ鑑賞がこのHURTSという英国はマンチェスターからやってきたイケメン2人組。
昨年サマーソニック2010で日曜のソニックステージのトップバッターとして登場し、私もそのステージを見たんですが、隠れベストアクト的な素晴らしいショーを見せてくれたので、ついつい単独公演にも参戦する事にした次第です。
まぁイメージとしてはダークな感じのペットショップボーイズて感じの曲調ですか

場所は閉館が決まった 心斎橋CLUB QUATTRO。
いつものメタル系のライブと違い本日はゆっくり後ろの方から見せてもらおうと思って、少し余裕持って開演40分前に会場に着き中に入ると、なんともう満員に近い状態で、正面の位置は無理な状況・・・仕方なく後方端のカウンターのとこで見ることにしました。
正直こんなに人が集まるとは予想外でした・・・まだ開演までに時間あるけど、昨年ここで見たメタルバンドのソナタ・アークティカの最終的な人数よりも人が集まってます

会場見渡してると若い人がやはり目立ちます。
でも以外と男性が多いですね~女性と半々ぐらいか、または私の位置から見る限り男性の方が目立ってるように思える。

いよいよ開演時間になりましたもうほぼ満員の状態です
暗転となりどことなくドラマチックで悲しげな哀愁を帯びた曲が流れます。
やがてHURTSの2人が登場で黄色い声援が暗転の中こだまします
1曲目♪Unspokenという静かながらポップな曲でスタート。
ボーカルのセオの伸びの歌声が狭い空間に響きわたります。
英国人らしい紳士な出で立ちでスーツ姿でスタンドメイクに立つ姿はまるでクラシック歌手のようです
ボーカルは繊細かつダイナミックな歌い方でバックバンドは皆スーツで固めてる。
またボーカルのセオが間奏に入る時には胸元で両手を握りながら体を左右にゆすりながらスーと後ろへ下がる姿はほんと気品があるような振舞い。
そのたびにギャ~と黄色い歓声!嬉しそうにニタッと笑うセオ!

「コンバンワ!オオサカ~ ウィアーハーツ!」と軽い挨拶!
そして昨年のサマーソニックに続いて2度目の来日ですとの軽いMCもあったが全編通じてMCらしいものはほとんど挨拶かサンキュー!程度です
感動的なバラード♪Silver Liningではサビの部分で前方のオーディエンスが片手を上げて曲に合わせて動かせます。
♪Wonderful Lifeのコールで割れんばかりの歓声が起こります
FM802でバンバンかかってた曲でもあり皆さん良く知ってます。
アップテンポな曲で先ほどまでとはガラリとかわりフロアはノリノリになってきました
続く♪Happinessではサビの部分では合唱が起こります
この時はセオもノリノリでマイクのコードをグルグル回したり大きなゼスチャーでオーディエンスを煽ります。
でも客席を指す時は指を差すのでなく常に手を揃えて手のひらを上にしてオーディエンスに向けます。
まぁ~どこまでも紳士的なんでしょう・・・

♪Blood, Tears & Gold、♪Evelynと言ったバラードではまた静かなムードがフロアを包みます。
少しダークな感じながら、色気を感じさすアダムの歌声に彼らの世界感がひしひしと伝わってきます
独得のムードほサマソニの時も感じたけどフルセットの単独公演ではいっそう彼らの世界が堪能できます
ノリノリなポップナンバー♪Sundayに続いて、対照的に♪Veronaではクラシックな雰囲気になり、まるで「イルディーヴォかいな?」と思うような男性コーラスまでも登場!
実に変化に富んだステージは結構面白いなぁ~

♪Stayから♪Illuminatedと続きポップながらダークで耽美な世界はクライマックスへ!
曲の終盤の部分では後方で直立不動で立ってる男性コーラスが「ウィア~ ウィア~!」とこれまたクラシックな歌声を聞かせてくれます。
この曲個人的に好きですね・・・CDで聞く以上にライブではこのコーラスが入る事により、一層感動的になります。
この後「ダイスキデス!オオサカ~」と言ってメンバーが帰っていきます・・・あらぁとりあえず本編はこれで終了!?当然アンコールの手拍子が起こります。
まだ始まって50分しか立ってないから当然ですね。

勿論出てきて演奏されたのが♪Better Than Love!
サマーソニックでもこの曲がラストでしたが、今回もアンコールで演奏されます。
サマソニ同様皆さん手を上げてタテ乗りの大盛り上がり!
更にオーディエンスを煽るセオ!
結局58分と60分にも満たないライブだったけど彼らの世界観が存分に味わえたショーで満足でした
でも・・・58分ってライブでは個人的には過去最短時間ではあるね



ミート&グリードもある見たいでロビーに数人の方々が集まってます。
物販はCDのみでやや寂しかったが、でもみんな満足して帰られたようですね
ソニックステージの時もアリーナ出る人たちは皆満足気だったしね。
ライブ参戦2011初戦はまずまずな出足でした


HURTS大阪公演セットリスト

01.Unspoken
02.Silver Lining
03.Wonderful Life
04.Happiness
05.Blood, Tears & Gold
06.Evelyn
07.Sunday
08.Verona
09.Devotion
10.Confide in me
11.Stay
12.Illuminated

(Encore)

13.Better Than Love




NEXT SHOW DARYL HALL & JOHN OATES (2.21 グランキューブ大阪)




★★★★ 2011.1.13(木) 心斎橋CLUB QUATTRO 19:00 スタンディング(チケットぴあ)

No.003 「きみがくれた未来」 (2010年 99分 シネスコ)

2011-01-10 00:02:38 | 2011年劇場鑑賞
監督 バー・スティアーズ
出演 ザック・エフロン
   アマンダ・クルー
   チャーリー・ターハン



続いて今度は千日前の敷島シネポップへ!
ここではザック・エフロン主演の「きみがくれた未来」を鑑賞するんですが、エレベーター降りてビックリ!
なんとガラ~ンとしたフロアが目の前に・・・客としては私しかいない模様・・・当然貸し切り状態でこの作品を鑑賞しました。
海猿3やウェズリー・スナイプスの作品と冴えない映画を上映しているので、他の劇jぃ洋との巡り合わせとはいえなんか気の毒ですね~

(あらすじ)

ヨットで大学のスポーツ奨学金を得たチャーリー(ザック・エフロン)は、高校の卒業式の夜、運転中に追突事故に遭う。
そのとき助手席に同乗していた弟サム(チャーリー・ターハン)は帰らぬ人となり、チャーリーは激しく自分を責める。
それから5年後、彼は大学進学もヨットもあきらめ、弟が埋葬されている墓地の管理人として働いていた。



兄と弟との泣ける映画としては中学生の頃見た「ジョーイ」と言う作品が思いだされます 難病の幼い弟とカレッジフットボールの花形選手である兄との実話ドラマでしたが、今回も事故死した亡き弟と同じ事故に遭いながらも一命を取り留めた兄とのファンタジックな物語。

弟を亡くした兄は弟の霊が見えるようになり、毎日欠かさず決まった時間に森の中で弟とキャッチボールをする・・・
健気な兄弟の姿だが、当然ながら現世で生きてる兄には現世の生活がある やがてそんなキャッチボールも終わりにしないと行けない時が来る・・・あの世とこの世の境目で兄弟の絆を深める二人の姿は現実社会から見れば不自然極まりないが、こんな関係が築きににくいご時世、またはこのような光景が見かけずらくなった現実社会から見ればある意味二人の健気な姿に感動させられる



しかしいつか旅立たないと行けない弟とそんな弟といつか訣別しないと行けない兄の事を思って見てるとキャッチボールしてる姿が切なくなる
またお兄ちゃんに彼女が出来て少しずつ気持ちが彼女の方に動いてしまうのは仕方ないね(それでもキャッチボールの日課は欠かさずするのは泣かせるね)

ある事件がキッカケで後半はまさにザック・エフロン版奇跡のアンビリーバボーのような展開となるスピリチュアルな映画。
ただちょい淡々とした映画なので疲れてしまった



★★★ 2011.1.6(木)敷島シネポップ1 19:30 L-9

No.002 「シュレック フォーエバー 3D 吹き替え版」(2010年 93分 シネスコ)

2011-01-07 23:46:34 | 2011年劇場鑑賞
監督 マイク・ミッチェル
出演 マイク・マイヤーズ
   キャメロン・ディアス
   アントニオ・バンデラス


お正月も終わり世間はいつもの騒々しい街に戻ってきました
車も多いし、街中をたくさんの人が歩いている・・・数日前まではどことなく静かな雰囲気だったのに・・・
そして年末年始は賑わったであろうシネコンのロビーも平日とあって人もまばらです
そう、いつも私が映画を見に来る環境はこんな感じでしたね・・・なんかホッとした気分。
そして2011年の映画鑑賞は昨年公開作品の見逃した映画から2本見ます・・・正月映画の残りですね

(あらすじ)

子宝にも恵まれ幸せでのどかな毎日を過ごすシュレック一家だったが、シュレックは怪物として過ごしていた自由な日々を懐かしんでいた。
そんな時、「遠い遠い国」の王座を長い間狙っていたペテン師の魔法使いランプルスティルスキンのワナにはまり、ある契約書にサインしたシュレックは、異次元の世界に飛ばされてしまい……



お馴染のシリーズ最新作にして完結編だそうですが、今回は3D!
もうCGアニメと言ったら3Dが定番になってきましたね。
3Dらしい迫力のある場面もあってそれなりに効果はありました。
でも映画としては前3作よりパワーダウンは否めないのが残念・・・

幸せな生活を送っていたシュレックだが、家庭内でのストレスからくるうっぷんが、ひょんな出来事から爆発!
家を飛び出してしまう・・・シュレックといえども平凡なお父さんたちと変わらないんやね
ペテン師の魔法使いにそんな弱みに付け込まれたシュレックは別の人生がら別次元に飛ばされてしまう。



ここからこの映画はパラレルワールドでの別のシュレックの物語が進行いていく。
たしかにマンネリ打破という意味では新たな展開を持ってくるような設定はなるほど~と思ったけど、いかんせんそのもう一つのドラマがイマイチつまらないからタチが悪いね~
劇団ひとりが吹き替えをしたペテン師の魔法使いランプルスティルスキンという新キャラクターが登場するものの、やはり4作目となると目新しさもないので苦しいな~

相変わらずの日本語吹き替えメンバーは楽しいけど、オリジナルの吹き替えも豪華なキャスティングだから、こちらも必見または必聴・・・いつもこのシリーズを吹き替えで見てる人は字幕版で見たら多少目新しさも出ていいかもね



★★★ 2011.1.6(木) TOHOシネマズなんば スクリーン4 16:40 C-8

No.001 「ハリー・ポッターと死の秘宝 PART1」(2010年 146分 シネスコ)

2011-01-04 23:57:13 | 2011年劇場鑑賞
監督 デヴィッド・イェーツ
出演 ダニエル・ラドクリフ
   ルパート・グリント
   エマ・ワトソン



2011年最初の劇場鑑賞がこの作品「ハリー・ポッターと死の秘宝 PART1」です
場所は布施ラインシネマで、三が日が明けての1月4日・・・まだまだシネコンは正月気分が残っておりチケット売り場は賑わっております
いつもよく来るこのシネコンだけど平日の夕方がほとんどなので、いつもガラガラの時しか見てないから新鮮な光景です。
1Fのマクドも店舗から人が溢れんばかりに行列が出来ています

(あらすじ)

17歳に成長し、ホグワーツ魔法魔術学校の最終学年7年生となったハリー(ダニエル・ラドクリフ)。
親友のロン(ルパート・グリント)とハーマイオニー(エマ・ワトソン)と共に、宿敵ヴォルデモート卿の魂が宿った分霊箱捜しの旅に出るが、すぐには見つからず、困難な旅の中で仲間割れが起きてしまう。



相変わらず連続ドラマの続きのような始まり方をするこのシリーズ。
やはり前作の予習は必須ですね~
正直、あまり前作の事を覚えてないので、話の繋がりが見えてこないまま映画を見てましたが、それなりに今回はついて行ったつもり・・・

シリーズ途中からダークファンタジーな展開になってきましたが、この作品ではますます、その雰囲気に拍車がかかってきました。
今回はハリー、ロン、ハーマイオニーの3人の関係が微妙に危うくなったりしたりしますが、ダークファンタジーらしくダークな結末なのか?またはやはり収まるとこに収まってメデタシで終わるのか・・・夏にはその結末はわけるでしょう(原作読んでる人は当然知ってるんでしょうが)



冒頭で魔法でみんながハリーのそっくりさんに化けて相手を撹乱して逃走するシーンがあるけど、なかなか面白いと思ったが案外あっさり終わって残念・・・まぁ原作あることだけら仕方ないがね

しかし主役3人はさすがいい若者になってきてどんどん大人っぽくなりました
ハーマイオニーもイイ女になってきたもんんだ・・・と思ってたらハリーがかなり毛深くなってきたようで、裸になるシーンでは胸毛が・・・
よくわからないけどハリーのイメージからはちょっと違うような気がするので、ダニエル・ラドクリフ君に胸毛の処理をおねがいしたかったな~
まぁ、原作を一切読んだ事のない私が言うのもなんだが・・・



★★★ 2011.1.4(火) 布施ラインシネマ シネマ4 12:40 D-16

2010年度ベストテン発表

2011-01-01 22:20:51 | ベストテン
新年明けましておめでとうございます
本年もどうぞよろしくお願いします

昨年は105本という劇場鑑賞本数で、2009年より27本も少なく不調でございましたが、今年は何とか150本目指し・・・いや無理なら最低120本以上は見たいと思います
その105本の中からベストテンとワースト5を例年同様選んで見たいと思います。

それではまずは2010年ベストテン!



第10位 「十三人の刺客」



工藤栄一監督の傑作時代劇のリメイク作
個性的な13人とサイコな暴君吾郎ちゃんとの善と悪の対比が面白い。
あの国民的アイドルにあのよう悪党を演じさせる三池監督の心意気に拍手!
50分にも及ぶクライマックスのチャンバラはまさに活劇映画の真骨頂を見せてくれました



第9位 「トイ・ストーリー3」



アニメがベストテンに入るのは珍しい・・・それもピクサー!
毎回思うけど、ディズニーやピクサーなどのアニメはホントに話の持って行き方が上手い
この映画も子供の成長によるオモチャへの決別とそのオモチャの行く末の話・・・目の付け所の面白さは子供よりも大人の方がジーンと来る。



第8位 「ザ・ウォーカー」



そこはさびれた街・・・悪党が幅を利かす無法地帯にフラリと現れた風来坊。
彼の出現によって街は血の戦場と化していく・・・マカロニウェスタンティストな設定が素晴らしい。
デンゼルとゲイリーの芸達者な芝居も見どころでした



第7位 「アウトレイジ」



出てくるのはどいつもこいつも悪い奴らばっかりと言う北野武監督原点回帰?な1本
またその悪党を演じるのは主演の北野武を除いて(監督だけに専念すればよかったのに)皆さん芸達者な人たちばかり!
特にラストの椎名桔平に対する“ある一撃”は「スカーフェイス」の電気ノコギリのシーンに匹敵するぐらいの衝撃度がありました



第6位 「冷たい雨に撃て、約束の銃弾を」



泣き歌て言うのが流行ってましたが、これは泣き映画(それも男泣き)
娘を殺されたフランス人のオヤジが復讐するために雇った3人の殺し屋。
でも親爺は病気で、記憶がドンドン薄れていき、やがて復讐する事さえ忘れてしまう。
雇い主であるフランス人のオヤジがそんな状態になっても、義理と約束を果たす為銃弾の中に身を投じて行く3人の男たちの姿は涙なくしては見れない。
詩的なまでのクライマックスの銃撃戦はもはや香港ノワールの元祖ジョン・ウー超えた・・・かも?



第5位 「最後の忠臣蔵」



今年は時代劇が多かった。
そんな中で最高の1本がコレ!
オープニングが討ち入りのシーンという忠臣蔵映画としては掟破り?
チャンバラシーンがほぼ皆無でありながら、これほど武士道精神溢れる映画はないかも?
生き残った2人の男に託されたそれぞれの使命・・・忠義をつらぬく事は時には切なく残酷でもある。
それだけにクライマックスの嫁入りのシーンでは目頭ウルウル・・・



第4位 「マチェーテ」



「グラインドハウス」からのある意味スピンオフ?な作品だがB級アクション映画の真髄を見せてくれました。
まさかの主役のダニートレホの一世一代の大暴れは、スクリーンから血飛沫と肉魂が飛び出てきそうなぐらいの快感度120%の迫力!
何気に豪華なキャスティングもいいが、その中でもやはりジェシカ・アルバの可愛いくらいのお色気はもはや反則!



第3位 「告白」



青少年問題を提議するようなメッセージがあると思ったら、そんなんより子供を殺されたイカれた母親の陰湿なまでの復讐のドラマ。
よくもまぁ~そんな事を思いつくな~という陰湿な事を加害者とはいえ子供相手にやっちゃう松たか子さんを初めて眩しく思えた~ あんた最高だよ!



第2位 「エクスペンダブルズ」



一昔前のアクションスター総出演のオールスター映画。
昔なら実現不可能な、かつて一世を風靡した役者(それも80年代)が顔をそろえるだけで嬉しい。
とにかくみんなそれぞれ見せ場があって眩しいくらいカッコいい!
久々に燃える1本でした。



第1位 「キック・アス」



ここ数年の中での1位の中でも更にダントツの1位と言ってもいい大傑作!
それも全て主役のダメダメなんちゃってヒーローのキックアスより、サブキャラのヒットガールの存在が大きい!
11歳の少女が仮面にコスプレ姿で「このお○○コ野郎ども!」と毒つきながら大の大人である悪党たちをメッタ切りのメッタ打ちの爽快感は本年度ナンバーワンに相応しい大活躍!
一言・・・あんた最高だよ!

2010年ベストテン

1.キック・アス
2.エクスペンダブルズ
3.告白
4.マチェーテ
5.最後の忠臣蔵
6.冷たい雨に撃て、約束の銃弾を
7.アウトレイジ
8.ザ・ウォーカー
9. トイ・ストーリー3
10. 十三人の刺客

次点 ハートロッカー


では行きますダメダメ5!
今年も眠気の世界に誘ってくれたり、または見た事を後悔させてくれたイケない映画たちを吊るし上げ!



第5位 「エアベンダー」



「シックスセンス」でお馴染21世紀のヒッチコックことM・N・シャラマン監督の血迷った最新作
こともあろうにファンタジー・・・こう言う映画はこの監督似合わない・・・そんな事を気付かせてくれた一篇。
また3D版で鑑賞するも、これほど“3Dである事を忘れさせてくれる3D映画も珍しい”という斬新ななんちゃって3Dに3D代金返せコールをしましょう。



第4位 「交渉人 THE MOVIE」



TVシリーズはほとんど見たことないだが、きっと映画版という事でスケールアップしたんでしょうな~
とにかく交渉人なのに旅客機の中で発砲はするわ、あげく交渉人自ら操縦かんを握る暴挙に出る!
交渉人なのにまったく交渉シーンがないやんけ!
高度10,000mの頭脳戦というサブタイトルだが、どう見ても頭脳戦というよりは力技なんですが・・・


第3位 「サロゲート」



ブルース・ウィルスが若返った姿で出てくる近未来のドラマ
「Uー571」のジョナサン・モストゥ監督だから期待したんだけど、見事期待を裏切られた
まったく何も印象に残らない映画でした



第2位「東京島」



無人島に若い男23人と女は木村多江さんただ一人というサバイバルで微妙に危うい関係のドラマかと思いきや・・・出てくる男子はどいつもこいつもユルユルな草食系ばかりでは、危うくも無ければ緊張感もありません。
結局無人島ゼロ円生活を楽しんでるようなだけの作品



第1位 「アデル/ファラオと復活の秘薬」



ベストワンの「キックアス」とは対照的な盛り上がりのない駄作
主人公にまったく魅力がないし、冒険に出る理由がコメディのようなバカバカしさ!
思わず真面目にやれと言いだしたくなる。
笑わすなよべッソン!
リュック・ベッソン・イズ・デッドな一篇



ワースト5

1.アデル/ファラオと復活の秘薬
2.東京島
3.サロゲート
4.交渉人 THE MOVIE
5.エアベンダー


こうして見るとアクション映画が今回結構ランクインしましたね~
さて今年はどんな傑作や佳作と出合えるでしょうかね~
またはどんなバカバカしい作品が飛び出すか・・・
2011年も映画と言うピンからキリまである幅広い芸術を堪能しましょう