MOVIE KINGDOM Ⅱ

映画に関する話題やライブ&イベント、ローカルなグルメ情報など色々話題を広げて行きます
ポイントは★~★★★★★★

No.105 「トロン:レガシー(IMAX 3D 吹き替え版)」(2010年 125分 シネスコ)

2010-12-31 01:01:24 | 2010年劇場鑑賞
監督 ジョセフ・コシンスキー
出演 ギャレット・ヘドランド
   ジェフ・ブリッジス
   オリヴィア・ワイルド



本年度最後の劇場鑑賞作品です。
最後は華々しく飾ろうと、岸和田まで足を伸ばしました。
理由はユナイテッドシネマ岸和田にIMAX3Dの設備がオープンしたからなんですが、どうせなら「トロン:レガシー」をIMAXで見れるんなら行ってみようとなった訳でございます

以外とせせこましい空間のシネコンではありますが、7番スクリーンに入ると画面のデッカさにビックリ!
ここで映画見るんか~と思うとなんかいつもの映画鑑賞とは違う特別な感覚になります
最前列なんて確実に視界からスクリーンはみ出るよね~

(あらすじ)

デジタル業界のカリスマ、ケヴィン・フリン(ジェフ・ブリッジス)が謎の失踪(しっそう)を遂げてから20年たったある日、27歳に成長した息子サム(ギャレット・ヘドランド)に父ケヴィンからのメッセージが届く。
サムは、父ケヴィンの消息を追って父のオフィスに足を踏み入れるが、そこには衝撃的な真実が待ち受けていた。



前作は当時は劇場で見てないどころかまったくビデオですら見た事ありませんでした
その為この作品鑑賞前にDVDで予習してから見ました
今回の作品は前作を予習してから見た方がわかりやすいと思います
あのデジタル世界の理屈っぽいところがいきなりこの作品から見ると解りにくいかも? ま、前作の時代でも難解だったかも知れませんがね

でもさすがIMAX3Dの迫力はハンパないですね~ただ画面に圧倒されました
ディスクバトルでの円盤が画面からはみ出しそうな迫力や、変幻自在なバイクバトルなど、ここまで来ると映画を見るというより体感と言う形容がはまります



ジェフブリジッスが前作に続いて出てますが、何と二役・・・この辺も前作見ていた方がわかりやすいかも?
正直前作はイマイチの印象でしたが今回の方が面白かったです
特撮の進化もあるでしょうが(前作も当時としては画期的な映像て言われてたが)IMAX3Dの迫力と映像が上手く合わさってたのがストーリーを二の次にしてしまうほどのインパクトありました(ちなみに現実世界の場面は2Dになり上下に黒がついて若干画面小さく
なるが、それが3Dになった時に余計インパクトが強く感じる)



★★★★ 2010.12.29(水) ユナイテッド・シネマ岸和田 スクリーン7 13:00 B-8


No.104 「キック・アス」 (2010年 117分 シネスコ)

2010-12-30 00:03:47 | 2010年劇場鑑賞
監督 マシュー・ヴォーン
主演 アーロン・ジョンソン   
   クロエ・グレース・モレッツ
   ニコラス・ケイジ



以前から何かと一部で話題になっていたこの映画。
梅田のそれも単館でしか上映していないので見るチャンスが限られていたんですが晴れて年末ぎりぎりに鑑賞が間に合いました
そして見た感想を一言で言えば時間無理してでも梅田に出てきたかいがあったて言う事ですね~

(あらすじ)

コミックオタクでスーパーヒーローにあこがれる高校生デイヴ(アーロン・ジョンソン)は、ある日、インターネットで買ったスーツとマスクで、ヒーローとして街で活動を始める。
何の能力も持たない彼はあっさり犯罪者にやられるも、捨て身の活動がネット上に動画で流され、“キック・アス”の名で一躍有名になってしまう。



オタクで何の取り柄もなく、女子にも持てないし話ベタ・・・そんなボンクラ男子の象徴のような主人公がヒーローに憧れ、ネットで調達したスーツで悪党退治に出るもボコボコにされ瀕死の重傷!
ヒーローになりたい・・・男子なら一度は憧れる願望をこの映画は見せてくれます(「ゼブラーマン」もそう言う映画でしたね)
またコスチュームのカッコ悪さとドン臭い行動が上手くマッチしてます(笑)
でもひょんな事からユーチューブでその行動が流されて一躍時の人になってしまうのは、まさに現代的ですね。

でもこの映画の事実上の主役はそんなボンクラ男子のデイヴ=キックアスではなく、そんな彼を救ったビックダディとその娘ヒットガール!
特にヒットガールの11歳の少女にしてはお下品にも「このオ○○コ野郎!」と毒つきながら悪党をバッサリと切り捨てるカッコよさは今年度のベストガール決定!
この久しぶりに感じるこの作品の爽快感というかカタルシスは全てこのヒットガールのおかげ!
大人相手にまるで舞踊るかのような華麗な動きでバッタバッタと打ちのめすカッコよさ、また暗視ゴーグルを付けて暗闇の中で悪党を片づけるシーンもスッキリ爽快!



ニコラス・ケイジ扮するビックダディはバットマンそっくりのコスチュームで、こちらはまさにそのバットマンのごとくの見事な活躍を見せるが、妻を殺された復讐のため娘を幼少の頃から殺人マシーンに育て上げた、ある意味罪な父親・・・と思ってしまった(でもそれも宿命でしょ・・・で片づけてしまおう)

そして肝心(?)の主人公キックアスは人気が高じて憧れの彼女もGET出来て有頂天!
でも相変わらずのヒーロー活動のダメっぷりに、これでいいのか?!と思わせるが、これが涙なくしては見れない?クライマックスの感動への布石へとなっていきます。

旅行鞄に武器をしこたま忍ばせて、最初は可愛らしい11歳の少女として悪党のアジトに乗りこんでいく(バックに流れるエンニオ・モリコーネの「さすらいの口笛」がまた見る者の闘争心に火を付ける(アラフォー男子限定?)シーンのヒットガールのカッコよさ、チョンユンファばりの銃の乱れ打ち!にさらにアクロバティックな動きでゴロツキどもをアッと言う間に成敗してしまうそのスタイリッシュさがたまりません!
キックアスもラストは拍手喝采の大活躍も見せるし、こんなに見る者をエキサイティングな気分にさせる作品は最近無かったな~単館系でしか公開してないのがホント残念です。



おバカなヒーローコメディながらもスタイリッシュでバイオレンスな場面を随所に畳みかけ、定番のイケてないボンクラ野郎たちも出てきて、カワイイお姉ちゃんもヒロインとして出てくる・・・そして悪党は徹底的に悪く(マーク・ストロングが憎たらしく好演)、その分ラストはスッキリ爽快・・・
私の理想とする娯楽映画の要素がギッシリ詰まった久しぶりにもう一度見たいと思わせるまさに本年度最高の後味のいい映画だった。



★★★★★★ 2010.12.27(月) テアトル梅田1 21:00 B-3






No.103 「キス&キル」 (2010年 101分 シネスコ)

2010-12-29 00:15:46 | 2010年劇場鑑賞
監督 ロバート・ルケティック
出演 アシュトン・カッチャー
   キャサリン・ハイグル
   トム・セレック



今年もあとわずか・・・一足早い年末休みにも入り2010年映画鑑賞もいよいよ大詰めです。
年末ってこともあり久しぶりに映画を梅田で見ることになり、電車にて梅田へ!
難波以上にこの梅田界隈は活気があるし、人出も多いだろうと思ってシネコンへ来ると意外とチケット売り場はガラガラでした。
まぁ来年はここへ来る回数も若干増えそうです。
「午前10時の映画祭」の再映がここで来年あり、しかも午前だけでなく一日中上映あるらしい・・・泣く泣く逃した作品が見れるチャンスですからね。

(あらすじ)

お嬢様のジェン(キャサリン・ハイグル)は、旅行先の南フランスで理想の男性スペンサー(アシュトン・カッチャー)と出会い、あっという間に結婚してしまう。
郊外で幸せな新婚生活をスタートさせるジェンだったが、スペンサーがすご腕の元CIAのエージェントだったため一緒に命を狙われ、銃を手にして戦うハメになってしまう・・・



ちょっと60年代アクション映画風のタイトルバックから始まったこの作品。
コメディ映画ながらアクションシーンも結構多い。
こういうスパイもののような作品はどうしても007風を意識した感じになりがちなんだが、映画の中盤はジェンとスペンサーの結婚生活がそれこそラブコメ的な映画かれ方をしていて、そう言う部分ではスパイ映画という雰囲気はあまり感じられない。
男性より女性層に受けそうな作品ですね。

まぁ主役がアシュトン・カッチャーだから無理もないだろうけど、甘いマスクになかなかの筋肉美も見せてくれるし、女性ファンは堪らない?
旅先でこんなイケメンと知りあい、あっと言う間にゴールイン・・・それだけでも女性心をくすぐりそうな感じです。
またトム・セレックがキャサリン・ハイグル扮するジェンの父親役で登場。
でもトム・セレックが普通の親爺役って・・・それは無いやろうにっと思ってたら・・・たしかに一筋縄では行かない親爺でした。



映画としてはそこそこ楽しめた作品なんだが、終わって見れば「この映画クライマックスってあったかな?」と思ってしまった。
なんか「これで終わりかいな~?」見たいな鑑賞後の気の抜けた感じが頂けないな~



★★★ 2010.12.27(月) TOHOシネマズ梅田 シアター5 18:15 B-12


No.102 「ゲーム・オブ・デス」 (2010年 98分 シネスコ)

2010-12-26 00:59:13 | 2010年劇場鑑賞
監督 ジョルジオ・セラフィーニ
出演 ウェズリー・スナイプス
   ゲイリー・ダニエルズ
   ゾーイ・ベル



クリスマスも目前に迫ったこの日、水曜レディースディということで敷島シネポップも賑わっております・・・と思ったらガラガラや!
前回ここでみた「GAMER」に続いてのアクション映画三本連続ロードショーの一貫の作品(ちなみに次回作はスティーヴン・セガール「沈黙の復讐」)
劇場となる敷島シネポップではなんばパークスシネマとは対照的にフロアはガランとしてます。
この作品の観客も6~7人と寂しい入り。
でも男の映画祭(?)のような企画なんで観客はみんな男。
それも一人で来てる連中ばかり!
ま、本来ならこう言う映画は天六シネ5ビルで上映してるようなB級作品なんですがね~
あちらはホクテンザ1&2が休館中(閉館?)でポルノ以外はユウラク座のみ営業してるような寂しい状況。

(あらすじ)

国を守るため、命令に忠実に従い、表には一切出てこない暗殺にかかわってきたCIAの秘密工作員マーカス(ウェズリー・スナイプス)。
アフリカのゲリラに武器を流す死の商人スミス(ロバート・ダヴィ)の組織への潜入を命じられた彼は、仲間のフローリア(ゾーイ・ベル)やザンダー(ゲイリー・ダニエルズ)らとスミスに接触する。



ウェズリースナイプス主演の最新作品ですが今回もマーシャルアーツを駆使したアクション映画で多分「アートオブウォー」の流れをくむ映画かな?
今回は教会の神父に罪を懺悔するところから始まり、回想形式でストーリーが始まります 割と最近の彼の作品の中ではテンポもよくB級アクションが堪能出来るようになってます

金庫からお金を強奪するシーンがクライマックスでそのシーンに繋がるビル内の場面がほぼ話の大半となります
アクションシーンはスローモーションや画面がブレたりモノクロになったりと映像的にスタイリッシュな作りだが、効果としてはイマイチですな。
今回の敵が裏切った仲間たちと言う事にやや戸惑い気味ながらもキレのある(スティーヴン・セガールよりかは)マーシャルアーツでなぎたおして行く。
でも敵が少ない事もあり全体的にアクションがこじんまりしているのは否めないね



まぁ盛りが過ぎたアクションスターの作品としてはこんなもんかな~て感じで「エクスペンタブルス」のような往年のアクションスターユニットを組んだらウェズリー・スナイプスもまだまだ楽しい映画が出来るかもね



★★★ 2010.12.22(水) 敷島シネポップ2 19:30 J-8




No.101 「最後の忠臣蔵」(2010年 133分 ビスタ)

2010-12-23 23:12:28 | 2010年劇場鑑賞
監督 杉田成道
出演 役所広司
   佐藤浩市
   桜庭ななみ



クリスマスも目前に迫ったこの日、水曜レディースディということでなんばパークスシネマは女性客を中心に賑わっております
本日見る「最後の忠臣蔵」は時代劇ということもあり、客層は年配の方が多いです。
でも平日ながらほぼ満席の人気・・・前から2列目の端っこでの鑑賞ですが、昨今のシネコンは昔の映画館とは違い、端からでも角度を微妙に中央に向くように作ってるので見やすい
んですが、ここのは見にくいなぁ~

(あらすじ)

忠臣蔵として有名な赤穂浪士の吉良邸討ち入りでは46人が主君に殉じ切腹するが、二人の男が生き残った。
討ち入り前日に逃亡した瀬尾孫左衛門(役所広司)と、討ち入りを後世に伝えるため逃がされた寺坂吉右衛門(佐藤浩市)。
正反対の運命を背負う二人が16年ぶりに再会。瀬尾はなぜ討ち入りから逃げたのか、寺坂は元同志が抱えてきた秘密を知る。



忠臣蔵の映画でありながら討ち入りのシーンから始まる異色の展開・・・それも数分足らずで終わり。(チャンバラの立ち回りシーンこの場面のみ)
この映画の本筋は討ち入りから16年後の話です。
討ち入りを後世に伝えるために大石内蔵助の命をおびて赤穂浪士の家を訪ねあるく寺坂吉右衛門は割と知られてるが、そこのもう一人生き残りが居たといドラマ。
このもう一人である瀬尾孫左衛門が何故に生き残り、なにを守ろうとしてるのか?
そんな瀬尾孫左衛門を役所広司が不器用で真面目な芝居で好演しております

瀬尾孫左衛門が何を守ろうとしてるのか?と言う事はストーリー進むにつれ大体予想は付きますが、この瀬尾と一緒に暮らす可音という娘との、まるで親子のような2人の関係が時に微笑ましく、そして時に切なく描かれる。
そして可音が成長にするにつれ、2人のそれぞれに対する愛情の方向が微妙にズレていくが故の切なさがドラマの後半の感動へとつながっていきます
あまりネタバレしては行けないので表現しにくいですが・・・

立ち回りのシーンが皆無な時代劇ですが、これほど武士道を強く感じさせる作品は無かったですね。
主君の命を帯びて生かされる(または死ぬ事を許されなかった)2人の武士。
それぞれ生かされる意味合いこそ違え、主君の為にひたすら役目を尽くすその姿こそ武士道そのものだし、また討ち入り直前に逃げ出したとされる瀬尾に対し弱腰、腰ぬけと罵る浅野家の元家来たちの姿も君主を思うが故の姿・・・思えば忠実に君主を思う武士たちがこの映画にたくさん出てきます。



クライマックスは討ち入りならぬ嫁入り!
でもこのシーンこそタイトルの最後の忠臣蔵そのものであると思います
君主を思う家来たちがもう一つの討ち入りしていくシーンは涙がこぼれます
そしてラストは賛否が分かれるところですね
16年も経ってそして使命を果たしたんだから・・・って思いますがね
忠義を果たす2人の男が交差するラストは、使命を果たし役目を終えて旅立って行く者と使命を果たす為生き続けて行かなければならない者・・・それぞれの忠義がクロスオーバーする場面は切なくもあり、また武士道と言う日本古来の美意識が時にはこれほどもまでに残酷なものかと痛感させらる。

最後にエンディングに昨今流行りの作品とは不似合いなポップス系アーティストの主題歌とかが無くてよかった・・・



★★★★★ 2010.12.22(水) なんばパークスシネマ シアター11 16:20 B-2








No.100 「バーレスク」 (2010年 120分 シネスコ)

2010-12-21 00:40:50 | 2010年劇場鑑賞
監督 スティーヴン・アンティン   
   クリスティーナ・アギレラ
   シェール
   スタンリー・トゥッチ



いよいよ今年度劇場鑑賞本数が大台100本目に到達しました
前日忘年会で明け方4時近くまで遊びまくった結果、昼頃までダウンというダメージの残る中の映画鑑賞です。
日曜という事もありシネコンはどこも賑わってる事でしょう。
正月映画が全て出そろった事もあるのでなんばパークスシネマで見たこの作品もほぼ満席です

(あらすじ)

歌手になる夢を追い掛けているアリ(クリスティーナ・アギレラ)は、セクシーなダンサーたちが毎夜ゴージャスなショーを繰り広げているロサンゼルスのバーレスク・クラブで働くことに。
オーナーのテス(シェール)のもと、たぐいまれな歌唱力と傑出したダンスの才能を花開かせていくアリは人気者となり、クラブは盛況を極める。



まさにアメリカンドリームな作品で、こういう映画はアメリカ映画では珍しい訳ではないんですがハズレが少ないですね
やはりこう言う展開のストーリーはお得意の国だけの事はあります。
またショービジネスの舞台裏見せてくれる部分もハリウッド映画ではよくあります。
そんな華やかな世界の光と影をゴージャスなセットとキレのいいダンス、そしてノリのいい歌で120分間飽きることありませんでした。

田舎娘が都会で成功を夢見る姿やステージ裏でのライバルの嫉妬や妬み・・・「コヨーテアグリー」や「ショーガール」などを連想しましたが、こういう定番ストーリーながらも楽しめて見れる一つの要因は何と言ってもクリスティーナ・アギレラというアイコンの存在。
パワフルな彼女の歌声はさすが世界のディーバだけの事もあります。
そして久々に見ましたシェールの貫録のあるたたずまい!
オープニングの彼女のステージはそんな貫録が画面から伝わってきました。
歌声の感じもクリスティーナ・アギレラと対照的な所も良かったですね



この2人に負け時と良い味を出してるスタンリー・トゥッチもいつもながらゲイキャラがはまってます(笑)
「ラブリーボーン」ではサイコ犯を演じてたけど、彼はこういう役所がピッタリです。
二日酔いをふっ飛ばすぐらいの豪華なステージを見た気にさせてくれる作品ですが、音楽部分だけでなく、ストーリー的にもありがちなドラマながらも見どころを押さえた佳作でした。



★★★★ 2010.12.19(日) なんばパークスシネマ シアター10 15:25 C-9

No.099 「ロビン・フッド」 (2010年 140分 シネスコ)

2010-12-20 00:01:18 | 2010年劇場鑑賞
監督 リドリー・スコット
出演 ラッセル・クロウ
   ケイト・ブランシェット
   マーク・ストロング



やっと本年度劇場鑑賞数がこの映画で99本!
昨年よりだいぶんとペースがダウンしましたが、今年はレイトショーや深夜興業に行くのが減ったのが響いてるのかも?
特にここ数年から天六シネ5ビルの一部休館に伴い、本数に影響出てきたように今後、今年くらいのペースが普通になるかも?
そこで99本目の作品がこの「ロビン・フッド」です

(あらすじ)

12世紀末、ロビン(ラッセル・クロウ)は十字軍の兵士としてフランスでの戦闘に加わっていた。
ある日、イングランドの騎士ロバートの暗殺現場に居合わせた彼はその遺言を受け、ロバートの父(マックス・フォン・シドー)に遺品の剣を届けると約束する。
やがてノッティンガムの地を踏んだロビンは、ロバートの身代わり役を頼まれ……



リドリー・スコット監督と「グラディエーター」でもコンビを組んだラッセル・クロウがロビンフッドを演じる歴史スぺクタル。
でもスぺクタルって名がついても、そんな大作感は昨今感じられないのは、どんな派手な戦闘シーンや数千人の人間が画面狭しと暴れ回っても「あぁ~CG良く出来てるね」と片づけてしまうせいもありますね
昔のように「ベンハー」や「クレオパトラ」見たいに実際に多数のエキストラと大掛かりなセットを組んで作ったハリウッド物量大作時代から見るとスケール感が違います・・・でもCGでそれと遜色のない絵が作れるのは凄いとも言えますがね~

そんな近代的なスぺクタル映画らしく戦闘シーンの迫力はさすがスクリーンで見るだけの迫力があります。
雨のように降ってくる大量の矢とか海岸を埋め尽くす無数の船団などシネスコ画面ならではの迫力です。
また、クライマックスで海岸がまるでオマハビーチのような殺戮戦となる場面はこの監督さんらしい壮絶な戦闘シーンとなる・・・でもどこからどうみても「プライベートライアン」やね・・・
エンドクレジットが何気に残酷なイラスト風のアニメーションを使ってるところも「ブラックホークダウン」で人体損壊のオンパレードを見せてくれたこの監督らしかった。



ストーリーは歴史ものとしてはそんなに難しい事も無く、単純な復讐ものとして見ると妙にツッコむ事も無く楽しめる。
さすがラッセル・クロウはこういう気骨のある男役はピッタリですね。
あの低い声がまたカッコよくていいですね。



★★★★ 2010.12.16(木) 布施ラインシネマ シネマ1 19:40 I-10

No.098 「SPACE BATTLESHIP ヤマト」 (2010年 138分 シネスコ)

2010-12-18 00:35:30 | 2010年劇場鑑賞
監督 山崎貴
出演 木村拓哉
   黒木メイサ
   柳葉敏郎



この冬最大の話題作と言っていい「SPACE BATTLESHIP ヤマト」・・・実写版「宇宙戦艦ヤマト」がいよいよ公開され、久々に布施ラインシネマへ見に行ってまいりました
昨年はアニメ版が復活し、同時期から早くも実写版のチラシなども登場し、メインキャストも発表されて何かと賛否はあるにせよ、いよいよ実写版の発進です! 

(あらすじ)

2194年、外宇宙に突如として現れた敵・ガミラスが地球への侵攻を開始し、人類の大半が死亡してしまう。
5年後、地球が放射能で汚染される中、かつてエースパイロットとして活躍していた古代進(木村拓哉)は、はるか彼方のイスカンダル星に放射能除去装置がある事実を知り、宇宙戦艦ヤマトで仲間と共にイスカンダル星へ向かう。



「スターウォーズ エピソード3」のオープニングを思わすようなスペースバトルからスタートするこの映画。
最近の邦画の特撮にしてはなかなか良く出来てると思います。
でも何となく軽々しい感じはありますが・・・

この作品は何と言ってもキムタクの古代進役が話題ですが、やはりいつものキムタクでした。
TVドラマで見るあのキムタクで、古代進という名のキムタクがそこに・・・
まぁアニメのイメージを追いかけるとどうしても不自然さがあるのhが仕方がないですね
また森雪役の黒木メイサもアニメとはイメージを一新し、戦闘機のパイロットで勝気な気の強い女性として描かれる。
これもヤマト世代の男子としては誰もが萌えたハズ(?)のあの清楚な森雪のイメージがあるだけに何とも微妙なところ・・・

さらに違うのは佐渡先生が高島礼子演じる女性になってるところ・・・これも女性に変えたんだったらまったく違うキャラにすればいいものの、中途半端にアニメのイメージを残し、常に片手に一升瓶を持ち、猫を抱えてる・・・それでいて酔っぱらってる訳でなく何か意味のないアイテムになってる・・・それなら西田敏行あたりを佐渡先生役にした方がよかったんでは?
また沖田艦長の山崎努もなんかいきなり死にかけてる見たいで元気ないし(笑)
一番イメージあってたのが真田さん演じる柳葉敏郎!
その風貌はまさにアニメのイメージのままで、クライマックスで絶叫した時はとうとう声まで青野武見たいになってたぞ!



ドラマとしてはどうしても壮大なアニメのドラマを知ってるだけに、大幅にはしょってる印象は否めないがこれは時間的に仕方ない。
古代と森雪とのロマンスも駆け足で2人の関係が密接になった感じで感情移入する間も無し
またガミラス星サイドの描写がないのが残念。
よって地球人側からしか描かれてないのでこの作品のオリジナル本来のテーマが伝わらない。
単なる悪役としてしかガミラスが描かれてるし、デスラーやアナスターシャの扱いも不満が残る。

またワープの軽々しさは如何なもんよ?
結構大事のハズなんだがアッサリとワープするし、気の抜けたワープシーンの描写にがっくり!
アニメの映画版1作目と2作目の「さらば宇宙戦艦ヤマト 愛の戦士たち」をミックスさせたストーリーなんだがやや雑なドラマになった感じは否めない・・・流行りの2部構成にしてもう少し丁寧に作った方がよかったんでは?

懐かしい声優さんが参加されてたのはよかった・・・それとアナライザーが思わぬところで登場し男気溢れる活躍するのでお楽しみに・・・



★★★ 2010.12.16(木) 布施ラインシネマ シネマ4 16:35 H-16

No.097 「ラスト・ソルジャー」(2010年 95分 シネスコ)

2010-12-13 00:34:01 | 2010年劇場鑑賞
監督 ディン・シェン
出演 ジャッキー・チェン
   ワン・リーホン
   ユ・スンジュン
  


久しぶりに今日はジャッキー・チェンの映画を見にTOHOシネマズなんばへ来ました
ここで開催されてる名作上映企画の「午前10時の映画祭」の第二弾が決まったようです
しかも場所拡大して第1弾の再上映が梅田で開催され、しかも梅田は嬉しい事に一日中上映あるらしいです
なかなか朝行けないものに取っては嬉しいです

(あらすじ)

戦国時代の中国、厳しい戦いを生き延びてきた梁の兵士(ジャッキー・チェン)は、敵国・衝の負傷した若き将軍(ワン・リーホン)を捕らえる。
報酬目当てに捕虜として連れ帰り、故郷で平和に暮らそうともくろむ兵士だったが、その道中をさまざまな障害が阻む。
さらに将軍を暗殺しようとする衝の捜索隊まで現れ、兵士は将軍を命懸けで守る羽目に……



だんだんと年齢による衰えを隠せなくなってきたジャッキー・チェンですが、それでも50歳を越えてもあれだけの動きを出来るのはさすがですね
この映画は香港でジャッキー・チェン映画史上最高の興行収益を上げたらしいとの事で期待して見ましたが、昨年の東京を舞台にした作品まではいかなくても、いつものジャッキーアクションを期待するとやや肩透かしな作品です

戦場で生き残ったジャッキーが敵の将軍ワンリーホンを捕まえて連れて帰ると言うオッサンとイケメンの珍道中がストーリーの大半で、そこに将軍を追う追ってや山賊一味らが絡み山中で三つ巴の戦いが始まる・・・でも肝心のジャッキー・チェンはオロオロと逃げ回り、積極的に戦いには参加しない!

たまにコミカルなアクション見せるが相手に攻めると言うよりは攻撃をかわすと言う感じ・・・むしろワンリーホンを引き立てるような役に徹してるような感じで、主演でありながら一歩引いた感じの立ち位置が今後のジャッキー・チェン映画でも増えてくるかもね



二人のロードムービーのような展開の中で敵同士ながらも少しづつ友情が芽生えてくると言うドラマ部分が半分以上・・・でも結構笑わすシーンも多く、強面の敵の側近がジャッキー・チェンの偶然の金的攻撃を受けた時のコミカルな芝居はそれまでのシリアスな悪役ヅラとのギャップが笑いを誘う
また捕われて抵抗すりワンリーホンを抑えるのに傷口に攻撃を仕掛けて黙らす場面(この攻撃は後の場面の布石になる)などジャッキー映画らしいコミカルさは健在です。



★★★ 2010.12.9(木) TOHOシネマズなんば プレミアスクリーン 19:20 C-3

No.096 「GAMER」 (2009年 95分 ビスタ)

2010-12-11 00:47:53 | 2010年劇場鑑賞


監督 ネヴェルダイン
出演 ジェラルド・バトラー
   マイケル・C・ホール
   アンバー・ヴァレッタ



いよいよ年末の足音が聞こえてきそうな今日この頃・・・前日に第1弾の忘年会があり ややお疲れ気味でございます
朝から謎の腰痛に悩まされ足もダルい・・・そんな状態ながら夕方のなんばに姿を現しました
敷島シネポップでかつて天六シネ5ビルで上映してたような企画物が行われてます
ウェズリー・スナイプス スチーブン・セガール そしてジェラルド・バトラー三人のアクション映画連続公開の男祭的な企画(天六シネ5が元気ならきっとユウラク座あたりでしてたね)

(あらすじ)

天才クリエイター、キャッスル(マイケル・C・ホール)が開発したオンライン・ゲーム“スレイヤー”では、生身の人間が遠隔操作され、激しい戦闘を繰り広げていた。
無実の罪で投獄され、スレイヤーの戦士となったケーブル(ジェラルド・バトラー)は、30回勝ち抜けば釈放という条件にあと1回と迫り、世界中の注目を集めていたが……



いかにもB級な感じの作品だが、設定が近未来で実際の人間を他人が自宅で遠隔操作で動かし戦争ゲームをすると言う話
B級アクション映画で時折使われる近未来の殺人ゲームと言う点では「バトルランナー」や「ローラーボール」などがあるが、人間をゲームのキャラとして動かすという設定は実際にこんな事はまかり間違っても起こらないとはいえ、仮想現実のゲームの世界にのめり込みゲーム感覚で人間性が麻痺していきそうな現代人の先行きを比喩的に暗示しているように感じます

そんな戦争ゲームを阻止して人間性を取り戻そうとするグループが出てくるんだが、混乱した世界ではそんな彼らはテロリスト的な扱いとなっている恐ろしい世界なのです
人間が人間を操り死んでしまえばゲームオーバー!実際に人間死ねばリセットで生き返るなんて本気で答える子供が居る現代の事、あながちフィクションとして見てもそう考えると怖いね
そう言う意味ではタイトル通り主役は作品中のゲームキャラのジェラルド・バトラーよりも彼を動かすユーザーである少年が主役かもね?(またゲームに参加してるユーザーたちがいかにもそれっぽいオタク)



劇中のアクションシーンはそれなりに迫力あるし、たまにゲーム画面のようなアングルに切り替わったりして見せてくれます
「300スリーハンドレット」同様に気骨のある男をジェラルドバトラーが演じてますが、ますますアクション俳優らしくなってきましたね

諸先輩方であるウェズリー・スナイプス スチーブン・セガールの作品が後に続くんですが、後の2作品はだいたい映画の内容と質が予測出来るだけに(笑)3作品の中ではこの作品が結局1番面白かった・・・て事になるんでしょうな~ ちなみに入場時に次回作であるスナイプス&セガールの作品に使える500円オフの割引券くれました



★★★ 2010.12.9(木) 敷島シネポップ2 17:20 J-10