MOVIE KINGDOM Ⅱ

映画に関する話題やライブ&イベント、ローカルなグルメ情報など色々話題を広げて行きます
ポイントは★~★★★★★★

No.069 「フレンチ・コネクション」 (1971年 ビスタ 104分)

2011-09-29 23:41:55 | 2011年劇場鑑賞
監督 ウィリアム・フリードキン
出演 ジーン・ハックマン
   ロイ・シャイダー
   フェルナンド・レイ



午前10時の映画祭からの鑑賞 
珍しい朝と夕方とレイトショーの3回の上映です 
久しぶりにこの映画見ました~テレビでも見たしDVDも持ってるけどスクリーンは初です
今は亡き小池朝雄さんの吹き替えが懐かしいね~
「ダーティハリー」「ブリット」と並んで刑事アクションの代表作です

(あらすじ)

マルセイユとニューヨークを結ぶ麻薬取引のルート(通称“フレンチ・コネクション”)を背景に、“ポパイ”ことドイル刑事が麻薬組織壊滅に執念を燃やす姿を描く。



この映画と言えば有名な電車で逃げる犯人を車で電車が走ってる高架の下を車で逆走しながら追跡カーチェイスシーンですが、でも他にも見所満載の刑事ムービーの傑作
ウィリアムフリードキン監督が描くオールロケーションによるドキュメンタリータッチの映像は実にリアリティがあっていいですね
70年代のニューヨークの街が部分的に切り取るられてかのようです
音楽も控え目でこの映画のサウンドトラックはニューヨークの街の雑踏と行っていいでしょう

そんなリアリズムの中展開されるポパイ刑事の執念深い捜査でフランスの麻薬王を追い詰めてる様子を104分の間息つく間もなく見せてくれます
オープニングから犯人を追いかけて走る、走る!カメラも一緒に走って行くから、我々観客も一緒に犯人を追いかけてるような錯覚に陥る。
手ぶれの画面が余計に臨場感ある動きを演出してくれます
また地下鉄ホームの尾行シーンのポパイ刑事とシャルニエの丁々発止の駆け引きはいつ見てもオモロイね
まんまんとポパイを巻いて地下鉄の車内でサヨナラするシャルニエのとぼけた表情と悔しがるポパイが対象的で、しかも地下鉄がホームから離れていくのを後部車掌室の窓から撮ったカメラアングルが秀逸!
まさにポパイから犯人が逃げて離れて行くのを象徴してます



そのポパイ刑事に扮するジーン・ハックマンは見事この映画でオスカーを獲得!
私の好きな役者さんの一人ですが、型物でありながら型破りな刑事像は後のポリスアクションにも影響与えたかもしれないが、それでもこの役はジーン・ハックマンならではの名演技ですね
駅のホームに上がる階段でよろめきながらピストルをぶっ放すシーンの絵になってること・・・
やはりいつ見ても面白いけど、今回見てやっぱり面白かった!



★★★★★ 2011.9.28(水) TOHOシネマズなんば スクリーン6 21:05 D-13

No.068 「アザー・ガイズ 俺たち踊るハイパー刑事!」(2010年 110分 シネスコ)

2011-09-28 00:33:30 | 2011年劇場鑑賞
監督 アダム・マッケイ
出演 ウィル・フェレル
   マーク・ウォールバーグ
   エヴァ・メンデス



久しぶりのシネリーブル梅田での鑑賞です
こういう映画はシネコンでしてほしいもんですね~
単館系というよりは大勢のお客さんの前でゲラゲラと笑ってほしい作品だと思います
でも平日のレイトショーって事でほんの20人足らずの観客でこれじゃ笑いも起こらないかな?

(あらすじ)

ある日、ニューヨーク市警のハイスミス(サミュエル・L・ジャクソン)とダンソン(ドウェイン・ジョンソン)のスーパー刑事コンビが職務中に殉職。
テリー(マーク・ウォールバーグ)は、彼らにその他大勢呼ばわりされてバカにされていたが、本来は根っからの正義漢で、悪党と対決したくてしょうがなかった。
ところが彼の相棒アレン(ウィル・フェレル)は、デスクワーク命で……



久しぶりに笑わして貰いました
日本ではパッとしないウィル・フェレルですが、あちらでは大スター!
そこにマーク・ウォールバーグが加わってのポリスコメディー
ポリスコメディーとしては数年前に公開された「ホット・ファズ 俺たちスーパーポリスメン!」以来の面白さでした

まずオープニングに派手なカーチェイスでスタートしたと思ったら主役の二人でなくマーク・ウォールバーグとドウェイン・ジョンソンのスーパー刑事コンビ!
派手に活躍で雄的な扱いをマスコミにもされ市民からも支持を受けている、映画でいう主役になりうるコンビ。
でもそんな2人が呆気なく殉職!(この場面が少ない観客にもかかわらず大爆笑が起こった!)
で、この作品の主役2人が登場するんだが、映画で言うところのわき役の刑事役的な存在のキャラなのが面白い
しかも性格がまったく逆ってのが一つのこの映画のツボで「ホット・ファズ 俺たちスーパーポリスメン!」でもそうだったように、この動と静の組み合わせが笑いを誘います
またマイケル・キートンが上司の役で登場!
久しぶりに見たけどバットマンも地味にやや老けたもんだ・・・



また地味でデスクワーク命のアレンの妻がやたらエロエロビーム―全開のセクシーな嫁だったり、さらにアレンの関わる女性は全て美女という、ここでもアンバランスさで笑わせる
本筋となる事件がよくある映画で扱われる強盗や殺人と違い金融詐欺事件という現代的な設定で、エンドロールの様々な数字はある意味ちょっとしたこの映画の隠れたテーマを感じさす



★★★★★ 2011.9.22(木)シネ・リーブル梅田 シアター2 21:05

No.067 「赤い珊瑚礁 オープン・ウォーター」(2011年 88分 シネスコ)

2011-09-26 00:03:52 | 2011年劇場鑑賞
監督 アンドリュー・トラウキ
出演 ダミアン・ウォルシュ=ハウリング
   ゾーイ・ネイラー
   ガイトン・グラントリー
  



続いてこのシネマート心斎橋での鑑賞です
以前からここで公開されると聞いて気になっていた作品
あの「オープンウォーター」シリーズの最新作
サメ映画ファンにとっては見逃せませんね~でも第3作となるとあまり期待はできません

(あらすじ)

グレートバリアリーフ在住のルーク(ダミアン・ウォルシュ=ハウリング)は、小型船舶の配送業を営んでいた。
そこに友人マット(ガイトン・グラントリー)とその恋人スージー(エイドリアン・ピカリング)、そしてマットの妹ケイト(ゾーイ・ネイラー)がバカンスにやって来る。
彼らは穴場スポットでクルーズとダイビング楽しむが……



例によってワンシュチュエーションムービーで、相も変わらず海に置き去りのされた男女がサメに襲われる実録ベースの作品
今回は船が転覆して投げ出された男女が、陸に向かって泳いでいくと言う、どう考えても無謀な行為をした為にサメに襲われます
転覆して逆さまになった船の上で助けを待つか、まあたは陸に向かって20キロほど先にあると思われる(主人公の適当な算出)陸に向かって泳ぐかと意見が分かれるが、私なら船で助けまつのに賭けるかな~?

そんな事を思いながら見てると、結局1人残して残り4人は泳いで陸地を目指すという選択をします
でもここまでに至る過程がタラタラしていて見ていて疲れますね
やっとサメが登場して緊張感漂う展開になって来るけどもう映画は中盤ぐらいですかね~



大きなホホジロサメが今回1匹だけ攻撃してきますが、1匹と言う事で攻撃が単発でスリリングさが1作目より落ちますね
猛スピードで突撃してくる場面とかは迫力あるけど、犠牲になる人物がだいたい予想がつき、またその通りになるからイマイチにドキドキ感がありません
もうこのシリーズも打ち止めですね~何回作っても同じような展開にしかならないからね~
動物を変えて同パターンってのも無理あるしね・・・



★★ 2011.9.22(木) シネマート心斎橋 スクリーン2 19:00 

No.066 「ホワイト」(2011年 106分 シネスコ)

2011-09-25 00:29:15 | 2011年劇場鑑賞
監督 キム・ゴック 、キム・ソン
出演 ハム・ウンジョン
   ジン・セヨン
   メイダニ

シネマート心斎橋で会員ポイントデ―という事で2作品を鑑賞です
韓国映画ってことで女性の姿が目立ちます
よく知らないけど人気のあるK-POPグループのT-ARAのメンバーでハム・ウンジョンが主演だそうです
作品上映前にこのハム・ウンジョンさんが日本語でこの映画のPR&ご挨拶の映像が挿入されてました
昔、「プロジェクトA」の劇場初公開時ジャッキーチェンも同様のような映像が出てたのを思い出した

(あらすじ)

ウンジュ(ハム・ウンジョン)は、売れないガールズグループ「ピンクドールズ」のリーダーとして責任を負っていた。
だが、メインボーカルのジェニ(ジン・セヨン)や美ぼうが売りのアラン(チェ・アラ)、ラップとダンス担当のシンジ(メイダニ)ら年下のメンバーは彼女に冷たくあたる。
そんなある日、ウンジュは一本の古いテープを発見し…



久々に見る韓国ホラー映画です
日本版ポスターを見るとあまりホラー映画っぽくないし、せいぜいサスペンス映画タッチにしか見えないけど本国である韓国版ポスターではハム・ウンジョンの目から血が出てたりして、おどろおどろしいポスターになってます
日本の劇場やシネコンに貼るにはちょっとえげつない仕上がり・・・
それにより韓流サスペンスと思って見ると呪怨のようなJホラータッチの作品となっていて意外に思うかも?

日本でも人気のK-POPを題材にした作品で、新進気鋭のアイドルグループに追いやられた落ちぶれたアイドルグループの話で(日本で言えばAKB48とモーニング娘。見たいなもんか?)ある曲がきっかけで一大ブレイクする
その曲のセンターをグループ内で争う姿は昨今のAKB48のジャンケン大会や総選挙と被ってしまって面白い
また普通にセリフの中に整形やスポンサーに夜の接待する場面など出てきて堂々とアイドル界の裏舞台を見せてくれます
ライバルを超越したら嫉妬と妬みや怨みになってしまう女の怖い姿はしっかりホラーでした

 

演出事態は特に目を引くのは無いけし、どこかでやってたパターンがどんどん出てきます
お化けもJホラーでよく見かけるテケテケ風だしね
しかし意外と面白く見れるのはホラーと同様に韓国芸能界の内幕ものとして見れるし、その世界はまさにホラーのごとく恐ろし世界・・・化粧品に毒を混ぜたりするイジメなどは陰湿で下手な残酷シーンよりもゾッとさせられる



★★★ 2011.9.22(木) シネマート心斎橋 スクリーン2 17:00

グルメスポットvol .27 「らーめん細川 」(ラーメン)

2011-09-22 15:05:29 | グルメ

内環状線沿いの南巽交差点にあるラーメンながしろが無くなり新店が9月1日のオープンしたと聞いたので覗いてきた
どうやらながしろさんと関連のある店のようですが、店内はテーブルの配置が一部変わっただけで、前店と中だけ見る限り変わり映えしない(変わったところと言えば店内にHipHopが流れてるところか・・・)
ここの売りは鶏白湯(780円)というラーメンらしく、つけめんや鶏と豚Wスープラーメンなどに心惹かれながら、そちらを注文
サイドメニューのご飯類は白ご飯とチャーシュー丼しか無かったので今回は見送り



出てきたラーメンは私の予想してたのと違い、見た目はとんこつラーメンのような感じです
名前の感じから塩ラーメンのような薄い透明なスープでアッサリ系のような見栄えと思ってた
で、食べるとこれが中々美味しい!
見た目よりアッサリしてるけど、アッサリの中にコクがあっていい感じです
豚骨のようなクセが無く、鶏スープらしいアッサリスープをどんどんと飲めます



麺はやや太めで少し固い目で、これがスープによく絡んでます
でも量がやや少なく感じたんだが・・・もちろん替え玉とかもありますがね
麺も自家製ならチャーシューも7時間煮込んで特性タレに漬け込んでるらしく味が染み込んで美味しいです
白菜と柑橘系のフルーツを細かく刻まれたのが入っていてちょっとしてアクセントとなってます

また別メニューも試してみたいですね



★★★★ 

大阪府大阪市生野区巽東2-19-24 ヨシナガファーストビル1F
06-6758-0330

11:30~15:00(L.O)、
18:00~翌0:45(L.O)
夜10時以降入店可、夜12時以降入店可、日曜営業


「coba」

2011-09-21 00:28:34 | ライヴ&イベント



ビルボードライヴ大阪にかねてから見たいと思ってたアコーディオンのマエストロcobaさんのショーを見に行って参りました
ほぼ満席に近い場内はいつもながら大人のアタルトな雰囲気で大変ここは居心地が良い
アコーディオンのcobaさんとギターの天野清継さん、ドラムの山下陽一郎さんによる三人編成です



最初の曲である♪PARIS の演奏が始まるとポップで異国情緒溢れるcobaさんの世界がそこに!
アコーディオンは素人の私には横山ホットブラザーズや歌声喫茶で歌われるような昭和歌謡の伴奏のイメージぐらいしか思い浮かばなかったんですが、このcobaさんの音楽を聞いてその素晴らしい音色に感銘を受けた一人です
意外にも曲の途中でコーラスのような部分をcobaさん本人が演奏しながら歌われるんですね

ヨーロッパ的な雰囲気の曲調がまるで異国に居るかのような想像がかきたてられ、目をつぶると色んな国の町の風景なんかが目に浮かびそうなぐらいです
アコーディオンの音色だけでもう感動ものですがバックミュージシャンである天野さんと山下さんとの二人のセッションが素晴らしいです
そしてまたまた意外だったのがこのcobaさんよく喋ること...小澤征爾さんとのエピソードやニーノロータとの関わりなど喋り出したら止まらない...そんなキャラでもあるんですね~
でも話の中でもさりげなくヘェ~と思わせるような事があったりして中々勉強になるMCです

途中ソロのパートでは♪Libertangoをダイナミックに演奏し、後半は来年発売予定の20周年記念アルバムからの演奏が続き
アルバムに入れる候補と言う♪ブラジル(仮)と言う曲を演奏しお客さんの拍手で決めると言う事をしてました
なかなかノリの良い曲でお客さんの反応も上々でした
アンコールまであったりして100分にも及ぶビルボードライブにしては長いライブに、いつものロックとは違った音楽の世界を堪能させてもらいました
来春早々の20周年記念ツアーがあるようでまた行ってみたいです


NEXT SHOW MOTLEY CRUE(9.29 zeep osaka)



☆☆☆☆☆ 2011.9.19(月) ビルボードライブ大阪 カジュアルエリア E2-14

ミュージカル「ドラキュラ」(追加公演)

2011-09-16 22:11:15 | ライヴ&イベント



梅田芸術劇場へミュージカルを見てまいりました
それが元宝塚のトップスターの和央ようか主演のミュージカル「ドラキュラ」!
ホラー映画ではお馴染みのモンスターであり、何かと色々とアレンジされているあの有名な吸血鬼です
今回の舞台もブラム・ストーカーの原作をベースに展開されるという事で見てきました

でもホラー映画ファン的な立場で見にきてるのは多分わたしぐらいであろう・・・と確信を持てるほど9割方は女性のお客さん!
予想はしてたけどさすが和央ようか目当てと思われるヅカファンらしきおばちゃんらの多い事!
そんな中2階席の中央席に座りステージを見ると、ドラキュラ伯爵の古城の城壁をあしらった巨大な半円形のセットとその円形に沿った形で作られてる階段が目に飛び込んできます

以後ステージではこの階段が360度舞台上を回転し、登場人物の登場に様々な形で使われたり、時にはドラキュラ伯爵の古城の階段になったり、地下室の階段になったりと演出により色んな役割を果たしたりします
また城壁をあしらった半円形のセットも180回転して裏側が別のセットになってたり、左右に割れて別のシーンのセットが出てきたりと、この城壁と階段が終始効果的に使われてます
またなっちが寝たまま空中に少し浮いたり、和央ようかが長いテーブルを透明人間のごとくすり抜けたり(そう見えたんだが)と、細かい仕掛けが所々あり舞台隅々見ていたら楽しいね

本日16日から大阪公演始まったばかりなので(私が見たのは15日の追加公演)内容の事はあまり書けないけど、女性が演じる世界初のドラキュラ伯爵はそんな違和感もなく見れました
そこは宝塚歌劇団の元宙組トップ男役の“男前“の和央ようかさんのたしかな演技力によるものでしょう
ドラキュラ伯爵に付く3人のしもべの吸血鬼も原作や映画では女だが、今回は3人のイケメン男に変更されています
出てくる男優はみなイケメンばかりだ・・・あの虫食い男レンフィールドまでイケメンだ
ミュージカルとしてあのドラキュラの物語がどんな風になるのか?という興味がありましたが、雰囲気としてはミュージカル「オペラ座の怪人」のような雰囲気ですね
あちらはガストン・ルルーの原作ですが、どちらも恐怖小説の古典ですね

元モーニング娘。の安倍なつみがヒロインの親友ルーシーの役で出演しています
意外と舞台俳優っぽい雰囲気になっていて下手に歌手やタレント活動するより、こちらの方面で活躍する方がいいかも知れないですね
でもミュージカル部分のパートは後もう一息かな???周りの役者さんがみんな達者な方々ばかりだから、その辺の違いは感じました
でもなっちが意外と頑張ってて(吸血鬼に豹変する芝居も良かったよ)安心したよ

でもやはり和央ようかがこの芝居では一際輝いておりました
何といっても他のキャストさえも圧倒する存在感はさすがです
なっちとは比べ物にならない圧倒的な声量の凄さは宝塚トップスターの実力を見せつけられた感じ・・・また最後まで二コリともしないスタイリッシュな雰囲気も良かった
ただやや最後が呆気ないのはドラキュラ映画を数々見てきた者にすれば少し残念。
でも愛が故に破滅していくドラキュラの姿は切なくてどこか悲しげ・・・そこら辺の部分はさすが女性が演じてるだけに男には出せない空気を感じた



★★★★ 2011.9.15(木) 梅田芸術劇場メインホール S席 2階5列26番(チケットぴあ)





No.065 「007/危機一発」(1963年 115分 ヨーロピアンビスタ)

2011-09-12 00:12:13 | 2011年劇場鑑賞
監督 テレンス・ヤング
出演 ショーン・コネリー
   ダニエラ・ビアンキ
   ロバート・ショウ



午前10時の映画祭での上映でついに待望の007シリーズの登場です
そして午前10時の上映だけでなく夜の回の上映もあり幸運にもスクリーンで初めてこの作品を見ることができました
場内はさすがに年配層か映画ファンっぽい30~40代ぐらいの男性の客層が目につきます
おそらく何度かはTVやビデオ、DVDでこの映画を見た事がありそうな面々です
私も小学生の時にTV洋画劇場でこの作品を見て007シリーズのファンになった一人でもあります
そういう意味でも今回の劇場鑑賞は感慨深いですね

(あらすじ)

英国情報部に、ソ連情報部のタチアナという女性が亡命を希望してきた。
彼女は手土産に、最新式の暗号機を持ち出すという。そして、彼女自身の希望で、ジェームズ・ボンドが派遣されることになった……



今回タイトルが「ロシアより愛をこめて」でなく日本初公開タイトルの「危機一発」で表記されてますね
まさに後半は007危機一髪に相応しい展開です
今、見るとスパイ映画の王道っと言った風格さえ感じる名作ですが、作品としては昨今のアクション映画と比べると地味だし、時代的に合わない部分もあるかも知れない
でもこの時代では当時としてやはり画期的な作品だったんでしょうね
ボンドのアクションも一見緩慢に見えたりするのも時代かな~(笑)

ボンドガールのダニエラ・ビアンキも綺麗だし、適役のグラント演じるロバート・ショーは007シリーズの悪役の中でも最強(後にジョーズことリチャード・キールが出るまでは)の強さ!
ボンド以外の主要キャラたちもシリーズ屈指のつわもの揃い。
また音楽もこの作品から本格始動するジョン・バリー作曲のカッコ良すぎなオープニングテーマとラストに流れるマット・モンローが歌うシリーズ屈指のメロウバラードはいつ聞いても素敵です



じっくりとボンドとスペクターらの動きを描くサスペンス風の前半と銀行襲撃シーンからのアップテンポなアクション路線へと展開していく後半・・・この作品中での動と静の使い方が絶妙に面白い!
特に色んなシーンが丁寧に描写されている(ボンドが盗聴器を見つけるシーンとか)前半は、映画つくりのお手本見たいで感心しました
単にアクション映画だけでなく格調高い風格の感じさす、007シリーズのベストオブベストな傑作である事を改めて感じました



★★★★★ 2011.9.8(木) TOHOシネマズなんば セレクトスクリーン 20:00 D-3

No.064 「シャンハイ」 (2010年 105分 シネスコ)

2011-09-10 00:01:07 | 2011年劇場鑑賞
監督 ミカエル・ハフストローム
出演 ジョン・キューザック
   コン・リー
   渡辺謙



今日はまたまたなんば方面での映画鑑賞
最近はとにかくなんばで見る事が多くなりました(シネコン出来る前はほとんどなんばの映画館でしたがね・・・と言うよりシネコン出来る以前はなんば、梅田以外は映画館が少なかった)

(あらすじ)

1941年、アメリカ諜報(ちょうほう)部員のポール(ジョン・キューザック)は、太平洋戦争勃発(ぼっぱつ)前の不穏な空気が漂う上海の地を踏む。
彼は親友の死の真相究明のためやって来たが、やがて中国とアメリカ、そして日本を取り巻く巨大な陰謀の真相に迫っていく。
ポールの周りには、常に彼を執拗(しつよう)に追い回す日本人将校タナカ(渡辺謙)らの存在があり……



ジョン・キューザック、コン・リー、チョウ・ユンファ、渡辺謙の豪華4大スター共演のサスペンス映画
単なるスター共演の映画に留まらずそれぞれの持ち味を出して映画全体に引き締まった作品になってます
日本が誇るハリウッド俳優 平成のケンさんこと渡辺謙さんも堂々とクレジットもANDがつく別格扱いで誇らしいね
ちょっとショボくれたチョンユンファもそれなりに存在感出してアジア勢健闘の中、やっぱりコン・リーが1番光ってます
一見強そうな女だが表向きの強さの中で見え隠れする女の弱さ見たいなものが絶品の芝居で見せてくれます



太平洋戦争開戦直前の混乱している上海の街で友人の死の真相を探る主人公の姿はストーリー展開からしてハードボイルド路線なんだが、演じてるのがジョン・キューザックて事であんまりハードボイルドには感じなかったね
開戦直前の話なので空母加賀や赤城などの名前が出て来てなんか個人的に嬉しかったな
戦時下の情報戦の一部を見せてくれてるような話で興味ぶかいですね
ただ主要人物が少なく、その分焦点は大方4人の登場人物に焦点が充てられるので分かりやすかった

菊地凛子がなかなか出て来ないと思ったらセリフが皆無であまり顔も写らず、菊地凛子出なくても良かったのでは?
と思うもののハリウッドスターよりアジア俳優たちが活躍するハリウッド映画でした



★★★ 2011.9.8(木) なんばパークスシネマ シアター6 16:20 H-18





No.063 「ハンナ」(2011年 111分 シネスコ)

2011-09-07 00:08:13 | 2011年劇場鑑賞
監督 ジョー・ライト
出演 シアーシャ・ローナン
   エリック・バナ
   ケイト・ブランシェット



この日は泉大津フェニックスでOTODAMA'11~音泉魂を見にいく予定でありましたが台風12号の影響でイベントが中止!(翌日のラッシュボール11は開催)
そういう訳で夏フェスのかわりになんばパークスシネマへ映画を見て参りました
大阪市内はそれほどこの日は台風の影響を受けてないくて、懸念されてたシネコンも休業って事態にはなってなかったです
なんばもそこそこ人も居て台風接近の雰囲気は感じられない・・・この日の天気だけならOTODAMA'11~音泉魂出来たん違うん?

(あらすじ)

フィンランドの山奥で、元CIA工作員の父親に格闘に関するテクニックを教え込まれたハンナ(シアーシャ・ローナン)。
彼女は、人の痛みを知らず感情を持たないまま16歳になる。
すでに父親の戦闘能力を超えていたハンナは、ある任務のためにヨーロッパへと旅立つが、父親の同僚だったCIA捜査官のマリッサ(ケイト・ブランシェット)がしつこく追ってきて……



「ニキ―タ」「アサシン」「レオン」・・・暗殺者を主人公にした映画のタイトルは主人公の名前がそのまま使われるパターンが多いですね
今回も「ハンナ」・・・「ニキ―タ」のような映画かな?と思って見ると、趣が大分違う映画でした
そういう意味ではなかなか面白くみれました
子供の頃からまさにリーサルウェポンのごとく殺人マシーンとして育てられたハンナ
その冷酷な雰囲気を併せ持った少女をシアーシャ・ローナンが見事な格闘アクションとともに体現しています

冷酷な中にどこか悲しみをも感じさすそのキャラはニキ―タのように人並みの生活への思いれなどなく、ただ自らの課せられた運命にひたすら流されていく・・・そんな彼女の運命は?
避けて通れない戦いの向こうになにがあるのか?
と期待を持ってラストまで見たけど・・・う~ん!!て感じかな~



エリック・バナ、ケイト・ブランシェットと豪華な配役も適材適所でいい仕事しています
少しづつ明らかになるハンナの秘密が後半に大きな期待を持って見たんですが、アクションは申し分ないけどチョイ結末がいろいろと?マークが残った



★★★★ 2011.9.3(土) なんばパークスシネマ シアター8 13:05 E-3