MOVIE KINGDOM Ⅱ

映画に関する話題やライブ&イベント、ローカルなグルメ情報など色々話題を広げて行きます
ポイントは★~★★★★★★

No.027 「NINE」 (2009年 118分 シネスコ)

2010-03-28 00:31:41 | 2010年劇場鑑賞
監督 ロブ・マーシャル
出演 ダニエル・デイ=ルイス
   マリオン・コティヤール
   ペネロペ・クルス



続いての作品はミュージカル映画です。
映画のジャンルの中でももっとも好き嫌いが分かれるジャンルかも知れませんね
ダメな人はたいてい突然歌いだしたりする現実感の無さがダメなようですが、私は逆にそんなところが好きなんですがね。

(あらすじ)

1964年のイタリア。スランプ中の映画監督、グイド・コンティーニ(ダニエル・デイ=ルイス)にとって、妻のルイザ(マリオン・コティヤール)だけが心のよりどころだった。
ところが、妻以外にも愛人カルラ(ペネロペ・クルス)や主演女優のクローディア(ニコール・キッドマン)など美しい女たちに囲まれているグイドは、愛とプレッシャーとのはざまで幻想の世界へと陥っていく。



この映画はとにかく出てる女優のメンバーが豪華なこと!
ニコール・キッドマン 、ペネロペ・クルス、ケイト・ハドソン、ファーギー、ジュディ・デンチ、ソフィア・ローレンなどそれらが歌い踊るんですからたまりません!
まるで舞台を見てるかのように豪華女優陣たちが次々とセットに登場してくるオープニングのゴージャスさ!
でも例えば昨年公開された「マンマミーア」のような明るさはありません。

一人の映画監督が新作の脚本に行きづまり苦悩する様子が全編に渡り描かれますが、それだけに明るく弾けるミュージカル映画と言う感じはありませんね。
正直ちょっと私は映画全体的な感想として言わして貰えば、ただ疲れましたね~
でも次々出てくる豪華女優陣の歌やダンスは素晴らしく、ケイト・ハドソンが意外と歌が上手かったし、ブラックアイドピースの歌姫ファーギーの歌唱力はさすがの貫禄を感じました。
しかし男性目線ならペネロペ・クルスのエロエロビーム全開の歌とダンスはならずとも昇天間違いなし(笑)あんないい女たちに囲まれるとはまさに男冥利に尽きるってもんですかね~ 男やってて良かった・・・なんて本当に思ってしまいますよ。

イタリアの名匠フェリーニ監督の作品が元になってるミュージカルですが、フェリーニ版は見てないからわからないけど、この作品見て映画監督ってモテるんやね~て思った。
中には成功だけを夢見て近づいてくる女優も居るんだろうけど・・・
また人気女優のブロマイドに他人がサインしてキスマークまでその他人が付けて、あたかも本人から貰ったよう捏造するのは実際ありそうですな。



またラストは再びステージにカーテンコールの如く顔を揃える女優陣・・・トリに登場するソフィアローレンの貫禄の出で立ちはまさにこの豪華ミュージカルの最後を飾るに相応しい存在感でした。



★★★ 2010.3.25(木) 布施ラインシネマ10 北館 シネマ3 19:35 E-13

No.026 「噂のモーガン夫妻」 (2009年 103分 シネスコ)

2010-03-27 00:00:15 | 2010年劇場鑑賞
監督 マーク・ローレンス
出演 ヒュー・グラント
   サラ・ジェシカ・パーカー
   サム・エリオット



久々に布施ラインシネマにての鑑賞です。
会員カードが期限切れになってましてカードの更新も兼ねての鑑賞。
二年で2000円ですが結構ポイントも貯まるし(4回分くらい無料鑑賞の権利貯まってます)会員は19時以降は1000円で見れたりと結構ここの会員になると美味しいのです。
またポイントもはんこによるスタンプカードと言うアナログ感がいいです(会員証が新しくなるたびに受付のお姉さんがスタンプを忙しく押し直す姿は申し訳ないな)

(あらすじ)

不動産のトップ・セールス・ウーマンのメリル(サラ・ジェシカ・パーカー)と、敏腕弁護士のポール(ヒュー・グラント)は誰もがうらやむ超セレブ夫妻。
だが、ある日夫の浮気が発覚し、妻の気持ちは急速に冷めていく。
ポールは何とかメリルのご機嫌をとろうとするが、ある晩ディナーの帰りに二人は殺人現場に遭遇してしまうのだった。



ヒュー・グラントの作品は私なりにはあまりハズレがないのですが、久々の日本公開作品である今回はお得意のラブコメ路線で期待はしておったのですが正直微妙な感じ・・・
証人保護プログラムにより田舎の保安官の家に囲われるんですが、この田舎のシーンがもう少し盛り上がればよかったように思います。

田舎に着いて夫妻が都会では聞き慣れないショッピングセンターの名前が出て来たのでてっきりみすぼらしい店でゲンナリするかと思えば田舎ならではの巨大なショッピングセンターでびっくり!で感激してしまう所なんかは予想を裏切られたね。 
都会から来たニューヨーカーが何もない田舎町で悪戦苦闘する所は笑わせ所なんだが、意外と溶け込んで順応していて面白さに欠けてしまった。



またモーガン夫妻を狙う殺し屋もたった一人だけってのもパッとしない要因かもね~
あまり笑えなかったし、盛り上がりがイマイチありませんでした。
ヒュー・グラントはいつもどんな役でも同じキャラに見えてしまうんだけど、今回の作品はさすがに歳取ったね~って感じ(笑)保安官演じたサム・エリオットはいつもの貫禄のある役所で、サラ・ジェシカ・ハーバーは・・・あまり彼女の作品見たことないんですがヒュー・グラントとはなかなか息のあったコンビを見せて くれてましたね。



★★ 2010.3.25(木) 布施ラインシネマ10 南館 シネマ9 16:50 F-5

グルメスポットvol .24 「東インドカリー」 (カレー)

2010-03-24 00:55:58 | グルメ
前から気になっていた大阪は西成区の岸の里にあるカレーショップ。
隣のスーパー玉出が目立ちすぎ(?)のせいかつい見過ごしがちな店。
ビルの1階にあるのだが、少し奥まってるので分かりにくい

ここの売りはカツカレーライスとカツライス。
カツライスは簡単にいえばカツの乗ったハヤシライスと言ったところ。

で、この日初めて来てどちらにするか迷ったすえ、両方の味を楽しめるハーフセットを注文しました。
半分がカツカレー、もう半分がカツライスと言った具合で結構ボリュームありました。


↑ハーフセット(800-) 右側がカツライスで左側カツカレー

カツライスはトマトが効いた甘めのデミグラスソースで、あっさりといただけて美味しい・・・カツとよくあいます。
そしてカツカレーライスは対照的にガツンと来る辛さが特長で、結構パンチあり!


表には香辛料のビンが・・・

ただハーフセットは両方の味が楽しめるけど、好対照な味が口の中で混同してしまい、出来れば別で食べるほうがよさそう・・・
カレーには甘口と辛口があるようですが、基本はパンチのある辛口のようです。


大阪市西成区潮路1-7-8 三井ビル1F 06-6652-4678 11:00-15:00 17:00-21:00 不定休


No.025 「しあわせの隠れ場所」(2009年 128分 ビスタ)

2010-03-22 00:34:48 | 2010年劇場鑑賞
監督 ジョン・リー・ハンコック
出演 サンドラ・ブロック
   ティム・マッグロウ
   クィントン・アーロン



この日2本目の作品はこれまたアカデミー賞受賞作。
くしくもアカデミー賞受賞作鑑賞デーになった感じですが、この「しあわせの隠れ場所」で最優秀主演女優賞に輝いたのがサンドラ・ブロック。
あの「スピード」の頃にはまさかオスカーを手にするとは想像できなかったですよ。
「ハート・ロッカー」同様この作品も公開劇場が少ない目です・・・

(あらすじ)

家族と共に車で帰路に着くリー・アン(サンドラ・ブロック)は、雨に濡れながら夜道を歩くマイケル・オーア(クィントン・アーロン)に目を留める。
自宅に連れ帰ったマイケルの境遇を知り、一家に迎え入れることにしたリー・アン。アメリカン・フットボールを始めたマイケルの適性をリー・アンが見いだしたことから、マイケルの才能は一気に開花する。



アカデミー賞でも話題になった作品ですが、これが実話との事・・・
正直私の感覚ではサンドラ・ブロック扮するリー・アン一家の行った行為は理解しがたいんだけど、あれだけの財力と広い心があれば奇跡も起こせるのかな(笑)
まったく見ず知らずのしかもホームレス寸前の少年をひょんな事から引き取り、やがて家族同然に生活していくってなかなか普通の感覚では無理な話だと思う・・・大抵家族の誰かが反対したりしそうなものだけど、この家族は全てに置いて暖かった。
だからこそ映画になるほどのアメリカンドリームが起こせたんでしょうね~
エンドロールに出てくる実際の本人たちのスナップ写真がこの映画の真実味を感じさせてくれます。

最優秀主演女優賞に輝いたそのサンドラ・ブロックの芝居ですが、そんな大熱演って言う訳でも無くあくまでも自然体な芝居がかえってよかったのかも知れません。
そんな彼女を取り巻いている家族やそれ以外の登場人物も皆さん癖もなく自然体の芝居で好印象です(特に娘役の女の子は可愛らしいかったね・・・)
まぁ、ほとんど悪い人は出て来ないヒューマンドラマで、先ほど見た最優秀作品賞の「ハート・ロッカー」とは対照的だった。



裕福なリー・アン一家たちと、少年の住む貧困層たちの町の姿は格差社会と言われるこの時代らしい描写だった。
リー・アンの友人である悪様連中の貧困層たちへの見方などは現実的に残念ながら多数を占める見方かも知れないが、その分そんな彼女たちを尻目に貧しい少年に手を差し伸べようと行動するリー・アンの姿が清々しい。


★★★★ 2010.3.18(木) なんばパークスシネマ シアター3 20:05 C-12

No.024 「ハート・ロッカー」 (2008年 131分 ビスタ)

2010-03-20 23:48:45 | 2010年劇場鑑賞
監督 キャスリン・ビグロー
出演 ジェレミー・レナー
   アンソニー・マッキー
   ブライアン・ジェラティ



しばらく映画とこぶさたで、ここもやや放置気味だったけど久々にみてきましたのが、アカデミー賞であの「アバター」吹っ飛ばした映画「ハート・ロッカー」です。
あまり公開館数が多くないのが残念ですが、公開されてる千日前敷島シネポップは、平日のいつもの時間帯にしては結構お客様が入ってますね~
多分発表直後は多かったんでしょうね~

(あらすじ)

2004年夏、イラク・バグダッド郊外。アメリカ軍爆発物処理班・ブラボー中隊のリーダーに、ウィリアム・ジェームズ二等軍曹(ジェレミー・レナー)が就任する。
まるで死への恐怖などないかのように遂行されるジェームズの爆発物処理の様子に、仲間のサンボーン軍曹(アンソニー・マッキー)らは不安を抱くようになり…



冒頭の不発弾処理のシーンから緊張感をたぎらせる。
この場面を皮切りにイラクに駐在する爆弾処理班たちの日常が描かれる。
それは彼らがイラクの戦場で活躍すると言うより死と隣り合わせの任務を黙々と遂行して行くと言った方がピッタリくる。
戦車で暴れるシーンや爆撃などのシーンはないけど、今、イラクで行わてる戦争と言う意味ではもっともリアルな戦争映画ではないでしょうか。
イラク戦争の戦死者の多くは爆弾によるものらしいけど、兵士が恒に死と隣り合わせで居るという気の抜けない状況がよく出てたと思います。

いつ爆発するかわからないというサスペンスが全編通して描かれるので見た後に疲労感が残る。
でもそれはドキュメンタリー風に描かれた作風からくるリアリィティ感溢れる映像が、単にエンターティメントな戦争映画ではないところから来るものではないでしょうかね。
ただ命知らずで規定を無視した行動を取る主人公の無鉄砲さは映画的なキャラクター像が見て取れるがね。

爆弾を処理する時には他の兵士が周りの人間を監視しながら行い、携帯電話などの機器類を持つ者には異常に反応する部分の緊迫感は実際そこまで神経をとがらせないと行けない状況に恐怖感すら感じる。
また言葉が通じないと言うのもこんな状況なら不気味この上ないとも思いました。
緊張感の極限を体験した者が任務を終えて本国に帰っても、また元の戦場に帰っていくのも冒頭に出てくる「戦争は麻薬である」という言葉と引っかかりますね。



単なる戦争映画ではない所がこの映画の非凡なところではないでしょうか?
反戦色を打ち出した戦争映画でもないし、アクション映画としての戦争映画という訳でもない・・・リアルな今の戦争の実情を見せてくれた戦争映画ってところでしょうか?

そういう意味ではほとんどCGで、バーチャルな3Dで描かれた環境問題をテーマにした「アバター」に勝ったのもうなずけるね~



★★★★ 2010.3.18(木) 敷島シネポップ1 17:20 E-7

「AC/DC BLACK ICE TOUR」

2010-03-17 23:52:20 | ライヴ&イベント
今日は京セラドーム大阪で伝説のロックバンド AC/DCのライブです。
JR大正駅降りると意外と人でが少ないので、昨年の12月に行われたガンズアンドローゼスのライブが蘇りました。
あのときはガラガラの館内が実に寂しく寒かったように思いますが、AC/DCでもアカンか・・・と思ってドームの敷地の入るとあちたこちらか奇声と歓声が!
何と外国人が中心となり入口付近で大騒ぎ!
しかも外人のみならず、日本人の男も女もスーツのサラリーマンまでも頭に赤い角を付けてる(何してまんねん!)これAC/DCのライブには欠かせないアイテムだそうです。
売り場は大混雑で、さりげなく立ち寄れたガンズの時とは大違い!
シャツと角が飛ぶように売れてる模様・・・



↑これが皆さん頭に付けてる売れに売れた角!光ります。

ドーム内に入りまずトイレを・・・と思ったら男性トイレも長い行列が!
ガンズの時より人はたしかに多いね。
今回は下段スタンド席の前方エリアですが、座席に着いて周りを見渡すと角軍団の多いこと!
赤い光があちらこちらで光っております。


↑私の座席から見たステージ

そして館内はどことなく異様な光景で色んな場所から歓声が手拍子が聞こえてきます。
外人がAC/DCの旗を持ってアリーナを練り歩いてまして、そのたんびに大歓声!
あの寒々として白けてたガンズの開演前の風景とは対照的です・・・どうしても比較してしまうね~
アリーナとスタンドの客席のレイアウト構成はガンズと同じく内野エリアだけを使用した、こじんまりしたドーム公演だが、ガンズよりも客の数は全然多いです。

そんな中10分遅れでドームが暗転になるやステージの上のスクリーンでアニメが始まった。
機関車を舞台にした「キル・ビル」のアニメを思わすようなスタイリッシュなアニメの中のキャラの一人にアンガス・ヤングが登場するや大歓声。
そこからエロい巨乳のガールが登場し、機関車=トレインが暴走!という所でステージがドカ~ンと爆発音とともにAC/DCのメンバーが登場!
もうドームが揺れようかというほどの大歓声とともに♪Rock 'n Roll Trainからスタート。
オーディエンスたちの頭の角がまるでペンライトのように暗転のアリーナやスタンドで輝いてます。

ブライアンが独特の唄い回しでステージ中央から客席に伸びた長い花道をあるいていきます。
「Running right off the track!」とサビのコーラスではみんな声をそろえます。
そのままのテンションで♪Hell Aint a Bad Place to Beと続き、イントロだけで爆発的な歓声となった♪Back in Blackが早くも演奏されます。
ボーカルのブライアンもさることながら、やはりアンガスのパフォーマンスには特別な歓声が起こります。
ステージ狭しとギター弾きながらお馴染のステップで動きまわるアンガス、垂直にギターを立てて弾く姿はまさに伝説の男の姿を見た感じですよ。


↑盛り上がるステージと客席の光る角・・・壮観です

MCもほどほどにファンが聴きたいと思う曲を演奏してくれてます(ニューアルバムと代表曲を取り混ぜたセットリスト)
♪The Jackではミディアムテンポな曲の途中でアンガスがゆっくりと服を脱ぎ始める。
いつのまにか上半身裸になりズボンを下ろし・・・そしてパンツをってとこでお尻を向けるやパンツにはAC/DCの文字が!
もうドームは異様なまでの歓声です・・・私の隣の一人でお見えになってる、やや年配の女性はこのアンガスのストリップショーに大うけ!やたら食いついてるのが印象的でした。

そして今度はブライアンが長い花道の先端まで行きます。
そしてステージの方を振り返り突然花道を全力疾走(?)します!
そして花道からステージに差し掛かった時にジャンプ一番、ステージ上からぶら下がってたロープにしがみつくやそのロープの先にある巨大なベルが大きく揺れ、カーン!カーン!と鐘の音が鳴る。
そう地獄の鐘の音です!♪Hells Bellsの怪しげなイントロがドーム内に響きます。

♪Shoot to Thrill、♪High Voltage、♪You Shook Me All Night Longと次々と演奏され、サビの部分では大合唱!やはりガンズより盛り上がってます。
リズミカルでアップテンポなドラムに合してオイ!オイ!オイ!とドームが大合唱。
おまちかね♪TNTですね。
「ティ~エヌティ! オイ!オイ!オイ!」とみんな唄って叫んでます。

三か月前にこの場所でアクセル・ローズがカバーして唄った♪Whole Lotta Rosieではステージ上の巨大トレインにこれまた巨大な巨乳ドールがまたがり、曲に合わせて足を踏み鳴らしたり、体が前後に動いたりと大がかりな仕掛けのオーディエンスたちは大喜びです。
私の位置からは天井の巨大ライティングのセットで巨乳ドールの顔があまり見えなった。


↑トレインにまたがる巨乳ドール・・・わかるかな?

圧巻は本編ラストの曲♪Let There Be Rockで、後半はもうアンガスの一人舞台です。
ギターをソロで弾きながら花道を歩きその先端まで行くやドンドンとアンガスを乗せてせり上がっていき、そして紙吹雪が下から噴き上がる。
それでもアンガスのパフォーマスは終わりません。
ステージに戻り今度は所狭しとギターを弾きながら走りまわり、時には仰向けに寝転がり足をドタバタせながら弾きます。
何分ぐらいこのアンガスのパフォーマンスあったでしょうか?
観客のツボを押さえた見事なパフォーマンスでした。



さぁ一旦メンバーはステージ袖に引っ込むや、当然沸き起こるアンコールの手拍子。
そして始まったアンコールは♪Highway to Hellこと地獄のハイウェイです。
まだまだ騒ぎ足りないオーディエンスたちがサビでは一斉に「ハァ~イウェイトゥヘル!」
と歌います。
最後は♪For Those About To Rock~悪魔の招待状でお馴染の大砲がステージ上に現れ、ブライアンの合図でズトーン!炸裂します。


↑お祭りの後の寂しさが・・・早々と撤収作業が

大掛かりなステージセットに圧巻のパフォーマンス。
まさに生きる伝説を目の当たりした感じのショーでしたね。
帰りにグッズを覗こうと思ったらこれまた長蛇の行列・・・今回はグッズを見ることなく退散です。


↑こんな人たちがワンサカ居る・・・そらぁ盛り上がるわな

まだまだ余韻が残るドームの外は角を付けた外国人たちがひと騒ぎしており、そこへ日本人たちが加わって大盛り上がりです。
ついでにJR大正駅でも角軍団が出没・・・AC/DCがまさにドーム周辺を席巻した一夜でした。

AC/DC BLACK ICE TOUR大阪公演セットリストはこんな感じ

01.Rock 'n Roll Train
02.Hell Aint a Bad Place to Be
03.Back in Black
04.ig Jack
05.Dirty Deeds Done Dirt Cheap
06.Shot Down In Flames
07.Thunderstruck
08.Black Ice
09.The Jack
10.Hells Bells
11.Shoot to Thrill
12.War Machine
13.High Voltage
14.You Shook Me All Night Long
15.TNT
16.Whole Lotta Rosie
17.Let There Be Rock

(Encore)

18.Highway to Hell
19.For Those About To Rock


NEXT SHOW LADY GAGA(4.15 KOBE)



★★★★ 2010.3.16(火) 京セラドーム大阪 S席 1塁側 下段席 K列 203番


No.023 「明日に向って撃て!」 (1970年 111分 シネスコ)

2010-03-09 00:14:06 | 2010年劇場鑑賞
監督 ジョージ・ロイ・ヒル
出演 ポール・ニューマン
   ロバート・レッドフォード
   キャサリン・ロス



今、TOHOシネマズで開催されてる「午前十時の映画祭 何度見てもすごい50本」という企画が好評のようです。
古い映画をシネコンのスクリーンで見るというイベントですが、厳選された60年代から80年代の作品を中心にセレクトされていて、なかなか興味深いですね。

ま、入場料金1000円ですが、すべての作品がレンタル店へ行けば100円で借りて、自宅でゆっくり見れてしまう・・・そこらは個人の価値観によるんでしょうが、私としては今一度こういう映画を映画館で見てほしいし、また見て見たい・・・
本来は映画は映画館の大スクリーンで見るのが当然だった時代の作品を原点に返って見るのもいいもんです。

でも午前10時1回きりとはなかなか辛い・・・と思ってたらこの映画のように夕方でも上映してる作品があるんですね~
そして館内はなんと満席に近いほどの入りでびっくり!

(あらすじ)

西部の悪名高い強盗団「壁の穴強盗団」のリーダー、ブッチ(P.ニューマン)とその相棒サンダンス(R.レッドフォード)は、列車強盗を繰り返していたため、鉄道会社が派遣した凄腕の刺客に追われることに。
あわやこれまでというところ、なんとか逃げ切ったふたりはサンダンスの恋人エッタとともにボリビアに逃げ込む。
しかし、そこは彼らの想像とは違う国だった・・・



セピア色の画面のオープニングからやがて主人公2人を乗せた馬が荒野を走る所でカラーにさりげなく変わるシーンは、この21世紀のシネコンのスクリーンにこの作品が蘇った・・・なんかそんな印象を持ってしまいました。
そこから何度かTVやビデオ、DVDで見てるにも関わらずワクワクさせられます。
まさに名作中の名作ですね~年齢を重ねて見れば見るほど、ますます味わい深い感動がそこにあります。

ポール・ニューマンとロバート・レッドフォードの若き姿はスクリーンで見て改めてスターの“オーラ”という今時の言葉よりスターの“輝き”という言葉がピッタリ当てはまるように感じます。
クローズアップになるとスターの輝きを放つような粋な表情などはまさに映画スターそのもの・・・昨今の映画スターにはない格調と品が感じられます。(この感覚は自宅のDVD鑑賞ではなかなか感じなかった)



もちろんこの映画の内容もユーモアがあり、西部劇としても見せ場も多く飽きることなく楽しめます。
バート・バカラックによるスタンダードナンバーである主題歌♪雨にぬれてもも映画で通して聴くとより素晴らしい。
主人公たちが中盤から追手に追われての旅となるが、彼らは逃げるというより何かを求めて安住の地を求める旅に出る。
追手をかわしながらも、行く先で銀号強盗を働く。
ラストは包囲され逃げ場もなく、負傷し手負いとなりながらも残り少ない弾丸を銃に込め、そして次はオーストラリアへ行こうなどと言う・・・こんな状況でもまだ何かを求めて明日を夢見て、そして銃をぶっ放しながら突っ込んでいく・・・まさに明日に向って撃て!(昔に配給会社はホント上手い邦題を付けたもんだ!)
アメリカンニューシネマの代表作という名に相応しい幕切れですね。

私は初めてこの映画をスクリーンで見ましたが、やはり自宅のTVで見るより数倍良いです。
他の作品群もきっとそうだと思います。
個人的には「ブリット」「大脱走」「アラビアのロレンス」「ゴッドファーザー」「ベンハー」を見て見たいです。
映画は映画館で見るもの・・・映画スターは銀幕で踊ってこそ映画スター。
そんな映画の“原点“を改めて知らされました。



★★★★★★ 2010.3.4(木) TOHOシネマズなんば スクリーン7 18:30 C-11



No.022 「すべて彼女のために」 (2008年 96分 シネスコ)

2010-03-06 00:17:40 | 2010年劇場鑑賞
監督 フレッド・カヴァイエ
出演 ヴァンサン・ランドン
   ダイアン・クルーガー
   ランスロ・ロッシュ



久々に敷島シネポップでの鑑賞はあまり大きく宣伝されていないフランス映画です。
ロビーのポスターを見るとアカデミー賞ノミネートで話題になってる「ハートロッカー」もここで上映されるようですね。
この劇場は大作や話題作から少しはずれた感のあるハリウッドの小作品の上映が多いですが、久々に話題の映画がここで公開になりますね。
で、今回の映画「すべて彼女のために」ですが新聞のコラムを読んで興味を惹かれた作品で、その新聞読んで無ければ見にきてないでしょうね。

(あらすじ)

平凡ながら幸せに暮らす教師のジュリアン(ヴァンサン・ランドン)と編集者のリザ(ダイアン・クルーガー)。
ある日、リザが上司を殺した罪で逮捕されてしまう。
リザの無罪を晴らせないまま3年のときが過ぎ、ジュリアンは息子オスカル(ランスロ・ロッシュ)とリザとの3人で暮らすためにある計画を画策するが……



意外と拾いモノの映画でしたね~
無実の罪で投獄された妻を救うためにすべてを投げうって脱獄計画を進行させる主人公の夫の執念は鬼気迫るものがあり、「プリズンブレイク」の主人公マイク・スコフィールドじゃあるまいし、実際素人にあそこまで計画を練れるかどうか疑問でした。
でも後半あれだけ練りに練った計画が呆気なく崩れていき、一か八かの力技に持っていかざるえなくなる所は結構面白く見れましたね。

この映画は後半からガラリと変わってハラハラドキドキのサスペンス溢れる展開になっていき、ハリウッド映画並みのテンションで一気に見せてくれます。
またこの映画は愛する妻と、家族ともう一度暮らしたい、例え異国の地であろうとも・・・と願う主人公ジュリアンの痛いほどまでの心情がヴァンサン・ランドンの渋い芝居で画面から伝わってきます。


投獄され精神が壊れていく妻を救うために緻密に脱獄計画を練る夫ジュリアン・・・自ら危ない橋を渡ってでも行動するんだが、それでも所詮は平凡な男だったジュリアン、心底悪になりきれない彼の戸惑いと躊躇が大きく後半ドラマを動かすことになるのです。



実際真犯人は別で居るのだが、この作品はそんな犯人捜しなんて一切しません。
途中、犯人が犯行に及ぶシーンだけ見せてくれるんだけど、それは何故リザは犯人と間違われ逮捕されたか?という説明程度にしかすぎない。
ある意味フランス映画らしからぬ映画・・・と思ってたら早くもハリウッドリメイクの話があるようです。



★★★★ 2010.3.5 千日前敷島シネポップ2 16:40 H-14 



No.021 「交渉人 THE MOVIE」 (2010年 123分 ビスタ)

2010-03-03 00:13:07 | 2010年劇場鑑賞
監督 松田秀知
出演 米倉涼子
   陣内孝則
   筧利夫



久しぶりに天六シネ5ビルへ行きました。
いつのまに1階のユウラクザ正面の手書き看板が消えてました・・・
何となく寂しいですね~あの手書き看板を掛けてる劇場はほとんど無いだけに残念です。
まぁ~書く人も随分ご高齢でしょうけどね・・・せめて最後に手書きの似てない米倉涼子の絵が入った「交渉人」の看板が見てみたかった・・・

(あらすじ)

2億6,000万円を乗せた現金輸送車の強奪事件が発生。
人質をとって立てこもる犯人グループとの交渉に宇佐木玲子(米倉涼子)がやって来たそのとき、建物が爆発。そして数週間後、羽田空港にいた玲子は先の事件で人質になっていた青年を見かける。
彼の様子に嫌な予感を感じた玲子は同じ飛行機に乗るが、なんと離陸直後にハイジャックされてしまい……



しかし最近のハリウッド映画がリメイクブームなら日本映画はTVドラマの映画化(いわゆる劇場版とかTHE MOVIEとか言われるやつ)が多いです。
安定したファンや興業収入が得られるかも知れませんが、それにしても多いですね~

この作品も人気TVドラマの映画化ですが、ドラマはほとんど見たことありません。
でもストーリーにすんなり入れたのは設定が単純でわかりやすいからでしょうか?
映画版という事でオリジナルメンバーに豪華俳優陣を加えてスケールアップしてるのはわかりますが、肝心の交渉シーンがありませんでした・・・サブタイトルの高度10,000mの頭脳戦・・・ってそんな頭脳合戦なんてなかったぞ!



ジャンボ旅客機がハイジャックされるというスカイパニックアクション路線なんですが、二転三転する展開は驚きというより何故?という疑問が付いて回るし、しかもやたら機内で発砲しまくる緊張感の無さ!
そもそも何故こんな事件が起こったのかと言う明確な犯人たちの意図がイマイチわからんので、結構無理のある設定の映画になりました。
しかも交渉人は交渉どころかジャンボを操縦するという「エアポート75」のカレン・ブラックに次ぐ快挙を米倉涼子さんは成し得ます(でもその素人が簡単に着陸させるのは例え映画とはいえ如何なものか・・・)
そもそもアクションよりもっと心理戦が中心になるべきはずなのに、ダイハード路線になってどうするよ!?

また陣内孝則のやたら力の入った芝居は見ていて疲れるね~
TVドラマは多分もう少し心理戦とかあるんでしょうな~
映画版という事でハメをはずしちまったか?(やっちまったなー!)



★★ 2010.2.28(土) 天六ホクテンザ1 22:40

No.020 「恋するベーカリー」 (2009年 120分 ビスタ)

2010-03-01 00:40:45 | 2010年劇場鑑賞
監督 ナンシー・マイヤーズ
出演 メリル・ストリープ
   スティーヴ・マーティン
   アレック・ボールドウィン



今年のアカデミー賞の授賞式の季節がやってきました。
毎年録画で見ておりますが、いつも楽しみにしてるのがあれだけのイベントを仕切る司会者が誰か?ってこと。
色んな人が司会してるけど、ビリークリスタルのあの軽妙なノリが好きでした。
御約束の凝ったオープニングも・・・そして昨年は何とあのヒュージャックマンが見事な司会ぶりを見せてくれ、今年も連続登板か?と思いきや何と今年はスティーヴ・マーティンとアレック・ボールドウィンというこの映画のコンビです。

(あらすじ)

3人の子どもたちを育て上げた母親であり、大人気のベーカリーを経営する有名実業家でもあるジェーン(メリル・ストリープ)。
10年前に子どもたちの父親である敏腕弁護士ジェイク(アレック・ボールドウィン)と別れて以来、シングルライフを謳歌(おうか)していた彼女だったが、ある晩、息子の大学卒業式に出席するため滞在したホテルで……



メリルストリーブと言う女優さんはいつも見るたびに感心します。
どんな役をやっても上手いですね~この映画でももっと夫と不倫してしまい、その一方で誠実な建築家ともいい中になっていく50代の女性を実に可愛らしく演じてます。
戸惑い、または照れながら元夫のジェイクとの関係が深みにはまっていく姿は不倫という淫らな行為を感じさせない明るさがあります。
元夫婦だった2人が出合い、バーで酒を飲み会話がはずんでそしてベットまで行ってしまう。
この流れるよう展開でのアレック・ボールドウィンとのシーンが実に微笑ましく見れてしまうのも、2人の俳優のピタリとはまってた芝居によるものでしょうね。

このアレック・ボールドウィン扮するの元夫のジェイクの未練がましく、前妻に付きまとうシーンの面白いこと!
情事の最中に発作で倒れて救急車を呼ぶハメになるとこなんざ、何だかんだ行っても若くないんだから・・・って言う中年男の悲しさを感じてしまった(笑)
この役はアレック・ボールドウィン一世一代の名演と言っていいかもしれないほとよかった。
その彼を受け止めるを時には拒みながらも、“アホやけどやっぱり愛しい人”・・・とばかりに結局は微笑みながら受け止めていくジェーン。
そんな切っても切れない大人の男女の腐れ縁をこの2人が名演でみせてくれます。



そこに割って入ってくるスティーヴ・マーティン扮する建築家は誠実で典型的人の良い中年男。
ジェーンを挟んでのジェイクのキャラとのギャップの差が、この映画を面白くさせてくれます。
でも今回はスティーヴ・マーティンはコミカルな部分は全然なかったな~(コメディアンの片鱗が伺えたのはパーティでラリってしまうシーンぐらいかな?)
そういう部分はアレック・ボールドウィンが意外にも持って行ってしまった感がある(PCの前で全裸になるシーンとかね・・・)


しかしこういう不倫って本人たちがどんなに割り切って楽しもうが本気になろうが、結局は置いてけぼりになってしまうのは子供たち・・・後半はそんな部分もしっかり見せてくれます。
邦題だけで想像するとどんな映画かと思ってしまうけど、下ネタ満載の性懲りない大人たちの戸惑いつつも人生のセカンドチャンスに身を任せてしまう中高年の男女の恋愛ドラマ。
邦題はあってないね~



★★★★ 2010.2.25(木) なんばパークスシネマ シアター2 18:50 B-10