MOVIE KINGDOM Ⅱ

映画に関する話題やライブ&イベント、ローカルなグルメ情報など色々話題を広げて行きます
ポイントは★~★★★★★★

映画100選 051 「ゴッドファーザー」

2016-02-29 18:00:21 | 映画100選



何回見てもこの映画はイイです
170分の長尺を感じさせない重厚なドラマは時代を超えて永遠の名作と言い切れます
久々にテレビ吹き替え版で鑑賞して、初めてこの作品を見た時の感動を改めて感じます

ファミリーのドラマ…と言っても血と暴力に彩られた壮絶なまでのバイオレンスなホームドラマ
圧倒的な存在感のマーロンブランド、堅気のボンボンから組織のトップへとのし上がるアルパチーノ、一触即発なトンパチなジェームスカーン
どの役者たちもぴったりとハマったまさに完璧な映画です

No.11 「徘徊 ママリン87歳の夏」

2016-02-28 09:58:18 | 2016年劇場鑑賞




監督 田中幸夫



阿倍野区民センターでの地域福祉関連の無料上映会にて鑑賞
無料って事もありほぼ満員の場内ですが、地域団体の会長さんの挨拶を経て上映が始まりました

大阪北浜に住む認知症の母とその介護をする娘さんの一夏を追ったドキュメンタリー映画
壮絶な介護記録に重い雰囲気が漂う映画だとおもったら何んと!77分の上映時間のほとんどが場内が大爆笑の渦と言う意外な展開に度肝抜かれる!
認知症の母と娘によるちぐはぐな会話がまるで漫才の掛け合いのように思えて笑わす

本物の猫を尻目に縫いぐるみを一生懸命構う母の姿に当の本物のネコも横で複雑な表情だったり、徘徊中に電柱に話しかける姿、家のドアをリズミカルに叩きまくる母…1歩下がって見れば大変で笑えない事柄ばかりなんだが、この作品のように見方を変えれば認知症、介護の問題の一つのヒントが見えたりする

認知症に対して明るく接する娘さんの姿にある種の苦労を突き抜けた覚悟を感じます
それがかえって認知症介護に取り組む事に前向きに明るく出来るようになっているのではないですかね
私も経験あるのですが認知症に対して拒絶するのでなく、介護する自分自身が認知症に対して受け入れるようにしていくと気持ちも楽になりました
もちろん個人それぞれに寄るとは思いますが、この作品の親子もそんな例ではないでしょうか?

たまに敢えて徘徊させて上げたり(もちろん後で尾行するんですが)
一緒に外食に行ったりと定期的に互いにストレスを堪らないようにされてる姿はとても前向きで、語弊あるかも知れないが介護に対して楽しそうに見えてしまう
もちろんそこまでの境地に行くまでには相当なご苦労があったそうですがね

認知症や介護について対応より、気持ちの持ち方や考え方が参考になる映画だと思います
笑って良いのかどうか考えてしまう部分もありますが、ママリンとアッコちゃんの掛け合いに知らず知らずのウチに顔が綻んでしまいます

しかしヤクザ、ゾウさん、認知症と全くそれぞれ違うドキュメンタリーの鑑賞が続くなー



★★★★ 2015.2.26(金) 阿倍野区民センター 19:00

No.10 「探偵なふたり」

2016-02-26 09:42:48 | 2016年劇場鑑賞



監督 キム・ジョンフン
出演 クォン・サンウ
ソン・ドンイル



韓国映画を見てきました
私は久々に見るクォン・サンウ主演のコメディ
かつて警官を志した推理小説オタクとはみ出し中年刑事が連続殺人事件を追うサスペンスコメディ

嫁さんに尻にしかれている亭主をクォンサンウがコミカルに演じてる所がこの映画の笑いのツボでありますが、荒っぽいワイルドなはみ出し刑事も実は嫁さんに頭が上がらないて所が更に笑わす

全体的にコメディ風な展開なんだが、事件そのものはシリアスな雰囲気があるのでコメディでありながらシリアスなサスペンスもあり、緩急取り混ぜた展開がなかなか見せてくれます



★★★ 2016.2.25(木) シネマート心斎橋 スクリーン2 18:30 G-11

「弓弦城殺人事件」

2016-02-25 09:35:18 | 書籍



ディクスン・カーのカーター・ディクスン名義のミステリー
幽霊が出ると噂されるオドロオドロしい城を舞台に密室殺人を初めとする連続殺人事件が起こる
甲冑など怪奇な雰囲気の満点のアイテムが出てきてカー作品らしいのはいいが、何となく城の内部がよくわからない為、トリック初めイマイチ掴みどころが無かった
またもや力技な感じだった
内部の見取り図があればわかりやすかったかもね
カバーの絵は雰囲気最高なんですがね
昔のハヤカワのカーの小説はこんな雰囲気でしたな

巻末に載ってる付録的な探偵小説論はカー初めエラリークィーンなどの小説のネタバレの嵐なのでご注意!

No.09「天王寺おばあちゃんゾウ 春子 最後の夏」

2016-02-23 23:59:40 | 2016年劇場鑑賞



監督 人見剛史 



仕事で年に数回天王寺動物園に行きます
当然いろんな動物を目の当たりにするんですが、正直、動物に付けられた名前までは覚えておりませんでした
ゾウは単にゾウと言う認識しかなかった訳ですが、この作品に出てくる春子さんも名前を意識した事は無かった
しかし確実に何度も春子さんを見ていた訳であります
そう考えると何とも感慨深い思いで見ておりました
元はテレビ大阪で放送された番組なんですね
知らなかったなー

飼育員と春子さんとの絆を追ったドキュメンタリーですが、互いの信頼関係で成り立つ動物と人間の姿が動物園の舞台裏にあるんですね
そんな部分が大半を占める展開ならよくあるドキュメンタリーだが…
しかしこの作品は老いによる老化でゾウがこの世を去って行く姿を追っていきます
しかも映画の上映時間の半分以上が春子さんが倒れて旅立つまでの半日を描いています

ゾウは倒れると重みで肺を圧迫されて死んでしまうそうで、何とか飼育員さんたちがロープを使ったり、足場を組んで真上から吊り上げようとしたりと、あらゆる手段で立たそうとします
そして春子さんも必死で脚をバタつかせて立とうとする
そんな姿についつい力が入ってしまう緊迫した現場…カメラはずっと回し続け観客を生き物の生と死の現場に立ち会わせてくれます
春子さんの耳元で声をかけながら何とか助けようとする飼育員さんの姿はまるで我々人間が病院などでお医者さんに命を助けられる姿と同じです

優しく声をかけて春子さんを励ます飼育員
目を見開き踏ん張る春子さん
もはや人間と動物の関係ではなく、生死の境目に立ち会う生き物同士の壮絶な姿に力が入ります
飼育員は長生きするゾウの死に目にはなかなか会えないそうですが、最期までみとれてお別れ出来たのはお互いに幸せな事だったかも知れないですね

生前お客さんの居る運動場に毎朝出る時は飼育員から「さぁ仕事やでー、今日も頼むでー」と声をかけれてた春子さん
まさに64年間もその仕事をまっとうして大往生した春子さんに感謝の拍手を送りたい気分にさえなりました

この映画の単館公開時は家族連れなども多く満員の盛況だったようだが、この日も小学生の男の子が来ていたが、この映画にどんな思いで見て居たんでしょうか?
春子さんの亡骸をモザイクもなくカメラは写してるし、絶命して開いたままの目などもアップで捉えている
目を背けたくなる場面かも知れないが、動物はいつかは死を迎える
当たり前の事かも知れないがそんな現実を正面から感じて貰う為にもこの作品は貴重な映画だと思います…久々に泣いた

またそろそろ天王寺動物園に行くと時期が来た
今までと少し違う気持ちで訪れる事でしょう

因みにエンディングロールの曲が何故かダンスミュージック風な曲なのが意味わからん


★★★★★ 2016.2.23(火) アポロシネマ スクリーン7 18:50 F-11



「皇帝のかぎ煙草入れ」

2016-02-21 23:45:34 | 書籍



ディクスン・カーの探偵小説
お得の密室殺人も無ければ怪奇趣味の色合いもありません
しかしいつも力技な不可能犯罪のトリックで楽しませてくれるカーですが、今回は割とまとも?な本格トリックを見せてくれます
アガサ・クリスティが私もこのトリックには脱帽すると言ったらしいが、たしかに我々読書さえもミスリードされてしまう引っ掛けて的なトリックは読んでいてヤラレタ的な感じがあるし、密室のような不可能犯罪的なマヤカシ的色合いが排除されてるので本格好みの作品となってる

いつものカーの作風は期待しない方が良いので、そちら好みの人には違った印象にはなるかも

No.08「ヤクザと憲法」

2016-02-20 11:59:04 | 2016年劇場鑑賞




十三第七芸術劇場で鑑賞
平日の昼間なのになんと数十年ぶりの立見で見ることになった!
補助席出ていてもまだ足らずに立見と言う大盛況にはまずはビックリ
この作品の注目度の高さが伺えます

西成の指定暴力団の東組を中心とした組織をカメラが追うドキュメンタリーなんですが、これがヤクザ事務所の日常を追ってるので、なかなか覗けないヤクザのリアルな日常世界に見入ってしまいます
さり気なくヤクザな人たちを聞きにくいことまで取材していく姿勢は大したもんだ
ケースに入った長い物体があれば「マシンガンですか?」とか「ピストルとか何処に置いてるんですか?」などの突撃取材にヤーさんたちも苦笑い(笑)
しかし丁寧にキチッと答えてる姿は予め取材や撮影に関して取り決めがあるとは言え好感を持ててしまいます
それに対して家宅捜査の警察官のガラの悪い事…なんか対照的で面白いね

若い組員を子供のように可愛がる幹部や、新世界の居酒屋のおばちゃんは警察なんかより、ヤクザの方がずっと頼りになるような事は言うし、取材に丁寧に敬語で応じてる姿は恐そうだけどみんな良い人?と思ってしまいそうだが、しかし覚せい剤らしきものをやり取りしてたり、謎のお金の存在を笑顔でノーコメントで乗り切る姿はやはり違法行為をしてるアウトローたちである事は変わりないのであります

ただこのドキュメンタリーはヤクザにも生活があり、家族がいると言う人間としての生活がある事に踏み込んでいきます
父親がヤクザって事で保育園に入れなかったり、給食費も払えないし、ローンも組めない…そんなヤクザに人権払えない無いのか?と言うテーマに差し掛かると反社会勢力のアウトローとはいえ
家族や子供は…となると「チョット待てよ」と考えさせれる





★★★★ 2016.2.18(木) 第七藝術劇場 13:45 立見

映画100選 050 「ダーティー・ハリー」

2016-02-18 23:33:16 | 映画100選




クリントイーストウッドの代表作
テレビ洋画劇場で何度も見た作品なので英語版よりも山田康雄さんの吹き替え版がわたしの中では正規の「ダーティー・ハリー」だったりする

時には他のチャンネルを見ていて、途中からこの映画に切り替えたら決まってハリーが犯人のスコルピオの指示に従って現金鞄を持って夜の街を走ってる場面だったもんです

序盤の銀行強盗のシーンとラストシーンのスコルピオを追い詰めたシーンに使われるセリフ「ピストルに5発撃ったか6発撃ったか数えるの忘れたか…かけてみるか」見たいなあのセリフが印象的です
その後のアクション映画にも多大なる影響を与えた傑作ですね
ラロ・シフリンの音楽も雰囲気出ていてサントラ欲しいぐらいです

映画100選 049「死霊のはらわた」

2016-02-17 22:28:39 | 映画100選



80年代中頃に公開されたこの作品はある意味、画期的なムーブメントを起こしました
この映画のヒットにより、内容云々よりリアルな特殊メイクを使った残酷シーンを見せ場にする作品がブームになり、いわゆるスプラッターブームと言うのが到来します
折しも家庭用ビデオデッキが当たり前になってきた時代…
レンタルビデオ店が増え始めた頃はホラー映画がレンタルビデオ店の主力ジャンルだった
それも全てこの作品の影響が大きいですね
この映画以降、邦題に死霊の◯◯◯と行ったタイトルがやたら増えた
因みに「エクソシスト」のヒットで訪れた70年代のオカルトブームの時はやたら悪魔の◯◯と着いた邦題が多かったなー

内容よりその残酷シーンのビジュアルしか頭に残らないようなスプラッターホラーの先駆け的作品で、安っぽくてチープなんだが、血や肉片が不必要なぐらい大量にスクリーンに撒き散らすその描写の凄まじさは笑ってしまうぐらいでした

私もこの作品をレンタルビデオで見てから本格的にホラー映画にハマり、単に内容だけでなく特殊メイクの出来不出来まで気にして見るようになったもんです

一軒の山小屋に死霊が甦り、山小屋の若者たちに取り憑き殺し合いが始まる
死霊に取り憑かれたものは肉体をバラバラにしないと倒せないと言う設定からして残酷描写の為のものと思えるし、逃げ場の無い状況から生き残るために死霊に取り憑かれた仲間たちを殺さないと行けない主人公の葛藤などもあったりして、決して残酷シーンありきだけの映画だけではありません

映画100選 048 「フライング・ハイ」

2016-02-13 23:08:37 | 映画100選




この映画は上六映劇でリバイバルで「大地震」を見た時に試写会の招待状を貰って同劇場へ見に行った作品で、しかも一般封切りされてたからも自費で見に行った

一言で言えばとにかくバカバカしいギャグのつるべ打ちで、今仮にこの映画を劇場で公開されてもベタ過ぎて笑いすら起こらないであろう
でも当時は劇場は爆笑の渦だった…いい時代でしたな(笑)
そんな笑いのツボに入った1人が私なんですがねー

基本は当時ヒット映画のジャンルだったパニック映画、それも航空パニック映画の基本パターンを押さえつつ、様々なヒット作品のパロディを絡めて88分間抱腹絶倒な時間を過ごさせてくれます
それが抱腹絶倒の時間か、シラけた苦痛な時間なのかは個人によりますけどね

ピーターグレイブスやロバートスタックなど往年のテレビスターもなかなかお遊び感覚の芝居を見せてくれていて楽しい