MOVIE KINGDOM Ⅱ

映画に関する話題やライブ&イベント、ローカルなグルメ情報など色々話題を広げて行きます
ポイントは★~★★★★★★

「DRAGONFORCE JAPAN TOUR 2009」

2009-03-30 01:14:51 | ライヴ&イベント
今年初のライヴ観戦となる本日はかねてから来日したら見て見たかったドラゴンフォースのライヴを観にZeppOSAKAまで行ってきました(本来なら2月にジャネット・ジャクソン行ってるんですが公演延期の為に今日が2009年初ライヴ)
3月末だと言うのに真冬並の寒さの中メタルシャツを着て会場前に行けば同じように半袖Tシャツで気合いの入った若者たちが列をなしております。

しかし寒い!開場5分前だから少しの辛抱と思ったがこの5分がやたらと長いです 整理番号順の入場の為一人ずつ呼ばれて行くが、途中から「20番から30番までの方・・・」と言う風にまとめて呼んでたな
そのおかげで割りと早く入場できて寒さから脱出できました。
今日はグッズは用事ないので直に会場内へ行くともう前方エリアは沢山の人で埋まってます。 待ちに待ったドラゴンフォースなんで危険承知で中央の前方4人目あたりに陣取りました。
会場内ではBGMでアヴェンジド・セブンフォールドやナイトウォッシュなどの曲が流され 更に今年三日間開催のサマソニの告知アナウンスが流されております
今年のサマソニはあのビヨンセがヘッドライナーで登場するという豪華版で、こちらも楽しみですね。

しかし客層は男性中心ですが年齢は若いですね。
女性も居ますが結構気合いが入ってそうな方々が目立ちます。
マシーンヘッドのタンクトップ着たメタルお姉さんも居て、あのかっこで寒い寒い外で待ってたんかな?


オールザッドリメインズ

いよいよライヴの始まりです。
最初はゲストのオールザッドリメインズの登場です・・・でも個人的には知りません
でも会場は盛り上がってますね~激しいモッシュの嵐に正直エライとこ来てしもた・・・と後悔。
フロアは真ん中に仕切りがあり私が居る左サイドはもう暴れ倒してるのに対して右サイドは比較的穏やかに盛り上がってます
あ~あっち行きたい!逆に右サイドからこの騒ぎに加わるためにこちらに移動してくる輩も頻発!もはや私に取ってはまるで罰ゲームのような心境だ!

そした私の前で多分オールザッドリメインズのファンと思われるが若い女の子が一人大盛り上がり~頭を抱えて腰から前後に大きヘッドバンキング! それものけ反った時に後ろから顔が見えるぐらい物凄い勢いで・・・そうかと思えば感電したのような頭抱えて前進を震わせ、更に前後左右に体を預けながら暴れ倒します!ついに絶叫してます!
さすがのモッシュ野郎たちも苦笑いしながら一目置いてしまう凄いテンション!
まさにトランス状態です。
そしてなぜか私がどう移動しても私の前に前に来るんですわ・・・このお姉さん
お姉さんが頭をのけ反る度に私ものけ反らなきゃ行けない・・・でないとお姉さんの後頭部で私の顔面が痛打されますからな~まさに顔面にパチキが入る寸前ですわ(助けてくれ~)
そこにモッシュ軍団の乱痴気騒ぎが加わり、もはや収拾のつかない修羅場となってます(バカヤロ~!)

で、オールザッドリメインズですが曲は全然知らなかったけどどの曲も意外とかっこよかったね
出来ればもう少し安全な環境で見てみたかったな~
約35分のライヴが終わりセットチェンジです 私は素早く反対側の右サイドに移動しました。
やはりライヴは前方でみるなら端寄りやで・・・しかしそろそろ始まろうかと言う時に酒の匂いをプンプンさせた厳つい兄ちゃんたちが三人やってきて、「暴れたんで~」とやる気満々・・・これまた何故か私の真後ろに陣取りやがった・・・
どう見ても暴れん坊タイプでしかも酔ってやがる(泣)


ドラゴンフォース

さていよいよ20:10ドラゴンフォースの始まりです
暗転となるやステージにメンバーが登場し、まずは予想通り♪Heroes of our Timeのイントロが・・・高速のギタープレイが持ち味のことバンドらしく疾走感溢れるオープニングナンバーで大盛り上がりです。
ボーカルのZPはロン毛で口ひげをたくわえてどこからどうみてもオーランド・ブルーム!それにしてもよう似てるな~
ちなみに香港出身のハーマン・リーのギターを演奏してる姿は若いころの高中正義見たい・・・



上 歌うオーランド・ブルーム?ボーカルのZP
下 華麗なギターの掛け合いを見せるサム&ハーマン
いづれも前夜の福岡公演の画像を拝借

♪Operation Ground and Pound ♪Reasons To Live と疾走感溢れるナンバーが続きます。
その度にサムとハーマンのアクロバティックなまでのギタープレイが披露されます。
サムがピロピロ~とギターの早弾きを披露すればそれを横でハーマンが「その程度かい?」見たいな仕草で首を振り、サムに負けじとギターの早弾きを見せ、見事な掛け合いとなっていきます。
さらにはお立ち台から回転しながらジャンプ!とおなじみのパフォーマンスを見せてくれます。
とにかくこのギタープレイは見どころ満載で、しばし見とれるオーディエンスたちも・・・
またステージを縦横無尽に駆け回り追いかけっこ見たいになり、ZPが袖で呆れたポーズを見せる・・・まさに歌や演奏だけでなく彼ら独特のエンターティメントなステージを見せてくれてます。
また先ほどとは違い見た感じでは大きな混乱は無さそうですね

一旦♪The Warrior Insideで前半終了、キーボードのソロタイムですが、これがまたTVゲーム感覚な曲調で遊び心一杯のパフォーマンスで楽しませてくれます。
暴れる気満々だった輩たちですが、盛り上がりながらも大人しい目な大多数のオーディエンスに気勢を削がれたのかして大人しく盛り上がってます。
しかしこの大人しい目・・・というのが微妙なところで、正直もっと大騒ぎするのかな?と思ってたけど予想よりかは皆、盛り上がりながらもやや控え目ですね。
全編大合唱って訳でもないしね・・・


↑前夜の福岡公演の画像を拝借

でも後半はさすがにモッシュも起こりだしました。
ZPがペットボトルの水をかけたり、投げたりしてます。
さらにビールも・・・これはフェイントだったんですが、オーディエンスたちはそれも投げてくれ~という反応!
「おいおいビールだぜ?」という呆れた反応していたZPですが、結局投げてましたね~またそれが私の方へ飛んできた・・・無論、避けましたよ~かかったらエライ目に合うがな・・・

♪The Last Journey Homeで一旦終了し、その後のアンコールではデビューアルバムから♪Valley of The Damned で最後のひと騒ぎ、そして「最後の曲は2階席も立ってくれ」とばかりに2階席も鼓舞するZP。
階上も総立ちになりました。
そしてフロアを右と左に分けて「1、2,3」のZPの掛声でどちら側の声が大きいか競いあうスクリーミング合戦からそのままの流れでエンディングナンバー♪Through the Fire And Flames へ突入!
もうさすがに私のまわりも大騒ぎになりました!
待ってましたとばかりに3人の輩たちは水を得た魚のように暴れ倒してます・・・それにしても酒臭いな~
キャリーオ~ン!と皆、大合唱です。

100分近いライブですが、終わってみればとても楽しかったですね。
またドラゴンフォースのメンバーたちが皆、いい人そうで好感が持てましたね。
また次回あれば行ってみたいですね。

DRAGONFORCE JAPAN TOUR 2009大阪公演のセットリストはこんな感じです

01. Heroes of Our Time
02. Operation Ground and Pound
03. Reasons to Live
04. Fury of The Storm
05. The Warrior Inside
06. Keyboard&Guitar Solos
07. Revolution Deathsquad
08. Soldiers of The Wasteland
09. The Last Journey Home
    Encore
10. Valley of The Damned
11. Through the Fire And Flames




★★★★ 2009.3.27(金) zeep osaka スタンディング




No.035 「アンダーワールド:ビギンズ」 (2009年 90分 シネスコ)

2009-03-29 00:54:35 | 2009年劇場鑑賞
監督 パトリック・タトポロス
出演 マイケル・シーン
   ローナ・ミトラ
   ビル・ナイ



本日2本目は「アンダーワールド:ビギンズ」というダークファンタジーなアクション映画。
今年は吸血鬼の映画「トワイライト」(と言ってもラブストーリーだが)やベニチオ・デル・トロの狼男(今年中に公開されるんかな?) など控えてるようですが、このシリーズは吸血鬼族と狼男族の対立を描いたシリーズで、モンスターファンは必見のシリーズ・・・ついでにケイト・ベッキンセールファンもね・・・

(あらすじ)

はるか昔、吸血鬼族であるヴァンパイアは狼男族であるライカンを奴隷としていた。
その時代には、女処刑人セリーン(ケイト・ベッキンセイル)とうり二つの女性戦士ソーニャ(ローナ・ミトラ)の姿があった。
彼女はヴァンパイア一族の長老(ビル・ナイ)の娘だったが、ライカンのルシアン(マイケル・シーン)と道ならぬ恋に落ち…



「アンダーワールド:レボリューション」に続いての第三弾となるこのシリーズですが今回は監督がレン・ワイズマンから前作でクリーチャー・デザインを手掛けてきたパトリック・タトポロスに変わりました。
このパターンってよくありそうな流れですね。
しかもこの作品は最近流行りのシリーズを遡り物語の発端のドラマを描くと言うビキニングものです。
となると前2作で主役だったケイト・ベッキンセールは出てきません・・・彼女演じるセリーンが誕生する前の話しですからね。

ストーリーの大半はいかに吸血鬼族と狼男族が対立したか?というシリーズの起源になる話です。
セリーン似のヒロインが登場しますが、途中から彼女が本作の主役ではないのが分かります・・・ポスター見てる限りは主人公に見えるけどね~
真の主役はマイケル・シーン演じる狼男ルシアンで、奴隷として吸血鬼族に仕え、やがて仲間の狼男を率いて反乱を起こすまでが描かれます。



前半は吸血鬼族の姫と奴隷にルシアンとの許されない恋物語が描かれるけど、後半は打って変わって壮絶な狼男族=ライカンと吸血鬼族の兵士たちの肉弾バトルが展開!これがなかなかの迫力で圧倒されます。
自在に走り回り城壁をよじ登るライカンと武器でこれに応戦する吸血鬼族の兵士・・・ダークヒロインである女処刑人セリーンが活躍する前2作と違って肉弾相撃つ男の戦いがそこにありました。
期待しなかった分余計に楽しめましたね。



★★★ 2009.3.26(木) 敷島シネポップ1 19:30 E-10

No.034 「パッセンジャーズ」 (2008年 93分 シネスコ)

2009-03-28 00:17:08 | 2009年劇場鑑賞
監督 ロドリゴ・ガルシア
出演 アン・ハサウェイ
   パトリック・ウィルソン
   デヴィッド・モース



今月は映画の本数がややトーンダウンで1月や2月と比べると本数が伸びないですね。
今日も何とか頑張って二本の映画を敷島シネポップでの鑑賞です。
まず一本目は「パッセンジャーズ」です。

(あらすじ)

突然の電話で起こされたセラピストのクレア(アン・ハサウェイ)は、墜落した旅客機事故から奇跡的に生き残った5人の男女が抱えるトラウマ的なストレスを治療するため、担当のセラピストに命じられる。
クレアは大任にやる気を見せるが、生存者の一人、エリック(パトリック・ウィルソン)は彼女のカウンセリングを拒否し…



アカデミー賞受賞式で見事な歌声を披露してくれたアン・ハザウェイ主演の映画ですが、彼女の作品では珍しいサスペンスタッチの作品と言う印象を持っての鑑賞です。
飛行機墜落事故で奇跡的に生き残った五人の生存者の心のケアをするセラピストと言うのが彼女の役所です。
大きな目をくりくりさせて不可思議な出来事に巻き込まれていく主人公を演じてますが、そのベヒーフェースからは迫ってくる恐怖感はあまり感じません・・・と言うよりこの映画はあまり怖くないんです。

次々と生存者が消えていくという不可思議なスリラー設定でありながら不思議とドキドキするサスペンスタッチな雰囲気がイマイチ感じられないのです。
事故の原因が機長による人意的なミスであると主張する航空会社側(デビット・モースがまたまた怪しい謎の男を好演)だが生存者たちにしかわからないある真実がそこに・・・
それを揉み消そうとする会社と真実を暴こうとするアン・ハザウェイとの対立・・・そんな社会派サスペンスの様相かと思えばそうでもなく、またセラピストであるクレアと生存者の一人であるエリックが恋に落ちて関係を持ってしまうと言う恋愛模様も加味されて、この映画はM・ナイト・シャラマン監督作品をさらに地味にしたようなドラマとなっていきます。



そうなると後はこの不思議な事件の落とし所が気にならざる得なくなってきます。オチについては書けないですが、なるほど“そっち系”か!て言う感じですが、ただジワジワ来る怖さやスリリングな展開が途中までない分この結末は一層物悲しくも感じてしまいます。
細かい伏線も張られていてなかなかよく出来た映画でしょう・・・ただ意外と地味よ



★★★ 2009.3.26(木)敷島シネポップ3 17:25 I-8


No.033 「ザ・クリーナー 消された殺人」(2007年 90分 シネスコ)

2009-03-23 00:11:57 | 2009年劇場鑑賞
監督 レニー・ハーリン
出演 サミュエル・L・ジャクソン
   エド・ハリス
   エヴァ・メンデス



天六ユウラク座でまたまたレニー・ハーリン監督作の上映です。
先日今更ながら、クリスチャン・スレイターの2004年の主演作「マインドハンター」をここで見たばかりです。
「ダイ・ハード2」で一気に名前を上げたものの、それを超える作品は今だに撮れていないこの監督ですが、天六のB級映画路線の常連となりつつありますね。
そういえばついこの間ここで見た「1408号室」に出てたサミュエル・L・ジャクソンも出てるぞ~

(あらすじ)

14歳の娘を育てながら、犯罪現場の清掃業をしている元警察官のトム(サミュエル・L・ジャクソン)は、ある日、とある殺人現場の依頼を受ける。
しかし、その依頼主は架空の人物だということが判明。
次第に大きな陰謀へと巻き込まれていくトムは、警察時代の相棒、エディ(エド・ハリス)とともに事件の謎に迫る。



この映画のタイトルであるザ・クリーナーの意味は特殊な清掃の事でそれがなんと他殺や自殺、孤独死などの現場の清掃員!
ドイツの鬼畜残酷ホラーの怪作「ネクロロマンティック」の主人公カップルもそんな職業だったけどこの映画ではれっきとした会社として出てきます。
日本にもそういう会社もあるようで、この作品を検索するとその会社のホームページに辿り着いたりします。
またその会社のホームページからこの映画のホームページとリンクされてたりして、当社は「ザ・クリーナー 消された殺人」を応援していますと言う文面があったりします。
思わぬところで思わぬ職業を知ってしまったよ(そのホームページには実際のエグイ作業中の現場写真出てたりします)



で、この映画はサスペンス映画としては可も無し不可もなしと言った印象です。 ただ先程書いたように珍しい職業にスポットを当てて、それにサスペンスを絡めた点では面白いんだが、ただそれだけなんですね~
内容的には失踪事件から殺人事件と発展していく中でそれぞれの主要人物の過去の傷が明らかになって行く構成・・・でも犯人はすぐ想像ついてしまうのが痛いな~

エキゾチックなエヴァ・メンデスは今回お色気シーンは全然なくエロエロビーム不発の為これまた減点ポイントか?(笑)
ただルイス・ガスマンが相変わらずの存在感でよかったですな。



★★★ 2009.3.21(土) 天六ユウラク座 23:50 

No.032 「DRAGONBALL EVOLUTION」 (2009年 87分 シネスコ)

2009-03-14 23:47:15 | 2009年劇場鑑賞
監督 ジェームズ・ウォン
出演 ジャスティン・チャットウィン
   エミー・ロッサム
   チョウ・ユンファ



「ヤッターマン」に続いてのアニメの映画化作品。
早くも歴史に名を残しそうな不評が予想される「DRAGONBALL EVOLUTION」の先行上映での鑑賞です。
先行上映のレイトショーですが、待ち切れないドラゴンボールファン?が集まってるのかして、夜の回にしてはわりかし人が居ます。

(あらすじ)

世界中に散らばる7つのドラゴンボールを集める旅に出た孫悟空(ジャスティン・チャットウィン)。
その目的は、どんな願いもかなうドラゴンボールを使って世界征服をもくろむピッコロ大魔王(ジェームズ・マースターズ)の野望を阻止するためだった。
旅の途中、悟空はドラゴンボールを探すブルマ(エミー・ロッサム)らと出会い…



ドラゴンボールはご存知のように世界的な人気アニメです。
誰もが知って居て、見たことあるのでしょうが・・・私は全然見たことないんです。
もちろんアニメの存在は知ってますし、孫悟空とか亀仙人やピッコロ大魔王も知ってます・・・でもアニメ見たことありませんのです。
よって先入観なしでこの世紀の大作(?)を楽しめる訳でございます。

とは言ったものの・・・昨年の「スピードレーサー」に負けず劣らずのスッコケムービーになっておりました。
ドラゴンボール知らない私がツマラナイんだからドラゴンボールファンにしたら噴飯モノではないでしょうか?

亀仙人がチョウ・ユンファの次点でアウトとか、孫悟空が高校生ってのがダメだとか色々意見があるでしょうが、それ以前にハリウッドで作ること自体に無理があるのでは?
予告編で出てくる「まったくの別ものとして見ると楽しめるかもよ」という原作者である鳥山明氏のコメント文が本編を見ると製作者たちへのイヤミにさえ聞こえてしまう・・・



格闘アクション映画として見ても昔見たゲームの映画化作品「モータルコンバット」の方が遥かに面白かったし、作品自体のクォリティもレベルが低いです。
ドラゴンボールの題名が無ければ劇場公開されないような感じで、要はビデオスルーで充分な作品でしょう・・・天六ユウラク座のようなB級映画専門の単館系でかろうじて上映できるかな?

期待して見る人って少ないと思うけど、聞くところによると3部作らしい・・・続編は作られるのかな?
まさに北がテポドン2号を発射するのと同じぐらいのバッシングが目に見えてきます。



★★ 2009.3.12(木) MOVIX堺 シアター5 21:30 F-15 先行ロードショー

No.031 「ヤッターマン」 (2008年 111分 シネスコ)

2009-03-13 23:44:23 | 2009年劇場鑑賞
監督 三池崇史
出演 櫻井翔
   福田沙紀
   深田恭子



今年の春はアニメの実写映画が目白押しです。
公開前から悪評高いドラゴンボールのハリウッド実写版「DRAGONBALL EVOLUTION」、「おくりびと」効果で妙に注目が集まってしまった「釣りキチ三平」・・・他にアメコミの期待作「ウォッチメン」もあり!
その中で一番の注目が「ヤッターマン」です。
何と言っても深キョンのドロンジョ様に注目が集まりますが、タイムボカンシリーズ直撃世代に取っては色んな意味でも期待せずにはいられませんね~

(あらすじ)

ガンちゃん(櫻井翔)は父の遺志を継ぎ、犬型の巨大ロボット“ヤッターワン”を完成させた。
そしてアイちゃん(福田沙紀)と力を合わせ、愛と正義の味方ヤッターマン1号・2号としてドロンジョ(深田恭子)率いるドロンボー一味と戦うことに。
ある日、一味が探しているのは何でも願いがかなう伝説のドクロストーンだと判明し…



よくぞここまでアニメのイメージを損なわず、見事に実写化してくれたもんです。
オリジナルに敬意を払いつつ、独自の三池ワールドを絡ませた演出は、PTAたちはNGでも良い子たちと直撃世代のオッサンたちはニンマリ!?
エロい下ネタが意外と多く、岡本杏理ちゃんがやたら大股開きを見せれば、2号の福田沙紀の股間に長~い鉄棒がスリスリ擦れる・・・発情して腰を振りまくるヤッターワンなんてアニメでは考えられないし、他にもフリチンに半ケツとお下劣なネタが随所に散りばめられて大変よろしい!

また音楽もアニメを意識してますね~山本正之の主題歌がそのまま使われてるのは嬉しいし(ヤッターマンの歌2009という新録)、ボヤッキー、トンズラー、ドロンジョ様が歌うアニメのエンディング曲である「天才ドロンボー」を深キョンとケンコバ、生瀬勝久が踊り歌う場面は懐かしさに感動しました。
ストーリー云々よりひたすら、ヤッターマンの世界に大人の感覚で浸れましたよ。
冷めた目線で見ると何ともバカバカしいけど、元はアニメのギャグ・・・と割り切って見るとホント楽しいです。



どちらかと言うとドロンボー一味の描写ご多いように感じたが、深田恭子のドロンジョ様が何かと話題だったこともあり、どうしてもそちらの方の印象が残ってしまいます。
「やっておしまい!」のお馴染みのセリフもやや色気のあるオリジナルの小原乃梨子さんと比べると声が細いように感じるけど、そのルックスで堪忍してあげましょう(このスカポンタン!)
ボヤッキー、トンズラーとの掛け合いも息があってるし、ドロンボーたちは主役のヤッターマンたちを完全に食ってしまった感があります。
負けた後、3人で自転車漕いで去っていく姿には涙が出てしまったよ・・・



ご丁寧に来週の予告が出るとこなんぞは徹底したオリジナルへのこだわりに感動さえ覚えてしまったよ。
ちなみに見に来てた小学生の少年が終映後、通路でゴミを回収してるシネコンのお兄さんに「予告出てたけどホントにあるの?」と聞いておりました・・・



★★★★ 2009.3.12(木)MOVIX堺 シアター12 17:50 K-32



No.030 「1408号室 」 (2007年 104分 シネスコ)

2009-03-10 00:03:32 | 2009年劇場鑑賞
監督 ミカエル・ハフストローム
出演 ジョン・キューザック
   サミュエル・L・ジャクソン
   メアリー・マコーマック



今日は天六シネ5ビルでの鑑賞ですが、久々のメイン館であるユウラク座です。
しかも見る作品が昨年の秋に公開されたスティーブン・キング原作の「1408号室」というホラー映画。
昨年の公開作でDVDリリースも決まってるようだが(もう出てるのかな?)
昨年見逃していたので鑑賞して参りました。
しかもこの映画今年の劇場鑑賞30本目!

(あらすじ)

作家で、アメリカ各地の超常現象などをルポしていたマイク(ジョン・キューザック)のもとに、一通の手紙が届いた。
その内容はドルフィンホテルの1408号室には絶対に入ってはならないというもの。好奇心をかき立てられたマイクはホテルに出向き、入るのをやめさせようとする支配人のオリン(サミュエル・L・ジャクソン)を説得し、何とか1408号室に入るが…



スティーブン・キングの原作の映画化作品は駄作揃い・・・そんな定説も80年代から90年ぐらいまでか・・・最近の作品はそこそこ面白いよ。
この作品もそんなに悪くないと思います。
この映画は心霊現象のルポライターがいわゆる“出る部屋”に一晩泊って、本のネタにしようとする話だが、このライターは霊感がある訳でもなく、かと言って心霊研究家って訳でもない・・・「霊なんか存在しない!」と“否定”を前提にした心霊ルポライターってのが面白いね。
そしてホンモノの心霊スポットでついに恐怖の体験をするっていう物語。

そしてこの1408号室で様々な怪現象が起こるんだが、ここからほとんどジョン・キューザックの一人芝居が始まります。
録音機に部屋の状況を吹き込みながら、ビビりまくるという今までの金儲けのための心霊スポットルポのバチが当たったかのようなこの1408号室の場面はシンプルな怖がらせ方で昨今のモンスターやスプラッターに頼らないの良かったです。
だが後半はやはり派手なシーンが目立ちだし、正直興ざめしてきた・・・まぁ、あのままシンプルには1本の映画ではシンドイんだろうけどチョイ残念でした。



ポスターに顔がデカデカ出た割には出番が少なかったのがサミュエル・L・ジャクソン!
ホテルの支配人の役なんだがジョン・キューザックと部屋を貸す貸さないのやりとり(この場面は原作に忠実らしいが)が印象に残るぐらいで、ゲスト出演見たいな扱いでしたね~
そんな意味でもひたすらビビりまくるジョン・キューザックの一人芝居がこの映画の見どころってとこですかね。



★★★ 2009.3.6(金) 天六ユウラク座 23:30 8列目


No.029 「少年メリケンサック」 (2008年 125分 ビスタ)

2009-03-09 00:02:42 | 2009年劇場鑑賞
監督 宮藤官九郎
出演 宮崎あおい
   佐藤浩市
   木村祐一



本日2本目は先ほどの作品とはガラリと変わった作品です。
「少年メリケンサック」という宮藤官九郎による脚本と監督作ですが、クドカンの映画(脚本作も含め)は初めてのなのですが、さてさてどんな作品かな?
まったくのノーマークで見る予定は当初無かっただけにね。

(あらすじ)

レコード会社に勤めるかんな(宮崎あおい)は、動画サイトでイケメン4人組のパンクバンド“少年メリケンサック”のライブ映像を発見。
彼らと契約すべく会ってみると、メンバーは50歳過ぎのオヤジで、彼女が見つけた映像は25年前のものだった。
予想外の事態に困惑するかんなだったが、バンドの全国ライブツアーに同行するはめになり…



クドカン脚本監督によるこの映画ですが、オッサンたちのパンクバンドに焦点を当てたのが面白いですね。
かつて少年メリケンサックが25年振りに復活!と言ってもそんなに知名度のあるバンドじゃ元々ないんです。
25年前のライヴ映像を見ても誰も過去の映像って気が付かないぐらいですから・・・

ツアーに出る少年メリケンサックと同行することになったかんなが、ツアーが進むにつれ色んな事柄を彼らから学んでいくというロードムービーのような作品だが、125分というこのテの作品としては長い上映時間だが、ダレることなく見れた(でも実際もっと短く出来ると思うけどな・・・ややしつこい場面もあったし)



でもダレない理由の一つが少年メリケンサックの個性的なメンバー・・・佐藤浩市は近作「誰も守ってくれない」とはガラリと変わった芝居が笑わせます。
特に田口トモロヲのチョイ危ないキャラ設定は見てて冷汗もの(笑)ブラックコメディーによくある障害者ネタなんだが、終わって見れば嫌な感じは一切感じなくなってる所はさすがですね。
少年メリケンサックのおっさんたちのボケと宮崎あおい扮するかんなのツッコミが絶妙な掛け合いとなり、この映画を面白くしています。


宮崎あおいの漫画チックなリアクションも一歩間違うとシラケるんだが、この辺はさすがクドカンらしく?作品に合っていて違和感なく見れました。
またライブハウスのシーンもパンクロックのライブらしい臨場感も出てたし、田口トモロヲが歌う歌詞が何歌ってるかわからないのもそれっぽかったしね(この歌詞の内容がまた凄いこと・・・)



★★★★ 2009.3.5(木) 布施ラインシネマ10 南館 シネマ9 19:20 L-3

No.028 「オーストラリア」 (2008年 165分 シネスコ)

2009-03-08 00:08:23 | 2009年劇場鑑賞
監督 バズ・ラーマン
出演 ニコール・キッドマン
   ヒュー・ジャックマン
   デヴィッド・ウェンハム



今年に入ってやたらとこの布施ラインシネマ10のよく足を運んでますね~
まぁ無料サービスポイントが貯まってたってこともあるんですが、まずこのシネコンはハシゴ鑑賞するには便利がいいと言う点も見逃せないですね。
夕方の回だと大抵うまく時間合うんですよね~、また夕方19時以降はメンバー会員は1000円で見れるっての大きいですがね。
そんな布施ラインシネマ10で本日もハシゴ鑑賞です。

(あらすじ)
第二次世界大戦を目前に控えたオーストラリアを訪れた 英国貴族レディ・サラ・アシュレイ(ニコール・キッドマン)。
サラは死んだ夫が残した広大な土地と1,500頭の牛を相続し、土地を守るために粗暴な現地のカウボーイ(ヒュー・ジャックマン)と手を組み、遠く離れたダーウィンまで牛を引き連れて行かなければならなかった。
反目しあう二人だったが、長旅やアボリジニの孤児の少年との出会いを通し、徐々に惹(ひ)かれあっていく・・・



「ムーランルージュ」のバス・ラーマン監督作って事で期待しての鑑賞です。
この監督は音楽の使い方が上手く、もしかしたらヒュージャックマンが歌ったり踊ったりするサプライズがあるのかな?と思ったりしたけどさすがにそれはなかったね(アカデミー賞受賞式で見事な歌と踊りを披露してくれたからね)
165分と長い映画なんですが、正直疲れましたね。
同じ上映時間でも先日見たブラピの「ベンジャミン・バトン 数奇な人生」の方が時間も気にせず見れましたが、この映画は長かったな~

しかし時折空撮で見せるオーストラリアの広大は風景はしばし目を奪われるほど美しく迫力があるのはよかったですよ。
車と併走するカンガルーたち・・・しかし一発の銃声とともにもんどり打って倒れる! 次のカットでは車に積まれた血まみれのカンガルー・・・描写的にはややユーモラスな場面なんだが大自然と対象的な現実を感じました。



英国からやってきたニコールキッドマンとオーストラリアの大自然で暮らすヒュージャックマンとのラブストーリーでありながら土地を巡る争い、人種差別など様々ドラマが展開されるが後半の日本軍による爆撃シーンが短いながらも深いインパクトを残します。
この映画を反日的な作品と捉える向きもあるけど、そこまでシビアには感じなかったけどね~

また先住民アボリジニの少年がこの作品にひとつのテーマのキーにもなってますね。
主人公2人のロマンスにこの少年を絡ますことで、単にスぺクタルロマンスに終わらない深みを感じさせます。



★★★ 2009.3.5(木) 布施ラインシネマ10 北館 シネマ2 16:00 E-10



No.027 「チェンジリング」 (2008年 142分 シネスコ)

2009-03-02 00:16:36 | 2009年劇場鑑賞
監督 クリント・イーストウッド
出演 アンジェリーナ・ジョリー
   ジョン・マルコヴィッチ
   ジェフリー・ドノヴァン



本日2本目も封切りして間もない話題作「チェンジリング」の鑑賞です。
アンジェリーナ・ジョリーの濃い~メイクが印象的ですが、まぁ時代反映してのメイクでしょうけど、彼女が時折演じる妖艶でミステリアスな女やスーパーヒロインたちとはガラリと変わった芝居に注目ですね。

(あらすじ)

1928年、シングルマザーのクリスティン(アンジェリーナ・ジョリー)は、ロサンゼルス郊外で9歳の息子ウォルター(ガトリン・グリフィス)と暮らしていた。
ある土曜日、彼女は同僚に泣きつかれて断り切れずに休日を返上して仕事へと向かう。
暗くなって彼女が帰宅すると、家で一人で留守番をしているはずの息子の姿はどこにもなかった・・・



クリント・イースドウッド監督の最新作となるこの映画は実話を元にした人間ドラマ。
1920年代と言う時代的なこともあるかも知れないが、信じられないような事柄どんどん出てきます。
行方不明の子供が帰ってきたと思ったらまったくの別人で母親がどんなに訴えても警察はその子供は貴女のお子さんですと突っぱねる。
尚も母親が訴えようもんなら狂人扱いにし精神病院に強制的に入れられる・・・実際のニュースを見てるかのような憤りを見ていて感じるのはクリント・イースドウッド監督のリアリズム溢れる演出が秀逸だからでしょう。

母親と警察サイドのそれぞれの動きを観客は第三者として見れるので体面を保とうとする警察サイドの態度が余計に不幸な母親の悲しみが滲むように伝わってきます。
今の時代のようなDNA鑑定なんか無かった時代だけに現実にこう言うこともあったんでしょうね。

また別人として母親の元に来た子供もどこかの子供であったりするので、この子にも可哀想な境遇があるはず・・・しかし警察にこの子供を押し付けられた母親は当然愛せる訳はなく辛く当ってしまう。
でも何故か可哀想なハズのこの子供には感情移入が出来ないんですね~
どことなく確信犯的な態度には同情出来なかったですね。



この映画は途中からまるで実録モノのサイコサスペンス映画のような様相を呈してきて、しかも後半は法廷モノになっていく・・・この起伏のあるストーリー展開がとっても面白く、重たい話ながら142分という長尺でも飽きさせないですね。

アンジェリーナジョリーが「トゥームレイダー」のララ・クロフトや最近作の「ウォンテッド」の怖面なお姉さんとは180度違うと言ってもいいぐらいの変貌ぶりです。
息子を探すシングルマザーを時には抑えて、また時には感情激しい芝居を見せてくれます
錯綜する子供の安否に一喜一憂したりする細かい表情の表現など実に繊細な芝居でよかったと思います。

でも精神病院で医師や看護師に無理やり押さえつけられ頭に電流流されたりする場面は、ついつい「そろそろ反撃するぞ~ファックユー!とか言ってな~」なんて思ってしまうのは、やはりアンジェリーナジョリーってやはりスーパーヒロインのイメージが強いからかな~(笑)



★★★★ 2009.2.26(木) 布施ラインシネマ10 北館 シネマ3 19:10 J-3