MOVIE KINGDOM Ⅱ

映画に関する話題やライブ&イベント、ローカルなグルメ情報など色々話題を広げて行きます
ポイントは★~★★★★★★

「屍体」

2008-02-28 01:50:13 | DVD&ビデオ&テレビ(地上波/CS)
“半額クーポン未公開映画十番勝負”第5弾

いよいよ“半額クーポン未公開映画十番勝負”も折り返し点・・・まさに“試練の十番勝負”となってしまっておりますが、今日はお得意のホラー映画!

医学生のアリソン(アメリカ映画のヒロインにしちゃあ小柄な子・・・でも巨乳)が死体解剖の実習中ゲロ吐いて失神・・・で済めばよかったんだが、死体にかかった呪いで恐ろしい目に遭うことになる。
グループに別れて遺体解剖の実習をするんだが、実習中に標本遺体で軽く遊んで見たり、恋人を校内に連れ込み勝手に標本遺体を見せたり触らせたりする。
そんな事をするもんだからこの“チームバチアタリ”たちは本当に恐い目に遭う。
標本とはいえ遺体を興味本位で扱ってはいけませんね。

オカルトホラーですが、幽霊やモンスターのような実像は一切見せないで、ジワジワと目に見えない姿なき“何者か”の恐怖のおののく医学生たちを描いて、昨今のハリウッド映画にありがちなありきたりのJホラー系のような幽霊がヌ~と出るようなパターンではない。
ただ恐くないんですよね~全体的に・・・もう少しパンチが欲しいところ。

残酷描写は解剖シーンぐらいでスプラッターも少ない目です。
でも、薬品漬けの標本の死体が詰まったタンクにヒロインが上半身下着姿で飛び込み、切り裂かれた遺体を取り出そうと奮闘するシーンはアルジェント映画を見てるかのよう・・・

悪くは無いんだが、主役のアリソンは遺体の呪いの恐怖に怯えながらも真相を探ろうとする傍ら、男と妙にイチャつくのが少し緊張感を損なうようで残念・・・惜しい

ホンモノの死体を使ってるって事だが、どこでホンモノが出てきたんだろ?



☆☆

「アポカリプス 地球最後の日」

2008-02-27 01:41:54 | DVD&ビデオ&テレビ(地上波/CS)
“半額クーポン未公開映画十番勝負”第4弾

な、何なんだこの映画は・・・


隕石が突然街に降り注ぐ・・・しかも1発目は立ちション中の兄ちゃんを直撃!(見事なピンポイント攻撃!?)
次々と降り注ぎ街中は壊滅状態で、4日後には巨大隕石が落下してくるという・・・でも政府やNASAの動きなど一切描かれず、幼き頃に子供を死なせてしまい、今は離婚してる男と女がロスに居る娘に会いに行く道中と、その娘が彼氏と一緒に恐怖におののきながら母親が来るのを待つというのがストーリーの本筋。

しかし娘は興奮して母は隕石の落下で死んだのでは?と心配するのを周囲の友人達が「隕石がそこに落ちたって言ってないから大丈夫よ!」と慰めてくれてるのに「生きてる保障なんてどこにあるのよ!」と逆ギレして相手を泣かせるする始末で・・・まったくもって可愛げない娘!

その母親は離婚した夫と2人で娘に会うために混乱の最中にロスに向うんだが、道中交される会話が「神を信じるか?」という宗教談義に終始・・・とくにしつこいほど夫にやたら神の存在について語り、幼きころの子供の死についてウダウダとあ~だこ~だとこの場に及んで、夫に言及するのは見ているこっちが苛立ってきます。

挙句の果てにはあの世で娘に会えるから諦めましょう・・・なんて言いだすわ、さらに途中で出合った生存者の親子にも「あなたは神を信じますか?」と聞く始末!(どっかの宗教団体が製作した映画なのか?)

とにかく母も娘も二言めには神に付いて語りだす変な映画で、肝心のパニックシーンは冒頭の隕石落下シーン、竜巻と津波のシーンが少々あるぐらいです。
不思議なのは突然に人間が消失するシーンが時々あるんだが、まったくもって意味不明!
何故、人間が消えるのか説明も無いままです。
まぁ途中セリフの中で「世界が滅ぶ時は神さまは本当に信じてる人を連れて行かれる・・・」てあるが、人間が消えるのは神の仕業なのか?まさに神隠しやな・・・隕石云々よりそっちの方が気になるぞ。

信心深い母はよりによって落雷で折れた十字架の下敷きになって死んでしまうけど、さぞかし本望だろう。
やっと出会えて抱き合う父と娘・・・と、その時巨大隕石が地球に落下するのでありました・・・って言う“神も仏も無い”残酷な結末で幕を閉じる宗教色満開のディザスタームービーの珍作。
とにかくイライラするぞ!





No.019 「アメリカン・ギャングスター」 (2007年 米 157分 ビスタ)

2008-02-27 00:57:27 | 2008年劇場鑑賞
監督 リドリー・スコット
出演 デンゼル・ワシントン
    ラッセル・クロウ
    キウェテル・イジョフォー



この日は久々に土曜日の日中での映画鑑賞となりました。
地元のシネコンであるアポロシネマ8でリドリー・スコット監督の「アメリカンギャングスター」の鑑賞です。
土曜日の昼下がりって事でチケット売り場の待合いも人が多いです。
やけにちびっ子が目につくのは今日から「ライラの冒険 黄金の羅針盤」の先行上映があるからでしょう。
「アメリカンギャングスター」のスクリーンは1番小さいスクリーンでの上映って事で中央から後方にかけて満席ですので、前から3列目での鑑賞です。
2時間半の長丁場ですが 前方の席だがスクリーンも小さいのでまだ楽ですね。



(あらすじ)

1970年代の初頭のニューヨークで、ハーレムを牛耳っているギャングのボスの運転手をしていたフランク・ルーカス(デンゼル・ワシントン)は、ボスの亡き後、東南アジアの麻薬を密輸する計画を決行する。
時に横暴ともいえる強引なやり方で財力をつけたフランクは、マフィアにも一目置かれる麻薬王として街に君臨する。

見応えのある大作で、157分がそんなに長く感じなかったですね。
「ヒート」のような派手なアクションシーンは無いのですが、暗黒街でドンドンのし上がっていくフランクと、それを追うリッチ-刑事の執念の捜査が重厚な語り口の中にも快調なテンポで描かれていく見事なドラマ。
デンゼル・ワシントンがまたこの希代の悪党を見事に演じています。
まぁ、割とイイ役が多いのでイメージ的に悪役ならラッセル・クロウの方が似合いそうなんだが、ここら辺はさすがリドリー・スコット監督は見事な演出で2人のアカデミー俳優をスクリーンで対峙させてます。

またこの2人が途中まで一切ひとつのフレームに収まらない演出がいいですね。
追うものと追われるものの距離感が出てると思いました。
2人がスクリーンの中で同時に収まるシーンは少ないけど、それまで別々のシーン、またはカット別に描かれただけに、2人の共演シーンは軽いやりとりでも画面から風格が伝わってきましたよ。



劇中、アンソニー・ハミルトン 、ボビー・ウーマック、サム&デイヴなどなど70年代のソウル&ブルースの曲がふんだんに掛かかり、時は流れて刑務所から出てきた時にはパブリック・エネミー流れる・・・ソウルからヒップホップへ!まさにブラックギャングスターの歴史を象徴するようで、音楽の使い方も粋ですな~



☆☆☆☆ 2008.2.23(木) アポロシネマ8 スクリーン8 15:10 C-6

「ディノクロコダイル」

2008-02-26 02:53:47 | DVD&ビデオ&テレビ(地上波/CS)
“半額クーポン未公開映画十番勝負”第3弾

久々のワニ映画ですね~ 過去いろんなワニ映画を見ましたが、このワニは過去最大級の巨大モンスターワニ!
巨大生物映画ファンでもある私はおおいに期待しての鑑賞です。

冒頭から未確認生物を探査する軍隊が巨大ワニに遭遇!
部隊の中には任務中にもかかわらず私語をしまくりの婚約中のカップルが居て緊張感なんてあったもんじゃない・・・(上官に叱られてもまだ喋ってる)それだけに敢無く壊滅!
カップルの女隊員だけ生き残り、彼女が一応の主人公の模様。

下手な人間ドラマなんて無く、ひたすら軍隊VS巨大ワニとの攻防が中心の展開はなかなかいいんだが、いかんせん安っぽいCGが迫力を薄めてるのが残念!
やたらデカいワニはもうワニというよりは怪獣の域ですね~ ノッシノッシとロスの街をかっ歩する姿はいいけど、やはり歩くだけでは物足りないな~
街中を破壊しまくって大暴れしてほしいところです。(ヘリコプターに噛みついて撃墜さすとこまでは良かったが・・・ってこのワニどんだけデカイねん!)

それに対して軍隊もヘリで爆撃したり、特殊爆弾で攻撃したりもするけどワニはまったくのノーダメージ!
住民無視の化学兵器や核兵器の使用案も持ち上がり、もう世界最強のアメリカ軍も形振りかまわない戦法を取るという究極の事態に陥るんだが、何故かやたらワニに詳しい主人公の女隊員が「ワニはお腹が弱いのよ!」と女隊員の単独による地雷攻撃でワニを仕留めてしまうと言う“アメリカ軍形無し”の一篇
でも肝心のワニが吹っ飛ぶ場面を写さないのは不満です。


☆☆

「SLIME スライム」

2008-02-26 02:29:48 | DVD&ビデオ&テレビ(地上波/CS)
“半額クーポン未公開映画十番勝負”第2弾

モンスターパニックとして期待しての鑑賞です。
ホテルの地下から湧き出るように黒いスライム状の液体がホテル内に・・・うっかり触れたも者は恐怖におののいた顔で変死してしまう・・・
どうやらこのスライム状の液体には幻覚作用があるらしく、それに触れた者はその人間の一番恐怖を感じるものの幻覚を見る(うっかり触れてしまった主人公のヒロインは犬が恐いので、犬に追いかけられる幻覚を見て死にそうになる)

正直これまた期待ハズレもいいとこで上のパッケージ写真のような“デッドリースポーン”テイストなモンスターが大暴れするような映画ではありません。
パッケージのモンスターはラストにスライムの結集体としてチラッと登場するものの、巣を張ってジッとしてるだけでまったく肩透かし!
しかも先住民族のヒロインの祖母からもらったお守りをかざしてお祈りすると、アレヨアレヨとしぼんで行く有り様・・・またまたパッケージに騙された!




No.018 「パルス」(2006年 米 86分 シネスコ)

2008-02-25 00:26:43 | 2008年劇場鑑賞
監督 ジム・ソンゼロ
出演 クリステン・ベル
    イアン・サマーハルダー
    クリスティナ・ミリアン




今日は久々天六シネ5ビルでの映画鑑賞です。
今月はあまりここへ来る機会もなく・・・というより見たい映画がなかったんですが、唯一の興味を引く作品がこの「パルス」という映画です。
今日が上映最終日だから時間に気をつけなければ行けません・・・最終日だから駆け足で時間帯を前倒しでする可能性がありそうだからね~ここは・・・

この映画は黒沢清監督作「回路」のハリウッドリメイクですが、「リング」や「呪怨」など最近は日本のホラー映画がハリウッドでリメイクされるも珍しくなくなりました。
ハリウッドのネタ切れ現象が大きいと思いますが、それと同時に日本の作品の水準がかなり高くなったのも大きいと思います。
まぁ~オリジナルを見てる者からすると、日本の独特の雰囲気を外国に置き換えた場合果たして?ていうのが恒にありますがね。



(あらすじ)

大学で心理学を専攻するマティ(クリステン・ベル)は、元恋人のジョシュ(ジョナサン・タッカー)と1週間も連絡が取れず心配していた。
そんなとき、ジョシュから留守番電話にメッセージが残される。
その様子に異変を感じたマティは、すぐに彼のアパートに駆け付けるが、うつろな目をしたジョシュはバスルームで首をつって自殺してしまう。

意外と面白かった・・・というのが正直な感想です(あまり期待してなかったからね)
あの「回路」の雰囲気が残っていてよかったと思います。
後半に行くにつれて迫ってくる終末感の絶望的な雰囲気もよくリメイクされてると思いますね。
旅客機もキッチリ墜落するシーンも再現されていました。



登場する幽霊はオリジナルよりかはさすがアメリカ風というかモンスターっぽいとこもあるけど、どことなく不気味なムードは「回路」と遜色ないですね。
和製ホラーっぽい恐さを感じさせてくれました。

インターネットを通して死者の世界とつながり、ネットを通して世界中に死が蔓延していく恐さは現代のネット社会ならではの恐怖と言えますね。
小さい出来事から始まったことが、やがてこの世の終わりとも言うべき事態になっていくスピードはまさに今、“この現代”を象徴しているかのようですね。
俳優が無名の若手俳優を起用してるのも良かったですね。



☆☆☆ 2008.2.22(金) ホクテン座1 23:50 4列目中央


「THE ROOM 閉ざされた森」

2008-02-24 01:07:35 | DVD&ビデオ&テレビ(地上波/CS)
月1回ペースぐらいでツタヤさんが半額クーポンレンタルキャンペーンをしてますが、先日からまた始まってるようですね。
この機会に気になる未公開映画を一気見してみょうかな~ と思いついたのが“半額クーポン未公開映画十番勝負”!
就寝前に1本づつ見ることにしましょう・・・未公開映画だけにかなりのリスクのあるレンタルですが、90分間の至福の時か?はたまた忍耐地獄に陥るか・・・?

その一発目がこの映画なんですが、豪邸を舞台に寝たきりの妻と精神障害のある息子と父親の物語。
家を父親が空けることになり、仕方なく寝たきりの母親は精神障害者の息子が見るんだが、どだい彼に介護が勤まることもなく、ベットで大便を漏らしてしてしまった母親を前に大パニック!
何とか浴室まで運ぶものの寝間着のまま湯船に漬け、介護に来た看護士は居留守使って帰らすわ、薬は用法容量を完全無視であるだけ口に突っ込む始末!

溜まりかねた母は「看護士を呼べ~!」と絶叫すれば更に息子の精神は破滅へと・・・
結果的には母親を死なせてしまい、葬儀でも母の幻影を見て墓場を走りだし、隠し持ったナイフで自ら切りつけてしまう・・・

一見恐そうなDVDパッケージにはシュチュエーションスリラーって書いてあるけど、母親を介護してパニックっていくシーンが映画の半分以上割いて描かれていて、何か見ていて気の毒で可哀想になってくる痛い映画ですね。
思ってたのといきなり違う印象の映画を借りてしまった。



☆☆

No.017 「ウォーター・ホース」(2007年 米 112分 シネスコ)

2008-02-22 00:13:53 | 2008年劇場鑑賞
監督 ジェイ・ラッセル
出演 アレックス・エテル
    エミリー・ワトソン
    ベン・チャップリン



今日は朝からの映画鑑賞です。
アポロシネマ8のあるアボロビルの地下にウォーターホースの券が1200円で売ってるのを2~3日前に見たので地下へ・・・売切れてたら嫌やな~と思ってたら ありました・・・しかも1000円に値下がりしてて! お得な気分で朝からの映画鑑賞。

チケット売り場で「座席はこの辺は如何ですか?」て言われ、いつもなら前後左右に人の皆無を聞くけど、どうせ時間的に、または作品的にもガラガラだろう・・・と思ったので「はい、いいですよ」と珍しく言いなりに席を取りました。
そしていざ館内に入ると予想通りのガラガラ・・・でも座席に行くと前も後ろも人居るがな・・・こんなけガラガラやのに、なんでワザワザこの席を勧めるよ~
いけない事だけどズレて座らしてもらいました。



(あらすじ)

父親を亡くした孤独な少年アンガス(アレックス・エテル)は、ネス湖のほとりで青く光る不思議な卵を見つける。
家に持ち帰った卵から生まれたのは、スコットランドに伝わる伝説の海獣“ウォーター・ホース”だった。
あっという間に成長したウォーター・ホースを湖に放し、アンガスは大人たちの目を盗んで会いに行くようになる。

ファンタジー映画としては王道的な展開だけど、有名なネス湖の捏造写真をモチーフに秘められたエピソードとしての物語は子供だけでなく、逆に子供の頃にあの写真を見て「ネッシーは居るのだろうか?」と思ってた大人たちも楽しめる映画。
写真が捏造だと判明して、夢がなくなった大人に今一度夢の続きを見せてくれそうな映画でしたね。

また戦時下の物語ってこともあり、戦争批判も取り入れてますね。
怪物=クルーソーを潜水艦と思って砲撃する軍隊、それがキッカケでアンガス少年のファンタジーに幕を引くことになるんだが、まだまだ時は流れても夢の続きはどこかで引き継がれていく・・・そんな後味の良さが嬉しいね。



ウォーター・ホースと呼ばれてる伝説の怪物は愛らしく描かれているけど、時折見せる攻撃的な姿勢は野生に戻ったモンスター・・・出来ればそんな獰猛で恐ろしい一面も描いてくれたら単にファンタジーで終らず、怪物と友達・・・と言っても所詮は人間と同居出来ない間柄という現実味が加味されて尚さら良かったと思うが・・・まぁ、そんなこと思うのはイヤな大人やね私も・・・純粋に少年と怪物の夢とロマンの友情物語ってのがこの映画の正しい見方です。
悪い奴がほとんど出て来ないのも好印象ではありますね。



☆☆☆ 2008.2.21(木) アポロシネマ8 スクリーン5 10:30 I-15








「ロサンゼルス大地震 完全版」

2008-02-21 01:56:46 | DVD&ビデオ&テレビ(地上波/CS)
またしても災害パニックムービーを見ました。
それもまたしても地震という、オゾン層に太陽の炎が引火して地球が火の玉になるとか、シャトルが沈没するとかよりもっとも身近に起りうる事が描かれた作品。

TVムービーにしては劇場版並みの135分という長尺が特長です。
完全版というだけにスグには地震は起らずに、主人公の女性地震学者がロスに巨大地震が起ると再三に渡り警告するものの行政は取り合わず完全に田所博士化!しかし小さい地震が頻発するに当たりやっとこさ動きだす。
前半はそんな学者とロス市側のやりとりや、スクープを狙うTVリポーター、南アフリカ物産展のためロスを訪問している要人の暗殺(こう言う設定はいらんよね~)など様々な人間ドラマが描かれ、ある意味パニック映画の基本的な展開は良しとしましょう。

大地震が起るのは映画が始まって80分あたりで、少々引っ張りすぎ?
しかし地震シーンは結構迫力もあり、今回借りた地震映画の中では一番迫力のある場面になっています。
崩壊して瓦礫と化していくビルや高速道路、あちらこちらで起る大爆発や火災などTVムービーにしては結構スケールの大きいスペクタルシーンで見応えありましたね。

しかし肝心の主人公の女性学者があまりの悲惨な状況から取り乱して、家に残した娘が心配で仕事そっちのけで対策本部を飛び出して家に帰ってしまうのは如何なもの・・・実に正直なキャラやね(本部に残された知事や市長はその後に瓦礫に閉じ込められ窒息寸前に・・・)

沢山の遺体が並ぶ場面や、けが人も手首に付けられたタグによって優先順位があったり、救急要請が来ても人手不足で対応出来ず、自力で手当てしろと言わざる得ないオペレーターの苦悩など、地震シュミレーション映画のような作品。
映画のラストも単に主人公だけはメデタシで終らず、見通しの立たない悲惨な状況を表すような幕切れがいいね。
今回3本地震映画を借りたけどやっとまともな地震パニック映画を3本目にして見れた感じやね



☆☆☆☆

「サンフランシスコ大地震」

2008-02-20 00:34:40 | DVD&ビデオ&テレビ(地上波/CS)
またまた災害パニックムービーを見ました。
それもまたしても地震という、地球が軌道を外れるとか、シャトルが沈没するとかよりもっとも身近に起りうる事が描かれた作品。

突然襲う大地震!夫婦喧嘩した1組の夫婦もこのM7クラスの地震に遭遇するが・・・夫は外出中に橋を車で渡ってるときに、妻は自宅で入浴中にスッポンポン姿でそれぞれ被災!
瓦礫に下敷きになった妻を一人の男が助けて手当てしてくれるが、この男が何と恐ろしいことに妻をストーカーしていた奴だった・・・

妻を自宅に連れ帰り保護してるように装おうが、あえなくストーカーである事がバレて保護が一転、監禁になる・・・ここからストーカーと妻との誘惑と挑発の繰り返しによる対決に発展していく。
妻がストーカーに落ちたと見せかけ、ストーカーが油断した隙にワインに薬を入れれば騙されたフリをしてすかさず反撃の転じるストーカー。
更には眠らされた裸の妻のヌード写真や添い寝してのツーショット写真を撮りご満悦のストーカーの異常行為・・・助けにきた消防隊員も敢無く惨殺されてしまう。
そして肝心の夫は徒歩で何とか自宅に戻ろうとするが・・・・ってサンフランシスコ大地震はどこ行った・・・?

これ災害パニックムービーと思ったらサイコエロティックサスペンスでしたわ・・・
邦題が「サンフランシスコ大地震」って、そのまんまストレートなタイトルだけにパニックムービーやと思うがな~
ビデオレンタル屋さんはこの映画はパニックコーナーでなく、サスペンスコーナーに置きましょう。
ちなみにDVDパッケージには金門橋が崩壊してるけど、本編ではまったくビクともしておりません。

TVムービーと思ってたら劇場用映画だったんですね~ 終盤のやや2転3転する展開はさすが製作ロジャー・コーマンだけにそこそこ楽しめたけど・・・でも・・・パニック映画ちがうやん!



☆☆