MOVIE KINGDOM Ⅱ

映画に関する話題やライブ&イベント、ローカルなグルメ情報など色々話題を広げて行きます
ポイントは★~★★★★★★

No.050 「崖っぷちの男」(2011年 102分 シネスコ)

2012-07-27 23:33:40 | 2012年劇場鑑賞
監督 アスガー・レス
出演 サム・ワーシントン
   エリザベス・バンクス
   ジェイミー・ベル



今回は久しぶりの3本立てのハシゴ鑑賞です
夏休みに入りいよいよ夏休み映画これからどんどん封切りされていきますが、その前に見ておかないと行けない作品が溜まっています
その中の1本がこの映画・・・そのケッタイなタイトルから結構注目されてる作品です
主演は最近チョイチョイ色んな映画に出ているサム・ワーシントン!
そいて久しぶり(私はね)のエド・ハリス・・・結構期待しての鑑賞です

(あらすじ)

元ニューヨーク市警の警察官ニック(サム・ワーシントン)は、30億円のダイヤモンド強盗の罪で投獄されていたが脱走。
ニューヨークの高層ホテルで投身自殺を図ろうとしていたところを発見される。
次々と野次馬たちが集まって来る中、彼は最近失敗をやらかしたばかりの女性刑事リディア(エリザベス・バンクス)を交渉人に指名する・・・



予告で何回も見てこの主人公が高層ビルから自殺する為にあそこに立ってるのではない・・・と言うの判っていました
そして何か大きな計画があり、多分銀行かどこかを叩くんでしょうね~その注目を世間からそらすためにビルに立つ・・・
ここまでは予告編でだいたい想像は着くね
ただこれも予告を見てなくて知らなかったらもっと面白いでしょうね~
この映画サスペンスな部分が更に増長されたでしょう

この映画はそんな展開の予測を付かせながらも観客に「なるほど~」「そう言う事だったのね・・・」感心させられたり、その行為の本当の意味が判っていくにつれ、この映画の巻頭から張り巡らされる数々の伏線やヒントの妙にただ納得させられる
中々思ってた以上に心憎い映画です



ただ後半は相当な力技で展開していくが、そこは娯楽映画として見れば爽快感が実に後味は良い
たしかに出来過ぎではあるかも知れないが、「セルラー」や「フォーンブース」を見た時のような脚本の面白さを堪能できる
悪党かと思わせて、実は・・・的な展開が上手いですね
エド・ハリスが彼らしい悪玉的な存在感を見せてるし、その他のわき役も良い味を出している
期待通りの佳作です



★★★★ 2012.7.26(木) TOHOシネマズなんば 本館プレミア 16:55 B-8

No.049 「さらば復讐の狼たちよ」(2010年 132分 シネスコ)

2012-07-21 20:59:10 | 2012年劇場鑑賞
監督 チアン・ウェン
出演 チアン・ウェン  
   チョウ・ユンファ
   グォ・ヨウ



この日は久しぶりの映画鑑賞
本来は2本見る予定が誤算が誤算を生んで結局見たい映画2本とも見れなくなり、当初予定の無かった
この映画を見る事にしました
まぁ~こういう機会でないと見る予定無かったから、いい機会かもね
香港ノワールを久しぶりに堪能しましょうか・・・意外な拾いものな1本かもよ?

(あらすじ)

辛亥革命後の中国は、力のある者たちによる暴挙により、混乱の極みにあった。
列車を襲ったギャングの頭チャン(チアン・ウェン)は、乗客(グォ・ヨウ)から県知事の職に就けばもうかると聞き、知事のふりをしてとある街にや乗り込んでいく。
だが、その街は麻薬や人身売買に手を染めたホアン(チョウ・ユンファ)の支配下にあった。
しかも、とある出来事によりチャンの義理の息子(ジャン・モー)がホアンによって殺害されてしまい……



ケッタイな映画・・・
この一語に尽きた作品ですね~
邦題の感じからして「男たちの挽歌」テイストなノワール映画を期待して言ったら・・・何じゃこれ・・・
冒頭の馬列車のド派手すぎる不自然な脱線シーンから嫌な気が弱冠したんだがね
思えば監督が主演も兼ねてる「鬼が来た!」のチアン・ウェン・・・ジョニー・ト―監督のような映画とはイメージが違うわね
ま、彼の芝居は中々渋かったけどね

特にチョウ・ユンファの怪演とも言うべきコミカルで下手な芝居は笑うに笑えないし、あまりの軽々しさに失笑してもた
全体的にグダグダ感一杯で、3時間ぐらいに感じてしまうテンポの悪さ。
考えれば単純な復讐談なんだが、それを妙にコミカルに持って回ったようなクドイ下りは退屈なだけでした
食べ物を1杯食ったか2杯食ったかを証明するために切腹して胃の中のモノを取りだし「ほら見ろ・・・」なんてブラックコメディもいいとこ!



邦題とのギャップがこの映画の足を引っ張ってるのは明らかだし、ここらは配給会社の責任と言えるでしょう
最初からこんな映画って判ってたらまた印象も違うだろうに・・・ま、それなら見てないと思うけどね
色々と風刺などのテーマを裏読み出来るようだが、それ以前に単純にオモロないぞ!
拾いものどころか、変なのを拾ってしまった・・・て感じの1本でした




★★ 2012.7.19(木) TOHOシネマズなんば 別館 シアター12 20:30 C-13




「Soul II Soul」

2012-07-20 21:50:34 | ライヴ&イベント



先月に続いてビルボードライブに来ました
90年代前半にブラックミュージックブームが到来したときに当時のクラブやディスコまたはFMなどでかかりまくったSoul II Soulのライブがここで行われます

会場はさすがに前回のキャリンホワイトの時同様に30代~40代の客層が中心でした
暗転の中コーラスが3人 バイオリン奏者の女性2人、そしてキーボードとギターが各一人というなかなかの大所帯のバックメンバーです
そこにジャージーBが登場!DJブースのような所からパソコンを操りながらオーディエンスを煽る!
もう下のフロアは総立ち!その中キャロン・ウィラーが登場です
ポッチャリした巨乳おばさん見たいになっちゃったけど、その歌声は昔12インチシングルで聞いてた時代と遜色なし!
♪Keep On Movin'という代表曲からスタートしたのは意外だった

緩やかなノリと迫力ある重低音はかつてグランドビートとか言われて時代を思い起こさせる
2曲目は知らない曲だがその後の♪Get A Lifeは大きな歓声とともに迎えられた
ジャージーBのリズミカルなラップからキャロン・ウィラーのボーカルが絶妙なコンビネーションを生み出す名曲ですね
この後、4曲ほど歌った後、なんとキャロン・ウィラーが舞台から引っ込み別の女性ボーカルと交代!
あれれ・・・?全部彼女が歌う訳ではないんですね

この人シャーロット・ケリーという人ですが結構歌ってますね~
今のボーカリストなのかな~?最近は知らないのでよく判らない
しかもその後はキーボードの男性まで歌いだす
私のイメージではSoul II Soulのボーカルはキャロン・ウィラーというイメージなので何か残念!

60分過ぎたあたりから、ジャージーBがそろそろ終わりにしょうかい?的な言葉があり、当然場内はノー!ノ―!とブーイング
後1曲?2曲?という感じでオーディエンスを煽る!
ここで再びキャロン・ウィラーがコールされて登場!
もちろん♪Back To Life!
休養充分(?)のキャロン・ウィラーが伸びのあるボーカルと軽やかな動きで踊りだす
まさにこれぞ Soul II Soul という感じで、オープニングの♪Keep On Movin'と並んでの代表曲ですね
当然フロアの中高年は総立ちの大熱狂!座ったままカウンターで緩やかに身体を揺らすカジュアルエリアの大人たち・・・
とても良い雰囲気のクライマックスですね

最後はグルーヴ感一杯の♪Jazzie's Grooveの中メンバー紹介
総勢10名がステージ一杯に一列になり両手を挙げてオーディエンスの歓声に応えます
大人のダンスミュージックと言う感じのショーでしたが、彼らの日本での全盛期はユーロビートからブラックミュージックにディスコの曲の人気が移行していった89年から90年前半頃・・・20代半ばの私はそのスローな曲調にやや最初は戸惑いあって食わず嫌いで、敬遠気味だったけど今、この中高年の年代になってじっくりライブで聴くと実に味のあるダンスミュージックであると改めて実感したライブでした

でも・・・個人的にはキャロン・ウィラーでボーカルを通してほしかったし、まだまだやってほしい曲が1st、2stのアルバムからあったと思うが・・・(例えば♪A Dream's A Dreamとか)


NEXT SHOW 小泉今日子(大阪 8.4 ビルボードライブ大阪)



★★★ 2012.7.18(水) ビルボードライブ大阪 21:30 カジュアルエリア D2-13



No.048 「容疑者、ホアキン・フェニックス」

2012-07-12 00:04:26 | 2012年劇場鑑賞
監督 ケイシー・アフレック
出演 ホアキン・フェニックス
   アントニー・ラングドン
   キャリー・パーロフ



シネマート心斎橋に久しぶりにきました
今月は何を隠そう私の誕生日月でございまして、ここは誕生日月は鑑賞ポイントを二倍にしてくれるのでございます
そんなんこんなでこの劇場に足を運びました
一風変わった「容疑者、ホアキン・フェニックス」と言う作品ですがチラシを見た時から興味津々だった作品です

(あらすじ)

ヒット作や話題作に数多く出演し、アカデミー賞に2度もノミネートされた経験を持つホアキン・フェニックス。
そんな実力派スターの彼が、何の前触れもなく俳優引退とラッパー転向を宣言して隠遁(いんとん)する。
数か月後にテレビ番組に出演するが、かつての姿からは想像できぬほどに太り、ひげは伸び放題、さらに発言も意味不明なものばかりという状態だった。
その姿に人々は驚き、ブルース・ウィリス、ジャック・ニコルソン、ベン・スティラーといった俳優仲間も同情の声を寄せる。
しかし、それらがホアキンの仕掛けた壮大なイタズラだったことが判明する。



いわゆるフェイクドキュメント作品ですが、当然出てくる人物は実在の人物であり、もちろん実名です
ハリウッドのスターやTV番組などがこのホアキン・フェニックスに振り回される様が結構面白いです
ただこれを劇場の映画で見るというのは贅沢か?またはTVやDVDで充分?
正直、大スクリーンで見るよりは家でくつろいで笑いながら見る方があってるような気がします



それでもハリウッドスターが畑違いのラップを始めるが、このラップの酷さがまたリアルで面白い
ドッキリ企画のような映画ですが、ハリウッドスターの落ちぶれた姿を見せてくれてるようで興味深い
実際こんな感じでドンドンと落ちぶれてすたれて行ったスターも居た事でしょうね
それをシュミレート的に魅せてくれた映画としても見ていいかもね



★★★ 2012.7.5(木) シネマート心斎橋 スクリーン1 20:45



No.047 「ネイビーシールズ」(2012年 110分 シネスコ)

2012-07-10 23:44:36 | 2012年劇場鑑賞
監督 マイク・マッコイ 、スコット・ウォー
出演 ネイビーシールズの皆さん



久しぶりにやってきました
相変わらず平日はいつもガランとしております
これから見る映画も多分あまり一般受けしそうな映画ではないからスカスカでしょうね
何し有名な俳優は誰一人しか出ておらず 実際のネイビーシールズの隊員たちが主役ですからね・・・

(あらすじ)

過酷な訓練を乗り越えてきた数パーセントの精鋭兵士たちで編成され、オサマ・ビンラディン暗殺をはじめとする国家の最高機密作戦に従事している、アメリカ軍が誇る特殊部隊のネイビーシールズ。
そんな彼らに、誘拐されたCIAエージェントの救出という新たなミッションが下される。
冷静に着々と救出作戦を遂行させていくが、誘拐事件は恐ろしい大規模テロ計画へとつながっていた。
国家のため、家族のため、仲間のため、さまざまな思いを胸に秘めながら、ネイビーシールズの面々はテロ計画の中枢へと突き進んでいく・・・



ネイビーシールズ主演て聞いてたからてっきりセミドキュメンタリー的な映画だと思ってたら、意外にもストーリーがちゃんとあって悪役も出てきます
よって劇映画としても十分楽しめるので、軍事マニアや軍事オタクでなくても見れます
確かにストーリー的には細かい設定や、二転三転するような起伏のある話ではないけど、テロリストが居てそれをネイビーシールズが叩きに行くと言う実にシンプルでわかりやく見易いのが良かったです



また戦闘シーンなどもなかなか臨場感があり、シューティングゲーム見たいに銃を構えた時の主観映像はまさに最前線に放り込まれた気分が味わえるかも?
実際の隊員が演技をし、映画の中で出てくる戦略も実際に実行されてるものらしい
さすがに演技というより演習のような感じで、無駄のない動きや銃弾が発射される音の重量感のようなものはとてもリアル!
潜水艦にボートから乗り移るシーンでも迅速な行動は見る者をさすが~と納得させられる
見ようによってはアメリカ軍のPR映画にも見えなくもないが、ここは広い心で「いゃ~やはりホンモノは違いますな~」と臨場感ある映像を堪能しましょうよ



★★★★ 2012・7・5(木) MOVIX八尾 シアター11 16:30 I-10

「大日本プロレス 大阪サプライズ4」

2012-07-06 21:30:54 | ライヴ&イベント



この日は朝から雨・・・実は草野球の試合をするために休みを取ってたのだが、あえなく中止!
そういう事で夕方、大阪で大日本プロレスの興行があるので行ってきました
会場は城東区民センター・・・最近は色んなところで試合やってますね




この日は7月15日に引退試合を控える大日本プロレス創世記のエース 山川竜司の大阪ラストマッチ
開場からすでに売店でサイン会に忙しい山川選手ですが、厳つい顔の割にとても人当たりの良さそうな選手です

バラエティに富んだ選手が色々出てくる大阪サプライズシリーズですが、やはり盛り上げてくれるのはバラモン兄弟!
謎の粉や液体をまき散らし観客をパニックに陥れる、昭和プロレスの残り香のするレスラー・・・でも逃げまどいながらお客さんはみんな楽しそうなんです
今回もまた粉だらけにされたぞ・・・



メインはもちろん山川 竜司の大阪ラストファイト!
そんな彼のラストマッチは蛍光灯8人タッグデスマッチ!

山川 竜司 アブドーラ・小林 佐々木 貴 星野 勘九郎 VS宮本裕向 “黒天使”沼澤邪鬼 木高イサミ 竹田誠志

 

開始早々から乱闘なった試合ですが、主役の山川は活躍どころかボロボロに叩きのめされる・・・かつてのデスマッチ王の威光はありません
頭骸骨骨折を経て復帰や休養繰り返して今回の引退興業になるんですが、お世辞にも動きイイとは言えないし、現在はヤラレキャラとなった感は否めない
でもそのヤラレっぷりは受け身に定評がった彼ならではのモノかも知れませんね

蛍光灯に叩きつけられ、飛び散った破片の上を引きづり回される・・・情けないほどのヤラレっぷりですが、これも含めての山川竜司ですね
まさにこの試合の見所は山川竜司のヤラレ様と彼がどこまで反撃して彼の強さの部分を見せてくれるか?ではないでしょうか?
アブドーラ・小林や竹田誠志と言った最近メインを張るデスマッチファイターも、そして大日本の定番アイテムの蛍光灯さえもこの日は完全に脇役です
山川竜司のワンマンショーと言ってもいい山川竜司の為の山川竜司の試合という図式に感じました

その決着は当然ながら山川竜司が見事にフォールを奪って勝って魅せるか、またはボコボコのやられて魅せるか・・・どちらかにせよ山川竜司で試合が終わるしか無い訳です
その結果は血だるまになってのフォール負け・・・


“黒天使”沼澤邪鬼 (18分50秒 体固め) 山川竜司





試合に勝った方に喜びもないし、負けた方にも悔しさもないプロレス特有の雰囲気だが、そこに一人のプロレスラーの幕引きとしての決着がありました
マイクパフォーマンで観客に短い言葉でお礼をいい、最後は敵味方並んで手を挙げて観客の声援に応える
その姿こそこの試合の決着ですね
デスマッチという中で山川竜司というプロレスラーの関西でのラストマッチを、今現在の彼らしいプロレスを見せる事で、このメインイベントを締めくくった・・・そんな印象でした




試合が終わりリングを降りて通路を歩く彼に温かい声援が送られていく
彼の大阪のリングを去る後ろ姿を追っていくと何と控室に帰らず、そのまま売店に行き血だるまでグッズ販売とサインや記念撮影ファンサービスに努めるのでありました


↑CS放送の試合後のインタビューも売店でしていた

彼が大日本プロレスでエースだった頃はプロレスからも興味が離れていた頃で、名前ぐらいしか正直知らなかったけど、ホントお疲れさまでした



★★★ 2012.7.1(日) 大阪・城東区民ホール 自由席 当日券

No.046 「スノーホワイト」(2012年 127分 シネスコ)

2012-07-04 00:00:14 | 2012年劇場鑑賞
監督 ルパート・サンダーズ
出演 クリステン・スチュワート
   シャーリーズ・セロン
   クリス・ヘムズワース



立て続けに見たこの日の三本目は話題の「スノーホワイト」です
同じタイトルで随分前にシガニーウィーバーが出ていた作品ありましたね
あちらも今回同様にダークファンタジーとしての映画化でしたがこちらは白雪姫が戦う姫と言う設定でアクション色があって結構楽しめるかな?

(あらすじ)

とある王国の王と王妃の間に生まれ、肌の白さがまるで雪のような美しさを持つスノーホワイト(クリステン・スチュワート)は、一家で仲むつまじく生活していた。
ところが、スノーホワイトが幼いころに王妃が事故によってこの世を去ってしまう。
大きなショックを受けた王だったが、ラヴェンナ(シャーリーズ・セロン)という美女に一目ぼれし、彼女を王妃として迎えることを決める。
しかし結婚式の夜に、王はラヴェンナによって殺されてしまい……



正直疲れる映画でしたね
特に中盤は個人的にダレてしまい集中力に欠けてしまいました
重たい話ではあるし、ダークファンタジーと言う事で画面も暗い感じて言うのは分かるけど、なんか映画の展開のテンポまで重たく感じる
また主役のクリステン・スチュワートもやはり暗い感じだし出てくる人間皆どこか辛気臭さくてよけいに作品が重く全体にしんどい映画になった気がしました
唯一笑えたのは途中に汚いおっさんである七人の小人の一人が唐突に「ハイホー歌うか?」と言うまるでアドリブのような台詞に笑った



ただシャーリーズ・セロン演じる女王は綺麗ですね
それが一番良かったかな?
女王は「鏡よ鏡、この世で一番綺麗なのは誰?」鏡は「白雪姫です」と言うが、いやいやどう見てもシャーリーズ・セロンさんですよ



2012.6.28(木) TOHOシネマズなんば 本館スクリーン1 21:20 K-24

No.045 「ワン・デイ 23年のラブストーリー」(2011年 107分 シネスコ)

2012-07-02 21:29:47 | 2012年劇場鑑賞
監督 ロネ・シェルフィグ
出演 アン・ハサウェイ
   ジム・スタージェス
   パトリシア・クラークソン
  


引き続き見たのが久しぶりの恋愛映画
この時期こういう恋愛映画が数本公開されていますが、残念ながらこの作品しか見れそうにありませんね
この映画のポスターが結構レトロなデザインな感じで少し懐かしいですね

(あらすじ)

エマ(アン・ハサウェイ)とデクスター(ジム・スタージェス)は親友として、23年間一緒に過ごしてきた。
愛する気持ちを心に秘めていたエマだったが、ある年の7月15日にデクスターからほかの女性と結婚することを打ち明けられる。そして、何年にもわたる2人の恋の行方を左右する7月15日が訪れる



この映画は最近好調のアン・ハサウェイへのキャラが良く描かれている
がり勉タイプの大学を卒業したての色気の無さそうな頃から年月を重ねて行くに従いどんどんイイ女になっていくのです
相手役のジム・スタージェスのどこか頼りなさげなところが余計彼女を引き立てる
そんなこの2人は長い年月の中で時にはへこみ、時には励ましていく・・・
所々2人の秘めた気持ちが微妙に表れるシーンなんて切ないような苛立たしいような・・・そんな見せ方も上手いですね



23年間の中で7月15日という1日だけを切り取って見せてくれる手法はユニークで面白いですね
23年間で1日しか交流しない訳でなく、描かれていない部分でも2人のドラマはあるだけに、翌年のシーンになると唐突に2人の状況が情勢が変わってたりするが、それが生きた物語らしく、下手にこじつけて作ったドラマよりリアリティがある
ただ・・・中盤までこの2人の一年の中の一日だけを見てきていて唐突に後半から展開が変わって行くのは少し残念
そういう意味の23年間のラブストーリーなのか・・・と思いつつもこの結末は少し気にいらないね~

まぁ衝撃のラストとか言う言い方はあるけど、この映画に関してはそんなのは不要にしてほしい
2人の挫折などを繰り返して成長していく姿を見てると、もっとストレートに2人のハッピーエンドを見せてほしかったです
惜しいな~



★★★ 2012.6.28(木) TOHOシネマズなんば 本館スクリーン6 19:15 K-5




No.044 「ソウル・サーファー」(2011年 106分 シネスコ)

2012-07-01 00:22:18 | 2012年劇場鑑賞
監督 ショーン・マクナマラ
出演 アナソフィア・ロブ
   ヘレン・ハント
   デニス・クエイド



久しぶりの映画鑑賞です
この時期恒例の長期の出張で劇場に足を運べて無かったせいですが、おかげで数本見たい映画が終わってもたがな
ここから再開ですが、その最初を飾るのがこの映画
この映画の存在は知らなかったし、出張先のTVスポットで知ったのです
こちらはこんな映画すんねんな~と思ってたら大阪でも上映始まってた

(あらすじ)

透き通るような美しいハワイの海を愛し、幼少時代からプロのサーファーになることを目指してきたベサニー(アナソフィア・ロブ)は、13歳のときにサメに襲われ左腕を失う。
絶望した彼女はサーフィンを断念し別の道を歩もうとするが、どうしてもサーフィンをあきらめることはできなかった。
そして、家族に支えられながら想像を絶するような特訓を重ね、再びプロを目指す。



実話の映画化らしいですが、久しぶりに良い映画に出会えたと思いました
サメに片腕を食いちぎられるシーンから彼女の試練が始まるんだが、この映画は主人公がこの試練を乗り切り、
サーファーとして復活する物語ではあるのだが、何より彼女個人というより彼女の家族たちのドラマとしての印象が強い
彼女の試練は家族の試練・・・そんな事を思わせるほど両親や兄弟たちが一つになり、べサニーと一緒に苦難に立ち向かっていく・・・そんな姿がイヤ味や押しつけがましくなく描かれていて好印象です

スポ根ものでありがちなトレーニングのシーンなどはさらりと描き、何より彼女が友人や家族のサポートで前向きに生きて行く姿が中心となって描かれる
悪い人が一人も出てこないのも特長・・・嫌味なライバルでさえハンディを背負ったべサニーを特別扱いせず潰しにかかって来る姿はある意味好印象に思えてくる
好きであればこそかも知れないがチャレンジすることへの勇気を力強く感じさせてくれる



また腕を負傷して時の彼女の冷静な姿、その後の前向きな姿勢を見てるとこの子はある意味並みならぬ精神力のある子だと言うのがわかるし、家族もまた同様・・・特に父親の娘に言うセリフで「サメは片腕を奪ったが殺そうとはしなかった・・・」というこの考え方、前向きな姿勢は凄いと思った

しかし片腕になったべサニー演じるアナソフィア・ロブの片腕姿はたぶんCGで処理してるんだろうけど、良く出来てますね~
下手なSFのCGよりも完成度は高し!
久しぶりに大穴な1本でした




★★★★★ 2012.6.28(木) なんばパークスシネマ シアター11 16:15 G-6