語られる言葉の河へ

2010年1月29日開設
読書
大岡昇平+社会問題・社会保障

【南雲つぐみ】ウニの色と栄養

2017年06月23日 | 医療・保健・福祉・介護
 ウニを漢字で書くと、一般的に調理していない殻付きのものを「海胆」、殻から抜き取り加工したものが「雲丹」となる。我々が食べているのは、生殖巣(卵巣や精巣)で、一つのウニには五つの生殖巣が入っている。産卵期になるとオスは濃い黄色、メスは赤に近いオレンジ色になるそうだ。
 昔から滋養強壮によいとされる珍味だが、赤褐色はエキノネンというビタミンAと同じ働きをする色素成分だ。ビタミンB1やB2、グルタミン酸、亜鉛なども含まれる。消化もよいので少し値は張るが疲労時のスタミナ食になる。
 三陸産のウニの旬は6月中旬から8月初旬まで。4月後半から徐々に水揚げされるが、実入りや味がよくなってくるのは6月以降といわれているそうだ。
 今年4月、三陸近海でキタムラサキウニが異常繁殖しているというニュースがあった。震災の津波の影響ではないかといわれ、エサになる海藻が少ないためにウニ自体の実が小さく、売り物にならないのではと懸念されている。

□南雲つぐみ(医学ライター)「ウニの色と栄養 ~歳々元気~」(「日本海新聞」 2017年6月10日)を引用
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【森功】【加計学園疑惑】もう一人のお友達の「暗躍」 ~下村元文科大臣~

2017年06月23日 | 社会
 (1)加計学園問題で飛び出した「総理のご意向」文書の再調査が注目される。政府は、形の上で文書の存在を改めて認めたが、本来、文書の存否など問題の入口にすぎない。2017年5月に文書が発覚して1ヵ月経過してなお、いっこうに議論は深まらず、追求が進まないのは「ご意向」「忖度」という表現が邪魔をしているからではないか。
 総理への忖度が問題だ、と野党やマスコミは政府を責め立てる。しかし、「忖度する」の主語は内閣府や文科省などの官僚である。つまり、忖度は首相が安全地帯に逃げ込める便利な言いまわしだ。一見、追求しているかのような評論家やジャーナリストも、追求の矛先を首相には向けない。その結果、問題そのものが文書の存否や昨年の内閣府と文科省のさや当てに矮小化され、疑惑の核心が遠く貸すんでしまっている。

 (2)事の本質は、忖度などではない。一強どころではなく独裁と見える安倍政権と、そこに極めて近い友人。その間で何が起きていたのか。
 この疑念を解き明かすキーパーソンの一人が元文科大臣の下村博文であり、ターニングポイントが2015年であった。
 加計学園による今治市の獣医学部開設は、第一次安倍政権時代に持ちあがり、構造改革特区の申請を15回も門前払いされてきた。加計学園が、その絶望的な状況の中で光明を見出したのが、2012年12月にスタートした第二次安倍政権の布陣だ。そこで首相の側近である下村が、大学認可の生殺与奪権を握る文部科学大臣に就任した。
 もともと加計と下村は知らない仲ではない。それどころか、本人だけでなく、夫人の今日子は、加計孝太郎・加計学園理事長や安倍昭恵といっしょに渡米するほどの間柄だ。おまけに今日子は、広島加計学園の教育審議委員にもなった。それはあたかも下村とのパイプ役を果たしているかのように映る。

 (3)一方、下村本人は、赤坂の料亭で加計の陳情を受け付け、獣医学部新設に前のめりになってきた。加計にとって大きな転換が2015年春から初夏にかけてのことだろう。
 この年の4月2日、それまで構造改革特区の申請をしてきた加計学園を擁する今治市の担当職員が上京し、首相官邸を訪ねた。首相動静によれば、下村文科大臣も、その日官邸に居合わせている。
 それから2ヵ月後の6月2日、今治市が構造改革特区から国家戦略特区に申請をやり直した。提案名は「国際水準の獣医学教育特区」。これを受けた政府は、6月30日、「日本再興戦略改訂2015」を閣議決定した。
 このとき、獣医学部新設をクリアするため、例の「4条件」が発表された。巷間、獣医学部新設反対派の石破茂・地方創生担当大臣が考案した「石破4条件」などと呼ばれる。しかし、その実、4条件は構造改革特区時代から存在し、下村文科大臣が了承した上での話だ。 

 (4)2015年12月15日、首相が議長を務める国家戦略特区諮問会議で、構造特区の特例措置として、特区に指定されることになった。つまり、この時点で加計学園の獣医学部開設の大枠が決まった、と見てよい。
 下村は、この間、大臣就任の前年を含め、パーティ券名目で加計学園から計240万円の献金を受けているはずだが、その質問にはいまだに答えていない。

□森功「「忖度報道」ばかりで霞む加計学園もう一人のお友達下村元文科大臣の「暗躍」 ~ジャーナリストの目 第345回~」(週刊現代 2017年7月1日号)
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 【参考】
【JAL】社員の賃上げの前に余ったカネを社会に還元するのが筋 ~大幅賃上げを進める日本航空~
【空港】民営化元年の今年 ~地方空港は赤字経営だらけ~
【社会】「工藤会」脱税容疑逮捕で暴力団の資金が枯渇するか
【米国】が狙い撃ちする日本の自動車部品メーカー ~カルテル摘発続出~
【社会保障】報酬の大幅減額で浮き彫りになった介護保険制度の「矛盾」
【電力】会社が再生エネ買い取りに消極的な本当の理由
【政治】パソナと安倍政権が目論む労働市場「改悪」
【原発】朝日叩きに走る各紙が過去に飛ばした「大誤報」

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【佐藤優】海上権力を維持するために必要な要素 ~イギリスの興亡の歴史を通して~

2017年06月22日 | ●佐藤優
★アルフレッド・T・マン(北村謙一・訳)『マハン海上権力史論』(復刊=原書房、2008)
 
 (1)米国の海軍軍人アルフレッド・T・マン(1840~1914年)は、歴史家、軍事理論家としても名高い。本書は、海軍大学校における講義を整理したもので、『歴史に及ぼした海上権力の影響1660~1783』というタイトルで1890年に刊行された。
 マッキンダーが陸の地政学の祖であるのに対して、マハンは海の地政学の祖だ。

 (2)当時の覇権国であった英国に対する分析が、この著作の中心的位置を占める。特に英国・プロイセン対仏国・オーストリア・ロシア・スペイン・スウェーデンで戦った7年戦争(1756~63年)で英国・プロイセンが勝利したことに注目して英国の地政学的戦略にについて工作する。
 <イギリスは今日もそうであるが、ほかの諸国に比べて小さな陸軍をもって、まずうまく自国の海岸を守り、次いでその兵力をあらゆる方向に派遣して遠隔の地にその支配と影響力を拡大した。そして彼らをイギリスに従属させたばかりでなく、イギリスの富、その力及びその名声に貢献させた>
 マハンは、英国が海軍を機動的に用いていることを高く評価する。
 さらに重要なのは、このような海洋政策を英国の政治エリートと国民が支持していることだ。
 <イギリスの努力は、その国民の生まれながらの才能とピットの火のように輝く天才によって指導された。その指導は戦争後も続いて行われ、その後のイギリスの政策に大きな影響を及ぼした。イギリスは今や北アメリカの女王となり、また東インド会社を通じてインドを支配するに至った。イギリスはそのほかにも地球上に遠くかつ広く散在する他の豊かな領土を持っていた。一方スペイン帝国は巨大ではあるが、ばらばらで弱かったがゆえに、イギリスはさんざんこれをこらしめることができたという有益な教訓をイギリスは眼の前に学んだ>

 (3)イギリスは、海上権力(シーレーン)を押さえることで、世界的規模におけるネットワーク上の活動が可能になった。
 マハンは、国民の海に対する認識が国家の政策に与える影響を無視することができないと考える。
 <国民の海上経歴に対してその国の政府が及ぼす影響という一般的問題について考えてみよう。その影響力は二つの別個ではあるが互いに密接に関連しあった仕方で作用しうることがわかる。
 第一に平時において、政府はその政策によって、国民の産業の自然的な発展及び海により冒険と利益を求めようとする国民の傾向を助長することができる。もしこのような産業や海洋進出の気風が本来ないときは、政府はそれらの開発に努めることができる。一方これに反して政府は誤った措置をとることにより、国民に自由にやらせておけば達成するであろうような進歩を阻止妨害することもあろう。これらの方法のうちのいずれをとるかによって政府は、平和的通商問題に影響を与えてその国のシーパワーを興し又はそこなうのである。しかも通商こそ真に強力な海軍の基礎であることは、何度強調してもし過ぎることはない>

 (4)平時に通商を強化することによって海上におけるネットワークを拡大する。そうすることで英国の帝国主義国としての地位が強化されるのだ。
 平時に構築されたネットワークが、戦時になると軍事力に転化する。
 <第二に戦争のために。海軍の発達の程度及び海軍に関連した権益の重要性に相応した規模の海軍を維持するに当たって、政府は最も合法的な方法でそれに影響を及ぼすであろう。海軍の規模より以上に重要なことは海軍の制度の問題である。すなわち、健全な精神や活動を助長する制度。適当な予備員と予備艦艇により、またさきに国民の性格や職業について考察した際指摘しておいた一般的な予備戦力を召集することにより、戦時に海軍力を急速に増強することができるような制度。そのような制度こそより重要である>
 平時の客船は、輸送船や病院船に転換することができる。また、貨物船に大砲を取りつければ、軍艦に転換することもできる。平時の商船隊の力は、戦時になれば直ちに戦力に切り替わる。もっとも、海軍が機動的に展開するためには、海外で基地を維持するための植民地が必要になる。

 (5)<この戦争準備の第二の問題の中には当然、平和的な通商に従事する商船を守るために軍艦がついていかなければならない世界の遠隔の地に、適当な海軍基地を維持することも含まれなければならない。これらの基地の防護は、ジブラルタルやマルタのように直接軍事力に依存するか、又はその基地の周辺の友好的な住民に依存しなければならない。(中略)イギリスの海軍基地はすでに世界のあらゆる部分にある。そしてイギリスの艦隊は同時にそれらの基地を保護し、基地間の交通線を確保し、また避難所としてそれらの基地に依存して今日に至っている>
 この目的を達成するためには、植民地の住民が英国に対する敵愾心を持たないようにしなくてはならない。
 <母国に所属する植民地は、国家のシーパワーを海外において支援する最も確実な手段を提供する。平時には政府は、あらゆる手段を講じて温かい結びつきと利害の一致を促進するよう影響力を行使すべきである。それがあってこそ一部の福祉は全部の福祉であり、一部の紛争は全部の紛争であると感じさせることができる>
 英国の海上権力は植民地に依存していた。だから、第二次世界大戦後、植民地を失うと英国は帝国の地位を失うのだ。

□佐藤優「イギリスの興亡の歴史を通して海上権力を維持するために必要な要素を考える ~名著、再び ビジネスパーソンの教養講座 第42回~」(「週刊現代」2017年7月1日号)
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 【参考】
【佐藤優】女性の貧困を追跡したノンフィクション、師弟関係こそ教育の神髄、イランは国際基準から逸脱した国
【佐藤優】2000年の時を経て今なお変わらないインテリジェンスの「真髄」 ~孫子~
【佐藤優】財政から読みとく日本社会、ラジオの魅力、高校レベルの基礎の大切さ
【佐藤優】嫌韓本と一線を画す韓国ルポ、セカンドパートナーの実態、日本人の死生観
【佐藤優】人間にとって「影」とは何か ~シャミッソー『影をなくした男』~
【佐藤優】文部省の歴史と現状、経済実務家のロシア情勢分析、中国の対日観
【佐藤優】学習効果が上がる「入門書」、応用地政学で見る日本、権力による輿論のコントロールを脱構築
【佐藤優】大川周明『復興亜細亜の諸問題』 ~イスラーム世界のルール~
【佐藤優】女性と話すのが怖くなる本、ネット情報から真実をつかみ取る技法、ソ連とロシアに共通する民族問題
【佐藤優】ヨーロッパ宗教改革の本質、相手にわかるように説明するトレーニング、ロシア・エリートの欧米観
【佐藤優】なぜ神父は独身で牧師は結婚できるのか? 500周年の「革命」を知る ~マルティン・ルター『キリスト者の自由』~
【佐藤優】政界汚職を描いた古典 ~石川達三『金環蝕』~
【佐藤優】生きた経済の教科書、バチカンというインテリジェンス機関、正しかった「型」の教育
【佐藤優】誰かを袋だたきにしたい欲望、正統派の書評家・武田鉄矢、追い込まれつつある正社員
【佐藤優】発達障害とどう向き合うか、アドルノ哲学の知的刺激、インターネットと「情報犯罪」
【佐藤優】後醍醐天皇の力の源 「異形の輩」とは--日本の暗部を突く思考
【佐藤優】実用的な会話術、ユーラシア地域の通史、宇宙ロケットを生んだ珍妙な思想
【佐藤優】キブ・アンド・テイクが成功の秘訣、キリスト教文化圏の悪と悪魔、理系・文系の区別を捨てよ
【佐藤優】企業インテリジェンス小説 ~梶山季之『黒の試走車』~
【佐藤優】中東複合危機、金正恩の行動を読み解く鍵、「型破り」は「型」を踏まえて
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【佐藤優】米国のキリスト教的価値観、サイバー戦争論、日本会議
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【佐藤優】遅読家のための読書術、電気の構造、本屋大賞
【佐藤優】外山滋比古/思考の整理学
【佐藤優】何が個性で、何が障害か
【佐藤優】大宅壮一ノンフィクション賞選評 ~『原爆供養塔』ほか~
【佐藤優】英才教育という神話
【佐藤優】資本主義の内在的論理
【佐藤優】米国の戦略策定、『資本論』をめぐる知的格闘、格差・貧困問題の起源
【佐藤優】偉くない「私」が一番自由、備中高梁の新島襄、コーヒーの科学
【佐藤優】フードバンク活動、内外情勢分析、正真正銘の「地方創生」
佐藤優】日本の政治エリートと「天佑」、宇宙の生命体、10代が読むべき本
【佐藤優】組織成功の鍵となる人事、ユダヤ人の歴史、リーダーシップ論
【佐藤優】第三次世界大戦の可能性、現代東欧文学、世界連鎖暴落
【佐藤優】司馬遼太郎の語られざる本音、深層対話、米政府による暗殺
【佐藤優】著名神学者のもう一つの顔 ~パウル・ティリヒ~
【佐藤優】総理が靖国参拝する理由、NPO活動の哲学やノウハウ、テロ対策の必読書
【佐藤優】今後、起こりうる財政破綻 ~対応策を学ぶ~
【佐藤優】社会の価値観、退行する社会
【佐藤優】夫婦の微妙な関係、安倍政権の内在的論理、警察捜査の正体
【佐藤優】情緒ではなく合理と実証で ~社会の再構築~
【佐藤優】中曽根康弘、21世紀の資本主義分析、北樺太の石油開発
【佐藤優】日本人の思考の鋳型、死刑問題、キリスト教と政治
【佐藤優】中国株式市場の怪しさ、イノベーションの障害、ホラー映画の心理学
【佐藤優】普天間基地移設問題の本質、外務省犯罪黒書、老後に快走!
【佐藤優】シリア難民が日本へ ~ハナ・アーレント『全体主義の起源』~
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【加賀乙彦】『永遠の都』をめぐる対話

2017年06月21日 | 小説・戯曲
 精神科医、作家、日本藝術院会員、日本ペンクラブ顧問の加賀乙彦と著書150冊の作家、岳真也が『永遠の都』の読みどころを拾い出し、背景を語り、読みを深める。
〈例1〉加賀の受洗は57歳のときだが、『永遠の都』を書き始めて1年ぐらい経ってから。受洗によって書きやすくなった。
〈例2〉『永遠の都』は『雲の都』を経て最近作『殉教者』によって完成する。
〈例3〉『資本論』を一生懸命読んだ。資本主義社会では恐慌、パニックは必ず起こる、と加賀も考える。

●加賀乙彦の受賞歴
 1968年『フランドルの冬』/芸術選奨文部大臣新人賞
 1973年『帰らざる夏』/第9回谷崎潤一郎賞
 1979年『宣告』/日本文学大賞
 1986年『湿原』/第13回大佛次郎賞
 1998年『永遠の都』/第48回芸術選奨文部大臣賞
 1999年『高山右近』/日本芸術院賞
 2000年 日本芸術院会員
 2011年 文化功労者
 2012年『雲の都』/第66回毎日出版文化賞企画特別賞
 2016年 第5回歴史時代作家クラブ賞・特別功労賞

□加賀乙彦×岳真也『永遠の都は何処に?』(牧野出版、2017)
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【南雲つぐみ】夏至 ~6月21日~

2017年06月21日 | 医療・保健・福祉・介護
 夏至は1年で昼間が最も長くなる日。今年は6月21日で、三重県伊勢の二見浦では、夫婦岩の二つの岩の間から上る、一年でもっともエネルギーの強いとされる太陽を拝みながら、みそぎを行う「夏至祭」が行われる。
 太陽から放出されるエネルギー量は季節ごとに変わるわけではないのに、なぜ地球が受ける太陽エネルギーの量は季節ごとに変化するのか。中学校の理科で習ったように、地球が太陽の周りを楕円を描いて公転しているのと、地軸に傾きがあるせいだ。
 夏至のころには、太陽の南中高度が最も高くなり、まさに頭の真上から照りつけているようになる。太陽(焦点)との距離は夏至のすぐ後の7月上旬が最も遠くなり(遠日点)、1月初旬がもっとも近くなる(近日点)。
 また、夏至の時期は、本州では梅雨の真っただ中なので、日照時間は冬至の頃より短い地域もあるようだ。ちなみに夫婦岩に近い鳥羽の6月の平均日照時間は140.5時間(1987~2010年平均・気象庁)で、12月は166.4時間となっている。

□南雲つぐみ(医学ライター)「夏至 ~歳々元気~」(「日本海新聞」 2017年6月21日)を引用
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【食】ウィークポイントは添加物 ~「調理梅干し」~

2017年06月21日 | 医療・保健・福祉・介護
 重複につき、こちらに統一。
【食】ウィークポイントは添加物 ~「調理梅干し」~

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【南雲つぐみ】北見のハッカ油 ~毎月20日は「ペパーミントの日」~

2017年06月20日 | 医療・保健・福祉・介護
 毎月20日は「ペパーミントの日」。ペパーミントはシソ科ハッカ属のハーブで、目の覚めるような爽やかな香りが特徴だ。ペパーミントのアロマオイルは、鎮痛、冷却作用があるとされるメントールを含み、頭痛や胃のむかつきを和らげる。抗真菌、抗菌作用なども認められているそうだ。花粉症で鼻がむずがゆかったり、鼻づまりがひどかったりするときは、マスクに一滴落として布地にもみ込んでおくと、スーッと鼻が通る。
 しかし、商品によっては、香りが人工的に感じられることがある。先日私は北海道北見市の特産品である「ハッカ油」を入手した。国産の天然素材を使用しており、香りも素朴で爽快だ。
 北見のハッカは明治31年に初めて栽培されたという。昭和13~14には世界のハッカ生産量の70%を占めていたそうだ。
 雨の多いこの時期の気分転換として、冷たい水にハッカ油を数滴落としておしぼりを作る。汗が引いて気分もよい。食品添加物としてのハッカ油は、飲み物にまぜて使うと気分がすっきりするので愛用している。

□南雲つぐみ(医学ライター)「北見のハッカ油 ~歳々元気~」(「日本海新聞」 2017年6月20日)を引用
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【南雲つぐみ】ストレスから救う方法 ~東洋の「感謝の原理」~

2017年06月20日 | 医療・保健・福祉・介護
 ストレスという言葉は一般に浸透しているが、精神医学、心理学、工学などの用語でもある。この言葉をつくったのは、カナダの生理学者ハンス・セリエ博士だ。
 セリエ博士が研究室で実験用のネズミに注射をした際、注射液ではなく、注射針の刺激でネズミの体調が悪くなるということに気が付いた。これが、ストレス学説につながったそうだ。
 セリエ博士はストレスを「生体が何らかの刺激を受けたとき、生体側に生じるゆがみ」と定義した。その刺激というのは、必ずしも邪悪なものというわけではなく、「温度の変化や騒音、薬物、化学物質などあらゆるものだ」としている。
 ネズミの心身に強い緊張を与えた注射針のように、ささいな出来事や人の言葉が、人によってはストレスになりうるのだ。
 日本にセリエのストレス学説を紹介した杉靖三郎氏が博士に「現代人をストレスから救う良い方法は?」と尋ねたところ、「それは東洋の『感謝の原理』です」と答えたそうだ。感謝の思いがストレス解消への近道になるという。

□南雲つぐみ(医学ライター)「ストレスとは ~歳々元気~」(「日本海新聞」 2017年4月6日)を引用
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 【参考】
【南雲つぐみ】はやぶさの日 ~6月13日~
【南雲つぐみ】稲妻は農作物にいい
【南雲つぐみ】トマトをちょい足し
【南雲つぐみ】「落ちる」事故に注意 ~法の不備~
【南雲つぐみ】気になる汗の臭い
【南雲つぐみ】歯と口の健康週間 ~6月4日から~
【南雲つぐみ】旬のピーマンを生で味わう
【南雲つぐみ】梅雨時の熱中症 ~傾向と対策~
【南雲つぐみ】衣更え ~6月1日~
【南雲つぐみ】WHOが認めた耳のツボ ~耳鳴りの東洋医学療法~
【南雲つぐみ】ヴァージニア・ウルフが指摘するように ~食生活と行動~
【南雲つぐみ】夫婦の会話
【南雲つぐみ】ヒジキの栄養 ~今が旬~
【南雲つぐみ】禁煙を成功させる
【南雲つぐみ】小満 ~5月21日~
【南雲つぐみ】女性の健康検定 ~女性活躍推進法~
【南雲つぐみ】からしの味わい方 ~カラシナ~
【南雲つぐみ】地中海料理と健康
【南雲つぐみ】夏ミカンのにおい
【南雲つぐみ】ソラマメ ~美味しいのは3日間だけ~
【南雲つぐみ】神田祭 ~今年は陰祭り~
【南雲つぐみ】ナイチンゲールの誕生日 ~5月12日~
【南雲つぐみ】チューリップフェア ~富山~
【南雲つぐみ】長良川の鵜飼い開き ~5月11日~
【南雲つぐみ】ビタミンDの効果 ~筋力強化・抗鬱・抗癌~
【南雲つぐみ】呼吸の日 ~5月9日~
【南雲つぐみ】タケノコご飯
【南雲つぐみ】ちまき ~屈原の逸話~
【南雲つぐみ】ギョウジャニンニク(行者葫) ~アイヌネギ~
【南雲つぐみ】笑うヨガ ~体調回復~
【南雲つぐみ】スズランの毒 ~スズランを贈るフランスの風習~
【南雲つぐみ】子供の事故に注意 ~特に7歳児~
【南雲つぐみ】クルミとの組み合わせ ~果実と健康~
【南雲つぐみ】春キャベツとアサリ
【南雲つぐみ】手を振る気功術 ~貧乏ゆすりの精神衛生~
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【南雲つぐみ】歯周病と原因菌
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【南雲つぐみ】チラシの読み方 ~「Zの法則」~
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【南雲つぐみ】平熱は一定でない~年齢、一日の時刻~
【南雲つぐみ】桃源郷へ ~山梨県、福島県~
【南雲つぐみ】家電の省エネ ~冷蔵庫ほか~
【南雲つぐみ】スナップエンドウ
【南雲つぐみ】出会いはストレス? ~4月~
【南雲つぐみ】面倒でも試みよう ~認知症防止の第一歩~
【南雲つぐみ】軽度認知障害 ~その予防法~
【南雲つぐみ】あんぱんの日 ~4月4日~
【南雲つぐみ】散歩しながら会議
【南雲つぐみ】立って仕事 ~座り過ぎは喫煙と同じほど体に悪い~
【南雲つぐみ】カテキンの効果 ~殺菌・消臭・口内の衛生~
【南雲つぐみ】健康にいい食べ方
【南雲つぐみ】春休みの時差ぼけ
【南雲つぐみ】菜種梅雨 ~春雨、催花雨~
【南雲つぐみ】お花見 ~3月27日は「さくらの日」~
【南雲つぐみ】カテキンの効果 ~殺菌・消臭・口内の衛生~
【南雲つぐみ】冷えのぼせに注意 ~血行不良~
【南雲つぐみ】栄養はバランスよく ~若者より高齢者の方が健康的~
【南雲つぐみ】クロロゲン酸の効用 ~珈琲~
【南雲つぐみ】潮干狩り ~アサリの旬~
【南雲つぐみ】風が吹けば桶屋が儲かり、歯の数が減ると医療費がかさむ
【南雲つぐみ】春は突風に注意 ~飛来物・落下物・転倒事故~
【南雲つぐみ】春苗の植えどき ~ハーブ、青菜、花~
【南雲つぐみ】お彼岸 ~その心~
【南雲つぐみ】せきを抑えるツボ ~自衛法~
【南雲つぐみ】加齢黄斑変性とその治療法
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【南雲つぐみ】クラゲの癒やし ~ストレス解消~
【南雲つぐみ】アレルギー性結膜炎 ~目の花粉症~
【南雲つぐみ】遺伝子検査と生活習慣
【南雲つぐみ】早春の香り ~匂いとセラピー~ 
【南雲つぐみ】白酒と甘酒 ~甘酒は栄養豊富~
【南雲つぐみ】背骨の新しい治療法
【南雲つぐみ】ビーナスベルトと地球影 ~西の空~
【南雲つぐみ】火災を防ぐ ~春季全国火災予防運動~
【南雲つぐみ】温泉かれい ~北陸~
【南雲つぐみ】がんと就労 ~仕事と治療の両立~
【南雲つぐみ】富士の笠雲
【南雲つぐみ】歩き方いろいろ ~室内でできるスロージョギング~
【南雲つぐみ】飲酒のメカニズム ~前頭葉を刺激~
【南雲つぐみ】ハリーアップ症候群 ~時間に追われると~
【南雲つぐみ】おでんの日 ~車麩~
【南雲つぐみ】フローズンショルダー ~肩関節周囲炎~
【南雲つぐみ】更年期女性と心疾患 ~微小血管狭心症~
【南雲つぐみ】梅の季節
【南雲つぐみ】皮膚の乾燥やかゆみ ~傾向と対策~
【南雲つぐみ】お菓子の日とビタミンB1
【南雲つぐみ】午の時刻、方位、初午の名物料理
【南雲つぐみ】添加物が気になる時 ~ワカメのみそ汁の効果~
【南雲つぐみ】揺さぶりに注意 ~赤ちゃんの脳震盪や硬膜下出血~
【南雲つぐみ】喉あめの効果 ~唾液分泌~
【南雲つぐみ】静電気を防ぐには ~綿や麻は電子を帯びにくい~
【南雲つぐみ】目の温浴 ~蒸しタオル~
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【佐藤優】女性の貧困を追跡したノンフィクション、師弟関係こそ教育の神髄、イランは国際基準から逸脱した国

2017年06月20日 | ●佐藤優
 ①雨宮処凜『女子と貧困 乗り越え、助け合うために』(かもがわ出版 1,500円)
 ②室槻泰伸『強烈なオヤジが高校も塾も通わせずに3人の息子を京都大学に放り込んだ話』(徳間文庫 700円)
 ③川上高司、石澤靖治『トランプ後の世界秩序 激変する軍事・外交・経済』(東洋経済新報社 1,500円)

 (1)①は、女性の貧困を丹念に取材している優れたノンフィクションだ。キャバクラ嬢の置かれている状況に係る記述は衝撃的だ。
 <なんでも、現在の業界では月収20万を超えていれば「稼げている方」なのだという。また、日本最大の歓楽街と言われる歌舞伎町でも年収が1,000万を超えている女性は2人ほどしかいないという。
 それだけではない。様々な名目で給料から「天引き」をされ、時給に換算すると数百円、場合によっては65円なんていう信じられないほどの低賃金が強いられていたケースもある。また、始発電車が出る前に営業が始まる「朝キャバ」に出勤するため、前日は店の近くの公園で野宿するキャバ嬢すら存在するという>
 資本主義的搾取の枠を超えた奴隷労働に近い。

 (2)②は、制度化された学校以外でも、正しい方法に従えば人間は学知を身につけられることを証明した教育書だ。
 <価値観や世界観を育む、というのは一見難しいことに思えますが、やはり人との出会いがとても効果的。中でもロールモデルとの出会いは強力な機会になります。
 曹洞宗の開祖である道元は、「人生は師匠に出会う旅である」という言葉を残したそうです。(中略)和尚さんは言葉の意味を、このように解説してくれました。
 「自分の道を示してくれるのが師匠。ただし、それは人に限らない。ある日の夕焼け空でも、野に咲く花でもなんでもいい。人生で大切なことに気が付く瞬間はさまざまだ。いつも心を開いて、師匠に出会う準備を怠らないことが肝心だ」>
 室槻氏はこう指摘している。教育の神髄は、良好な師弟関係の構築にある。

 (3)③は、地域専門家による優れた論集だ。中東専門家の野村明史氏は、次のように指摘する。イランが国際基準から逸脱した国であることを示す例だ。
 <「アル=アラビーヤ」紙の報道によると、2016年1月2日に起こったサウジとイランの国交断絶を決定的にした在イラン・サウジアラビア大使館襲撃事件の容疑者19名のうち5名に同年12月26日、イランの裁判所は6か月の禁固刑の判決を下し、それと同時に刑の執行を中止した。そして、容疑者19名のうち残りの14名には無罪という前代未聞の判決を下した。刑の短さも驚くことだが、この茶番ともいえる一連の裁判は、イランの発言と行動の矛盾を示すものであり、サウジ側に大きな不信感をさらに募らせることとなった>

□佐藤優「師弟関係こそ教育の神髄 ~知を磨く読書 第203回~」(「週刊ダイヤモンド」2017年6月24日号)
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【南雲つぐみ】足がつったとき ~こむら返り対症療法~

2017年06月19日 | 医療・保健・福祉・介護
 運動中や仕事の途中に足がつるのもつらいが、睡眠中に起こる足のひきつり(こむら返り)も、強い激痛を伴う。
 こむら返りはふくらはぎや土踏まず、足の指などに異常な神経緊張が起こって、筋肉が収縮したまま戻らなくなった状態だ。足が疲れたときや、日頃からの運動不足、冷えで足がむくんでいるときに起こりやすいといわれるが、原因が分からず常態化する場合もある。
 足がつって激痛が走ったときは、まず痛む足のつま先をつかみ、ぐっと反らして、すねのほうに引き上げるといいだろう。ふくらはぎを伸ばすように足先を引き上げると、収縮している筋を逆の方向に引くことになり、収縮と痛みが抑えられる。
 ふくらはぎには承筋(しょうきん)(ふくらはぎの中心線上で、かかととひざの後ろの真ん中)と承山(しょうざん)(ふくらはぎの一番下の筋肉)という二つのツボがある。痛みが落ち着いたらこの部分を中心にやさしくマッサージして血の巡りを良くするといい。こむら返りがクセにならないための一つの方法になるだろう。

□南雲つぐみ(医学ライター)「足がつったとき ~歳々元気~」(「日本海新聞」 2017年4月13日)を引用
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 【参考】
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【南雲つぐみ】朝のグーパー体操

2017年06月19日 | 医療・保健・福祉・介護
 朝、目が覚めると手の関節がこわばっていて、上手に指を握れないことはないだろうか。女性では、50歳前後くらいから、このような手のこわばりに悩まされる人が増えるようだ。
 もし1時間以上、こわばりが取れないようなら、関節リウマチの恐れがあるので、ぜひ医療機関を受診してほしい。関節リウマチは女性に多く、患者数は男性の4倍ともいわれる。好発年齢は40代からで、更年期障害が起こる時期と重なるのが特徴だ。
 しばらくして、こわばりが和らぐようならば、更年期に起こりがちな不定愁訴の一つと考えてもいいかもしれない。女性ホルモンのエストロゲン分泌の低下が影響していると考えられる。指や肘、膝などの関節の柔軟性を保つ働きをしているコラーゲンが、エストロゲンの減少とともに減ってしまうのだそうだ。
 このような場合は、目が覚めたら横になったまま5~10回両手の指を動かす“グーパー体操”を日課にしてみよう。動かさないと、血流が悪くなり、ますます動きにくくなってしまう。

□南雲つぐみ(医学ライター)「朝のグーパー体操 ~歳々元気~」(「日本海新聞」 2017年4月1日)を引用
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【南雲つぐみ】アイソメトリック・トレーニング ~家の中や職場で手軽に~

2017年06月19日 | 医療・保健・福祉・介護
 あまり運動習慣のない人でも、家の中や職場で手軽にできるのが「アイソメトリック・トレーニング」。「動かない壁を全力で押す」というような静かに行う筋トレだ。
 よく行われているのは、胸の前で両手のひらを合わせて(合掌)、両方の手を思いっきり10秒ほど押し合う方法だ。この運動は大胸筋を鍛える効果がある。また、両手の親指以外の4本の指を組んで、外側に向けて思いっきり引っ張る運動は、広背筋を鍛えることができるという。
 そのほかイスに座って両腕を伸ばした状態で両膝の上に置く。やや下を向いて腕で膝を押し続けると、腹筋に効く。さらに電車の中でつり革につかまって、両腕を引き下ろすと上腕二頭筋を刺激する。
 流し台の縁をしっかりつかんで足を肩幅に広げ、太ももの裏、お尻、背筋に力を入れながら、腰を後方に引くと、大腿や大殿筋を鍛えることになる。
 どれも10秒から15秒、思いっきり力を入れ続けることで、効果が期待できるそうだ。

□南雲つぐみ(医学ライター)「アイソメトリック ~歳々元気~」(「日本海新聞」 2017年3月11日)を引用
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【南雲つぐみ】消費期限を守る ~ウイルス性の食中毒から細菌性の食中毒へ~

2017年06月19日 | 医療・保健・福祉・介護
 夜のスーパーや総菜売り場で、30%オフや半額シールが貼られたコロッケや唐揚げ。「一品足りない」というときには、ありがたい助っ人になってくれる。ただし、その日のうちに食べ切ることが前提なので、買い過ぎると無駄遣いになりかねない。
 スーパーの見切り商品を日々の節約のためにもっと活用するためには、豆腐や納豆、牛乳、卵など日配品といわれる商品を狙うのもいい。消費期限までに数日あれば、毎日の献立作りに役立つ。
 日配品の割引商品を買えそうな時間帯は、夜ではなく午前中。なぜなら多くのスーパーでは開店時からその日の品出しを行い、期限の迫った商品を見切り品ワゴンなどに乗せていくからだ。
 これからの季節は、冬の間集団発生することが多かったノロウイルスなどウイルス性の食中毒は減る。一方で、暖かくなると、O157やサルモネラなど細菌性の食中毒は増えてくる。見切り品でも通常の食材でも、消費期限の中で食べきることを心掛けたい。

□南雲つぐみ(医学ライター)「消費期限を守ろう ~歳々元気~」(「日本海新聞」 2017年4月11日)を引用
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【南雲つぐみ】低コレステロール ~痩せ形の女性~

2017年06月19日 | 医療・保健・福祉・介護
 コレステロール値が高いのは、動脈硬化を起こす原因とされるが、コレステロール値が低すぎるのも問題だという。
 コレステロールは脂質の一種であり、体内で細胞膜を作り、体の働きを調節するホルモンの原材料となっている。特に脳細胞には、コレステロールやタンパク質が多く含まれる。そこで、コレステロールが足りないと、イライラやうつ状態、疲れやすいなどの症状が起こりやすいという。
 どのような人に低コレステロールが起こるのかというと、偏食の人やカロリー制限をしている人。つまり、痩せ形の女性に多いのだ。
 総コレステロール値の基準は140~219mg/dlとされるが、食べずにダイエットをしていると、これを下回ってしまう場合がある。するとホルモンが作れなくなり、免疫機能が低下するために病気にかかりやすくなる。女性では無月経も起こる。
 総死亡率の低いコレステロール値は180~200mg/dlで、それ以上でもそれ以下でも総死亡率は高まるともいわれている。

□南雲つぐみ(医学ライター)「低コレステロール ~歳々元気~」(「日本海新聞」 2017年3月23日)を引用
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【南雲つぐみ】血糖値スパイクに注意

2017年06月19日 | 医療・保健・福祉・介護
 Aさん(44)は、夕方の2~3時間が苦手だった。体が重く、食事を作るのもだるい。イライラして子どもの行動がやたらと気に障って叱りつける。なぜこんなに感情を抑えられないのか、不思議だったという。
 その後、栄養療法クリニックを受診すると、食後に血糖値が急上昇・急降下しやすい体質だということが分かった。特に、昼食をラーメンや丼ものなど炭水化物を食べたときは顕著で、上がった血糖値が夕方にかけて下がっていく状態になる。これが、疲労感やイライラ、虚脱感などを起こしていたという。
 そこで、昼に炭水化物を取るのをやめると、あまり気分の変動を感じずに落ち着いて過ごすことができた。以来、炭水化物を減らした生活を心掛けているそうだ。
 血糖値の急上昇は、「血糖値スパイク」として、テレビの健康番組にも取り上げられている。こうした急な変動は、食後の強い眠気や集中力の低下をはじめ、Aさんのように夕方に不調を感じることもある。脳梗塞や心筋梗塞のリスクともいわれるので注意が必要だ。

□南雲つぐみ(医学ライター)「血糖値スパイクに注意 ~歳々元気~」(「日本海新聞」 2017年3月9日)を引用
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