Dr.Horiiのひとりごと

徒然なるままにクルマや日々の出来事を書きとめた雑記帳です。
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SPIDEER Sr3のお勉強?

2015-08-26 09:34:48 | 修理日記

Sr3 SPIDER


羽根付はSr3

では、先ずSr3のラッスンゴリライをしましょう 。←いきなりダスw

TIPO11538  キャブレター欧州仕様
TIPO11541  LEジェトロUS(日本)仕様
TIPO115   MOTORONIC US(日本)仕様



少々ややこしいのは、後のSr4もTIPO115となり同じエンジンということである。

この個体は他店購入だが、ほぼ購入されてまもなく不調を訴えられ、当ショップに持ち込まれた。(よくあるケース)

オーナー様はたいへん紳士的で好感の持てる方ゆえに二つ返事で快諾した。

すでに、エンジン不調修理(ポンプがSTOP)やガタガタであったサスのO/H作業をした。


11541でもWEBER(汗)                

本来はもちろん有り得ない組み合わせであ~るw。

しかし、よ~く見ると中々凝ったことがしてあるのであった。


オートスプリントのヘッダー付

ちなみにキャブリンケージもロッド式の本格派である。

基本的には調子の良いエンジンである。

セッティングも良好と思われる。

クーラーもそのまま残してるあるが、メーカー純正は目障りではない。(というか見えないw)

しかし、今回は渋滞でのパーコレーションを訴えられたのである。

ちなみにクーラーはOFFであったそうである。

経験的にアルファ(105)は渋滞でもパーコレションは起きないはずである。

ラジエターの前にコンデンサーが邪魔しているが、水温は正常であったそうである。

キャブ周辺を覗いてみた・・


変ですね~変ですね~    (歌っている場合ではないw)

アルファ105のキャブを触ったことがある人なら直ぐにわかるであろう。

何でリターン配管がしてあるのかという疑問である。

ちなみに燃料ポンプはミツバ電磁ポンプに交換してある。

これでは燃圧が抜けると思われる。(取材協力PF氏)


正常の半分くらい?


リターンをSTOP


正常の0.3Kg/cm2に復活

やはり燃圧低下はフロートラベルも低い可能性があるとのことである。(PF氏談)

それが、パーコレーションの原因であることは吝かではない。

しかし、通常走行では特にこのリターン式でもNPで好調あるというのは不思議である。

とにもかくにも、リターンを殺して燃圧は正常値に戻ったのである。

ここで、PF氏よりディスビはどやネンという鋭い指摘を受けた(汗)。

よ~く考えるとLEジェトロでは進角はコンピューター制御であるから、そのままでは変になる可能性がある。


なんと交換済み

メーカー不明ながら、すでにデスビごと交換してあった。

ちなみに、ストロボで進角を計測したらNPであった。

製作者の腕前は決して悪くはないと思うが、このリターンの件のみは???である。

たぶん、リターンは残しておく必要があると思ったのかもしれない。(気持ちはわかる)

どうせなら、オリジナルのインジェクション用ポンプ(燃圧高い)を使用して、リターンにオリフィスかレギュ
レターで減圧させればよりスマートかつ耐パーコレーション対策になったと思われる。


その昔に、SPICAインジェクションをキャブコンバートした時の手法である。(懐かしい)

元よりキャブ仕様の11538がAAでも結構高値で買えないから、この11541辺りがお安くGET出来れば、キャブに
するのも面白いが、いかんせん11541はほとんど流通してないから、絵に描いた餅なのである 

TIPO11541は何処へ?









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