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活力野菜

2013年03月14日 | 月刊「土の声」より

全国有機農法連絡会フォトニュース 土の声 2013年3月 第85号 より 

 今年はビタミンやミネラル、それにポリフェノールもたっぷり含んだ活力野菜を作ろうと計画しています。そのような野菜は甘味も旨味も歯触りも日持ちもすべて揃っており、食べた人の健康に直ぐ結びつくような野菜だろうと思います。ちょっと夢のようですが、諸々の書を読みつないで行くと、なんだか手ごたえを感じるところがありました。

 種まきは、セルトレイを使い気温が落ちつく半ばごろから、生育に時間のかかるトマトやナスを早めに蒔き、その後にキャベツなどを播種する予定です。その頃は気温も上昇し苗床の土の温度も温もり、種子は土に馴染んで発芽も根張りも揃った苗になるはずです。 

 特に幼苗時は病害虫に弱く注意が必要ですが、セルトレイの特徴は養分を極端に抑えてリグニンやセルロースを優先させた作り方なので病害虫の被害も受けにくくなっています。しかし、万一に備え防虫ネットや不織布は準備することにしました。

 また、今年は先人の知恵も拝借し『育苗用の土は定植するところの土を用いるべし』とあり、この教えを実践してみることにします。なんでも育苗土と定植土が同一であれば、苗は畑に移植されても 強いストレスを受けることなく自然に根付くと云うわけです。何だか、そのやり方、人間にも通じるような気がします。

 昨年定植したニラは雪の下で順調に生育しており、5月中旬頃にはみなさんにお届けできると思います。甘味が十分貯えられるようにミネラルやアミノ酸、有機酸をたっぷり施して、根の充実を図る管理をしてあるので5月の収穫は楽しみです。

 野菜の中でも生命力の強いニラは生長点にたくさんの栄養素を集積させており、食べた人の体に効果的に働くと言うことですから手入れは念入りにしました。

 今年の山形山の栽培品目、ナス、トマト、キュウリ、カボチャ、夕顔、ニラ、にんにく、小ネギ、小カブ、中型大根、赤シソ、青シソ、その他数点。永年作物は、アマドコロ、ウルイ、栗、柿、グミ。山菜は、タラの芽、コシアブラ、ワラビ、フキなどが主な産物となります。お届けも季節ごと変わるので、それも楽しみにしてください。

 尚、今年はセルトレイ育苗なので、小苗を野菜や米と一緒に送ることができます。会員の方には無料で差し上げます。早目に品名と数量をお申し込みください。

 

 
 
全国有機農法連絡会 代表 米山 正
 


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