過疎の田んぼに若者たちの声響く。 “田植え ５／２７”

　時折小雨のぱらつく肌寒い1日となった日曜日の午前10時、静心荘に21名が集結しました。前夜から宿泊していた東京の会員上村さん姉妹、倉茂さんと友人。倉茂さんは今春、山形の大学に入学し、親から離れての下宿生活、この日、お父さんとの再会も楽しみにしていまた。主力メンバーの仙台組に欠席が多く、心配していた働
手も、新潟の倉茂さんが友人を誘い6名で参加してくれたので一気に解決、田んぼに入ったのは16名でした。
　ベテランに混じって初参加の大学生二人と高校生二人の健闘が目立ちます。倉茂さんと学友さんは若者らしい感性で小声でしりとりをしたり、時には歌ったりと単調な三時間余りの作業をこなします。
　高校生二人は共に倉茂さんと何回か山の体験農業に参加しています。苗の持ち方、植えつけ方を教えるとのみ込みも早く、敏捷に動いてベテランを圧倒する勢い。好きが手つきに現れています。友人との競争は自然が大好き、農業が大好きが伝わってくる山田君の勝ち、2メートル引き離します。
　3歳半で参加の美緒ちゃんも水を得た魚とはこのことかと思わせる遊びっぷり。着替えも2回、こうしてベテランに混じって中々の働きをしてくれた若い人たちの姿がなんともうれしい今年の田植えでした。