【全国有機農法連絡会 フォトニュース ブログ版】

有機野菜宅配の全国有機農法連絡会の農業、イベント、生産者のレポート、直営農場の様子など

【仙台・粟野さん】自然災害が多すぎる。これでは露地栽培立ち行かない。

2012年06月26日 | 震災・農業問題
 『今年こそ被害のない夏を』と願っていたのも束の間、6月19日に台風4号が和歌山県に上陸、東海、関東甲信、東北を通過し大きな爪痕を残していきました。幸いさくらんぼの収穫直前の山形は強風に煽られた程度。翌朝、無事を祈りつつ仙台の粟野さんのところへ向かいました。
 名取川堤防の道路にあがると目の前には水没した畑が広がります。ぽつりぽつりと立ち尽くす農家さんの姿が見えます。
 粟野さんに会い「河川敷の畑は?」と聞くと「去年のように作付けしていたら涙も出ないっすよ。作付けできないのはきついですけど昔みたいにちょうどいい雨は降ってくれないし、数年に一度じゃなくて年に数回の豪雨でしょ、でも今回の被害は少しだけ」と聞きホッとしました。
 就農してから毎年異常気象や自然災害続きの粟野さん。みなさんからの支援を畑で無駄にしたくない。品質のよい野菜を「安定供給」できる大型ハウスを建てる決意をしていました。宮城県の1/2補助事業への申請が通れば、大きく道が開かれます。


台風被害のアルバム

最新の画像もっと見る