今日という一日

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ダイバーシティお茶会

2009-03-18 20:47:02 | 茶道ときもの

世の中ボーダレスの時代、日本でもいつの間にやら『ダイバーシティ』という言葉を日常的に耳にするようになりましたよね。多様性を尊重し、自分とは異なる文化や経歴への理解を深め、あらゆる集団が仲間として扱われていると感じられる環境を醸成する等々、これは実はわが社のコンピテンシーなんですけど、実はお茶の世界にもダイバーシティがあることに気付きました。

週末に友人が好意でお茶の練習会を開いてくれたのですが、参加した4人は全員が違う流派でお稽古をしているのです。その内の一人は最初は私と同じ江戸千家だったのですが、成長に伴って、違う流派に流れたのです。私はまだお茶の世界の何たるかを知る以前のレベルなので、ひたすら基礎力をつけている段階なのですが、昔もきっと同じように、成長した人が飛び出して、いろんな流派が作られていったんでしょうね。

お茶をやっている人は当然知っていることですが、お茶は流派によってお手前のちょっとした動きが違うのです。袱紗の捌き方であったり、居ずまいを正す順序だったり、お湯の汲み方だったり、お茶を頂く時の挨拶の仕方だったり。

そうなのです、正しくダイバーシティの世界だと思ったのです。客を茶でもてなすという目的は一緒なのですが、使う言語が違うのです。これは「アジア英語」にも通じますよね。要するに共通の目的があって、基礎力があれば違う文化の人たちとも会話ができて、ちゃんと通じ合うことができるのですよね。

多様性を受け入れると世界が広がるなと感じた一日。あっ、でも私のお茶の基礎力ではまだまだ多様性の入り口にも行けないので、他の文化の人ともお話ができるように修行に励みます。



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