臓器たちは語り合う   -人体 神秘の巨大ネットワーク-

2019-10-12 09:28:06 | 日記

丸山優二・NHkスペシャル「人体」取材班著  NHk出版新書

私の今年のベスト1になった!!
本書はNHkの「人体 神秘の巨大ネットワーク」の書籍版である。本で読む利点は何度も読み直しが出来ること。私も何度も後戻りしながら読んだ。
本書の最大のポイントは「体の中の臓器・細胞同士(腎臓・脂肪・筋肉・骨・腸など)は互いに語り合って働いている」という点である。「脳が全身を支配している」のではない!!(この意味、解るかな?)
そして、私達の遺伝子は「長生きしていい」と言っている。そのために人間の臓器のネットワークは絶えず働いているのだ!!ピンピンコロリではなく、ピンピンソロリと生きよ、と言っているのだ。物言えぬ臓器たちがだ! なんと素晴らしいメッセージではないか。そして、最近の研究ではアルツハイマーの治療のきつかけも掴めたとか。
ぜひ読まれるとよい。自信を持って推薦したい。私も満身創痍の身だが、こうして生きているのも臓器ちのお陰かと思うと、人間の身体を見直した。いや、褒めてやりたくなった。乾杯しよう!

“次の『遺伝子』編が発売された。早速、読むことにする”

 

 


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