霊能動物館

2015-03-08 14:54:33 | 日記

加門七海著 集英社刊

こうしたテーマを書かせたら、著者はまず第一人者だろう。実は、ファンです。狼、狐、蛇、馬、狸、人魚、鳥。こう並べて神社や寺、あるいは〇〇屋敷を連想出来る人は、読者の資格がある。
と言っても、私がそのまま信じると言うことではないのだが、著者同様、私にも似た体験があるのだ。とても身近な人が、いわゆる“狐憑き”になったことがあるのだ。その憑きを落とすために、母親や祖母があちこちの神社や寺、拝み屋を駈けずり回ったことがある。
だから、私は未だ稲荷社で手を合わせたこともないし、鳥居を潜ったこともない。母親から、禁じられていたからだ。という訳で、かなり本気で読んでしまいましたよ。とくに、秩父あたりの狼信仰にはネ。実際に尋ねていったこともあるので…。
ここから先はネ……。