テレビの荒野を歩いた人たち

2020-07-19 08:45:25 | 日記

ペリー荻野著  新潮社刊

テレビが本格放送をスタートさせたのは1953年である(私は11歳の時だった)。本書によると、当時専門家はゼロ、ノウハウもゼロ、だったそうである。
本書は当時これに体当たりした12人の人達にインタビューしたものである。プロデューサー、ディレクター、脚本家、作曲家、殺陣師、女優、俳優、作家等々。名前は知らなくとも、この人達が関係した番組を言われればすくに分かる。
いやぁ、面白かった。はっきり言ってほとんど(全部と言ってもいい)知っている。なつかしい! 私達はテレビっ子だったのだ。きっと誰が読んでも「あぁそうだった、覚えている」と納得する筈だ。
ただ不思議なのは、、当時のテレビは17万円、公務員の初任給約8千円。どんな悪いことをして親父は買ったのだろう? すぐに家にはあったのだが……。

 

 

 

 


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