がん 生と死の謎に挑む

2011-01-11 09:40:16 | 日記
立花隆著 文藝春秋社刊
病気の話が苦手な私は、がんと癌の違いを始めて知った。癌とは上皮(カルシノーマ)がんを指し、がんとはそれ以外の全てのがんを指すそうだ。そして、がんは完治しないということも。
ただ、「澄明な意志を維持したまま死にたい。チューブに巻きつかれてスパゲッティ状態で、意識がないまま行き続けたくない」「痛みを我慢したくない。それは美学でもなんでもない」という立花氏の考え方には賛成したい。
もっとも、この本にも登場しているノーベル賞が確実視されていた物理学者の戸塚洋二氏の闘病記(戸塚洋二著 「がんと闘った科学者の記録」立花隆編 文藝春秋刊)を読んだ時は、抗がん剤を次々とわが身に試し、後世に役立つように詳細な記録を残した生き様に殆ど感激したことも事実なのだが……。      


コメントを投稿