往路:12月9日(金) 八王子→東京 :中央線快速 東京 →笠寺 :ムーンライトながら 笠寺 →刈谷 :普通列車豊橋行 刈谷 →米原 :区間快速米原行 米原 →大阪 :新快速姫路行 大阪 →天王寺:大阪環状線 運賃:青春18きっぷ1回分+¥1,200
丁度、この週末から、冬の青春18きっぷシーズンに突入した。例によってこの恩恵にあずかり帰省する。
今宵の宿は、ムーンライトながらである。
幸いにも、中央線は、平常ダイヤで運行されているようで、30分前に東京駅に到着した。寒いホームのベンチを避けて、上越・東北新幹線改札前の広場にある椅子に座り書きものをする。
23時30分に列車は入線。いつもの旅立ちの風景である。信号待ちで、若干停車するものの、珍しく定時運行を続ける。今宵は名古屋で切離す7両目の指定席しか取れなかったので、検札が遅い。隣客があまりに気持ちよさげに眠っているものだから、私もつい、つられて大船を過ぎたあたりで眠ってしまった。しかし、しばらくすると、やはり検札はやってきて、寝入り端を妨害される羽目になる。平塚付近であった。やはり、検札が来るまでは、眠ってはいけない。
小田原到着。
いつものように、通勤電車以上の混雑になる。その後、熟睡し何も覚えていないが、気がつくと、岡崎の手前まで来ていた。
ムーンライトながらは、豊橋からは、名古屋方面始発列車となるので、前夜の混雑とあいまって、駅毎に混雑が酷くなる。早朝から旅行のためか、子供づれも意外と多い。車内は騒がしく、もはや、夜行列車の体をなしてはいない。
今朝は、大垣バトルを回避するために、豊橋5時59分発の区間快速米原行きに乗りかえる予定である。といっても、冷え込む早朝の豊橋駅で1時間以上も列車待ちをするのは、大垣バトル以上の苦痛である。
そこで、笠寺でムーンライトながらを降りて、上り普通列車で刈谷まで逆行し、刈谷で米原行きを捕まえることにした。これであれば、待ち時間はトイレ休憩程度となる。といっても、未経験ゆえに、混み具合は分からない。
笠寺駅上りホームに立ち、普通列車を待つ。4両編成の列車は予想より人が多く、もちろん、着席できたものの、約80%の乗車率である。そして、刈谷まで戻り、米原行きを待つ。
予想に反して米原行きは、6両という中京地区では長い編成であったが、恐らく、大垣で前か後ろの2両を切り離す可能性が高いと思い、中央部の車両に乗る。
ムーンライトながらからの乗り替え客が多いかと思いきや、実際には、短距離利用客が殆どのようである。乗車率は80%程度で通路側座席には空席があり、余裕で着席可能。これで、当初のもくろみ通り、大垣バトルは回避できたことになる。
それでも、朝の快速列車ということもあって、停車駅ごとに乗客は増えていく。金山まで来ると混雑はピークに達し、立客で車内は埋め尽くされる。
名古屋到着。
多くの乗客が入れ変わる。ここからは、ほぼ100%の乗車率であり立客はほとんどいないが、岐阜を過ぎると再び乗客が増える。
大垣到着。
ムーンライトながらからの乗り継ぎとおぼしき乗客がホームで待ち受けているが、着席できる者は列の先頭の数名に限られる。着席できないのなら、列車を一本遅らせる意味は乏しい。
WEBを見ていると、大垣バトルを回避するために、ムーンライトながらに接続する6時58分の網干行きではなく、一本後の列車に乗る。という記事を散見する。一本後の列車とは、まさに、この7時31分大垣発 区間快速米原行きである。
たしかに混雑は回避できるが、大垣で乗り換えたとしても着席は難しいだろう。乗車率ほぼ100%で大垣に到着するのだから。実際、大垣~米原間は、この列車で一番混雑している区間であった。
ところで、てっきり、大垣で前か後ろの2両を切り離すものと思っていたが、そんな気配は全くない。改めて、時刻表を見ると、大垣の停車時間は1分である。つまり、この列車は豊橋から米原まで6両編成という中京地区では長大編成で運行される類い希な列車であった。大垣~米原は2両か4両で運行されるのが通例であり、6両の特別快速も大垣で後ろ2両が切り離される場合が多い。
米原到着。
ホームの向かい側で待っている、新快速姫路行きに乗り換える。扉が開くや我先に駆け込む乗客が多いが、新快速は12両もあるのだから、慌てて乗り換える必要は全くない。米原では余裕で着席できる。だた、冬季は、扉開閉は半自動になっており、ボタンを押して開けるようになっている点に注意する必要がある。
新快速に乗れば、後は、再び爆睡するのみ。大阪到着は通常のムーンライトながらからの乗り継ぎに比べて30分遅くなるだけである。30分の混雑に耐えて早く到着する方を選ぶか、それとも、30分到着は遅れるが着席できる方を選ぶか、人それぞれであろうが、私なら、快適に過ごせる後者を選択したい。